15 / 36
第15話 シーナ対ルフィーニ
しおりを挟む
「この力……」
想定以上だった椎名の戦闘力にルフィーニは言葉を失う。
「ルフィーニさん、ジョーはどこだ!?」
「こんな戦い、ジョー様が出るまでもないということだ!」
「高みの見物か!? あんたはジョーに利用されてるだけだぞ!」
「ジョー様はそんな方ではない! ……もっとも、たとえそうだとしても、ジョー様の駒となれるのならば私はそれで満足だがな」
「なっ……」
今度は椎名が言葉を失う。
失恋──と言えなくもない。片思いでしかなかったが。しかも、その原因となったのはまたも丈。この世界に来ても、向こうの世界と同じ悪夢の繰り返しだというのだ。
「何故だ! 何故ジョーなんだ!?」
叫びと共にルフィーニのラブブレードを振り払う。
「なんのことだ? 何を言っている!?」
「ジョーと俺との間にどれほどの差があるんだ!?」
ラブブレードとは刀身をピンクのラブ光で輝かせた剣。搭乗者のラブパワーの大きさによってその輝き具合は違うものの、ラブブレードとはそういうものである。
だが、この時の椎名のラブブレードはそれとは違っていた。黒いのだ。黒光りする輝きをまとっているのだ。
「黒い剣!? 何だそれは? 初めて見るぞ!」
ルフィーニが疑問を投げかける間もなく、黒い光が閃く。
黒と光は相反するもの。だが、それはその矛盾をもってしか説明できないような輝きだった。
ルフィーニにはその一瞬の閃光しか見えなかった。何がどうしたのかは全く視認できなかった。だが、呆然とする中で、目に入ったものもある。
それは、真ん中で折れた剣を握ったラブリオンの腕と、折れた剣のもう半分の部分とが落下していく様子。
「な、なにっ!?」
目の前には剣を振り下ろした姿勢でブラオヴィントが滞空している。
この時になってルフィーニはようやく理解した。ラブブレードごとマシンの右腕をぶった斬られたことを。
しかも、なんの抵抗感も感じさせずに、まるで豆腐でも切り裂くがごとく。
「違いすぎる……力が違いすぎる。今までの戦いでは、ここまでの力の差はなかったはずなのに……」
ルフィーニは迷わず逃げを打った。
臆したわけではない。冷静に戦力分析をして、今の片腕を失った自分では相手にならないことを実感したからだ。
「はあ、はあ、はあ」
ルフィーニを追おうともせず荒い息をつく椎名。いつの間にか剣は元のピンクに輝く剣に戻っている。
「ルフィーニさん……どこだ?」
ルフィーニがブラオヴィントのラブショットの有効射程から離れた頃になって、ようやく椎名は我に帰ったかのように顔を上げ、周囲を見回す。
だが、当然その姿を見つけることなどかなわなかった。しかし、それはさしたる問題ではなかったといえる。ここに至って、椎名はようやく自分の周囲に起こっていることの重大さを理解したのだから。
「こ、これは!?」
周りを飛び回る青のラブリオン達。青、青、青、青。すべてが同じカラーリングをされた青のラブリオンだった。敵も味方も同色のラブリオン!
戦いはすでに敵味方入り乱れての乱戦となっていた。つまり、外見からは敵か味方か判別できないような状況になっているのだ。
丈がルフィーニにこの三日間で外装の修復を中心にさせたのもこのためだった。戦う前から傷ついているマシンでは赤の国のラブリオンだと気づかれてしまう。
「どれが敵なんだ?」
そんな疑問を抱いているのは椎名だけではなかった。全体を見ても、今戦闘を行っているラブリオンの数はそう多くない。椎名と同じようにどうしていいかわからず、手持ちぶさたで飛び回っていたり滞空しているラブリオンが半分以上を占めている。
「しかし、これでは向こうも敵味方の区別がつかないはず」
そう思った時、椎名の側《そば》で止まっていたラブリオンが近距離からのラブショットを受けて爆発した。
「やったのか!? それとも、やられたのか!?」
それは、椎名にはわからないことだった。
条件は同じ。赤の国にとっても敵味方の区別がつかないのは同じこと。だが、数で劣る赤の国にとってそれは有利に働く。
赤の国の目的は敵の攻撃をしのぐこと。敵の殲滅が目的ではない。それ故、互いに攻撃できない状況が続けば、軍を退かねばならないのはここまで出兵してきている青の国ということになる。
また、敵味方構わず攻撃した場合、数の関係から、その相手が青の国である可能性が高くなる。同士討ちの確率も当然青の国の方が高い。味方の方にも無駄な損害が出ることは間違いないが、最終的な被害は数の多い青の国の方が多くなるのは道理である。
だが、今後の戦い──他国への侵攻──を考えるとこの手段は有効ではない。
そこで、丈は敵と味方を区別するための一つの手を与えておいた。
それは「動き回ること」。止まっている敵を見たら敵と思えということだ。
これもまた、あいまいで確実性に欠ける判断材料であることは確かだ。だが、周りすべてに攻撃をしかけているよりは、よほど同士討ちの確率は低い。
敵味方の区別をつけるために、敵に気づかれにくいようにそれとなく印をつけておくという手もないわけではなかった。だが、自分達が判別に利用できるということは、敵もそれに気がつく可能性があるということだ。赤の軍と青の軍の戦力差は圧倒的。戦闘開始後まもなくそれに気づかれでもしたら、せっかくの策が意味のないものになってしまう。それ故、丈はカラーリングを青の国のラブリオンのままにさせておいたのだ。
「ジョーのやつ、これが狙いか!」
丈の敵味方の区別方法までは理解できないが、丈がこちらを混乱させる作戦を用いてきたことくらいは椎名にも理解できる。
「ドナーが出ては一目で敵だとわかる。だから、出ないということか」
考えながら、椎名は横から突然斬りかかってきたラブリオンの剣に対し、鬼の反応を見せ、自分のラブブレードで受け止める。
「ん? 妙だな。何故俺には躊躇なく攻撃してくる」
自分からは攻撃していないのに、自分の方には執拗にラブショットが降り注ぎ、近くの敵が斬りかかってくる。条件反射的にそれらをかいくぐっていたが、冷静に考えてみれば何故こうも攻撃されるのか不思議に思う。だが、椎名はすぐにその理由に気づいた。
それは自分の乗っているラブリオン──ブラオヴィントだ。
ブラオヴィントはドナーと違って、青の国のイメージカラーである青の色をまとっている。
だが、ブラオヴィントは一般の兵の乗るラブリオンとは違う。カスタマイズされた特別なマシンなのだ。フォルムはもちろん、その色にしても他のマシンよりも澄んだ青色をしており、白のラインも入っている。
つまり、ドナーほどではないが、ブラオヴィントもまた一目で敵あるいは味方とわかるマシンなのだ。
「これじゃいい的《まと》じゃないか!」
その通りであった。
しかし、ブラオヴィントを攻撃してくるということは、すなわち敵であるということでもある。受け身的で不利な方法ではあったが、椎名には一つの敵味方の判別方法ができた。
自分を狙ってきた敵に対してブラオヴィントのラブショットが火を吹く。とりあえず一機撃破。椎名のラブパワーを持ってすれば、ラブショットでも、並のラブリオンくらいなら余裕で貫くことができるのだ。
孤軍奮闘する椎名。
だが、青の軍の勢いは確実に落ちていた。
想定以上だった椎名の戦闘力にルフィーニは言葉を失う。
「ルフィーニさん、ジョーはどこだ!?」
「こんな戦い、ジョー様が出るまでもないということだ!」
「高みの見物か!? あんたはジョーに利用されてるだけだぞ!」
「ジョー様はそんな方ではない! ……もっとも、たとえそうだとしても、ジョー様の駒となれるのならば私はそれで満足だがな」
「なっ……」
今度は椎名が言葉を失う。
失恋──と言えなくもない。片思いでしかなかったが。しかも、その原因となったのはまたも丈。この世界に来ても、向こうの世界と同じ悪夢の繰り返しだというのだ。
「何故だ! 何故ジョーなんだ!?」
叫びと共にルフィーニのラブブレードを振り払う。
「なんのことだ? 何を言っている!?」
「ジョーと俺との間にどれほどの差があるんだ!?」
ラブブレードとは刀身をピンクのラブ光で輝かせた剣。搭乗者のラブパワーの大きさによってその輝き具合は違うものの、ラブブレードとはそういうものである。
だが、この時の椎名のラブブレードはそれとは違っていた。黒いのだ。黒光りする輝きをまとっているのだ。
「黒い剣!? 何だそれは? 初めて見るぞ!」
ルフィーニが疑問を投げかける間もなく、黒い光が閃く。
黒と光は相反するもの。だが、それはその矛盾をもってしか説明できないような輝きだった。
ルフィーニにはその一瞬の閃光しか見えなかった。何がどうしたのかは全く視認できなかった。だが、呆然とする中で、目に入ったものもある。
それは、真ん中で折れた剣を握ったラブリオンの腕と、折れた剣のもう半分の部分とが落下していく様子。
「な、なにっ!?」
目の前には剣を振り下ろした姿勢でブラオヴィントが滞空している。
この時になってルフィーニはようやく理解した。ラブブレードごとマシンの右腕をぶった斬られたことを。
しかも、なんの抵抗感も感じさせずに、まるで豆腐でも切り裂くがごとく。
「違いすぎる……力が違いすぎる。今までの戦いでは、ここまでの力の差はなかったはずなのに……」
ルフィーニは迷わず逃げを打った。
臆したわけではない。冷静に戦力分析をして、今の片腕を失った自分では相手にならないことを実感したからだ。
「はあ、はあ、はあ」
ルフィーニを追おうともせず荒い息をつく椎名。いつの間にか剣は元のピンクに輝く剣に戻っている。
「ルフィーニさん……どこだ?」
ルフィーニがブラオヴィントのラブショットの有効射程から離れた頃になって、ようやく椎名は我に帰ったかのように顔を上げ、周囲を見回す。
だが、当然その姿を見つけることなどかなわなかった。しかし、それはさしたる問題ではなかったといえる。ここに至って、椎名はようやく自分の周囲に起こっていることの重大さを理解したのだから。
「こ、これは!?」
周りを飛び回る青のラブリオン達。青、青、青、青。すべてが同じカラーリングをされた青のラブリオンだった。敵も味方も同色のラブリオン!
戦いはすでに敵味方入り乱れての乱戦となっていた。つまり、外見からは敵か味方か判別できないような状況になっているのだ。
丈がルフィーニにこの三日間で外装の修復を中心にさせたのもこのためだった。戦う前から傷ついているマシンでは赤の国のラブリオンだと気づかれてしまう。
「どれが敵なんだ?」
そんな疑問を抱いているのは椎名だけではなかった。全体を見ても、今戦闘を行っているラブリオンの数はそう多くない。椎名と同じようにどうしていいかわからず、手持ちぶさたで飛び回っていたり滞空しているラブリオンが半分以上を占めている。
「しかし、これでは向こうも敵味方の区別がつかないはず」
そう思った時、椎名の側《そば》で止まっていたラブリオンが近距離からのラブショットを受けて爆発した。
「やったのか!? それとも、やられたのか!?」
それは、椎名にはわからないことだった。
条件は同じ。赤の国にとっても敵味方の区別がつかないのは同じこと。だが、数で劣る赤の国にとってそれは有利に働く。
赤の国の目的は敵の攻撃をしのぐこと。敵の殲滅が目的ではない。それ故、互いに攻撃できない状況が続けば、軍を退かねばならないのはここまで出兵してきている青の国ということになる。
また、敵味方構わず攻撃した場合、数の関係から、その相手が青の国である可能性が高くなる。同士討ちの確率も当然青の国の方が高い。味方の方にも無駄な損害が出ることは間違いないが、最終的な被害は数の多い青の国の方が多くなるのは道理である。
だが、今後の戦い──他国への侵攻──を考えるとこの手段は有効ではない。
そこで、丈は敵と味方を区別するための一つの手を与えておいた。
それは「動き回ること」。止まっている敵を見たら敵と思えということだ。
これもまた、あいまいで確実性に欠ける判断材料であることは確かだ。だが、周りすべてに攻撃をしかけているよりは、よほど同士討ちの確率は低い。
敵味方の区別をつけるために、敵に気づかれにくいようにそれとなく印をつけておくという手もないわけではなかった。だが、自分達が判別に利用できるということは、敵もそれに気がつく可能性があるということだ。赤の軍と青の軍の戦力差は圧倒的。戦闘開始後まもなくそれに気づかれでもしたら、せっかくの策が意味のないものになってしまう。それ故、丈はカラーリングを青の国のラブリオンのままにさせておいたのだ。
「ジョーのやつ、これが狙いか!」
丈の敵味方の区別方法までは理解できないが、丈がこちらを混乱させる作戦を用いてきたことくらいは椎名にも理解できる。
「ドナーが出ては一目で敵だとわかる。だから、出ないということか」
考えながら、椎名は横から突然斬りかかってきたラブリオンの剣に対し、鬼の反応を見せ、自分のラブブレードで受け止める。
「ん? 妙だな。何故俺には躊躇なく攻撃してくる」
自分からは攻撃していないのに、自分の方には執拗にラブショットが降り注ぎ、近くの敵が斬りかかってくる。条件反射的にそれらをかいくぐっていたが、冷静に考えてみれば何故こうも攻撃されるのか不思議に思う。だが、椎名はすぐにその理由に気づいた。
それは自分の乗っているラブリオン──ブラオヴィントだ。
ブラオヴィントはドナーと違って、青の国のイメージカラーである青の色をまとっている。
だが、ブラオヴィントは一般の兵の乗るラブリオンとは違う。カスタマイズされた特別なマシンなのだ。フォルムはもちろん、その色にしても他のマシンよりも澄んだ青色をしており、白のラインも入っている。
つまり、ドナーほどではないが、ブラオヴィントもまた一目で敵あるいは味方とわかるマシンなのだ。
「これじゃいい的《まと》じゃないか!」
その通りであった。
しかし、ブラオヴィントを攻撃してくるということは、すなわち敵であるということでもある。受け身的で不利な方法ではあったが、椎名には一つの敵味方の判別方法ができた。
自分を狙ってきた敵に対してブラオヴィントのラブショットが火を吹く。とりあえず一機撃破。椎名のラブパワーを持ってすれば、ラブショットでも、並のラブリオンくらいなら余裕で貫くことができるのだ。
孤軍奮闘する椎名。
だが、青の軍の勢いは確実に落ちていた。
0
お気に入りに追加
14
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【完結】初級魔法しか使えない低ランク冒険者の少年は、今日も依頼を達成して家に帰る。
アノマロカリス
ファンタジー
少年テッドには、両親がいない。
両親は低ランク冒険者で、依頼の途中で魔物に殺されたのだ。
両親の少ない保険でやり繰りしていたが、もう金が尽きかけようとしていた。
テッドには、妹が3人いる。
両親から「妹達を頼む!」…と出掛ける前からいつも約束していた。
このままでは家族が離れ離れになると思ったテッドは、冒険者になって金を稼ぐ道を選んだ。
そんな少年テッドだが、パーティーには加入せずにソロ活動していた。
その理由は、パーティーに参加するとその日に家に帰れなくなるからだ。
両親は、小さいながらも持ち家を持っていてそこに住んでいる。
両親が生きている頃は、父親の部屋と母親の部屋、子供部屋には兄妹4人で暮らしていたが…
両親が死んでからは、父親の部屋はテッドが…
母親の部屋は、長女のリットが、子供部屋には、次女のルットと三女のロットになっている。
今日も依頼をこなして、家に帰るんだ!
この少年テッドは…いや、この先は本編で語ろう。
お楽しみくださいね!
HOTランキング20位になりました。
皆さん、有り難う御座います。

男女比1:10。男子の立場が弱い学園で美少女たちをわからせるためにヒロインと手を組んで攻略を始めてみたんだけど…チョロいんなのはどうして?
悠
ファンタジー
貞操逆転世界に転生してきた日浦大晴(ひうらたいせい)の通う学園には"独特の校風"がある。
それは——男子は女子より立場が弱い
学園で一番立場が上なのは女子5人のメンバーからなる生徒会。
拾ってくれた九空鹿波(くそらかなみ)と手を組み、まずは生徒会を攻略しようとするが……。
「既に攻略済みの女の子をさらに落とすなんて……面白いじゃない」
協力者の鹿波だけは知っている。
大晴が既に女の子を"攻略済み"だと。
勝利200%ラブコメ!?
既に攻略済みの美少女を本気で''分からせ"たら……さて、どうなるんでしょうねぇ?

最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。

転生したので生活環境(ダンジョン)作ります。
mabu
ファンタジー
気がついたらダンジョンコアとして転生してしまったので開きなおって生活環境を整えていこうと思います。
普通に環境を整えるのとは違うみたいだけど
好きにしてイイそうなので楽しみます!
書き溜めをしてから投稿していこうと思っていたのですが
間違えて即投稿してしまいました。
コチラも不定期でマイペースに進めていくつもりの為
感想やご指摘等にお応えしかねますので宜しくお願いします。


クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。

ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる