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「朱鳥は、目元はアイツにそっくりだな」
お父さんは、パパが出て行ってしまったあの日からもっと怖くなった
いつも穏やかで優しかった目が、僕を見る目が気持ち悪いものに変わった
舐める様に足元から見つめられ、触れる手が執拗に下半身を撫でてくる
僕の頬を撫で、鼻から下を手で隠してくる
「そのそばかすを隠せば…マスクをすれば、そっくりだな…」
お父さんの舐め回すような視線から顔を背けたいのに、顎を押さえて固定されてるからどうすることも出来ない
お父さんはこうやって1日に何回も僕の顔を見る
僕を見て、パパのことを思い出していた
中学に上がってから、お父さんは僕の首にチョーカーを着けるよう命令してきた
パパが着けていた細身のチョーカー
お父さんがパパに送った、黒色の細身のチョーカーだった
チョーカーを着けている時は、必ず口元をマスクで隠すことも命じられた
「ほら…これで皐月にそっくりだ。俺の皐月…」
頬擦りしてくるのが気持ち悪い
身体を撫で回す手が気持ち悪い
ワイシャツの裾から手を差し込み、胸を撫でられた瞬間、余りの気持ち悪さに肩を突き飛ばして逃げようとした
「嫌だ!お父さん、やめて!!」
声を出して必死に抵抗したら、頬を思い切り叩かれた
叩かれたコトを瞬時に判断することができなかった
ただ、叩かれた頬が熱くて、お父さんの目が怒っていて怖くて…
「しぃ~…朱鳥、声を出すな。朱鳥は、今日から皐月になるんだ。俺の嫁だった皐月に…
次はαなんかに渡さない。逃げたらお仕置きとして閉じ込めよう…」
耳元で囁かれる声が気持ち悪い
吐息が首筋にかかり、ワイシャツの前を開かれて胸を撫でられる
お父さんの優しかった目が、ギラギラと冷たく僕を睨み付け
「朱鳥、お前が全て悪いんだ。お前がお喋りだったせいで、皐月は出て行ったんだから…」
僕の首元に口付けをし、徐々に下に身体をずらして全身を舐められる
気持ち悪くて嫌なのに、抵抗することが出来ない
胸の突起を痛いくらい噛まれたり吸われたり、下着を脱がされるのを拒絶出来ない
恐怖で縮こまっている僕のペニスをおもちゃのように弄って遊ばれ、初めて僕は射精した
誰にも、僕自身でも触ったコトない場所に、お父さんの指が挿ってきて、気持ち悪いのにナカをぐちゃぐちゃにかき混ぜたり、トントンと同じ場所を突かれた
全身に電気でも走ったみたいに、身体がビクビクと震えてしまって、イキたくないのにペニスから白いモノが吐き出される
女の子じゃないのに、僕はΩじゃないのに…
お父さんは僕を抱いた
痛くて、気持ち悪くて、辞めて欲しいのに…
泣いたり、声を出すと、また頬を叩かれた
マスクが息苦しくて外そうとすると叩かれた
イク時も声を出さないように、必死に手で口を押さえて声を殺す
お父さんが僕のナカに精を吐き出すまで、何度も腰を打ち付けてきて、僕はただ、お父さんが満足するまでじっと耐えるしかなかった
僕がパパにあんなことを言ってしまったから、お父さんは壊れてしまった
だから、僕はパパの代わりに身体を差し出すしかない
僕を抱きながら、お父さんは泣いてた
僕はΩじゃないから、自分からは濡れなくて……
お父さんに抱かれる時は自分でナカにジェルを入れて濡らした
声を出すと殴られるから、抱かれてる間も必死に声を殺した
マスクを外すとそばかすが見えて、パパじゃないから叩かれる
「朱鳥が余計なことを言ったからだ。皐月、愛している。あんな女より、愛してるんだ…」
お父さんは、僕を抱きながら何度もパパに愛を囁いた
もうこの家には居ないパパ
僕とお父さんを捨てて、運命の番であるαの下に去ったパパ
僕はパパの代わりでしかない
だから、喋っちゃいけない
マスクを外しちゃいけない
お父さんが満足するまで、パパの代わりに何度もお父さんの精をお腹に吐き出される
痛くても、苦しくても、お父さんが喜んでくれるまで、僕はパパの代わりに抱かれるだけ
こうなったのは、僕のせい…
僕が、余計なことを口にしたから…
僕は、喋っちゃいけないから…
僕の声なんて、失くなればいいのに…
お父さんは、パパが出て行ってしまったあの日からもっと怖くなった
いつも穏やかで優しかった目が、僕を見る目が気持ち悪いものに変わった
舐める様に足元から見つめられ、触れる手が執拗に下半身を撫でてくる
僕の頬を撫で、鼻から下を手で隠してくる
「そのそばかすを隠せば…マスクをすれば、そっくりだな…」
お父さんの舐め回すような視線から顔を背けたいのに、顎を押さえて固定されてるからどうすることも出来ない
お父さんはこうやって1日に何回も僕の顔を見る
僕を見て、パパのことを思い出していた
中学に上がってから、お父さんは僕の首にチョーカーを着けるよう命令してきた
パパが着けていた細身のチョーカー
お父さんがパパに送った、黒色の細身のチョーカーだった
チョーカーを着けている時は、必ず口元をマスクで隠すことも命じられた
「ほら…これで皐月にそっくりだ。俺の皐月…」
頬擦りしてくるのが気持ち悪い
身体を撫で回す手が気持ち悪い
ワイシャツの裾から手を差し込み、胸を撫でられた瞬間、余りの気持ち悪さに肩を突き飛ばして逃げようとした
「嫌だ!お父さん、やめて!!」
声を出して必死に抵抗したら、頬を思い切り叩かれた
叩かれたコトを瞬時に判断することができなかった
ただ、叩かれた頬が熱くて、お父さんの目が怒っていて怖くて…
「しぃ~…朱鳥、声を出すな。朱鳥は、今日から皐月になるんだ。俺の嫁だった皐月に…
次はαなんかに渡さない。逃げたらお仕置きとして閉じ込めよう…」
耳元で囁かれる声が気持ち悪い
吐息が首筋にかかり、ワイシャツの前を開かれて胸を撫でられる
お父さんの優しかった目が、ギラギラと冷たく僕を睨み付け
「朱鳥、お前が全て悪いんだ。お前がお喋りだったせいで、皐月は出て行ったんだから…」
僕の首元に口付けをし、徐々に下に身体をずらして全身を舐められる
気持ち悪くて嫌なのに、抵抗することが出来ない
胸の突起を痛いくらい噛まれたり吸われたり、下着を脱がされるのを拒絶出来ない
恐怖で縮こまっている僕のペニスをおもちゃのように弄って遊ばれ、初めて僕は射精した
誰にも、僕自身でも触ったコトない場所に、お父さんの指が挿ってきて、気持ち悪いのにナカをぐちゃぐちゃにかき混ぜたり、トントンと同じ場所を突かれた
全身に電気でも走ったみたいに、身体がビクビクと震えてしまって、イキたくないのにペニスから白いモノが吐き出される
女の子じゃないのに、僕はΩじゃないのに…
お父さんは僕を抱いた
痛くて、気持ち悪くて、辞めて欲しいのに…
泣いたり、声を出すと、また頬を叩かれた
マスクが息苦しくて外そうとすると叩かれた
イク時も声を出さないように、必死に手で口を押さえて声を殺す
お父さんが僕のナカに精を吐き出すまで、何度も腰を打ち付けてきて、僕はただ、お父さんが満足するまでじっと耐えるしかなかった
僕がパパにあんなことを言ってしまったから、お父さんは壊れてしまった
だから、僕はパパの代わりに身体を差し出すしかない
僕を抱きながら、お父さんは泣いてた
僕はΩじゃないから、自分からは濡れなくて……
お父さんに抱かれる時は自分でナカにジェルを入れて濡らした
声を出すと殴られるから、抱かれてる間も必死に声を殺した
マスクを外すとそばかすが見えて、パパじゃないから叩かれる
「朱鳥が余計なことを言ったからだ。皐月、愛している。あんな女より、愛してるんだ…」
お父さんは、僕を抱きながら何度もパパに愛を囁いた
もうこの家には居ないパパ
僕とお父さんを捨てて、運命の番であるαの下に去ったパパ
僕はパパの代わりでしかない
だから、喋っちゃいけない
マスクを外しちゃいけない
お父さんが満足するまで、パパの代わりに何度もお父さんの精をお腹に吐き出される
痛くても、苦しくても、お父さんが喜んでくれるまで、僕はパパの代わりに抱かれるだけ
こうなったのは、僕のせい…
僕が、余計なことを口にしたから…
僕は、喋っちゃいけないから…
僕の声なんて、失くなればいいのに…
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