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無理心中
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恋人との間に新たな命を宿した早苗であったが、男は責任から逃れ連絡すらとれなくなりました。家族を頼ることもできず、学歴も資格もない私に残された道はもう一つしかありません。この子を殺し、そして私も・・・
生まれてわずか1ヶ月の我が子の血は安アパートの畳にべっとりと広がっています。財布に残る300円で買ったロープを袋から出し輪を結び天井の照明にひっかけます。その下に椅子を置いて乗り、自らの首にロープをかけ、ぐったりと命尽きた我が子を見下ろし、
「ママも今、行くからね・・・・」
涙はもう出ません。あの子を一人にしないようそっと椅子から飛び降り
「ぐぅぅあぅぅ・・・・」
首をぐいぐい締め付けられ息ができず、じっと死を待つ私。苦しいけど、もうすぐ死ぬ・・・あの子のところに行ける・・・
うぅぅ・・・苦しい。このまま死にたいのに身体は必死に空気を求め口をパクパク、脚をばたつかせミシミシと音をたて、
「もうだめ・・・・息を・・・・」
苦しみは頂点に達し、空気を少しでも吸おうと両足をひねり上げ、わずかに身体が浮いて一口分の酸素を取り込んだが、それがかえって苦しみを長引かせることに気づかず、身体をひねり息を求め、口は大きく開き目は白目を剥いてよだれが垂れ
ミシミシ・・・ バキッ・・・
体重に耐えられなくなった照明は天井から崩れ落ち
ガタンッ
椅子に頭をぶつけ意識を失う私。
安アパートに響く赤ん坊の悲鳴のような泣き声と異常な物音を不審に思った住民は警察に通報し、駆けつけた警官はメッタ刺しで血まみれの乳児と気を失った女の姿に愕然とし、二人はそのまま救急車で病院へと運ばれる。そして、気が付けば刑事が監視する病室の中でした。
生まれてわずか1ヶ月の我が子の血は安アパートの畳にべっとりと広がっています。財布に残る300円で買ったロープを袋から出し輪を結び天井の照明にひっかけます。その下に椅子を置いて乗り、自らの首にロープをかけ、ぐったりと命尽きた我が子を見下ろし、
「ママも今、行くからね・・・・」
涙はもう出ません。あの子を一人にしないようそっと椅子から飛び降り
「ぐぅぅあぅぅ・・・・」
首をぐいぐい締め付けられ息ができず、じっと死を待つ私。苦しいけど、もうすぐ死ぬ・・・あの子のところに行ける・・・
うぅぅ・・・苦しい。このまま死にたいのに身体は必死に空気を求め口をパクパク、脚をばたつかせミシミシと音をたて、
「もうだめ・・・・息を・・・・」
苦しみは頂点に達し、空気を少しでも吸おうと両足をひねり上げ、わずかに身体が浮いて一口分の酸素を取り込んだが、それがかえって苦しみを長引かせることに気づかず、身体をひねり息を求め、口は大きく開き目は白目を剥いてよだれが垂れ
ミシミシ・・・ バキッ・・・
体重に耐えられなくなった照明は天井から崩れ落ち
ガタンッ
椅子に頭をぶつけ意識を失う私。
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