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あの日から、穏やかな日が続いた
本当は最初から欲しかった幸せな日々
あの家にはもう帰ってない
仕事で必要な物は全部持って来てくれて、不要なモノは全部、全部捨てた
シゲルさんも、僕も誰も帰らない家は、後日解約されるらしい
これで、ハルくんに捨てられたら僕は路頭に迷うことになる…
元々客間だった部屋は僕の専用の部屋になった
最初は遠慮したんだけど
「部屋が余ってたから客間にしてただけだ。ミツが使いやすくしてくれたら、俺の帰る場所が出来て嬉しい。それとも、俺の気持ちは重くて嫌か?」
って…
あんなイケメンに懇願されたら誰だって拒否出来ないよ
まだあれから発情期は来てないけど、次どうなっちゃうのかな…
薬の投薬は止められてるから、どうなるのか不安しかない
死が近づいているのだけは、何となくわかるんだけど…
番に捨てられたΩが、新しい番を作れるのかはわからない…
聞いたこともないからわからない…
ただ、この前の僕みたいに心も身体も壊れて、最後は死んじゃうんだって…
それが、捨てられたΩの最後
そうなりたくないな…
死ぬにしても、ハルくんの側がいいな…
急にズキンッと激しい痛みが頸に走る
今まで感じたこともないような激しい痛みと熱さに頸を押え、前屈みになって蹲る
呼吸も出来なくて、これで死んじゃうんじゃないかって思った
「っ…あ、うぅぅ、くぅ…ゃだ…死にたく、ない…」
どれくらいの時間、痛みを堪えていたのかわからない
1分だったのか、10分だったのか、もっと長かったのか…
痛みは引いてきたころには、全身汗でびっしょりになっていた
「な、何だったんだろ…頭、痛っ...あ、アツ、熱い...」
いきなり身体が熱くなり、お腹の奥がキュンッと疼き、発情期が始まったのがわかる
「こわい、ヤダ…、ハルくん…」
震える身体で寝室に向かい、クローゼットからハルくんの衣類を出しそのままクローゼット内に巣を作る
ハルくんの匂いに包まれると安心はするも、身体の熱が冷めない
触ってもいないのにズボンが濡れて湿っているのがわかる
指を恐る恐るアナルに当てるとクチュッと濡れた音が響き、柔らかくヒクついているのがわかる
欲しい
ナカ、擦って欲しい
いつものように指を差し入れて擦り上げるも、今までのような痛みはなく
「ふぁっ、ぁ…きも、ちぃ...もっ、と...」
ペニスを擦り上げながら、中に入れる指の数を1本ずつ増やしていく
「んっ…はぁ、はる、く…ハル…」
クローゼット内でハルくんの服に埋もれるように巣を作ったことで、ハルくんだけの匂いに包まれる
「んんぅっ…たり、なぃ…もっ、とぉ…もっと…ほしぃ…」
指をナカでバラバラに動かし、前立腺を擦り上げて快楽を募るも、指だけでは物足りずイクこくとが出来ない
「んぁ、イけない…ハルくん、ハルくん…ハルくん…」
目を閉じて愛しい人の顔を思い浮かべながら、無我夢中で自慰を行う
愛液と先走りで彼の服に染みを作ってしまうも、行為を辞めることは出来なかった
本当は最初から欲しかった幸せな日々
あの家にはもう帰ってない
仕事で必要な物は全部持って来てくれて、不要なモノは全部、全部捨てた
シゲルさんも、僕も誰も帰らない家は、後日解約されるらしい
これで、ハルくんに捨てられたら僕は路頭に迷うことになる…
元々客間だった部屋は僕の専用の部屋になった
最初は遠慮したんだけど
「部屋が余ってたから客間にしてただけだ。ミツが使いやすくしてくれたら、俺の帰る場所が出来て嬉しい。それとも、俺の気持ちは重くて嫌か?」
って…
あんなイケメンに懇願されたら誰だって拒否出来ないよ
まだあれから発情期は来てないけど、次どうなっちゃうのかな…
薬の投薬は止められてるから、どうなるのか不安しかない
死が近づいているのだけは、何となくわかるんだけど…
番に捨てられたΩが、新しい番を作れるのかはわからない…
聞いたこともないからわからない…
ただ、この前の僕みたいに心も身体も壊れて、最後は死んじゃうんだって…
それが、捨てられたΩの最後
そうなりたくないな…
死ぬにしても、ハルくんの側がいいな…
急にズキンッと激しい痛みが頸に走る
今まで感じたこともないような激しい痛みと熱さに頸を押え、前屈みになって蹲る
呼吸も出来なくて、これで死んじゃうんじゃないかって思った
「っ…あ、うぅぅ、くぅ…ゃだ…死にたく、ない…」
どれくらいの時間、痛みを堪えていたのかわからない
1分だったのか、10分だったのか、もっと長かったのか…
痛みは引いてきたころには、全身汗でびっしょりになっていた
「な、何だったんだろ…頭、痛っ...あ、アツ、熱い...」
いきなり身体が熱くなり、お腹の奥がキュンッと疼き、発情期が始まったのがわかる
「こわい、ヤダ…、ハルくん…」
震える身体で寝室に向かい、クローゼットからハルくんの衣類を出しそのままクローゼット内に巣を作る
ハルくんの匂いに包まれると安心はするも、身体の熱が冷めない
触ってもいないのにズボンが濡れて湿っているのがわかる
指を恐る恐るアナルに当てるとクチュッと濡れた音が響き、柔らかくヒクついているのがわかる
欲しい
ナカ、擦って欲しい
いつものように指を差し入れて擦り上げるも、今までのような痛みはなく
「ふぁっ、ぁ…きも、ちぃ...もっ、と...」
ペニスを擦り上げながら、中に入れる指の数を1本ずつ増やしていく
「んっ…はぁ、はる、く…ハル…」
クローゼット内でハルくんの服に埋もれるように巣を作ったことで、ハルくんだけの匂いに包まれる
「んんぅっ…たり、なぃ…もっ、とぉ…もっと…ほしぃ…」
指をナカでバラバラに動かし、前立腺を擦り上げて快楽を募るも、指だけでは物足りずイクこくとが出来ない
「んぁ、イけない…ハルくん、ハルくん…ハルくん…」
目を閉じて愛しい人の顔を思い浮かべながら、無我夢中で自慰を行う
愛液と先走りで彼の服に染みを作ってしまうも、行為を辞めることは出来なかった
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