18 / 59
本編
第5話 紅い月に照らされるシラトス城①
しおりを挟む
…………………………………………………………
第5話 紅い月に照らされるシラトス城①
……………………………………………………………
ルクシ君との共同生活が始まって
2週間が経った…
彼との生活は
なんだか毎日が新鮮で…
充実した日々で楽しい
正直に言うと……
前の生活には戻りたくない位に…
依存しては駄目だと分かっている
でも!!
あの子は私の癒しなんですもの!!
お仕事で疲れきって
自室に戻った時なんて
『おかえり おねえちゃん お疲れ様』って
労りの言葉をかけて、
可愛い笑顔で私に駆け寄り
抱きしめてくれる
今じゃ仕事はルクシ君の為に
働いているもんだ
あとね、今まで一人ぼっちだった
食事や就寝のなんて
今はルクシ君がいて寂しくない
食事では途切れる事のない
楽しい会話に
就寝ではルクシ君の為に
絵本の読み聞かせしたり、
彼を抱きしめて寝る
そういえば…
お風呂は一度っきりだったな
ルクシ『お…おねえちゃん 一緒に
僕とお風呂に入らない?』
『うん いいよ! 』
(私をお母さんがわりにしているのかな
信頼されて嬉しい!)
ルクシ君から誘ってくれたんだけど
案の定、自室の浴槽は狭いので…
2人で一緒に入るには ぎゅうぎゅう だったけ
『ごめんね 浴槽狭くて……って
ルクシ君?! しっかりして!!』
ルクシ『……でかい…////』
その後、ルクシ君は のぼせて倒れて……
熱を出して数日間 寝込んで…
「……………」
思い返してみると
……あんな事が起きれば、
一緒に入りたくなくなるよね
トラウマにならなきゃ
いいんだけど……
…残念だけど一緒にお風呂は諦めよう
少し溜息をつき、
今日の掃除場所に向かおうとした時、
???「オーロラさん 」
誰かに声をかけられた。
振り向くと…
「アッサムさん!」
私の唯一の親友
私と同じメイドの【アッサム・チャイ】さん
だった。
彼女の種族は妖精、
赤みかかった美しい白い羽根に
鮮やかな赤色の髪、
暁色の瞳を持っていて
女の私でも見惚れる美人さん
でも……
アッサム「あっ………」
「アッサムさん危なっ……」
ドンガラガッシャーン!!!
彼女はどこか抜けていて
天然だ
あちゃー…派手に転んじゃったけど
大丈夫かな?
「アッサムさん?……平気?」
アッサム「あはは!平気 平気 大丈夫!」
…と言いつつ
顔面強打したのか彼女の鼻から
鼻血が出ていた
「全然大丈夫じゃないよ!
はいっ私のハンカチで鼻を押さえて」
アッサム「ありがとう オーロラさん
そうだ!急ぎの伝達だった」
「どういたしまして
急ぎの伝達ってアッサムさん?」
アッサム「坊っちゃまと領主様が
ルクシ君の件についてお話があるって!」
「坊っちゃま達が…ルクシ君について…
何だろう?」
アッサム「すぐに領主様達の部屋に来て欲しいって…」
「わかった 教えてくれてありがとう
アッサムさん 行ってきます」
アッサム「行ってらっしゃーい!」
…………………………………………………………
……………………………………………………
…………………………………
「はぁ はぁ…遅れたら領主様達に
怒られちゃう」
そうならないよう 出来る限り
急ぎ足で領主様の部屋へ向かう
ルクシ君の事についての話って
何だろう…
…もしかして、新しい住処が
見つかったとか?
それはそれで悲しいけど
ルクシ君の幸せの為だ
喜ばないと!
第5話 紅い月に照らされるシラトス城①
……………………………………………………………
ルクシ君との共同生活が始まって
2週間が経った…
彼との生活は
なんだか毎日が新鮮で…
充実した日々で楽しい
正直に言うと……
前の生活には戻りたくない位に…
依存しては駄目だと分かっている
でも!!
あの子は私の癒しなんですもの!!
お仕事で疲れきって
自室に戻った時なんて
『おかえり おねえちゃん お疲れ様』って
労りの言葉をかけて、
可愛い笑顔で私に駆け寄り
抱きしめてくれる
今じゃ仕事はルクシ君の為に
働いているもんだ
あとね、今まで一人ぼっちだった
食事や就寝のなんて
今はルクシ君がいて寂しくない
食事では途切れる事のない
楽しい会話に
就寝ではルクシ君の為に
絵本の読み聞かせしたり、
彼を抱きしめて寝る
そういえば…
お風呂は一度っきりだったな
ルクシ『お…おねえちゃん 一緒に
僕とお風呂に入らない?』
『うん いいよ! 』
(私をお母さんがわりにしているのかな
信頼されて嬉しい!)
ルクシ君から誘ってくれたんだけど
案の定、自室の浴槽は狭いので…
2人で一緒に入るには ぎゅうぎゅう だったけ
『ごめんね 浴槽狭くて……って
ルクシ君?! しっかりして!!』
ルクシ『……でかい…////』
その後、ルクシ君は のぼせて倒れて……
熱を出して数日間 寝込んで…
「……………」
思い返してみると
……あんな事が起きれば、
一緒に入りたくなくなるよね
トラウマにならなきゃ
いいんだけど……
…残念だけど一緒にお風呂は諦めよう
少し溜息をつき、
今日の掃除場所に向かおうとした時、
???「オーロラさん 」
誰かに声をかけられた。
振り向くと…
「アッサムさん!」
私の唯一の親友
私と同じメイドの【アッサム・チャイ】さん
だった。
彼女の種族は妖精、
赤みかかった美しい白い羽根に
鮮やかな赤色の髪、
暁色の瞳を持っていて
女の私でも見惚れる美人さん
でも……
アッサム「あっ………」
「アッサムさん危なっ……」
ドンガラガッシャーン!!!
彼女はどこか抜けていて
天然だ
あちゃー…派手に転んじゃったけど
大丈夫かな?
「アッサムさん?……平気?」
アッサム「あはは!平気 平気 大丈夫!」
…と言いつつ
顔面強打したのか彼女の鼻から
鼻血が出ていた
「全然大丈夫じゃないよ!
はいっ私のハンカチで鼻を押さえて」
アッサム「ありがとう オーロラさん
そうだ!急ぎの伝達だった」
「どういたしまして
急ぎの伝達ってアッサムさん?」
アッサム「坊っちゃまと領主様が
ルクシ君の件についてお話があるって!」
「坊っちゃま達が…ルクシ君について…
何だろう?」
アッサム「すぐに領主様達の部屋に来て欲しいって…」
「わかった 教えてくれてありがとう
アッサムさん 行ってきます」
アッサム「行ってらっしゃーい!」
…………………………………………………………
……………………………………………………
…………………………………
「はぁ はぁ…遅れたら領主様達に
怒られちゃう」
そうならないよう 出来る限り
急ぎ足で領主様の部屋へ向かう
ルクシ君の事についての話って
何だろう…
…もしかして、新しい住処が
見つかったとか?
それはそれで悲しいけど
ルクシ君の幸せの為だ
喜ばないと!
0
お気に入りに追加
331
あなたにおすすめの小説
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。

【完結】神から貰ったスキルが強すぎなので、異世界で楽しく生活します!
桜もふ
恋愛
神の『ある行動』のせいで死んだらしい。私の人生を奪った神様に便利なスキルを貰い、転生した異世界で使えるチートの魔法が強すぎて楽しくて便利なの。でもね、ここは異世界。地球のように安全で自由な世界ではない、魔物やモンスターが襲って来る危険な世界……。
「生きたければ魔物やモンスターを倒せ!!」倒さなければ自分が死ぬ世界だからだ。
異世界で過ごす中で仲間ができ、時には可愛がられながら魔物を倒し、食料確保をし、この世界での生活を楽しく生き抜いて行こうと思います。
初めはファンタジー要素が多いが、中盤あたりから恋愛に入ります!!

心を病んだ魔術師さまに執着されてしまった
あーもんど
恋愛
“稀代の天才”と持て囃される魔術師さまの窮地を救ったことで、気に入られてしまった主人公グレイス。
本人は大して気にしていないものの、魔術師さまの言動は常軌を逸していて……?
例えば、子供のようにベッタリ後を付いてきたり……
異性との距離感やボディタッチについて、制限してきたり……
名前で呼んでほしい、と懇願してきたり……
とにかく、グレイスを独り占めしたくて堪らない様子。
さすがのグレイスも、仕事や生活に支障をきたすような要求は断ろうとするが……
「僕のこと、嫌い……?」
「そいつらの方がいいの……?」
「僕は君が居ないと、もう生きていけないのに……」
と、泣き縋られて結局承諾してしまう。
まだ魔術師さまを窮地に追いやったあの事件から日も浅く、かなり情緒不安定だったため。
「────私が魔術師さまをお支えしなければ」
と、グレイスはかなり気負っていた。
────これはメンタルよわよわなエリート魔術師さまを、主人公がひたすらヨシヨシするお話である。
*小説家になろう様にて、先行公開中*
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
【完結】君にどうしようもない位に執着している僕です
まゆら
恋愛
淡い恋のお話。初恋だったり、片想いだったり‥ほんのり甘くて儚い想い。
大好きな君を溺愛したい!
どうしようもない位に執着してる‥
異世界転生した君を探してまた恋をする‥
君と僕、時々貴方と私。
1話完結になっております。
君と僕は常に違う君と僕です。
時々、続編っぽいのもあります。
僕はちょっと気弱で優しい男子多め。
Twitterの140字から生まれた恋物語。
長い文章を読みたくない君も読んでくれたらいいと思うと短くなってく!
毎日、君が大好きって伝えたい!
君に出逢えて変わった僕だから。
僕の世界は君から始まる
僕の世界は君で終わる

甘すぎるドクターへ。どうか手加減して下さい。
海咲雪
恋愛
その日、新幹線の隣の席に疲れて寝ている男性がいた。
ただそれだけのはずだったのに……その日、私の世界に甘さが加わった。
「案外、本当に君以外いないかも」
「いいの? こんな可愛いことされたら、本当にもう逃してあげられないけど」
「もう奏葉の許可なしに近づいたりしない。だから……近づく前に奏葉に聞くから、ちゃんと許可を出してね」
そのドクターの甘さは手加減を知らない。
【登場人物】
末永 奏葉[すえなが かなは]・・・25歳。普通の会社員。気を遣い過ぎてしまう性格。
恩田 時哉[おんだ ときや]・・・27歳。医者。奏葉をからかう時もあるのに、甘すぎる?
田代 有我[たしろ ゆうが]・・・25歳。奏葉の同期。テキトーな性格だが、奏葉の変化には鋭い?
【作者に医療知識はありません。恋愛小説として楽しんで頂ければ幸いです!】

【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
【完結】アラサー喪女が転生したら悪役令嬢だった件。断罪からはじまる悪役令嬢は、回避不能なヤンデレ様に溺愛を確約されても困ります!
美杉。祝、サレ妻コミカライズ化
恋愛
『ルド様……あなたが愛した人は私ですか? それともこの体のアーシエなのですか?』
そんな風に簡単に聞くことが出来たら、どれだけ良かっただろう。
目が覚めた瞬間、私は今置かれた現状に絶望した。
なにせ牢屋に繋がれた金髪縦ロールの令嬢になっていたのだから。
元々は社畜で喪女。挙句にオタクで、恋をすることもないままの死亡エンドだったようで、この世界に転生をしてきてしあったらしい。
ただまったく転生前のこの令嬢の記憶がなく、ただ状況から断罪シーンと私は推測した。
いきなり生き返って死亡エンドはないでしょう。さすがにこれは神様恨みますとばかりに、私はその場で断罪を行おうとする王太子ルドと対峙する。
なんとしても回避したい。そう思い行動をした私は、なぜか回避するどころか王太子であるルドとのヤンデレルートに突入してしまう。
このままヤンデレルートでの死亡エンドなんて絶対に嫌だ。なんとしても、ヤンデレルートを溺愛ルートへ移行させようと模索する。
悪役令嬢は誰なのか。私は誰なのか。
ルドの溺愛が加速するごとに、彼の愛する人が本当は誰なのかと、だんだん苦しくなっていく――
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる