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第一章
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私は生まれた時はまだ、前世の記憶がありませんでした。
中身は私でしたから、原作のシオンのように振る舞ってはいませんでしたが……。
前世の記憶を思い出したきっかけは、私に婚約者ができるかもしれないという話を父から聞いたためです。
(なので、兄に高等学校の情報を聞こうとしました。来年には入学してしまいますから。)
婚約者候補の方の名前を聞いた時、一気に記憶が甦って来ました。
その方の名前は、カイト・ザイール様。
私のお父様の上司にあたる、この国の宰相のザイール様のご子息です。銀髪紫の瞳をお持ちの美形さんです。
そう。このカイト様も私の死亡フラグを立てる攻略キャラの方です。
私と同い年ということで、ザイール様から申し出があったらしく、ザイール様の腹心の部下である父は断り切れなかったそうです……。
(爵位もあちらは侯爵家で、我が家より格上です。)
カイト様は私の十歳の誕生日パーティーの日に、初めていらっしゃいます。
そしてシオンは、カイト様に一目惚れするそうです。
シオンのコンプレックスは容姿でしたから、見目麗しいカイト様はとても魅力的だったのでしょう。
ただ原作のシオンは卑屈な性格です。その為シオンが婚約する十歳になった時には既に家族から孤立ぎみ。
それがカイト様は気に入らずシオンには冷たく接していたそうです。
両親達は貴族の繋がりを優先する為、シオンとカイト様の婚約は続けられましたが……。
シオンとカイト様の婚約は、シオンを断罪する時に破棄されてしまいます。
(シオンは断罪されるような人物ですから、仕方がないのですがね……。)
その後は身分を剥奪されて追放、と見せかけて幽閉され、食事に毒を混ぜられて死亡します。
はい。絶対にそんな死に方嫌です。
なので、この死亡フラグもしっかり折っていきたいと思います。
中身は私でしたから、原作のシオンのように振る舞ってはいませんでしたが……。
前世の記憶を思い出したきっかけは、私に婚約者ができるかもしれないという話を父から聞いたためです。
(なので、兄に高等学校の情報を聞こうとしました。来年には入学してしまいますから。)
婚約者候補の方の名前を聞いた時、一気に記憶が甦って来ました。
その方の名前は、カイト・ザイール様。
私のお父様の上司にあたる、この国の宰相のザイール様のご子息です。銀髪紫の瞳をお持ちの美形さんです。
そう。このカイト様も私の死亡フラグを立てる攻略キャラの方です。
私と同い年ということで、ザイール様から申し出があったらしく、ザイール様の腹心の部下である父は断り切れなかったそうです……。
(爵位もあちらは侯爵家で、我が家より格上です。)
カイト様は私の十歳の誕生日パーティーの日に、初めていらっしゃいます。
そしてシオンは、カイト様に一目惚れするそうです。
シオンのコンプレックスは容姿でしたから、見目麗しいカイト様はとても魅力的だったのでしょう。
ただ原作のシオンは卑屈な性格です。その為シオンが婚約する十歳になった時には既に家族から孤立ぎみ。
それがカイト様は気に入らずシオンには冷たく接していたそうです。
両親達は貴族の繋がりを優先する為、シオンとカイト様の婚約は続けられましたが……。
シオンとカイト様の婚約は、シオンを断罪する時に破棄されてしまいます。
(シオンは断罪されるような人物ですから、仕方がないのですがね……。)
その後は身分を剥奪されて追放、と見せかけて幽閉され、食事に毒を混ぜられて死亡します。
はい。絶対にそんな死に方嫌です。
なので、この死亡フラグもしっかり折っていきたいと思います。
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