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第18話 戦闘
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翌朝、〇六〇〇時より演習は再開された。
ダフマンやトムソンの所属する中隊は当初の予定通りパミール高原の東方に進出して敵堡塁の占拠を命じられた。中隊は堡塁の全面に展開すると約五〇〇メートルの距離から突撃を開始した。通常であれば戦車なり装甲車なりを前面に押し立てて進撃するのだが、今回の演習では模擬弾を装填した小銃と軽機関銃に装備が限定されていた。そのため堡塁への接近は至難を極め、立ちどころに十数名の味方が敵の攻撃に倒された。絶え間ないエネルギー弾の飛来に中隊は匍匐を余儀なくされ、前線は攻撃開始五分にして膠着状態に陥った。
クロウがダフマンの側までにじり寄ってきた。
「今時こんな攻撃ありかよ。こりゃ、とても近代戦とは言えねえぞ」
ダフマンの口元から白い歯が零れた。
「実戦じゃたまにあるそうだ。前近代的な重火器を欠いた戦闘かな」
「そりゃ俺たちに死ねってことか?」
「勝てると思うから突撃させてんだろ。上の連中は……」
そのときエネルギー弾がクロウの頭を掠めて後方へ飛んだ。
「おっと、危ねえ! これが実戦なら俺はとうに逃げ出してるぜ」
その言葉が強ち冗談とは思えなかった。
敵の絶え間ない攻撃のため、頭を上げて前方を視認することも容易ではない。この圧倒的に不利な状況から抜け出せる手段はあるのだろうか?
彼らグローク人にとって初の本格的な野外演習は、参加した兵士に恐怖と興奮を極限まで体感させた。
部隊の最右翼を担っていたトムソンは右手に広がる森林地帯に目を付けた。あそこに隠れながら堡塁への接近を試みれば、もっと近い距離から突撃できるのではないか? トムソンは本隊に連絡して作戦の許可を取り付けると、中隊を一時後退させて森林地帯へ潜伏させた。ダフマンの指揮する小隊が横列隊形をとって銃火の幅を広げたため、敵はトムソンの小隊が密かに後退するのを見逃してしまったのだ。トムソンの読みは的中した。森林を三百ヤードほど前進すると、敵堡塁の側面二百ヤードの位置に進出した。敵は正面の味方に気を取られている。彼は茂みの中で待機する部下を顧みると、「総員、突撃!」と叫んだ。
号令一下、トムソンの部隊は雄たけびを上げながら敵堡塁へ突撃した。予期せぬ方向からの攻撃に、敵は慌てふためいて小銃を乱射してきた。だが模擬弾の光はトムソンの遥か頭上を掠め、怒涛のごときトムソン中隊の突進を食い止めることができなかった。そのまま堡塁に乱入すると各所で白兵戦を繰り広げた。トムソンは目の前に立ちはだかった敵兵の腹部に素早く銃口を突き付けた。すると敵兵の胸に着装してあるコンピューターの端末が赤く光り出した。むろん興奮状態の相手が気付くはずもなく、お返しとばかりにトムソンの横っ腹に銃身を叩きつけた。だがトムソンのコンピューター端末が赤く光ることはなかった。すでに敵兵は彼の最初の一撃で戦闘不能の状態に陥ったとコンピューターが判定したのだ。総員ヘルメットとメタルジャケットを着用しているため負傷する心配はなかったが、それでも数人が無防備な顔面や手足を強打されて負傷する者もいた。教官たちはその場で喧嘩の仲裁をするがごとく、コンピューターの判定に従い死傷者を後方へ立ち退かせた。
トムソン小隊の突撃に呼応して他の小隊も次々と堡塁に雪崩れ込む。奇襲作戦は物の見事に成功し、三十分後には全体の五分の一に及ぶ死傷者を出した敵側に撤退命令が下された。
堡塁内に歓声が沸き上がった。汗と埃に塗れた顔は、どれも満足感に輝いていた。
トムソンは砂嚢に腰を下ろして、小銃を杖代わりに身体を休めていた。虚脱状態の精神には目の前の現実がまるで白昼夢のように映る。自分の立案した作戦が味方を勝利に導いた。その事実を素直に喜べない自分がいる。もしこれが実戦であれば、敵味方合わせて何人の兵士が死んだことになるのか? 軍隊では常に死と隣り合わせであることを、トムソンは明確に自覚した。不意に背後から肩を叩かれた。
「よう、大手柄だな。作戦は大成功だ」
ダフマンが労いの言葉をかけた。
「いや、運がよかっただけさ。ダフマン、おまえの部隊は何人戦死者を出した?」
「お陰さんで一人だけだ。我々の完勝だよ」
「俺の部隊は五人だ。他に負傷者が八名」
「戦争に犠牲は付きものだ。戦死するリスクは覚悟の上だ。おまえだってそうだろ?」
「本当に戦死者が出たような口振りだな」
「いずれ戦場に出れば誰かが死ぬんだ。間違いなく」
「俺は妻子と別れて独り身だ。死んだところで誰も悲しむ者がいないからいいが、この部隊にはダフマン、おまえのような有意な若者も大勢いる。彼らに死は早すぎる」
そのとき二人の目の前に人影が立った。
クロウだった。彼はくわえていた煙草を地面に吐き捨てると、
「おめでとう、お二人さん。さっきの戦闘で小隊の指揮を執った者は全員二等兵曹に昇進だそうだ。それからおやっさん、あんたは特別の功績により二階級特進、兵曹長に昇進だそうだ。これでおやっさんはグローク人兵士の出世頭だ。俺もお零れに預かりたいよ」
遠方で教官の呼集を命じる声が響いた。
ダフマンは挙礼すると駆け足で去った。
トムソンはその後ろ姿を見送りつつ、ようやく重い腰を上げた。
二人は連れ立って歩き始めた。
「よう、早くしろよ。のろのろしていると昇級がパァになっちまうぞ」
そう言って急かすクロウに、トムソンは先ほどの疑問を投げかけてみた。
「クロウ、おめえ、さっきの戦闘で何人倒した?」
一瞬、クロウの目が細くなった。
「三人だ。その後、コンピューターの野郎が俺を負傷と判定したが……」
「それだけ活躍すれば一等兵に昇進だ。よかったな、お望み通り昇進できて」
「本当か? なら俺もようやく下っ端から抜け出せるってわけだ。よかったよ。今のうちに昇進できて。二等兵のまま若いやつらにこき使われるのは真っ平だ」
「字が読めるんだろ。専攻課程で勉強する気はないのか? 出世の早道だぞ」
「この歳で今更勉強もねえだろ? 自由気ままが一番さ」
「じゃあ、なぜ規律の厳しい軍隊に志願した?」
「そりゃ……、軍隊なら衣食住の心配はねえし、給料だって貰えるんだ。食いっぱぐれる心配はねえだろ? もっとも俺の羽振りのよかったころにゃ、今の五倍の額は稼いでいたがな。相棒の猿が死ななきゃ、今でも芸人やってたさ」
「軍隊はグローク人の仕事としちゃ確かに悪くねえ仕事をくれる。だが命と引き換えにするには余りにも安い額だと思わないか?」
クロウはふと立ち止まってトムソンを見た。
「普通の生活を送っていても早死にするやつもいる。逆に戦場で何度も死ぬような目にあっても生き延びたやつもいる。運っていうのはそういうもんだ。こればっかりは人の力じゃ変えられねえ」
「おまえは運命論者なんだな。知らなかったよ」
「少なくともおやっさんやダフマンのように、グローク人の大儀に殉じて死ぬつもりはねえよ」
「大儀か……」
トムソンは自問する。戦闘の最中、自分を突き動かした衝動の正体を……。
怒り、憎しみ、悲しみ……、思い返してみると、相手のそんな眼差しだけが脳裏に浮かんでは消えてゆく。相手の身体の動きなど一片も記憶に残ってはいなかった。教本通りの格闘法など望むべくもない。戦場において発露される精神は本能に支えられた闘争心だけだ。
ダフマンやトムソンの所属する中隊は当初の予定通りパミール高原の東方に進出して敵堡塁の占拠を命じられた。中隊は堡塁の全面に展開すると約五〇〇メートルの距離から突撃を開始した。通常であれば戦車なり装甲車なりを前面に押し立てて進撃するのだが、今回の演習では模擬弾を装填した小銃と軽機関銃に装備が限定されていた。そのため堡塁への接近は至難を極め、立ちどころに十数名の味方が敵の攻撃に倒された。絶え間ないエネルギー弾の飛来に中隊は匍匐を余儀なくされ、前線は攻撃開始五分にして膠着状態に陥った。
クロウがダフマンの側までにじり寄ってきた。
「今時こんな攻撃ありかよ。こりゃ、とても近代戦とは言えねえぞ」
ダフマンの口元から白い歯が零れた。
「実戦じゃたまにあるそうだ。前近代的な重火器を欠いた戦闘かな」
「そりゃ俺たちに死ねってことか?」
「勝てると思うから突撃させてんだろ。上の連中は……」
そのときエネルギー弾がクロウの頭を掠めて後方へ飛んだ。
「おっと、危ねえ! これが実戦なら俺はとうに逃げ出してるぜ」
その言葉が強ち冗談とは思えなかった。
敵の絶え間ない攻撃のため、頭を上げて前方を視認することも容易ではない。この圧倒的に不利な状況から抜け出せる手段はあるのだろうか?
彼らグローク人にとって初の本格的な野外演習は、参加した兵士に恐怖と興奮を極限まで体感させた。
部隊の最右翼を担っていたトムソンは右手に広がる森林地帯に目を付けた。あそこに隠れながら堡塁への接近を試みれば、もっと近い距離から突撃できるのではないか? トムソンは本隊に連絡して作戦の許可を取り付けると、中隊を一時後退させて森林地帯へ潜伏させた。ダフマンの指揮する小隊が横列隊形をとって銃火の幅を広げたため、敵はトムソンの小隊が密かに後退するのを見逃してしまったのだ。トムソンの読みは的中した。森林を三百ヤードほど前進すると、敵堡塁の側面二百ヤードの位置に進出した。敵は正面の味方に気を取られている。彼は茂みの中で待機する部下を顧みると、「総員、突撃!」と叫んだ。
号令一下、トムソンの部隊は雄たけびを上げながら敵堡塁へ突撃した。予期せぬ方向からの攻撃に、敵は慌てふためいて小銃を乱射してきた。だが模擬弾の光はトムソンの遥か頭上を掠め、怒涛のごときトムソン中隊の突進を食い止めることができなかった。そのまま堡塁に乱入すると各所で白兵戦を繰り広げた。トムソンは目の前に立ちはだかった敵兵の腹部に素早く銃口を突き付けた。すると敵兵の胸に着装してあるコンピューターの端末が赤く光り出した。むろん興奮状態の相手が気付くはずもなく、お返しとばかりにトムソンの横っ腹に銃身を叩きつけた。だがトムソンのコンピューター端末が赤く光ることはなかった。すでに敵兵は彼の最初の一撃で戦闘不能の状態に陥ったとコンピューターが判定したのだ。総員ヘルメットとメタルジャケットを着用しているため負傷する心配はなかったが、それでも数人が無防備な顔面や手足を強打されて負傷する者もいた。教官たちはその場で喧嘩の仲裁をするがごとく、コンピューターの判定に従い死傷者を後方へ立ち退かせた。
トムソン小隊の突撃に呼応して他の小隊も次々と堡塁に雪崩れ込む。奇襲作戦は物の見事に成功し、三十分後には全体の五分の一に及ぶ死傷者を出した敵側に撤退命令が下された。
堡塁内に歓声が沸き上がった。汗と埃に塗れた顔は、どれも満足感に輝いていた。
トムソンは砂嚢に腰を下ろして、小銃を杖代わりに身体を休めていた。虚脱状態の精神には目の前の現実がまるで白昼夢のように映る。自分の立案した作戦が味方を勝利に導いた。その事実を素直に喜べない自分がいる。もしこれが実戦であれば、敵味方合わせて何人の兵士が死んだことになるのか? 軍隊では常に死と隣り合わせであることを、トムソンは明確に自覚した。不意に背後から肩を叩かれた。
「よう、大手柄だな。作戦は大成功だ」
ダフマンが労いの言葉をかけた。
「いや、運がよかっただけさ。ダフマン、おまえの部隊は何人戦死者を出した?」
「お陰さんで一人だけだ。我々の完勝だよ」
「俺の部隊は五人だ。他に負傷者が八名」
「戦争に犠牲は付きものだ。戦死するリスクは覚悟の上だ。おまえだってそうだろ?」
「本当に戦死者が出たような口振りだな」
「いずれ戦場に出れば誰かが死ぬんだ。間違いなく」
「俺は妻子と別れて独り身だ。死んだところで誰も悲しむ者がいないからいいが、この部隊にはダフマン、おまえのような有意な若者も大勢いる。彼らに死は早すぎる」
そのとき二人の目の前に人影が立った。
クロウだった。彼はくわえていた煙草を地面に吐き捨てると、
「おめでとう、お二人さん。さっきの戦闘で小隊の指揮を執った者は全員二等兵曹に昇進だそうだ。それからおやっさん、あんたは特別の功績により二階級特進、兵曹長に昇進だそうだ。これでおやっさんはグローク人兵士の出世頭だ。俺もお零れに預かりたいよ」
遠方で教官の呼集を命じる声が響いた。
ダフマンは挙礼すると駆け足で去った。
トムソンはその後ろ姿を見送りつつ、ようやく重い腰を上げた。
二人は連れ立って歩き始めた。
「よう、早くしろよ。のろのろしていると昇級がパァになっちまうぞ」
そう言って急かすクロウに、トムソンは先ほどの疑問を投げかけてみた。
「クロウ、おめえ、さっきの戦闘で何人倒した?」
一瞬、クロウの目が細くなった。
「三人だ。その後、コンピューターの野郎が俺を負傷と判定したが……」
「それだけ活躍すれば一等兵に昇進だ。よかったな、お望み通り昇進できて」
「本当か? なら俺もようやく下っ端から抜け出せるってわけだ。よかったよ。今のうちに昇進できて。二等兵のまま若いやつらにこき使われるのは真っ平だ」
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「この歳で今更勉強もねえだろ? 自由気ままが一番さ」
「じゃあ、なぜ規律の厳しい軍隊に志願した?」
「そりゃ……、軍隊なら衣食住の心配はねえし、給料だって貰えるんだ。食いっぱぐれる心配はねえだろ? もっとも俺の羽振りのよかったころにゃ、今の五倍の額は稼いでいたがな。相棒の猿が死ななきゃ、今でも芸人やってたさ」
「軍隊はグローク人の仕事としちゃ確かに悪くねえ仕事をくれる。だが命と引き換えにするには余りにも安い額だと思わないか?」
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「大儀か……」
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怒り、憎しみ、悲しみ……、思い返してみると、相手のそんな眼差しだけが脳裏に浮かんでは消えてゆく。相手の身体の動きなど一片も記憶に残ってはいなかった。教本通りの格闘法など望むべくもない。戦場において発露される精神は本能に支えられた闘争心だけだ。
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