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本編
第7話 初めてのお泊り…② ※閲覧注意
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…………………………………………………………
第7話 初めてのお泊り…②
……………………………………………………………
「……うわぁぁ…広いお部屋…
しかも雲が見える高い場所なんて初めて
良いんですか こんな豪華なお部屋
私達が使っても…」
ここはシラトス城の最上階
今日は遅い為、私とルクシ君は
このお部屋で泊まる事になった。
ジンジャー「ええ、勿論ですよ
…あるお方の命令でこの部屋を
使うようにと言われましたので
今日はこのお部屋で旅の疲れを取ってください」
(…シルク魔王一体何をお考えなのです
ご自身の部屋をオーロラさん使わせるとは
ご自身はどの部屋で過ごすんですか?
まさか……)
「何やら何までありがとうございます
このご恩は後日ちゃんとお返しします!
……もしかしたら、足りないかも知れませんが
それだけはご承知おき願います…」
ジンジャー「オーロラさん
お礼なんて気にしないで下さい
もう、充分頂いておりますので
さてと…ルクシ君は今日は別室で過ごしましょうか」
ジンジャーさんは
ニッコリとルクシ君に向けて笑う
ルクシ君の分まで用意してくれるなんて
なんて懐が広いの…
失礼かも知れないけど、
領主様達と大違いだ
ルクシ「えっ……僕1人でお部屋にいるの怖い
おねえちゃんと一緒じゃなきゃ やだ!」
ジンジャー「ルクシ君……いや困ったな…」
(やっぱり、一緒にいるつもりかぁぁ
待て待て待て!それはまずいって!!
ここあなたの部屋ですよ!
気が緩んで変身が解けたら……)
「ルクシ君……ジンジャーさん、
申し訳ございませんが、小さい子供を
1人にするのは心配なので…
ルクシ君も私と同じお部屋でよろしいでしょうか」
それに…こんな広い部屋、
私1人じゃとても勿体ないよね
ジンジャー「……分かりました
じゃあ、ルクシ君もこのお部屋で
後程、使用人が着替え等を持ってまいります
オーロラさん……少し耳を貸して下さい」
「はい なんでしょう ジンジャーさん?」
ジンジャー「…もし何かありましたら、
思いっきり叫んで下さいね」(小声)
「はっはい?分かりました?」
…………………….………….……………………….
……….…………………………………….…
……….……………………………
「ふぁぁ…今日は歩きすぎてつかれちゃった
明日も早いし もう寝なくちゃ…
ルクシ君 もう寝るよ~」
ルクシ「うん 分かった おやすみなさい
おねえちゃん…」
私の隣でポスンと横になり、
すやすやと寝息を立てた。
「ふふっ可愛い寝顔…
おやすみなさい ルクシ君」
ふっとランプの灯りを消し、
私もベットに中に潜り込んだ
ベットはフカフカで
私の意識は一気に夢の世界へと誘った。
……………………………………………….…
………………………………………
………………………
ゴソ…ゴソ ゴソ……
ゴソ
夢を見た…
誰かが私の身体をべたべたと触っている夢
胸や太もも……人に言えない場所にも
変な感触がして…気持ち悪い……
…何故この夢を見ているのか分からない
とっとにかく早く目を覚まさないと!!
でもなんだか、
感触がリアルなような……
熱があって、ねっとりした感じで…
レロッ…ジュゥ…(首筋を舐められる)
「……………っ!!」
……違う!!これは夢じゃない
今、起きてる事だ!!
なっ…何?何が起きているの?!
私達以外に誰かいるの?
心の中で慌てふためいていると…
ベロッ…チュク……チュ
続いて唇にもなめられたような感触がして…
「~~~~っ!!!」
唇に柔らかい感触が押さえつけられ
口内には何かが侵入してきて
吸われ息がしにくくなった。
チュク チュク…ジュゥゥ
「やあっ…やめて!!!」
怖くなって…バッと飛び上がり
意を決して目を開けた
真っ暗で姿は何も見えない
だけど…赤く爛々と光る2つ瞳が
私を見つめ、
ハァ ハァと荒い息遣いが聞こえてくるのが
分かった……
……まさか、目の前にいるのって
ジンジャーさんが言ってた魔獣?!
「………っい……」
触れられていたのは、
歯ごたえを確認する為…
舐められたのは味見をする為…
そして、今は まさに私を食べようと……
「いやぁぁあぁぁ 誰かぁぁ
魔獣が部屋にぃぃ !!!
助けてぇぇ!!!」
夜中でみんな寝ている所
非常に申し訳ないと思いつつも…
緊急事態なので……
ジンジャーさんの言う通り、
私は大声で叫んだ。
第7話 初めてのお泊り…②
……………………………………………………………
「……うわぁぁ…広いお部屋…
しかも雲が見える高い場所なんて初めて
良いんですか こんな豪華なお部屋
私達が使っても…」
ここはシラトス城の最上階
今日は遅い為、私とルクシ君は
このお部屋で泊まる事になった。
ジンジャー「ええ、勿論ですよ
…あるお方の命令でこの部屋を
使うようにと言われましたので
今日はこのお部屋で旅の疲れを取ってください」
(…シルク魔王一体何をお考えなのです
ご自身の部屋をオーロラさん使わせるとは
ご自身はどの部屋で過ごすんですか?
まさか……)
「何やら何までありがとうございます
このご恩は後日ちゃんとお返しします!
……もしかしたら、足りないかも知れませんが
それだけはご承知おき願います…」
ジンジャー「オーロラさん
お礼なんて気にしないで下さい
もう、充分頂いておりますので
さてと…ルクシ君は今日は別室で過ごしましょうか」
ジンジャーさんは
ニッコリとルクシ君に向けて笑う
ルクシ君の分まで用意してくれるなんて
なんて懐が広いの…
失礼かも知れないけど、
領主様達と大違いだ
ルクシ「えっ……僕1人でお部屋にいるの怖い
おねえちゃんと一緒じゃなきゃ やだ!」
ジンジャー「ルクシ君……いや困ったな…」
(やっぱり、一緒にいるつもりかぁぁ
待て待て待て!それはまずいって!!
ここあなたの部屋ですよ!
気が緩んで変身が解けたら……)
「ルクシ君……ジンジャーさん、
申し訳ございませんが、小さい子供を
1人にするのは心配なので…
ルクシ君も私と同じお部屋でよろしいでしょうか」
それに…こんな広い部屋、
私1人じゃとても勿体ないよね
ジンジャー「……分かりました
じゃあ、ルクシ君もこのお部屋で
後程、使用人が着替え等を持ってまいります
オーロラさん……少し耳を貸して下さい」
「はい なんでしょう ジンジャーさん?」
ジンジャー「…もし何かありましたら、
思いっきり叫んで下さいね」(小声)
「はっはい?分かりました?」
…………………….………….……………………….
……….…………………………………….…
……….……………………………
「ふぁぁ…今日は歩きすぎてつかれちゃった
明日も早いし もう寝なくちゃ…
ルクシ君 もう寝るよ~」
ルクシ「うん 分かった おやすみなさい
おねえちゃん…」
私の隣でポスンと横になり、
すやすやと寝息を立てた。
「ふふっ可愛い寝顔…
おやすみなさい ルクシ君」
ふっとランプの灯りを消し、
私もベットに中に潜り込んだ
ベットはフカフカで
私の意識は一気に夢の世界へと誘った。
……………………………………………….…
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ゴソ…ゴソ ゴソ……
ゴソ
夢を見た…
誰かが私の身体をべたべたと触っている夢
胸や太もも……人に言えない場所にも
変な感触がして…気持ち悪い……
…何故この夢を見ているのか分からない
とっとにかく早く目を覚まさないと!!
でもなんだか、
感触がリアルなような……
熱があって、ねっとりした感じで…
レロッ…ジュゥ…(首筋を舐められる)
「……………っ!!」
……違う!!これは夢じゃない
今、起きてる事だ!!
なっ…何?何が起きているの?!
私達以外に誰かいるの?
心の中で慌てふためいていると…
ベロッ…チュク……チュ
続いて唇にもなめられたような感触がして…
「~~~~っ!!!」
唇に柔らかい感触が押さえつけられ
口内には何かが侵入してきて
吸われ息がしにくくなった。
チュク チュク…ジュゥゥ
「やあっ…やめて!!!」
怖くなって…バッと飛び上がり
意を決して目を開けた
真っ暗で姿は何も見えない
だけど…赤く爛々と光る2つ瞳が
私を見つめ、
ハァ ハァと荒い息遣いが聞こえてくるのが
分かった……
……まさか、目の前にいるのって
ジンジャーさんが言ってた魔獣?!
「………っい……」
触れられていたのは、
歯ごたえを確認する為…
舐められたのは味見をする為…
そして、今は まさに私を食べようと……
「いやぁぁあぁぁ 誰かぁぁ
魔獣が部屋にぃぃ !!!
助けてぇぇ!!!」
夜中でみんな寝ている所
非常に申し訳ないと思いつつも…
緊急事態なので……
ジンジャーさんの言う通り、
私は大声で叫んだ。
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