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23話 地代家賃・貸倒金・車両費・雑費
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【地代家賃】
「これも文字通り、地代と家賃だね。土地や建物を借りて払う賃料です」
「ウーバーの配達だと使うことは無さそうですね」
「自転車やバイクの月極駐輪場の料金は地代家賃にするのが一般的かな。コインパーキングは旅費交通費で」
「なるほど。あっ、そうだ。自営業やって自宅を事務所ってことにして家賃を経費にするって話聞いたことありますけど」
「そういう人もいるね。でも、ウーバーの仕事は外でやるものだから、自宅を事務所として使っているとは言い難いんじゃないかな。自宅でやるウーバーの仕事は帳簿を書くくらいだから。仕事専用のスペースが無いと税務署は経費計上を認めないと思うよ。それと、自宅兼事務所なら、自宅部分の割合は経費からマイナスね」
【貸倒金】
「貸倒金は、後払いでモノを売ったりサービスを提供したり、取引先にお金を貸したりして、そのお金を回収できなくなった損害に使う科目です」
「ウーバー配達員だと、ウーバーが潰れて配達報酬を受け取れないときに使うってことですか」
「そうね。逆に言えば、そのくらいでしか使わない科目かな」
【車両費】
「ウーバー配達員にとっては一番重要な経費科目かもね。車両費は」
「自転車やバイクにかかる経費ですね」
「えぇ。自転車だと、車体の購入費、修理代などかな。車体が10万円以上なら減価償却です」
「バイクがあれば楽かもって思うけど、お金かかりますよね」
「そうね。50cc原付でも新車だと20万円くらいするね。それにオイル交換。自分でやると安上がりだけど、手間かかるし手も服も汚れるから、私はバイク屋さんでやってもらってるよ。自分でオイルを買えば1000円くらい、バイク屋さんにやってもらえば2000円ちょっと」
「自分でやるのはしんどいですね」
「タイヤも走ればすり減るから、交換にはけっこうお金かかるね」
「ガソリン代はどのくらいですか」
「私のバイクは燃費いい方だから、丸一日走って500円くらいかな」
「やっぱりお金かかりますね」
「でも、自転車だと配達に時間がかかるし、疲れるから長時間はできないでしょ」
「そうなんですよ。原付買おうかな」
「それに、原付でもバイクは楽しいよ。この前は千葉まで行ってね。田舎道をのんびりと」
「いいなぁ。あぁ欲しくなっちゃいます」
「でも、原付でも任意保険はちゃんと入った方がいいよ。事故は時々起きるものって思わないといけないわ」
「事故・・・ そうですよね。保険料っていくらくらいですか」
「親の自動車保険にファミリーバイク特約をつけてもらって、年2万円くらいかな」
「保険料も車両費でしたっけ」
「うん。自動車保険料は『損害保険料』、軽自動車税は『租税公課』にしてもいいんだけど、私は『車両費』にまとめているよ」
「どうしてですか」
「家事按分の計算が楽になるから。バイクはウーバーの仕事だけでなく、通学や買い物、遊びに行くのにも使うからね。仕事以外に使う割合を『家事割合』っていうの。バイクにかかる経費のうち、家事割合の分だけマイナスして経費にします。ガソリン代や修理代を家事割合だけマイナスして、租税公課のうち軽自動車税をマイナスして、損害保険料のうち自動車保険料をマイナスして、ってやってもいいけど、面倒でしょ」
「なるほどぉ」
「これも文字通り、地代と家賃だね。土地や建物を借りて払う賃料です」
「ウーバーの配達だと使うことは無さそうですね」
「自転車やバイクの月極駐輪場の料金は地代家賃にするのが一般的かな。コインパーキングは旅費交通費で」
「なるほど。あっ、そうだ。自営業やって自宅を事務所ってことにして家賃を経費にするって話聞いたことありますけど」
「そういう人もいるね。でも、ウーバーの仕事は外でやるものだから、自宅を事務所として使っているとは言い難いんじゃないかな。自宅でやるウーバーの仕事は帳簿を書くくらいだから。仕事専用のスペースが無いと税務署は経費計上を認めないと思うよ。それと、自宅兼事務所なら、自宅部分の割合は経費からマイナスね」
【貸倒金】
「貸倒金は、後払いでモノを売ったりサービスを提供したり、取引先にお金を貸したりして、そのお金を回収できなくなった損害に使う科目です」
「ウーバー配達員だと、ウーバーが潰れて配達報酬を受け取れないときに使うってことですか」
「そうね。逆に言えば、そのくらいでしか使わない科目かな」
【車両費】
「ウーバー配達員にとっては一番重要な経費科目かもね。車両費は」
「自転車やバイクにかかる経費ですね」
「えぇ。自転車だと、車体の購入費、修理代などかな。車体が10万円以上なら減価償却です」
「バイクがあれば楽かもって思うけど、お金かかりますよね」
「そうね。50cc原付でも新車だと20万円くらいするね。それにオイル交換。自分でやると安上がりだけど、手間かかるし手も服も汚れるから、私はバイク屋さんでやってもらってるよ。自分でオイルを買えば1000円くらい、バイク屋さんにやってもらえば2000円ちょっと」
「自分でやるのはしんどいですね」
「タイヤも走ればすり減るから、交換にはけっこうお金かかるね」
「ガソリン代はどのくらいですか」
「私のバイクは燃費いい方だから、丸一日走って500円くらいかな」
「やっぱりお金かかりますね」
「でも、自転車だと配達に時間がかかるし、疲れるから長時間はできないでしょ」
「そうなんですよ。原付買おうかな」
「それに、原付でもバイクは楽しいよ。この前は千葉まで行ってね。田舎道をのんびりと」
「いいなぁ。あぁ欲しくなっちゃいます」
「でも、原付でも任意保険はちゃんと入った方がいいよ。事故は時々起きるものって思わないといけないわ」
「事故・・・ そうですよね。保険料っていくらくらいですか」
「親の自動車保険にファミリーバイク特約をつけてもらって、年2万円くらいかな」
「保険料も車両費でしたっけ」
「うん。自動車保険料は『損害保険料』、軽自動車税は『租税公課』にしてもいいんだけど、私は『車両費』にまとめているよ」
「どうしてですか」
「家事按分の計算が楽になるから。バイクはウーバーの仕事だけでなく、通学や買い物、遊びに行くのにも使うからね。仕事以外に使う割合を『家事割合』っていうの。バイクにかかる経費のうち、家事割合の分だけマイナスして経費にします。ガソリン代や修理代を家事割合だけマイナスして、租税公課のうち軽自動車税をマイナスして、損害保険料のうち自動車保険料をマイナスして、ってやってもいいけど、面倒でしょ」
「なるほどぉ」
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