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番外編4 花火大会
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キーンコーンカーンコーン。
授業終了の音と共に、
「やった~!」
「終わった~!」
教室内のあちこちから、そんな喜びの声が聞こえて来た。
同時に、
「ダメだ~!」
「泣きそ~」
なんて嘆き声も聞こえてくる。
高校二年生。長かった一学期の期末試験が終わった。
7月上旬。いつもの年なら、体調不良でほぼ全教科、保健室で受けさせてもらうところだけど、今年は空梅雨に冷夏と言う、農作物には過酷な気候が良かったのか、ありがたい事にいつもよりずっと動けている。
そんな訳で、試験をすべて教室で受けられたことにも、試験の出来具合にも、わたしは至極満足していた。
「陽菜~、できたぁ?」
しーちゃんが疲れた顔でわたしの席にやってきた。
「え? うん。まあまあ……かな?」
「あー、そうだよね。陽菜、成績良いモンね」
がっくりと肩を落とすしーちゃん。
続いてやってきたカナの顔は開放感に満ちあふれていた。
「やっと終わったな~、テスト」
「うん。お疲れさま」
「あー、やめやめっ、試験の話はおしまいっ!」
「なに? 志穂、そんなにでき悪かったの?」
「……なにさ、叶太くんは、できたっていうの?」
「まあまあかな。ハルに教えてもらったし」
「ずっるー。陽菜~、わたしにも教えてよ~」
「お前は、羽鳥先輩に教えてもらえばいいじゃん」
止める間もなく始まる口げんか……と言うか、いつものじゃれ合い。
羽鳥先輩はしーちゃんの彼氏。ひとつ上の高校3年生。
学年一番をこれまで一度も落としたことがない、とても頭が良くて優しい先輩。
わたしも頭は悪くない方だと思う。受けられたテストの成績は、上位1割を下回ったことがない。体調が良ければ、一桁に入ることもある。ただし、わたしの場合、テスト自体を受けられない事もあるのが一番の問題だ。
この一学期は中間も期末もちゃんと受けられた。春先に入院したけど、初夏から今まで体調が安定しているおかげで、今のところ、出席日数の方も順調だ。レポートが必要なのは体育だけ。それも、普段から書いて提出しているから、この期末で赤点がなければ、じきに長い夏休みがやってくる。
今回のテストも、もちろん赤点なんて取っていないはずだから、わたしの心の中は「一学期が終わった」感でいっぱいだった。
夏休みは毎年、一週間程度の検査入院をする。
心臓はもちろんのこと、あまり数値の良くない別の臓器も一緒にしっかり調べるんだ。
それが終わったら、カナやお兄ちゃん、晃太くんと一緒に高原の別荘に避暑に行く。うだるような夏の暑さがダメなわたしも、涼しいカラッとした気候の避暑地でなら、何とか夏を乗り越えることができる。
特に何をする訳でもないけど、ちょっとした非日常の時間をわたしはとっても楽しみにしていた。
「……るな? 陽菜?」
「………え?」
いつの間にか、2人のじゃれ合いは終わっていたみたい。
「……あ、ごめん」
「ううん。別にいいけど、大丈夫?」
しーちゃんが心配そうにわたしの顔をのぞき込む。
付き合いが長いしーちゃんは、わたしがこの時期は例年、大きく体調を崩すことをよく知っている。
「大丈夫。元気だよ」
だから、笑顔を見せて元気をアピール。
試験明けだし、気温も大分高くなってきたし、そりゃ少しは疲れている。けど、これくらいなら元気と言ってもいいはず。
「なら良いけど。ムリはしないでね?」
「うん。ありがとう」
にっこりと笑いあった次の瞬間、しーちゃんが不意に真顔になった。その次の瞬間には満面の笑顔。
「そうだ。ねえ、陽菜、一緒に花火大会行かない?」
「花火大会?」
「蔵上川花火大会。隣の市の川沿いでやってるじゃん、毎年」
しーちゃんが、「ダメ?」と言うように目を輝かせて、両手を組んでおねだりポーズを取った。
「ほら、陽菜、今年は調子よさそうだし、行けるかな~って。露店もいっぱい出るし、楽しいよ~」
「あ、えーっと、行ける……かな?」
花火大会は終業式の翌日。
入院はその後だし、行くことに問題はない。ただ……。
「ん? あ、もしかして先約あり?」
と、しーちゃんはカナに視線を移す。
「先約っつーか、行ける年は見に行ってんだよ、それ。
けど、あんまり、夏祭りとか花火大会って感じじゃないんだよな?」
と、カナがわたしに視線を移し、それを受けて、しーちゃんはまたわたしを見た。
「あ、えっと……ね、しーちゃん、花火、ホテルで見るのでも……良い?」
「ホテル?」
「会場、混んでるでしょう? だから、わたし、花火見学できる元気のある年は、ホテルのバルコニーから見てるの」
ただでさえ真夏の暑さの中、花火大会の混雑で人にもまれたら、きっとわたしの身体は30分ともたない。ああいう混み合った場所って、どうにも空気が薄い気がする。人が多いし、露店で火も使っているからかな?
だから、夏祭りの雰囲気は、花火の前の明るい時間に少しだけ味わって、花火自体はホテルのバルコニーで、ゆったり椅子に座って見学する。
「志穂、大丈夫? どういうことか分かってる?」
「えーと、分かるような分からないような?」
わたしの話に首を傾げていたしーちゃんは、へへっと笑いながら頭に手をやった。
それを受けて、わたしの代わりにカナが説明を買って出てくれた。
「川の上で花火上げるだろ?」
「うん」
「あの川沿いにあるホテルの、リバービューの部屋から、花火がよく見えるんだ」
「へえ~」
「で、ハルんちは毎年、花火の日はそこの部屋借りてて、行ける人だけ見に行ってるの。だから、志穂もそれで良けりゃ来いよ」
「なんかさー、陽菜誘ったのに叶太くんから来いって言われるの、腑に落ちないんだけど……」
しーちゃんは不満げに口をとがらせる。
ごめんね、上手に説明できなくて。
「しょうがないじゃん。オレ、その日は毎年、ハルと過ごすんだから」
そう。カナは、『毎年、花火大会に行く』ではなく、『毎年、わたしと過ごす』んだ。
花火見学はおじいちゃんとおばあちゃんが主催の恒例行事。だけど、時期的に私は行けない年も多い。
カナは、わたしが行けるなら一緒に見に行くし、行けない時には一緒に留守番をしてくれる。去年もカナは、「オレは花火よりハルが良いから、みんなは見に行ってきてよ」って言って、わたしとお留守番。
おじいちゃんもおばあちゃんも花火を楽しみにしているから、カナにそう言ってもらえると、わたしもありがたい。
昔はお兄ちゃんも一緒だったけど、大学に入ってからは試験と重なるから、来られないし。パパやママは仕事がない年は参加するけど、今年は2人ともムリだと言っていた。
だから、当日、体調がよかったら、今年はおじいちゃん、おばあちゃん、カナ、そしてわたしの四人で行くことになる。
部屋は広いし、しーちゃんが一緒でもなんの問題もない。
「まあいっか。うん。了解っ! 陽菜と花火見られるには違いないしね」
しーちゃんは小さく肩をすくめると、カラカラッと笑った。
「かなり綺麗に見えるから、期待してて」
カナが得意げにそう言った。
「しーちゃん」
「ん? なに?」
「ごめんね。なんか……お祭りっぽくなくて。後ね、おじいちゃんとおばあちゃんも一緒なんだけど……」
「あ、家族でなんだもんね。お邪魔しても大丈夫?」
「うん。それは大丈夫だけど」
「わたしも全然、問題なし! でも、バカ言わないように気をつけなきゃね」
しーちゃんはそう言って、カナを見上げた。
「……ま、叶太くんが平気なら、大丈夫だよね?」
「どーいう意味だよ」
カナがしーちゃんの頭をぽかんとはたいた。
「暴力はんたーいっ」
しーちゃんが楽しげに笑う。
一週間と少し先のお楽しみ。
先生が入ってきて、話はそこで終わったけど、わくわくと胸が高鳴るのは止まらなかった。
授業終了の音と共に、
「やった~!」
「終わった~!」
教室内のあちこちから、そんな喜びの声が聞こえて来た。
同時に、
「ダメだ~!」
「泣きそ~」
なんて嘆き声も聞こえてくる。
高校二年生。長かった一学期の期末試験が終わった。
7月上旬。いつもの年なら、体調不良でほぼ全教科、保健室で受けさせてもらうところだけど、今年は空梅雨に冷夏と言う、農作物には過酷な気候が良かったのか、ありがたい事にいつもよりずっと動けている。
そんな訳で、試験をすべて教室で受けられたことにも、試験の出来具合にも、わたしは至極満足していた。
「陽菜~、できたぁ?」
しーちゃんが疲れた顔でわたしの席にやってきた。
「え? うん。まあまあ……かな?」
「あー、そうだよね。陽菜、成績良いモンね」
がっくりと肩を落とすしーちゃん。
続いてやってきたカナの顔は開放感に満ちあふれていた。
「やっと終わったな~、テスト」
「うん。お疲れさま」
「あー、やめやめっ、試験の話はおしまいっ!」
「なに? 志穂、そんなにでき悪かったの?」
「……なにさ、叶太くんは、できたっていうの?」
「まあまあかな。ハルに教えてもらったし」
「ずっるー。陽菜~、わたしにも教えてよ~」
「お前は、羽鳥先輩に教えてもらえばいいじゃん」
止める間もなく始まる口げんか……と言うか、いつものじゃれ合い。
羽鳥先輩はしーちゃんの彼氏。ひとつ上の高校3年生。
学年一番をこれまで一度も落としたことがない、とても頭が良くて優しい先輩。
わたしも頭は悪くない方だと思う。受けられたテストの成績は、上位1割を下回ったことがない。体調が良ければ、一桁に入ることもある。ただし、わたしの場合、テスト自体を受けられない事もあるのが一番の問題だ。
この一学期は中間も期末もちゃんと受けられた。春先に入院したけど、初夏から今まで体調が安定しているおかげで、今のところ、出席日数の方も順調だ。レポートが必要なのは体育だけ。それも、普段から書いて提出しているから、この期末で赤点がなければ、じきに長い夏休みがやってくる。
今回のテストも、もちろん赤点なんて取っていないはずだから、わたしの心の中は「一学期が終わった」感でいっぱいだった。
夏休みは毎年、一週間程度の検査入院をする。
心臓はもちろんのこと、あまり数値の良くない別の臓器も一緒にしっかり調べるんだ。
それが終わったら、カナやお兄ちゃん、晃太くんと一緒に高原の別荘に避暑に行く。うだるような夏の暑さがダメなわたしも、涼しいカラッとした気候の避暑地でなら、何とか夏を乗り越えることができる。
特に何をする訳でもないけど、ちょっとした非日常の時間をわたしはとっても楽しみにしていた。
「……るな? 陽菜?」
「………え?」
いつの間にか、2人のじゃれ合いは終わっていたみたい。
「……あ、ごめん」
「ううん。別にいいけど、大丈夫?」
しーちゃんが心配そうにわたしの顔をのぞき込む。
付き合いが長いしーちゃんは、わたしがこの時期は例年、大きく体調を崩すことをよく知っている。
「大丈夫。元気だよ」
だから、笑顔を見せて元気をアピール。
試験明けだし、気温も大分高くなってきたし、そりゃ少しは疲れている。けど、これくらいなら元気と言ってもいいはず。
「なら良いけど。ムリはしないでね?」
「うん。ありがとう」
にっこりと笑いあった次の瞬間、しーちゃんが不意に真顔になった。その次の瞬間には満面の笑顔。
「そうだ。ねえ、陽菜、一緒に花火大会行かない?」
「花火大会?」
「蔵上川花火大会。隣の市の川沿いでやってるじゃん、毎年」
しーちゃんが、「ダメ?」と言うように目を輝かせて、両手を組んでおねだりポーズを取った。
「ほら、陽菜、今年は調子よさそうだし、行けるかな~って。露店もいっぱい出るし、楽しいよ~」
「あ、えーっと、行ける……かな?」
花火大会は終業式の翌日。
入院はその後だし、行くことに問題はない。ただ……。
「ん? あ、もしかして先約あり?」
と、しーちゃんはカナに視線を移す。
「先約っつーか、行ける年は見に行ってんだよ、それ。
けど、あんまり、夏祭りとか花火大会って感じじゃないんだよな?」
と、カナがわたしに視線を移し、それを受けて、しーちゃんはまたわたしを見た。
「あ、えっと……ね、しーちゃん、花火、ホテルで見るのでも……良い?」
「ホテル?」
「会場、混んでるでしょう? だから、わたし、花火見学できる元気のある年は、ホテルのバルコニーから見てるの」
ただでさえ真夏の暑さの中、花火大会の混雑で人にもまれたら、きっとわたしの身体は30分ともたない。ああいう混み合った場所って、どうにも空気が薄い気がする。人が多いし、露店で火も使っているからかな?
だから、夏祭りの雰囲気は、花火の前の明るい時間に少しだけ味わって、花火自体はホテルのバルコニーで、ゆったり椅子に座って見学する。
「志穂、大丈夫? どういうことか分かってる?」
「えーと、分かるような分からないような?」
わたしの話に首を傾げていたしーちゃんは、へへっと笑いながら頭に手をやった。
それを受けて、わたしの代わりにカナが説明を買って出てくれた。
「川の上で花火上げるだろ?」
「うん」
「あの川沿いにあるホテルの、リバービューの部屋から、花火がよく見えるんだ」
「へえ~」
「で、ハルんちは毎年、花火の日はそこの部屋借りてて、行ける人だけ見に行ってるの。だから、志穂もそれで良けりゃ来いよ」
「なんかさー、陽菜誘ったのに叶太くんから来いって言われるの、腑に落ちないんだけど……」
しーちゃんは不満げに口をとがらせる。
ごめんね、上手に説明できなくて。
「しょうがないじゃん。オレ、その日は毎年、ハルと過ごすんだから」
そう。カナは、『毎年、花火大会に行く』ではなく、『毎年、わたしと過ごす』んだ。
花火見学はおじいちゃんとおばあちゃんが主催の恒例行事。だけど、時期的に私は行けない年も多い。
カナは、わたしが行けるなら一緒に見に行くし、行けない時には一緒に留守番をしてくれる。去年もカナは、「オレは花火よりハルが良いから、みんなは見に行ってきてよ」って言って、わたしとお留守番。
おじいちゃんもおばあちゃんも花火を楽しみにしているから、カナにそう言ってもらえると、わたしもありがたい。
昔はお兄ちゃんも一緒だったけど、大学に入ってからは試験と重なるから、来られないし。パパやママは仕事がない年は参加するけど、今年は2人ともムリだと言っていた。
だから、当日、体調がよかったら、今年はおじいちゃん、おばあちゃん、カナ、そしてわたしの四人で行くことになる。
部屋は広いし、しーちゃんが一緒でもなんの問題もない。
「まあいっか。うん。了解っ! 陽菜と花火見られるには違いないしね」
しーちゃんは小さく肩をすくめると、カラカラッと笑った。
「かなり綺麗に見えるから、期待してて」
カナが得意げにそう言った。
「しーちゃん」
「ん? なに?」
「ごめんね。なんか……お祭りっぽくなくて。後ね、おじいちゃんとおばあちゃんも一緒なんだけど……」
「あ、家族でなんだもんね。お邪魔しても大丈夫?」
「うん。それは大丈夫だけど」
「わたしも全然、問題なし! でも、バカ言わないように気をつけなきゃね」
しーちゃんはそう言って、カナを見上げた。
「……ま、叶太くんが平気なら、大丈夫だよね?」
「どーいう意味だよ」
カナがしーちゃんの頭をぽかんとはたいた。
「暴力はんたーいっ」
しーちゃんが楽しげに笑う。
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