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第25話 懲罰
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グローク人の間に生じた軋轢が表面化したのもこの頃だった。無理もない。ついこの間までは同じ二等水兵だった者が、今では上は下士官から下は兵卒にまで分かれてしまったのだから。階級間の秩序も徐々に是正されて、今では下士官と兵卒が対等な口をきくことは許されなかった。また士官候補生は特権として生活の場を天幕から兵舎へと移した。彼らの階級意識を育むための措置だが、一部グローク人の目には差別と映ったのも事実だ。短期間のうちに上下関係ができたことで、一枚岩と思われたグローク人の団結力に亀裂が生じたのだ。
ある日、ウォーケンは兵舎の廊下でこんな場面を目撃した。
彼の前を二人の兵卒が歩いていた。彼らは一人のグローク人下士官と擦れ違ったが、廊下を譲ることも、挙礼することもなく通り過ぎた。ウォーケンは双方を呼び止めて厳しい口調で詰問した。
「なぜ貴様らは上官に対して礼を怠った?」
「ハッ、つい話に夢中になって目に入らなかったのであります」
二人のグローク人兵卒は真っ青になって答えた。
「なぜ貴様は二人を咎めなかった?」
「ハッ、つい忘れていたのであります」
グローク人下士官の声は震えていた。
彼らは共に軍隊の根幹である上下関係を失念していたのだ。この風潮が瀰漫すれば組織は内部から瓦解する。
ウォーケンはグローク人下士官を睨みつけた。
「なぜ殴らん? この者たちの非礼を見過ごすのか?」
だがグローク人下士官は突っ立ったまま二人の兵卒を殴ろうとはしなかった。
「さあ、殴れ! 早くしろ」
司令官の命令には逆らえない。グローク人下士官はのろのろと腕を上げると二人の兵卒の顔面を殴りつけた。拳に力の入らないその軽い殴打を、ウォーケンは大声で咎めた。
「なんだ、その殴り方は! 貴様ら、歯を食いしばれ!」
ウォーケンは三人を横並びにすると、怒りに任せて次々に殴り倒した。
「以後、気を付けろ」
クロウは去り行く司令官の背中を呆然と見つめていたが、その後ろ姿が廊下の角へ消えると、あたふたと自室へ駆け込んだ。部屋ではトムソンがベッドで読書に耽っていた。
「どうした? そんなに慌てて。敵でも攻めて来たか?」
「殴られた」
「殴られた? 誰に?」
「司令官だ」
クロウはそれだけ言うと自分のベッドに潜り込んだ。
トムソンが二段式ベッドの上段を覗き込むと、なるほどクロウの頬には青い痣が認められた。
「どうして殴られたんだ? それも司令官に」
クロウは事の経緯を手短にトムソンに語った。
「敬礼しなかっただけで人を殴るなんて、おれにはできねえよ」
「なるほどな。厳しいな、うちの司令官は」
トムソンは再びベッドに横になると本のページを捲り始めた。
クロウが下段のベッドを覗き込んだ。
「なあ、おやっさん。あんた、部下を殴れるか?」
「司令官がそうしろと言えばな」
「だって相手は敬礼をしなかっただけだぜ。そんな理由で人を殴るなんて……」
トムソンは活字から目を離すと、クロウを睨みつけた。
「いいか、ここは軍隊なんだ。小学校じゃないんだぞ。規律を守れんやつは殴られて当然なんだ。よく覚えておけ」
それはグローク人奴隷にとって日常的ともいえる環境だった。彼らは主人のその時の気分によって鞭を振るわれるのだ。だからクロウは軍隊で振るわれる暴力に意味のあることを理解できなかった。それは解放奴隷の子息であるダフマンも同様だった。彼らは軍規が自分の命を守る盾であることを、殴られても守らねばならない誓約であることを、自分自身の肌身を通して知る機会を得たのだ。
■■■
「バカ者が! いったい何度失敗すれば気が済むんだ!」
ソコロフの怒声がまた戦艦ミネルバの艦橋内に落雷した。
ダフマンは身も竦む思いで、その声を聴いた。怒りの矛先は彼の指揮下にある一番主砲へ向けられていた。
「今日で三度目だぞ。一番砲手、貴様、射撃盤の読み方も知らんのか?」
一番砲手の射撃ミスを指しているのだ。砲術長の指示を読み間違えて、主砲の操作を誤ったのだ。
「待ってろ! 今そちらへ行く!」
ソコロフは砲術長のダフマンを従えて一番主砲へ走った。
「貴様が一番砲手か? いったい課業で何を習った?」
ソコロフは一番砲手の胸倉を掴んで拳を振り上げた。
「お待ちください! 責任は自分にあります。殴るなら、どうかこの自分を」
ダフマンは必死に二人の間に割って入った。
部下が殴られるのを黙止できなかったのだ。
「貴様の指示は正確だった。問題はこいつの主砲操作にある」
なおも拳を振り下ろそうとするソコロフに、
「この艦の火器はすべて砲術長である自分の統制下にあります。これは飽くまで自分の監督不行き届きであります」
「貴様、俺に逆らうのか!」
ソコロフの拳がダフマンの顔面に飛んだ。丸眼鏡が吹っ飛んで視界がぼやけた。予備の眼鏡を用意しておいてよかった。そんなことを考える自分が可笑しくもある。
「おい、砲術長。こいつに射撃盤の読み方を教えておけ!」
ソコロフは肩を怒らせながら再び艦橋へ戻っていった。
ダフマンは挙礼しながらその後ろ姿を見送ると、自分と同じように顔に痣をつくった一番砲手を顧みた。
「おい、大丈夫か?」
不意に一番砲手の目に涙が滲んだ。
「申し訳ありません。自分が不甲斐ないばかりに、曹長殿にご迷惑をかけて」
「気にするな。こんなとき部下を庇うのが上官の役目というものだ」
ダフマンは自ら一番砲塔の指揮を執った。彼の熱意が砲員たちを突き動かした。戦艦ミネルバに搭載された四基の主砲は、なんら遅滞することなくビーム弾を打ち続けた。
「凄いな、命中率一八・八パーセントとは……。これは新記録じゃないのか?」
ブレンデルは思わず唸った。これは俄かに信じ難い数字だった。報告書の記載ミスではないのか? 幕僚の誰もがその数字を疑った。ただ一人、現場に居合わせたソコロフを除いては……。
「いえ、間違いありません。小官がミネルバの艦長として、自分の目で確かめたことですから」
幕僚の間からため息が漏れた。平均の倍近い命中率なのだ。これが本当なら神業といっていい。
ブレンデルが尋ねた。
「ミネルバの砲術長は何というのかね?」
ソコロフはその名を知らなかった。しかし、あの顔、どこかで見た覚えがある。そうだ、あいつだ!
「彼ですよ。減給の一件で司令部に直談判しにきた」
その一言が幕僚たちの脳裏に一人のグローク人を想起させた。丸眼鏡をかけた理知的な顔立ちは、粗野なグローク人の中にあって一際目立つ。人類に例えれば軍人よりも学者が似合うタイプなのだろう。そんなグローク人が砲術長として立派な成績を残したのだ。
ソコロフは以前にも教練の最中、ダフマンに銃床の一撃を喰らわせている。その一撃がダフマンの惰弱な精神を撃ち砕いたことを彼は知らない。だがその一件をウォーケンは明確に覚えていた。彼はダフマンが一人前の軍人に成長したことを内心大いに喜んだ。
ある日、ウォーケンは兵舎の廊下でこんな場面を目撃した。
彼の前を二人の兵卒が歩いていた。彼らは一人のグローク人下士官と擦れ違ったが、廊下を譲ることも、挙礼することもなく通り過ぎた。ウォーケンは双方を呼び止めて厳しい口調で詰問した。
「なぜ貴様らは上官に対して礼を怠った?」
「ハッ、つい話に夢中になって目に入らなかったのであります」
二人のグローク人兵卒は真っ青になって答えた。
「なぜ貴様は二人を咎めなかった?」
「ハッ、つい忘れていたのであります」
グローク人下士官の声は震えていた。
彼らは共に軍隊の根幹である上下関係を失念していたのだ。この風潮が瀰漫すれば組織は内部から瓦解する。
ウォーケンはグローク人下士官を睨みつけた。
「なぜ殴らん? この者たちの非礼を見過ごすのか?」
だがグローク人下士官は突っ立ったまま二人の兵卒を殴ろうとはしなかった。
「さあ、殴れ! 早くしろ」
司令官の命令には逆らえない。グローク人下士官はのろのろと腕を上げると二人の兵卒の顔面を殴りつけた。拳に力の入らないその軽い殴打を、ウォーケンは大声で咎めた。
「なんだ、その殴り方は! 貴様ら、歯を食いしばれ!」
ウォーケンは三人を横並びにすると、怒りに任せて次々に殴り倒した。
「以後、気を付けろ」
クロウは去り行く司令官の背中を呆然と見つめていたが、その後ろ姿が廊下の角へ消えると、あたふたと自室へ駆け込んだ。部屋ではトムソンがベッドで読書に耽っていた。
「どうした? そんなに慌てて。敵でも攻めて来たか?」
「殴られた」
「殴られた? 誰に?」
「司令官だ」
クロウはそれだけ言うと自分のベッドに潜り込んだ。
トムソンが二段式ベッドの上段を覗き込むと、なるほどクロウの頬には青い痣が認められた。
「どうして殴られたんだ? それも司令官に」
クロウは事の経緯を手短にトムソンに語った。
「敬礼しなかっただけで人を殴るなんて、おれにはできねえよ」
「なるほどな。厳しいな、うちの司令官は」
トムソンは再びベッドに横になると本のページを捲り始めた。
クロウが下段のベッドを覗き込んだ。
「なあ、おやっさん。あんた、部下を殴れるか?」
「司令官がそうしろと言えばな」
「だって相手は敬礼をしなかっただけだぜ。そんな理由で人を殴るなんて……」
トムソンは活字から目を離すと、クロウを睨みつけた。
「いいか、ここは軍隊なんだ。小学校じゃないんだぞ。規律を守れんやつは殴られて当然なんだ。よく覚えておけ」
それはグローク人奴隷にとって日常的ともいえる環境だった。彼らは主人のその時の気分によって鞭を振るわれるのだ。だからクロウは軍隊で振るわれる暴力に意味のあることを理解できなかった。それは解放奴隷の子息であるダフマンも同様だった。彼らは軍規が自分の命を守る盾であることを、殴られても守らねばならない誓約であることを、自分自身の肌身を通して知る機会を得たのだ。
■■■
「バカ者が! いったい何度失敗すれば気が済むんだ!」
ソコロフの怒声がまた戦艦ミネルバの艦橋内に落雷した。
ダフマンは身も竦む思いで、その声を聴いた。怒りの矛先は彼の指揮下にある一番主砲へ向けられていた。
「今日で三度目だぞ。一番砲手、貴様、射撃盤の読み方も知らんのか?」
一番砲手の射撃ミスを指しているのだ。砲術長の指示を読み間違えて、主砲の操作を誤ったのだ。
「待ってろ! 今そちらへ行く!」
ソコロフは砲術長のダフマンを従えて一番主砲へ走った。
「貴様が一番砲手か? いったい課業で何を習った?」
ソコロフは一番砲手の胸倉を掴んで拳を振り上げた。
「お待ちください! 責任は自分にあります。殴るなら、どうかこの自分を」
ダフマンは必死に二人の間に割って入った。
部下が殴られるのを黙止できなかったのだ。
「貴様の指示は正確だった。問題はこいつの主砲操作にある」
なおも拳を振り下ろそうとするソコロフに、
「この艦の火器はすべて砲術長である自分の統制下にあります。これは飽くまで自分の監督不行き届きであります」
「貴様、俺に逆らうのか!」
ソコロフの拳がダフマンの顔面に飛んだ。丸眼鏡が吹っ飛んで視界がぼやけた。予備の眼鏡を用意しておいてよかった。そんなことを考える自分が可笑しくもある。
「おい、砲術長。こいつに射撃盤の読み方を教えておけ!」
ソコロフは肩を怒らせながら再び艦橋へ戻っていった。
ダフマンは挙礼しながらその後ろ姿を見送ると、自分と同じように顔に痣をつくった一番砲手を顧みた。
「おい、大丈夫か?」
不意に一番砲手の目に涙が滲んだ。
「申し訳ありません。自分が不甲斐ないばかりに、曹長殿にご迷惑をかけて」
「気にするな。こんなとき部下を庇うのが上官の役目というものだ」
ダフマンは自ら一番砲塔の指揮を執った。彼の熱意が砲員たちを突き動かした。戦艦ミネルバに搭載された四基の主砲は、なんら遅滞することなくビーム弾を打ち続けた。
「凄いな、命中率一八・八パーセントとは……。これは新記録じゃないのか?」
ブレンデルは思わず唸った。これは俄かに信じ難い数字だった。報告書の記載ミスではないのか? 幕僚の誰もがその数字を疑った。ただ一人、現場に居合わせたソコロフを除いては……。
「いえ、間違いありません。小官がミネルバの艦長として、自分の目で確かめたことですから」
幕僚の間からため息が漏れた。平均の倍近い命中率なのだ。これが本当なら神業といっていい。
ブレンデルが尋ねた。
「ミネルバの砲術長は何というのかね?」
ソコロフはその名を知らなかった。しかし、あの顔、どこかで見た覚えがある。そうだ、あいつだ!
「彼ですよ。減給の一件で司令部に直談判しにきた」
その一言が幕僚たちの脳裏に一人のグローク人を想起させた。丸眼鏡をかけた理知的な顔立ちは、粗野なグローク人の中にあって一際目立つ。人類に例えれば軍人よりも学者が似合うタイプなのだろう。そんなグローク人が砲術長として立派な成績を残したのだ。
ソコロフは以前にも教練の最中、ダフマンに銃床の一撃を喰らわせている。その一撃がダフマンの惰弱な精神を撃ち砕いたことを彼は知らない。だがその一件をウォーケンは明確に覚えていた。彼はダフマンが一人前の軍人に成長したことを内心大いに喜んだ。
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