古い炎

道しるべ

みちびき

人の中身を変えていこうっておもっても、紐や縄で巻きつけられたみたいに
いろいろなことに苦労して思うようにならなかったし。
人を見分けようと、調べているうちにふさぎ込んで踏み込んでしまったように思えた。
もっと早くに主様にお目にかかれていたら住む家も違ったかもしれないけれど。

ありがたいと、感謝の言葉を述べても主様には届かない。
何度助けられても立場からいうと、助けられても決してお返しできない。
憂いとかお礼や感謝の気持ちを感じても、伝えられない。
決まりきったしきたりにとらわれていたわけではなく、苦しいときに主様に心動かされて救われてきたけれど。
見物人でしかないし、物寂しさが残る。

その世界に浸るなら、対価を支払うほどの心の動きであったし。
喜びやら悲しみやら楽しみやら怒りやらすべて浄化させて、求めていたレクイエムみたいに。
輪になってキャンプファイヤーで友情をうたう、みたいに。
ただ、満ちたり悲しくなったり寂しくなったり、心の中に起こる気持ちのよさを感じたり。
もし、地獄におちてそこで死刑になって涙もろいセンチメンタルでも。
地獄でマグマをみたら、昔の心を思い出すみたいに。
変化にはげしくて受け取れなくなっていた心を、救ってくれるのは主様の声。