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第一章
15.こんなつもりじゃなかったのに*
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まだ放心状態のルイミヤ殿下から離れ、そっとシーツで口元を拭う。
「ほら、ルイミヤ殿下~。収まったんだし、早く部屋に戻れ。俺ももう寝るつもりだし。明日も早くに出発されるんでしょ?」
さっきから自分の後ろが疼いて仕方ない。
まだ鼻奥に残っている生臭い性の匂いと咥えていた熱さを思い出して、身体が疼いて仕方がない。
殿下を追い返した後に、もう一回、火照った身体をなんとか収めなきゃなぁ……
ディルドかバイブがあればいいけど、そんなのないし……
なんか、代わりに突っ込めるのがあればいいんだけど……
ん~、殿下のアレ借りるのはさすがにマズいから却下。
と、ルイミヤ殿下にはバレちゃいけないことを考え、さっさと出て行って欲しいと言うように、手をシッシッと振る。
「……マコト様は、誰にこんなことを仕込まれたんだ?」
ずっと惚けていたはずのルイミヤ殿下から、今まで聞いたこともないような冷たく低い声で問われ、ついビクッと肩を震わせてしまう。
「は?え?……ルイミヤ、殿下?」
真っ赤な顔で俺のことを睨み付けてくる殿下に、ついやり過ぎたって焦りが生まれる。
「マコト様は、誰にでもこんなことをやるのか?」
さっきまでの戸惑いと焦りの混じった様子は一切なく、怒っている様子に恐怖を感じる。
「ご、ごめ……じゃなくて、すみません……。俺みたいな男にこんなこと、やっぱり嫌だったんだよな?えっと、ほ、本当に……ごめん、なさい」
謝罪の言葉を口にするも、さっきから冷や汗が止まらない。
調子に乗っていたとは言え、一国の王子様を襲ってしまったことには変わりない。
聖女とはいえ、嫌っている男に口淫されて気持ち悪くてしかたないんだよな……?
俺の口の中に出しちゃったせいでプライド傷つけちゃった?
これ、今すぐ殺されても文句言えない状況だったりして……?
何度謝罪の言葉を口にしても、許して貰える気配が一向にない。
ヤバいと思って逃げようとした瞬間、ベッドに押し倒され、噛み付くようなキスをされた。
「んくっ!?えっ……ちょっ……るい、みや…でん……」
手を縫い止められ、舌を絡めとるように嬲られると力が入らない。
自分よりも年下の彼だが、一国の王子として身体を鍛えているだけあって、陰キャなヲタクの俺の力では抵抗しても無駄だった。
「ふぁ……ぁっ、ん……」
くちゅっ、ちゅっ……と濡れた音が響き、舌を吸われるようなキスだけで、火照った身体は簡単にイキそうになる。
「マコト……マコト、さまが……悪いんだからな……」
どこか恨めし気に睨みつけながら文句を言ってくる。
でも、重ねられた唇は優しくて、俺も夢中になって舌を絡めてしまう。
何も身に付けていなかった下半身に、ルイミヤ殿下の手が伸びていき、俺の内腿を優しく撫でる。
「ぁっ……、ダメっ……」
自分で解し刺激を求めるアナルは、簡単にルイミヤ殿下の細くて長い、綺麗な指を飲み込んでいく。
ずっと疼いていたナカを擦られ、求めていた刺激に無意識に腰が揺れてしまう。
「んぁ、やっ……だ、ダメっ……ダメだっ、んぁっ……」
拒絶の言葉を口にするも、つい甘い声が上がってしまい、ナカの指を締め付けてしまう。
「ココ、気持ちいいのか?」
コツコツと前立腺を突かれ、声を抑えたいのに、両手を縫い止められているせいで溢れる声を抑えられない。
「アッ、んぁっ♡やっ、ソコっ……もっと……」
「マコト、可愛い……」
さっきまで怒っていたくせに、さっきから俺を見る目はずっと甘くて勘違いしそうになる。
チュッと啄むようなキスを繰り返しされ、触ってもいないペニスが反応してしまう。
「ふぁっ……ぁっ、あっ……」
指が2本に増え、ぷっくり膨らんだ前立腺を執拗に擦り上げられ、声が抑えられない。
「ひゃあっ、やぁっ……ダメダメダメっ!」
刺激が強すぎてペニスから先走りが垂れ落ち、腰がビクビク揺れてしまう。
「マコトが悪いんだ……可愛い聖女だと、私の初恋を奪っておきながら……男だったなんて……」
どこか切なげに言ってくるルイミヤ殿下に、何故か胸がギュウッと締め付けられる。
「この姿は、違うはずなのに……なんで……どうして、可愛いって思うんだ」
綺麗な顔なのに、眉間に皺を寄せて、苦しげな表情を浮かべる殿下が可愛く見えて仕方がない。
「んんぅっ……でん、か…やぁっあっ♡」
拘束されていた手はいつの間にか離されていたけれど、もう抵抗する力も入らなくて、胸の突起を摘まれるだけでも軽く甘イキしてしまう。
「あっ、あぁっ♡ヤァっ、るぃ……らめっ、挿れちゃ、らめっ」
イヤイヤと言うように首を横に振るも、アナルにはさっきから誇張している熱いペニスが宛がわれており、先端が挿りたそうに擦り付けられる。
ダメなのに、これ以上は……取り返しがつかなくなるのに……
挿れて欲しくて……
ルイミヤに……奥まで犯して欲しくてたまらない。
「ほら、ルイミヤ殿下~。収まったんだし、早く部屋に戻れ。俺ももう寝るつもりだし。明日も早くに出発されるんでしょ?」
さっきから自分の後ろが疼いて仕方ない。
まだ鼻奥に残っている生臭い性の匂いと咥えていた熱さを思い出して、身体が疼いて仕方がない。
殿下を追い返した後に、もう一回、火照った身体をなんとか収めなきゃなぁ……
ディルドかバイブがあればいいけど、そんなのないし……
なんか、代わりに突っ込めるのがあればいいんだけど……
ん~、殿下のアレ借りるのはさすがにマズいから却下。
と、ルイミヤ殿下にはバレちゃいけないことを考え、さっさと出て行って欲しいと言うように、手をシッシッと振る。
「……マコト様は、誰にこんなことを仕込まれたんだ?」
ずっと惚けていたはずのルイミヤ殿下から、今まで聞いたこともないような冷たく低い声で問われ、ついビクッと肩を震わせてしまう。
「は?え?……ルイミヤ、殿下?」
真っ赤な顔で俺のことを睨み付けてくる殿下に、ついやり過ぎたって焦りが生まれる。
「マコト様は、誰にでもこんなことをやるのか?」
さっきまでの戸惑いと焦りの混じった様子は一切なく、怒っている様子に恐怖を感じる。
「ご、ごめ……じゃなくて、すみません……。俺みたいな男にこんなこと、やっぱり嫌だったんだよな?えっと、ほ、本当に……ごめん、なさい」
謝罪の言葉を口にするも、さっきから冷や汗が止まらない。
調子に乗っていたとは言え、一国の王子様を襲ってしまったことには変わりない。
聖女とはいえ、嫌っている男に口淫されて気持ち悪くてしかたないんだよな……?
俺の口の中に出しちゃったせいでプライド傷つけちゃった?
これ、今すぐ殺されても文句言えない状況だったりして……?
何度謝罪の言葉を口にしても、許して貰える気配が一向にない。
ヤバいと思って逃げようとした瞬間、ベッドに押し倒され、噛み付くようなキスをされた。
「んくっ!?えっ……ちょっ……るい、みや…でん……」
手を縫い止められ、舌を絡めとるように嬲られると力が入らない。
自分よりも年下の彼だが、一国の王子として身体を鍛えているだけあって、陰キャなヲタクの俺の力では抵抗しても無駄だった。
「ふぁ……ぁっ、ん……」
くちゅっ、ちゅっ……と濡れた音が響き、舌を吸われるようなキスだけで、火照った身体は簡単にイキそうになる。
「マコト……マコト、さまが……悪いんだからな……」
どこか恨めし気に睨みつけながら文句を言ってくる。
でも、重ねられた唇は優しくて、俺も夢中になって舌を絡めてしまう。
何も身に付けていなかった下半身に、ルイミヤ殿下の手が伸びていき、俺の内腿を優しく撫でる。
「ぁっ……、ダメっ……」
自分で解し刺激を求めるアナルは、簡単にルイミヤ殿下の細くて長い、綺麗な指を飲み込んでいく。
ずっと疼いていたナカを擦られ、求めていた刺激に無意識に腰が揺れてしまう。
「んぁ、やっ……だ、ダメっ……ダメだっ、んぁっ……」
拒絶の言葉を口にするも、つい甘い声が上がってしまい、ナカの指を締め付けてしまう。
「ココ、気持ちいいのか?」
コツコツと前立腺を突かれ、声を抑えたいのに、両手を縫い止められているせいで溢れる声を抑えられない。
「アッ、んぁっ♡やっ、ソコっ……もっと……」
「マコト、可愛い……」
さっきまで怒っていたくせに、さっきから俺を見る目はずっと甘くて勘違いしそうになる。
チュッと啄むようなキスを繰り返しされ、触ってもいないペニスが反応してしまう。
「ふぁっ……ぁっ、あっ……」
指が2本に増え、ぷっくり膨らんだ前立腺を執拗に擦り上げられ、声が抑えられない。
「ひゃあっ、やぁっ……ダメダメダメっ!」
刺激が強すぎてペニスから先走りが垂れ落ち、腰がビクビク揺れてしまう。
「マコトが悪いんだ……可愛い聖女だと、私の初恋を奪っておきながら……男だったなんて……」
どこか切なげに言ってくるルイミヤ殿下に、何故か胸がギュウッと締め付けられる。
「この姿は、違うはずなのに……なんで……どうして、可愛いって思うんだ」
綺麗な顔なのに、眉間に皺を寄せて、苦しげな表情を浮かべる殿下が可愛く見えて仕方がない。
「んんぅっ……でん、か…やぁっあっ♡」
拘束されていた手はいつの間にか離されていたけれど、もう抵抗する力も入らなくて、胸の突起を摘まれるだけでも軽く甘イキしてしまう。
「あっ、あぁっ♡ヤァっ、るぃ……らめっ、挿れちゃ、らめっ」
イヤイヤと言うように首を横に振るも、アナルにはさっきから誇張している熱いペニスが宛がわれており、先端が挿りたそうに擦り付けられる。
ダメなのに、これ以上は……取り返しがつかなくなるのに……
挿れて欲しくて……
ルイミヤに……奥まで犯して欲しくてたまらない。
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