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彼に連れて来られたのは、駅直結のタワーマンションの一室だった
さっきまでいたホテルよりも更に高い位置の部屋に顔が引き攣ってしまう
「お前、何者なんだよ…」
白と黒で統一された家具、明らかに高そうなソファーや絨毯に溜息が出る
「晴臣さん、晩御飯はまだだよね?俺も今からだからUberでも頼む?それか、どっか食べに行く?」
当たり前のように言われ、リビングの広く大きな窓から外を眺めていたが、スルリと彼の首に腕を回して抱き着き
「今は別にいい。それより、朝の続きやれよ。
ちゃんと『待て』してたんだから、ご褒美よこせよ」
彼の唇を舐め、挑発的な笑みを浮かべる
腰に腕を回して支えるように抱き締めてくれるも、それ以上はまだ何もしてくれず
「晴臣さん、昨晩は確認せずにやっちゃったけど、まずはセーフワードと苦手なPlayについて話し合おう?貴方を傷付けることはしたくないから、ね?」
甘い笑みを浮かべ、当然のように言ってくる彼にポカーンと口を開けて絶句してしまう
「……は?何それ…、Dom様なんだから、Subであるオレを好き勝手すればいいだろ?セーフワードなんて決めても、使う意味も使う機会もないし
お前の名前すら知らないのに…。
別に、飯食わせて貰ったから、オレの身体は好きにしていいよ」
挑発的な笑みを浮かべ、彼の形の良い鼻や唇の端に軽くキスをしていく
「昨晩のは、寝床と飯食わせてくれたし、それでチャラにしとく。
今晩のは…、Subに金払いたくないだろ?今晩だけ、ここで寝かせてくれたらそれでいいや」
さっさと自分の服のボタンを外していくと急に手を押さえられ
「いや、ちゃんと決めないと駄目でしょ?俺は晴臣さんの嫌がることはしたくないし…
ちゃんと名乗ってなかったのはごめんなさい。
俺は、一条 颯斗、今年20で、大学に通いつつ去年から会社経営を始めたところ。
セーフワード、決めたくないなら今は『愛して欲しい』でいいかな?それとも、『愛してる』とか直接的な方がいい?ちゃんと言ってくれたら、晴臣さんが嫌がることは止めるから」
真剣な表情で見つめられ、自己紹介される
微かにグレアを感じ、Subである本能が疼いてしまい身体が熱い
首筋に顔を埋めて喉元からゆっくり啄むようにキスをされる
恋人にでもするような優しい対応に、何だかムズムズしてしまう
「一条 颯斗、ね……。何でもいい…。お前らDomにとってSubなんて性奴隷でしかないだろ?Sub Dropなんていつものことで慣れてるから、颯斗がしたいように好きにやればいいよ」
名前に一瞬反応してしまうも、気付かれないように顔を背け服を脱ぎ捨てていく
「Sub Dropなんて絶対させない。俺は晴臣さんをもっと可愛がりたいし、晴臣さんのことが知りたい」
彼の熱い舌が首から胸にゆっくり這っていく
ぷっくりした乳首を舐められるとゾクゾクした快楽が生まれ、はぁ…と吐息が漏れる
「……好きにしろよ…。支配でも、調教でも、暴力でも…全部慣れてるから、お前の好きに扱えよ」
彼の優しい手付きに流されそうになり、行為に集中しようと静かに目を閉じた
さっきまでいたホテルよりも更に高い位置の部屋に顔が引き攣ってしまう
「お前、何者なんだよ…」
白と黒で統一された家具、明らかに高そうなソファーや絨毯に溜息が出る
「晴臣さん、晩御飯はまだだよね?俺も今からだからUberでも頼む?それか、どっか食べに行く?」
当たり前のように言われ、リビングの広く大きな窓から外を眺めていたが、スルリと彼の首に腕を回して抱き着き
「今は別にいい。それより、朝の続きやれよ。
ちゃんと『待て』してたんだから、ご褒美よこせよ」
彼の唇を舐め、挑発的な笑みを浮かべる
腰に腕を回して支えるように抱き締めてくれるも、それ以上はまだ何もしてくれず
「晴臣さん、昨晩は確認せずにやっちゃったけど、まずはセーフワードと苦手なPlayについて話し合おう?貴方を傷付けることはしたくないから、ね?」
甘い笑みを浮かべ、当然のように言ってくる彼にポカーンと口を開けて絶句してしまう
「……は?何それ…、Dom様なんだから、Subであるオレを好き勝手すればいいだろ?セーフワードなんて決めても、使う意味も使う機会もないし
お前の名前すら知らないのに…。
別に、飯食わせて貰ったから、オレの身体は好きにしていいよ」
挑発的な笑みを浮かべ、彼の形の良い鼻や唇の端に軽くキスをしていく
「昨晩のは、寝床と飯食わせてくれたし、それでチャラにしとく。
今晩のは…、Subに金払いたくないだろ?今晩だけ、ここで寝かせてくれたらそれでいいや」
さっさと自分の服のボタンを外していくと急に手を押さえられ
「いや、ちゃんと決めないと駄目でしょ?俺は晴臣さんの嫌がることはしたくないし…
ちゃんと名乗ってなかったのはごめんなさい。
俺は、一条 颯斗、今年20で、大学に通いつつ去年から会社経営を始めたところ。
セーフワード、決めたくないなら今は『愛して欲しい』でいいかな?それとも、『愛してる』とか直接的な方がいい?ちゃんと言ってくれたら、晴臣さんが嫌がることは止めるから」
真剣な表情で見つめられ、自己紹介される
微かにグレアを感じ、Subである本能が疼いてしまい身体が熱い
首筋に顔を埋めて喉元からゆっくり啄むようにキスをされる
恋人にでもするような優しい対応に、何だかムズムズしてしまう
「一条 颯斗、ね……。何でもいい…。お前らDomにとってSubなんて性奴隷でしかないだろ?Sub Dropなんていつものことで慣れてるから、颯斗がしたいように好きにやればいいよ」
名前に一瞬反応してしまうも、気付かれないように顔を背け服を脱ぎ捨てていく
「Sub Dropなんて絶対させない。俺は晴臣さんをもっと可愛がりたいし、晴臣さんのことが知りたい」
彼の熱い舌が首から胸にゆっくり這っていく
ぷっくりした乳首を舐められるとゾクゾクした快楽が生まれ、はぁ…と吐息が漏れる
「……好きにしろよ…。支配でも、調教でも、暴力でも…全部慣れてるから、お前の好きに扱えよ」
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