竜人族の末っ子皇女の珍☆道☆中


 とある国に、食べることが大好きな皇女がいた。

 その皇女は竜人族の末っ子皇女として、とても可愛がられながら育ち、王宮で美味しい料理に舌鼓を打っていた。

 そんなある日、父親である皇帝陛下がこう言った。

『そんなに食べることが好きなのなら、いろんな国を巡ってみてはどうだ?』

 ――と。

 皇女は目を輝かせて、外の世界に旅をすることに決めた。

 これは竜人族の末っ子皇女が旅をして、美味しいものを食べる物語である!

「姫さま……それはただの食べ歩きになるのでは」
「良いじゃろ、別に。さあ、今日も美味しいものを探しに行くぞ、リーズ!」
「……まぁ、楽しそうでなによりです、シュエさま」

 ……ついでに言えば、護衛の苦労談でもあるかもしれない?

※設定はふわっとしています。
※中華風~西洋風の国を旅します。
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