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第02話 幻のプロローグ その二
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「待つんだ、桜井! おまえ一人ではそいつに勝てないぞ!」
彼女が振り向いた、その先には……。
赤レ〇ジャー!
青レ〇ジャー!
黄レ〇ジャー!
緑レ〇ジャー!
「四人揃ってフォーレンジャー!」
「ああ、なぜ? 一人足りない……」
桜井は軽い立ち眩みを覚えた。
赤レ〇ジャーが叫んだ。
「いや、そんなことはないぞ。最後の一人は君だ!」
「ええっ! わたしぃ~!」
自身を指さして感謝感激の桜井咲子。
リーダーの指名を受けて、とうとう戦隊もののヒロインに抜擢されたのだ。
そうなれば勇気百倍!
赤の勇ましい「エンドボールだ!」のかけ声と共に、緑が地面にラグビー状の爆弾を設置する。
赤が叫んだ!
「フォーレンジャーハリケ~ン、ーー逮捕状!」
緑→黄→青→赤という順番で受け渡された正義の爆弾は、最後に桜井の、「アタッ~~~~~ク!」というかけ声と共に、おパンツ仮面へ投擲された。
直後、爆弾は逮捕状へと変化して、おパンツ仮面のおパンツに張り付いた。
うお、うお、うおおおおお~~~~~!
ものの見事に大爆死を遂げたおパンツ仮面。
五人は桜井を中心に横並びになると、片手を上げて、「五人揃って、ゴレ〇ジャー~!」と勝利のポーズを決めた。
「みんな、ありがと!」
「桜井、遅刻するんじゃないぞぉ~」
桜井咲子は腕時計に眼を落した。
時刻は午前八時三十三分。
学校の正門が閉まるまで、あと七分。
急がなければ……。
不意に何かに躓いて転倒した桜井。
何気に足元を見ると、そこにはのこのこと群れを成して迫り来る歩く椎茸が……。
こんなザコキャラ、わたし一人で十分!
まさかゲーム業界最弱キャラ相手に、無敵の戦隊ヒーローの力をあてにするわけにはいかない。
彼女は学生鞄の中から昭和の名器、トンボ鉛筆を取り出すと、それを忍者が苦無を投げるがごとく抜き手で放ったのだ。
彼女が走り抜けたあとには、数多の椎茸の残骸が残された。
桜井咲子は腕時計に眼を落した。
時刻は八時三十四分。
学校の正門が閉まるまで、あと六分。
急がなければ……。あっ!
突然、路上一面を巨大な影が覆い尽くした。
ーー!
桜井は立ち止まって天を仰いだ。
彼女は見た。
天空の彼方より飛来した侵略者の宇宙艦隊を……。
「あ、あれはディンギ〇星人の残存艦隊だ!」
艦隊は左右に分離して、完全に彼女を包囲する体勢を整えた。
ああ、もう駄目。
死を覚悟した桜井咲子。そのとき……。
数隻の戦闘艦が炎を吹き上げ爆沈した。
彼女の瞳に希望の光が宿った。その耳に、いや、魂に響く総統襲撃のテーマ……♪
そこには総統旗艦を先頭に戴いたガ〇ラス艦隊の雄姿が……。
スマホの着信音が鳴って、液晶画面にデ〇ラー総統の姿が映し出された。
「間に合ってよかった。あの邪魔者はこのデ〇ラーが引き受けよう」
「--総統!」
天から降ってきた一輪のバラ……。
彼女はそれを愛おしそうに両手で押し包んだ。
「君の状況は知っている。さあ、早く学校へ行くのだ!」
「ありがとう、デ〇ラー総統!」
彼女はバラを天にかざして感謝の意を伝えると、全速力で走り出した。
ぴしゅ、ド~~~~~チュルチュルチュル~~~~~、ド~~~~~ン!
彼女は背中でデ〇ラー砲の炸裂音を聴いた。
桜井咲子は腕時計に眼を落した。
時刻は八時三十五分。
学校の正門が閉まるまで、あと五分。
急がなければ……。あっ!
思わず立ち止まった桜井。それもそのはず。
路上を埋め尽くす山羊、山羊、山羊の群れ。
理由はわからないが、なぜか山羊の群れが巷に溢れ、桜井を通せんぼしたのだ。
群れの中央に二つの人影があった。
家庭教師の〇ライでお馴染みの、山羊の大将とアルプスの野生児だ。
山羊の大将が帽子を手にもじもじしながら、
「ご、ごめんよ。ここは通れないんだ」
アルプスの野生児が必死に懇願した。
「お願いだから帰って! おじいさんをそっとしておいてあげて」
二人の名作アニメパワーに押されて、たじたじの桜井咲子。
相手が相手だけに、銘刀50センチ定規や必殺鉛筆苦無を使用できないのが痛い。
ど、どうしたらいいの?
腕時計に眼を落すと、針は午前八時三十七分を指していた。
戦闘開始から既に二分が経過したことになる。
桜井咲子はここに最大の強敵を迎えたのだ。
ああ、そうだ!
彼女は学生鞄から数冊のノートを取り出すと、それを惜しげもなく1ページ1ページ切り裂き始めた。
そうしておおよそ百枚ほどの紙の束ができあがると、それをメーメー鳴きながら近づいてくる山羊の群れに、
「ハーイ、並んで並んで、お一人様一枚づつね」と言って与え始めたのだ。
「……」
茫然と佇む山羊の大将とアルプスの野生児。
桜井はすべての山羊に紙片を与え終わると、パンパンとロッテンマイヤーさんのように手を叩いて、
「さあ、道をお開けなさい」
見事、山羊の群れは左右に分かれて、彼女に道を開いたのだ。
犬は三日飼えば恩を忘れず、猫は一週間飼えば恩を忘れず、というが、山羊は一宿一飯の恩義を忘れないのだ。
八時三十八分。
桜井咲子は無事、桜が丘高校の正門前に到着した。
やったぁ! ギリセーフ。ありがと、ヒーローズのみんな……。
一見、彼女は目的を成就したように思える。
だがそれは間違いだった。
彼女は知らなかった。
この高校に悪魔が存在することを……。教師と生徒を恐怖の坩堝に叩き落とす悪魔が存在することを……。
悪夢だ。まさに悪夢の幕開けだ。
もう後戻りはできない。
なぜなら、ほ~ら、悪魔はあなたのすぐ後ろから……、桜井咲子の背後から土煙りを上げて猛スピードで迫り来たのだ。
その瞬間、桜井咲子の身体はまるでゴム毬のように跳んだ。
背後から漆黒のリムジンに追突されたのだ。
焦点を失った瞳に茫然と佇む数多の生徒を映して、血だまりの中へ沈みゆく桜井咲子の身体……。捲れたスカートの下から白いパンツが丸見えとなったが、それをはしたない等と誰が非難できよう。
停車したリムジンのドアが開いて、悪魔のごとき全身黒ずくめの、おおよそ高校生とは思えない一人の男が姿を現した。その男の名は……?
彼女が振り向いた、その先には……。
赤レ〇ジャー!
青レ〇ジャー!
黄レ〇ジャー!
緑レ〇ジャー!
「四人揃ってフォーレンジャー!」
「ああ、なぜ? 一人足りない……」
桜井は軽い立ち眩みを覚えた。
赤レ〇ジャーが叫んだ。
「いや、そんなことはないぞ。最後の一人は君だ!」
「ええっ! わたしぃ~!」
自身を指さして感謝感激の桜井咲子。
リーダーの指名を受けて、とうとう戦隊もののヒロインに抜擢されたのだ。
そうなれば勇気百倍!
赤の勇ましい「エンドボールだ!」のかけ声と共に、緑が地面にラグビー状の爆弾を設置する。
赤が叫んだ!
「フォーレンジャーハリケ~ン、ーー逮捕状!」
緑→黄→青→赤という順番で受け渡された正義の爆弾は、最後に桜井の、「アタッ~~~~~ク!」というかけ声と共に、おパンツ仮面へ投擲された。
直後、爆弾は逮捕状へと変化して、おパンツ仮面のおパンツに張り付いた。
うお、うお、うおおおおお~~~~~!
ものの見事に大爆死を遂げたおパンツ仮面。
五人は桜井を中心に横並びになると、片手を上げて、「五人揃って、ゴレ〇ジャー~!」と勝利のポーズを決めた。
「みんな、ありがと!」
「桜井、遅刻するんじゃないぞぉ~」
桜井咲子は腕時計に眼を落した。
時刻は午前八時三十三分。
学校の正門が閉まるまで、あと七分。
急がなければ……。
不意に何かに躓いて転倒した桜井。
何気に足元を見ると、そこにはのこのこと群れを成して迫り来る歩く椎茸が……。
こんなザコキャラ、わたし一人で十分!
まさかゲーム業界最弱キャラ相手に、無敵の戦隊ヒーローの力をあてにするわけにはいかない。
彼女は学生鞄の中から昭和の名器、トンボ鉛筆を取り出すと、それを忍者が苦無を投げるがごとく抜き手で放ったのだ。
彼女が走り抜けたあとには、数多の椎茸の残骸が残された。
桜井咲子は腕時計に眼を落した。
時刻は八時三十四分。
学校の正門が閉まるまで、あと六分。
急がなければ……。あっ!
突然、路上一面を巨大な影が覆い尽くした。
ーー!
桜井は立ち止まって天を仰いだ。
彼女は見た。
天空の彼方より飛来した侵略者の宇宙艦隊を……。
「あ、あれはディンギ〇星人の残存艦隊だ!」
艦隊は左右に分離して、完全に彼女を包囲する体勢を整えた。
ああ、もう駄目。
死を覚悟した桜井咲子。そのとき……。
数隻の戦闘艦が炎を吹き上げ爆沈した。
彼女の瞳に希望の光が宿った。その耳に、いや、魂に響く総統襲撃のテーマ……♪
そこには総統旗艦を先頭に戴いたガ〇ラス艦隊の雄姿が……。
スマホの着信音が鳴って、液晶画面にデ〇ラー総統の姿が映し出された。
「間に合ってよかった。あの邪魔者はこのデ〇ラーが引き受けよう」
「--総統!」
天から降ってきた一輪のバラ……。
彼女はそれを愛おしそうに両手で押し包んだ。
「君の状況は知っている。さあ、早く学校へ行くのだ!」
「ありがとう、デ〇ラー総統!」
彼女はバラを天にかざして感謝の意を伝えると、全速力で走り出した。
ぴしゅ、ド~~~~~チュルチュルチュル~~~~~、ド~~~~~ン!
彼女は背中でデ〇ラー砲の炸裂音を聴いた。
桜井咲子は腕時計に眼を落した。
時刻は八時三十五分。
学校の正門が閉まるまで、あと五分。
急がなければ……。あっ!
思わず立ち止まった桜井。それもそのはず。
路上を埋め尽くす山羊、山羊、山羊の群れ。
理由はわからないが、なぜか山羊の群れが巷に溢れ、桜井を通せんぼしたのだ。
群れの中央に二つの人影があった。
家庭教師の〇ライでお馴染みの、山羊の大将とアルプスの野生児だ。
山羊の大将が帽子を手にもじもじしながら、
「ご、ごめんよ。ここは通れないんだ」
アルプスの野生児が必死に懇願した。
「お願いだから帰って! おじいさんをそっとしておいてあげて」
二人の名作アニメパワーに押されて、たじたじの桜井咲子。
相手が相手だけに、銘刀50センチ定規や必殺鉛筆苦無を使用できないのが痛い。
ど、どうしたらいいの?
腕時計に眼を落すと、針は午前八時三十七分を指していた。
戦闘開始から既に二分が経過したことになる。
桜井咲子はここに最大の強敵を迎えたのだ。
ああ、そうだ!
彼女は学生鞄から数冊のノートを取り出すと、それを惜しげもなく1ページ1ページ切り裂き始めた。
そうしておおよそ百枚ほどの紙の束ができあがると、それをメーメー鳴きながら近づいてくる山羊の群れに、
「ハーイ、並んで並んで、お一人様一枚づつね」と言って与え始めたのだ。
「……」
茫然と佇む山羊の大将とアルプスの野生児。
桜井はすべての山羊に紙片を与え終わると、パンパンとロッテンマイヤーさんのように手を叩いて、
「さあ、道をお開けなさい」
見事、山羊の群れは左右に分かれて、彼女に道を開いたのだ。
犬は三日飼えば恩を忘れず、猫は一週間飼えば恩を忘れず、というが、山羊は一宿一飯の恩義を忘れないのだ。
八時三十八分。
桜井咲子は無事、桜が丘高校の正門前に到着した。
やったぁ! ギリセーフ。ありがと、ヒーローズのみんな……。
一見、彼女は目的を成就したように思える。
だがそれは間違いだった。
彼女は知らなかった。
この高校に悪魔が存在することを……。教師と生徒を恐怖の坩堝に叩き落とす悪魔が存在することを……。
悪夢だ。まさに悪夢の幕開けだ。
もう後戻りはできない。
なぜなら、ほ~ら、悪魔はあなたのすぐ後ろから……、桜井咲子の背後から土煙りを上げて猛スピードで迫り来たのだ。
その瞬間、桜井咲子の身体はまるでゴム毬のように跳んだ。
背後から漆黒のリムジンに追突されたのだ。
焦点を失った瞳に茫然と佇む数多の生徒を映して、血だまりの中へ沈みゆく桜井咲子の身体……。捲れたスカートの下から白いパンツが丸見えとなったが、それをはしたない等と誰が非難できよう。
停車したリムジンのドアが開いて、悪魔のごとき全身黒ずくめの、おおよそ高校生とは思えない一人の男が姿を現した。その男の名は……?
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