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第38話 腹話術部戦決着
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『コ、コイツラ……』
「……同じなんだね、僕と。彼らにとっても、あの子達は大切な友達なんだね」
操は改めて彼方達の行動を思い返す。
「……そういえば彼らはみーくんを狙ってはこなかった。みーくんを倒せば、僕の力の大半を奪うことができるのに……」
「そりゃそうさ。お前にとってその人形──みーくんだっけ。そいつがどれだけ大切な存在なのかわかるからな」
「あたしにとって、ガレキが大切な人なのと、同じなんでしょ」
自分の大切な人形を抱き寄せながら語りかける彼方達の表情はとても優しげだった。
「……でも、君は言ったじゃないか。『人形が親友なのか? ちゃんとした友達を作れよ』って。あの言葉は──」
「俺は『ちゃんとした友達も作れ』って言ったんだよ。俺にとっても、こいつは友達みたいなもんだからな」
「あたしにとっては恋人みたいなもんだけどね」
「けろっぴは~幼なじみです~」
彼方達と人形達との関係は、操にとって、自分とみーくんの関係と同じに見えた。自分がみーくんを大切に思ってるのと同じくらい、彼らも自分の人形達を大切に思っていることが、いつもみーくんと一緒にいる操にはよくわかった。
「だけど、俺の友達はこいつだけじゃない。とろりんもいるし、盟子もいる。波佐見だってそうだし、品緒も一応は友達だ。ほかにも、クラスにも大勢の友達がいる。それに、なんいっても空の星たちも大切な友達だ」
彼方は両腕を広げ、天文フィールドの星星を抱き留めるような格好をした。
「俺の友達は一人じゃない。どいつもこいつも一癖も二癖もある奴だから、反目することもよくあるが、それは俺自身の、そして相手にとっての成長に繋がる。色々な種類の人間に接することで、より多彩なものを吸収して、自分自身を大きくすることができる。……だが、お前はどうだ?」
「僕は……。みーくんだけでも十分だ。みーくんといるだけでも十分成長できる」
「そうか? 本当にそうか? お前の行動や発言を見ているととてもそうは思えないぞ」
「町中でいきなり攻撃してくるのが普通の人間のすること?」
「他人のことなんてどーでもいいなんて言うのが成長した人間の言うことか?」
「それは……」
『操をいじめんじゃネー! テメーら、オレが相手してやるぜ!』
みーくんが操の腕を勝手に動かし、操をかばうように操と彼方達の間に割って入る。
「お前もいけないんだぞ! 友達っていうのは馴れ合うだけの存在じゃない! 倒れた時に手を貸してやるのだけが友情じゃない。立ち上がるのを見守ってやって、立ち上がった時に拍手してやるのが本当の友情だって言うだろうが。お前は操にとってそういう存在であったことが今までにあったのか?」
『オ、オレは……』
「時には突き放し、成長を見守るのもまた優しさなのよ」
『けど、オレが守ってやらないと操は……。操にはほかに誰もいないんダゾ』
「俺達がいるだろうが」
「……彼方君」
「波佐見とか大手品緒よりも、よっぽど可愛げがあるわよ」
「けろっぴも仲良くしたいって言ってますよ~」
とろりんが手にしたカエルのぬいぐるみをみーくんにすり寄せる。
みーくんは嫌そうではなかったが、どう対処していいかわからない様子で、操に目で助けを求める。操はそれに笑顔で応えた。彼方達が初めて見る笑顔で。
「こんにちは。ボクはみーくんです」
操が操の声で、みーくんをペコリとさせる。
「わたしはけろっぴで~す。よろしくね~」
カエルの人形を左右に揺らすとろりん。
「うん。こっちこそよろしく」
とても高校生が真面目にやっているとは思えない、人形遊びの図。しかし、それを笑う者はここにはいない。それを見守る彼方と盟子の顔は、まるで授業参観に来た親のよう。
「盟子、お前も仲間に入りたそうだな。『撃っていいのは、撃たれる覚悟のある奴だけだ! 』とか言いつつ、そのガレキ持って中に入れよ」
「馬鹿言わないで。一緒に遊びたいのはあなたの方でしょ!」
「このロボットでどうやって一緒に遊ぶっていうんだよ。ジャンルが違うじゃねーか」
「オーラ斬りとか言って、斬りかかって行けばいいでしょ」
「そんなことしたらとろりんや操が引くだろうが!」
「そんなこと私は知らないわよ」
「なにをっ! こうなりゃ、お前にオーラ斬りだ!」
「あっ、私のルル様になにする気!?」
「いっけぇー、ハイパーオーラ斬りだぁ!」
「くっ、私たちを全力で見逃せ! そっちの可愛い盟子ちゃんもだ! 」
「誰が可愛いんだよ!」
「うっさいわね!」
空中で、ガレキとプラモをちゃんちゃんばらばらさせ始める二人。
「……子供みたいだね」
「そ~でしょ。でも~、そういうところがまた~可愛いんですよ~」
彼方と盟子のやりとりを見ながら、囁きあう操ととろりん。どちらのペアが精神年齢が低いのかわからない構図である。
「あのー、盛り上がっているところを申し訳ないんですけど、そろそろ先に進みませんか?」
一人蚊帳の外に置かれていた品緒。このままでは日が暮れると思い、横の方から口を挟む。言葉の内容とは違い、すまなさそうな感じはあまり感じられない言い方で。
「誰が盛り上がってるって、誰が!」
「そうよ誰がよ!」
「いや、別に彼方君達だとは一言も……」
「じゃあ、なんでとろりん達にではなく、俺達に向かって言ってんだよ?」
「なんでと言われても……」
「まあ、いい。いつまでもゆっくりしているわけにはいかないし、先に進むか」
ようやく道草を終了しようとした時、盟子があることに気づいた。
「あっ、変態仮面がいないわ! さっきまでそこで倒れてたのに!」
盟子の声で皆もその事実に気づいた。
「ちっ! 覆面を剥いで正体暴いて笑ってやろうと思ってたのに、いつの間にか復活して、逃げていきやがったな」
「人形遊びなんてしてるから──」
「しつこい!」
ズガッ!
彼方のローリングソバットが品緒の後頭部に直撃する。
「ところで、操。あなたはどうするの?」
二人の漫才をよそに、盟子が操に問いかける。
「僕は……」
操は困った顔でみーくんと顔を見合わせる。そこに近寄ってくるのは、実力で品緒の口を封じた彼方。
「無理に俺達と一緒に来る必要はないぞ。お前は本質的には争いの好きなタイプじゃないみたいだしな」
「みーくんの方はそれとは反対みたいだけどね」
「……ごめん」
一緒に戦わないことに対しての謝罪なのか、みーくんの攻撃的性格についての謝罪なのかはわからないが、それは追求する必要のないことだった。
「何も謝る必要なんてないさ。それより、代わりといってはなんだが、ちょっと頼まれてくれないか?」
「……僕にできることなら」
「ああ」
彼方は自分が精魂込めて作ったプラモデルを操の前に差し出した。
「俺達が帰ってくるまでこいつを預かっていてくれないか。このまま持って行って壊れてしまったら大変だからな」
「彼方君の友達を? 僕なんかに預けていいの?」
「お前だからこそ任せられるんだよ。お前なら俺がこいつをどれだけ大切にしているのかわかってくれてるからな」
「……うん」
操は左手とみーくんとで、赤ん坊でも受け取るかのように優しく丁寧に彼方からプラモデルを預かり、それを抱き抱えるように持つ。
「操、あたしのルル様もお願い!」
「けろっぴとも~一緒に遊んでてあげて~」
盟子ととろりんも自分の大切な人形を操に預ける。
「みんなの友達は僕が責任を持って面倒をみておくよ。……だから、頑張ってきて」
操から視線を向けられた彼方達は大きくしっかりとうなずいた。
「……同じなんだね、僕と。彼らにとっても、あの子達は大切な友達なんだね」
操は改めて彼方達の行動を思い返す。
「……そういえば彼らはみーくんを狙ってはこなかった。みーくんを倒せば、僕の力の大半を奪うことができるのに……」
「そりゃそうさ。お前にとってその人形──みーくんだっけ。そいつがどれだけ大切な存在なのかわかるからな」
「あたしにとって、ガレキが大切な人なのと、同じなんでしょ」
自分の大切な人形を抱き寄せながら語りかける彼方達の表情はとても優しげだった。
「……でも、君は言ったじゃないか。『人形が親友なのか? ちゃんとした友達を作れよ』って。あの言葉は──」
「俺は『ちゃんとした友達も作れ』って言ったんだよ。俺にとっても、こいつは友達みたいなもんだからな」
「あたしにとっては恋人みたいなもんだけどね」
「けろっぴは~幼なじみです~」
彼方達と人形達との関係は、操にとって、自分とみーくんの関係と同じに見えた。自分がみーくんを大切に思ってるのと同じくらい、彼らも自分の人形達を大切に思っていることが、いつもみーくんと一緒にいる操にはよくわかった。
「だけど、俺の友達はこいつだけじゃない。とろりんもいるし、盟子もいる。波佐見だってそうだし、品緒も一応は友達だ。ほかにも、クラスにも大勢の友達がいる。それに、なんいっても空の星たちも大切な友達だ」
彼方は両腕を広げ、天文フィールドの星星を抱き留めるような格好をした。
「俺の友達は一人じゃない。どいつもこいつも一癖も二癖もある奴だから、反目することもよくあるが、それは俺自身の、そして相手にとっての成長に繋がる。色々な種類の人間に接することで、より多彩なものを吸収して、自分自身を大きくすることができる。……だが、お前はどうだ?」
「僕は……。みーくんだけでも十分だ。みーくんといるだけでも十分成長できる」
「そうか? 本当にそうか? お前の行動や発言を見ているととてもそうは思えないぞ」
「町中でいきなり攻撃してくるのが普通の人間のすること?」
「他人のことなんてどーでもいいなんて言うのが成長した人間の言うことか?」
「それは……」
『操をいじめんじゃネー! テメーら、オレが相手してやるぜ!』
みーくんが操の腕を勝手に動かし、操をかばうように操と彼方達の間に割って入る。
「お前もいけないんだぞ! 友達っていうのは馴れ合うだけの存在じゃない! 倒れた時に手を貸してやるのだけが友情じゃない。立ち上がるのを見守ってやって、立ち上がった時に拍手してやるのが本当の友情だって言うだろうが。お前は操にとってそういう存在であったことが今までにあったのか?」
『オ、オレは……』
「時には突き放し、成長を見守るのもまた優しさなのよ」
『けど、オレが守ってやらないと操は……。操にはほかに誰もいないんダゾ』
「俺達がいるだろうが」
「……彼方君」
「波佐見とか大手品緒よりも、よっぽど可愛げがあるわよ」
「けろっぴも仲良くしたいって言ってますよ~」
とろりんが手にしたカエルのぬいぐるみをみーくんにすり寄せる。
みーくんは嫌そうではなかったが、どう対処していいかわからない様子で、操に目で助けを求める。操はそれに笑顔で応えた。彼方達が初めて見る笑顔で。
「こんにちは。ボクはみーくんです」
操が操の声で、みーくんをペコリとさせる。
「わたしはけろっぴで~す。よろしくね~」
カエルの人形を左右に揺らすとろりん。
「うん。こっちこそよろしく」
とても高校生が真面目にやっているとは思えない、人形遊びの図。しかし、それを笑う者はここにはいない。それを見守る彼方と盟子の顔は、まるで授業参観に来た親のよう。
「盟子、お前も仲間に入りたそうだな。『撃っていいのは、撃たれる覚悟のある奴だけだ! 』とか言いつつ、そのガレキ持って中に入れよ」
「馬鹿言わないで。一緒に遊びたいのはあなたの方でしょ!」
「このロボットでどうやって一緒に遊ぶっていうんだよ。ジャンルが違うじゃねーか」
「オーラ斬りとか言って、斬りかかって行けばいいでしょ」
「そんなことしたらとろりんや操が引くだろうが!」
「そんなこと私は知らないわよ」
「なにをっ! こうなりゃ、お前にオーラ斬りだ!」
「あっ、私のルル様になにする気!?」
「いっけぇー、ハイパーオーラ斬りだぁ!」
「くっ、私たちを全力で見逃せ! そっちの可愛い盟子ちゃんもだ! 」
「誰が可愛いんだよ!」
「うっさいわね!」
空中で、ガレキとプラモをちゃんちゃんばらばらさせ始める二人。
「……子供みたいだね」
「そ~でしょ。でも~、そういうところがまた~可愛いんですよ~」
彼方と盟子のやりとりを見ながら、囁きあう操ととろりん。どちらのペアが精神年齢が低いのかわからない構図である。
「あのー、盛り上がっているところを申し訳ないんですけど、そろそろ先に進みませんか?」
一人蚊帳の外に置かれていた品緒。このままでは日が暮れると思い、横の方から口を挟む。言葉の内容とは違い、すまなさそうな感じはあまり感じられない言い方で。
「誰が盛り上がってるって、誰が!」
「そうよ誰がよ!」
「いや、別に彼方君達だとは一言も……」
「じゃあ、なんでとろりん達にではなく、俺達に向かって言ってんだよ?」
「なんでと言われても……」
「まあ、いい。いつまでもゆっくりしているわけにはいかないし、先に進むか」
ようやく道草を終了しようとした時、盟子があることに気づいた。
「あっ、変態仮面がいないわ! さっきまでそこで倒れてたのに!」
盟子の声で皆もその事実に気づいた。
「ちっ! 覆面を剥いで正体暴いて笑ってやろうと思ってたのに、いつの間にか復活して、逃げていきやがったな」
「人形遊びなんてしてるから──」
「しつこい!」
ズガッ!
彼方のローリングソバットが品緒の後頭部に直撃する。
「ところで、操。あなたはどうするの?」
二人の漫才をよそに、盟子が操に問いかける。
「僕は……」
操は困った顔でみーくんと顔を見合わせる。そこに近寄ってくるのは、実力で品緒の口を封じた彼方。
「無理に俺達と一緒に来る必要はないぞ。お前は本質的には争いの好きなタイプじゃないみたいだしな」
「みーくんの方はそれとは反対みたいだけどね」
「……ごめん」
一緒に戦わないことに対しての謝罪なのか、みーくんの攻撃的性格についての謝罪なのかはわからないが、それは追求する必要のないことだった。
「何も謝る必要なんてないさ。それより、代わりといってはなんだが、ちょっと頼まれてくれないか?」
「……僕にできることなら」
「ああ」
彼方は自分が精魂込めて作ったプラモデルを操の前に差し出した。
「俺達が帰ってくるまでこいつを預かっていてくれないか。このまま持って行って壊れてしまったら大変だからな」
「彼方君の友達を? 僕なんかに預けていいの?」
「お前だからこそ任せられるんだよ。お前なら俺がこいつをどれだけ大切にしているのかわかってくれてるからな」
「……うん」
操は左手とみーくんとで、赤ん坊でも受け取るかのように優しく丁寧に彼方からプラモデルを預かり、それを抱き抱えるように持つ。
「操、あたしのルル様もお願い!」
「けろっぴとも~一緒に遊んでてあげて~」
盟子ととろりんも自分の大切な人形を操に預ける。
「みんなの友達は僕が責任を持って面倒をみておくよ。……だから、頑張ってきて」
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