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第01話 天才か? 天災か? 悪魔の科学者源外君登場!
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その男、平賀源外は衆目を独り占めしていることに気付くと、何をとち狂ったのか、満面の笑みを浮かべて、
「いや、諸君、お・は・よ・う~!」と大手を振ってご挨拶。
周囲の凍てついた視線に気付く素振りもなく、何が嬉しいのか、”ラララ、科学ぅの子ぉ~♪” と何やら古いアニソンらしき歌を口遊みながら、気分よさげに校門へ向かって歩き始めた。
周囲に小型台風でも発生させる気なのか、愛用のステッキをぐるんぐるんとぶん回し、他人が避けていく様をまったく意に介さない。
見ていて非常にイラっとくる光景なのだが、それが高校生にして狂気の科学者たる彼の日常なのだ。
だが他者に接触したものが、ステッキではなくリムジンであれば話は別だ。
眼前の人身事故に気付く様子もなく、堂々と胸を張って歩くその姿は狂気の科学者固有の病気、前頭葉狭窄症の成せる業。えっ、そんな病気知らないって? いえね、あるんですよ。本当に……。
目的を完遂するためなら、万難と外界を排して一直線に突き進む。狂気の科学者以外では孤高の芸術家や情熱のスポーツマンが罹病するが、それ以外にも徹夜続きの作家やマンガ家がしばし発病するという、あの汗と涙のクソ根性のことだ。
源外が何を契機に発病したのか……。大抵の場合、人類史上未だ未発見の物理法則や工学技術、つまり特許が申請できて金になる発想がその契機となるのだが、それ以外にも下らない下ネタや駄洒落を発想したときにも、同じ症状が現れるので紛らわしい。なんせ天災の考えることゆえ、それは誰にも推し量れない。
「このおっきなフランクフルト、どいつのじゃあ~。ドイツ人のじゃあああああ~~~~~!」
(……今、ハッキリと分かりました。間違いなく後者です。下ネタです)
だが通勤通学途上で発病する者は珍しく、それらは余りにも場違いな存在ゆえ、本来の立ち位置から遠く離れたカテゴリーで呼称されることとなる。
案の定、我に返った数名の生徒が解凍された心の中で絶叫した。
あのバカ!
それは平賀源外の高校生にあるまじき黒い礼服にドレスシャツ、それに黒マントという、死神博士や悪ノ宮博士のコスプレ紛いの装束を指して言った言葉ではなく、一人の女子高生を轢いておきながらまったく気付かないという、天才ここに極まれり、いや、違った。天災ここに極まれり! その人間離れした胡乱で愚鈍な精神に対して放たれた言葉なのだ。
そんな不条理と非合理性を綯い交ぜにした惨劇に、とうとう耐えられなくなったのか、勇気ある一人の生徒が声を上げた。
「ちょっとお待ちなさい!」
朝のさわやかな空気に凛と響く、その澄んだ声……。
間もなくH・Rが始まろうというこの時刻。
陽は既に地平線から高く昇っているはずなのに、なぜか逆光の中から浮かび上がるそのスレンダーな人影……。
切れ長の青い瞳、筋の通った鼻梁、そして形のいい小さな唇……。腰まである長い金髪が陽炎のように揺らめいている。そして制服の上からでもくっきりと分かる、恐らくB90以上かと思われる大きな胸……。
背後の人垣が一瞬で真っ白な透過光へと変化したのは、たぶん彼女の放つ美少女オーラによる化学反応のせいと思われる。
道すがら、誰もが振り返るような超の付く美少女なのだが、なぜか源外だけは”俺ぇの名は、俺ぇの名はハッカイダー~♪” などと何かの特撮ソングを浮かれたように口遊みながら、彼女の呼びかけが耳に入らないのか、それとも無視を決め込んだのか定かではないが、決して振り返ろうとはしなかった。
「源外君、あなたって人は……」
美少女の握り締めた拳が小刻みに震えている。
事故を無視した無責任な態度にか、それとも自分を無視した不愛想な態度にか、あるいはその両方かもしれない。
彼女の透徹した湖面のような双眼が、深甚の怒りを湛えて逆八の字に吊り上がった。
「もう一度だけ言います。お待ちなさい!」
源外がピタリと足を止めた。
楽しい創造(?)の時間をぶち壊されたせいだろう。振り向いたその顔には唇をへの字に結んだ、たとえるなら母親に遊びを止められた子供の不満が張り付いていた。
「チェッ、もう少しでフェルマーの最終定理を証明できたところなのに……。なんでぇ、誰かと思えば愛輝じゃねえか……。いったい何用じゃあ! このアホバカマヌケ、イカのキンタマ……」
罵詈雑言の部分が尻すぼみに小声で囁かれたのは、何も源外が奥ゆかしい性格だからではなく、またイカのキンタマなるものの実在に確信が持てなかったからでもない。
その美少女ーー織美江愛輝にムギュ~とまるで団子を押し潰すように頭を押さえ付けられたからだ。
そんな荒業ができるのも、彼女が175センチというモデル並みの身長があればこそ……。
【備考1】二人の身長差について
幼稚園からこの方、源外が身長で愛輝を追い抜いたことはなく、それは人生最初の劣等感となって彼を苛んだ。
嫉妬混じりに彼女に付けたあだ名は、ガリバー旅行記、東京タワー、マンモスフラワー、ジャイアント馬場、アンドレ・ザ・ジャイアント、巨神兵、スカイツリーetc……。時代のうねりと共に数々の変遷を遂げて後、それは高二になった現在でも続いている。
因みに昨日は進撃の巨人と呼んで、彼女にではなく、彼女のファンクラブ一同にボコボコに袋叩きにされた。
身長163センチの小柄な源外にとって、彼女はいつも上目遣いに見上げる、高圧的で威圧的な存在なのだ。
「フェルマーの最終定理なら後でわたくしが教えてあげます。それより源外君、君にはあれが見えないのですか?」
表情も口調も冷静そのもの……。だが源外の頭蓋に加わる圧力は尋常ではなく、それは彼女がいかに腹を立てているかの証左でもある。
(頭が割れる~、首が折れる~)頸椎がギシギシと軋みを立てて捻じ曲げられた視線の先には、彼のリムジンと、事故現場に横たわる被害者、桜井咲子の姿があった。
「たっ、大変だあ~、!」
素っ頓狂な声を張り上げ、脱兎のごとく走り出した源外を見て、周囲の野次馬の間に妙な安堵感が漂った。
ああ、よかった。これでようやく被害者が救われる……。
だがその発明品同様、源外が人々の期待に応えた試しはなく、次に発した一言も完全に周囲の期待を裏切るものだった。
「じィいいいい!」
人々はその言葉を何と聞いたか……。
辞意、示威、侍医、次位、自慰、----まあ、人によって解釈はまちまちだが、ほとんどの者は言葉の発音すら正確に掴めなかった(正解はCMの後で)。
2-3の生徒佐藤友里恵は、源外の一族が旧華族の出身であることを知っており、その名残から”医者”というところを”侍医”と典雅に叫んだと解釈したりもした。
また2-1の生徒田中雄一は”じい”を”辞意”と解釈して、そうか、あのバカ、とうとう生徒会長を辞める気になったんだな。と安堵に胸を撫で下ろしたりもした。
また3-2の生徒小泉宏美は、”じい”をアルファベットの”G”と解釈して、gaby(愚か者)かgrief(災難)の頭文字(あるいは単にGカップのGか?)でも叫んだのかと訝しんだりもした。
また1-2の生徒鈴木次郎は、”じい”を”自慰”と解釈して、前夜に使用した美少女グラビアに想いを馳せ、ちょっとばかり赤面したりもした。
「爺ィいいいい~~~~~!」(正解は爺)
源外が向かった先は事故現場ではなく、リムジンの後部座席だった。そこには真っ白に燃え尽きて頭を垂れる一人の老人の姿があった。
唇に浮かぶニヒルな薄笑いは、己の人生に満足し勝利した者のみが許される特権であり、それは執事だろうが羊だろうがボクサーだろうが大した違いはないのだ。
平賀家の信頼も篤い勤続四十年のベテラン家令、石見源五郎丸(享年七一)。
その死はかの有名ボクサー同様、永遠に読者の心に刻まれることだろう。
「いや、諸君、お・は・よ・う~!」と大手を振ってご挨拶。
周囲の凍てついた視線に気付く素振りもなく、何が嬉しいのか、”ラララ、科学ぅの子ぉ~♪” と何やら古いアニソンらしき歌を口遊みながら、気分よさげに校門へ向かって歩き始めた。
周囲に小型台風でも発生させる気なのか、愛用のステッキをぐるんぐるんとぶん回し、他人が避けていく様をまったく意に介さない。
見ていて非常にイラっとくる光景なのだが、それが高校生にして狂気の科学者たる彼の日常なのだ。
だが他者に接触したものが、ステッキではなくリムジンであれば話は別だ。
眼前の人身事故に気付く様子もなく、堂々と胸を張って歩くその姿は狂気の科学者固有の病気、前頭葉狭窄症の成せる業。えっ、そんな病気知らないって? いえね、あるんですよ。本当に……。
目的を完遂するためなら、万難と外界を排して一直線に突き進む。狂気の科学者以外では孤高の芸術家や情熱のスポーツマンが罹病するが、それ以外にも徹夜続きの作家やマンガ家がしばし発病するという、あの汗と涙のクソ根性のことだ。
源外が何を契機に発病したのか……。大抵の場合、人類史上未だ未発見の物理法則や工学技術、つまり特許が申請できて金になる発想がその契機となるのだが、それ以外にも下らない下ネタや駄洒落を発想したときにも、同じ症状が現れるので紛らわしい。なんせ天災の考えることゆえ、それは誰にも推し量れない。
「このおっきなフランクフルト、どいつのじゃあ~。ドイツ人のじゃあああああ~~~~~!」
(……今、ハッキリと分かりました。間違いなく後者です。下ネタです)
だが通勤通学途上で発病する者は珍しく、それらは余りにも場違いな存在ゆえ、本来の立ち位置から遠く離れたカテゴリーで呼称されることとなる。
案の定、我に返った数名の生徒が解凍された心の中で絶叫した。
あのバカ!
それは平賀源外の高校生にあるまじき黒い礼服にドレスシャツ、それに黒マントという、死神博士や悪ノ宮博士のコスプレ紛いの装束を指して言った言葉ではなく、一人の女子高生を轢いておきながらまったく気付かないという、天才ここに極まれり、いや、違った。天災ここに極まれり! その人間離れした胡乱で愚鈍な精神に対して放たれた言葉なのだ。
そんな不条理と非合理性を綯い交ぜにした惨劇に、とうとう耐えられなくなったのか、勇気ある一人の生徒が声を上げた。
「ちょっとお待ちなさい!」
朝のさわやかな空気に凛と響く、その澄んだ声……。
間もなくH・Rが始まろうというこの時刻。
陽は既に地平線から高く昇っているはずなのに、なぜか逆光の中から浮かび上がるそのスレンダーな人影……。
切れ長の青い瞳、筋の通った鼻梁、そして形のいい小さな唇……。腰まである長い金髪が陽炎のように揺らめいている。そして制服の上からでもくっきりと分かる、恐らくB90以上かと思われる大きな胸……。
背後の人垣が一瞬で真っ白な透過光へと変化したのは、たぶん彼女の放つ美少女オーラによる化学反応のせいと思われる。
道すがら、誰もが振り返るような超の付く美少女なのだが、なぜか源外だけは”俺ぇの名は、俺ぇの名はハッカイダー~♪” などと何かの特撮ソングを浮かれたように口遊みながら、彼女の呼びかけが耳に入らないのか、それとも無視を決め込んだのか定かではないが、決して振り返ろうとはしなかった。
「源外君、あなたって人は……」
美少女の握り締めた拳が小刻みに震えている。
事故を無視した無責任な態度にか、それとも自分を無視した不愛想な態度にか、あるいはその両方かもしれない。
彼女の透徹した湖面のような双眼が、深甚の怒りを湛えて逆八の字に吊り上がった。
「もう一度だけ言います。お待ちなさい!」
源外がピタリと足を止めた。
楽しい創造(?)の時間をぶち壊されたせいだろう。振り向いたその顔には唇をへの字に結んだ、たとえるなら母親に遊びを止められた子供の不満が張り付いていた。
「チェッ、もう少しでフェルマーの最終定理を証明できたところなのに……。なんでぇ、誰かと思えば愛輝じゃねえか……。いったい何用じゃあ! このアホバカマヌケ、イカのキンタマ……」
罵詈雑言の部分が尻すぼみに小声で囁かれたのは、何も源外が奥ゆかしい性格だからではなく、またイカのキンタマなるものの実在に確信が持てなかったからでもない。
その美少女ーー織美江愛輝にムギュ~とまるで団子を押し潰すように頭を押さえ付けられたからだ。
そんな荒業ができるのも、彼女が175センチというモデル並みの身長があればこそ……。
【備考1】二人の身長差について
幼稚園からこの方、源外が身長で愛輝を追い抜いたことはなく、それは人生最初の劣等感となって彼を苛んだ。
嫉妬混じりに彼女に付けたあだ名は、ガリバー旅行記、東京タワー、マンモスフラワー、ジャイアント馬場、アンドレ・ザ・ジャイアント、巨神兵、スカイツリーetc……。時代のうねりと共に数々の変遷を遂げて後、それは高二になった現在でも続いている。
因みに昨日は進撃の巨人と呼んで、彼女にではなく、彼女のファンクラブ一同にボコボコに袋叩きにされた。
身長163センチの小柄な源外にとって、彼女はいつも上目遣いに見上げる、高圧的で威圧的な存在なのだ。
「フェルマーの最終定理なら後でわたくしが教えてあげます。それより源外君、君にはあれが見えないのですか?」
表情も口調も冷静そのもの……。だが源外の頭蓋に加わる圧力は尋常ではなく、それは彼女がいかに腹を立てているかの証左でもある。
(頭が割れる~、首が折れる~)頸椎がギシギシと軋みを立てて捻じ曲げられた視線の先には、彼のリムジンと、事故現場に横たわる被害者、桜井咲子の姿があった。
「たっ、大変だあ~、!」
素っ頓狂な声を張り上げ、脱兎のごとく走り出した源外を見て、周囲の野次馬の間に妙な安堵感が漂った。
ああ、よかった。これでようやく被害者が救われる……。
だがその発明品同様、源外が人々の期待に応えた試しはなく、次に発した一言も完全に周囲の期待を裏切るものだった。
「じィいいいい!」
人々はその言葉を何と聞いたか……。
辞意、示威、侍医、次位、自慰、----まあ、人によって解釈はまちまちだが、ほとんどの者は言葉の発音すら正確に掴めなかった(正解はCMの後で)。
2-3の生徒佐藤友里恵は、源外の一族が旧華族の出身であることを知っており、その名残から”医者”というところを”侍医”と典雅に叫んだと解釈したりもした。
また2-1の生徒田中雄一は”じい”を”辞意”と解釈して、そうか、あのバカ、とうとう生徒会長を辞める気になったんだな。と安堵に胸を撫で下ろしたりもした。
また3-2の生徒小泉宏美は、”じい”をアルファベットの”G”と解釈して、gaby(愚か者)かgrief(災難)の頭文字(あるいは単にGカップのGか?)でも叫んだのかと訝しんだりもした。
また1-2の生徒鈴木次郎は、”じい”を”自慰”と解釈して、前夜に使用した美少女グラビアに想いを馳せ、ちょっとばかり赤面したりもした。
「爺ィいいいい~~~~~!」(正解は爺)
源外が向かった先は事故現場ではなく、リムジンの後部座席だった。そこには真っ白に燃え尽きて頭を垂れる一人の老人の姿があった。
唇に浮かぶニヒルな薄笑いは、己の人生に満足し勝利した者のみが許される特権であり、それは執事だろうが羊だろうがボクサーだろうが大した違いはないのだ。
平賀家の信頼も篤い勤続四十年のベテラン家令、石見源五郎丸(享年七一)。
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