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道しるべ
復元
しおりを挟むそのことばかりひたすら、世界を考えて
再現することでシンボルを目指し、
まるでほどけなくなった毛糸のようでも、期待しつつ。
2025年には思うように観光客が連なるはずで、
正確に再現できれば幻がうつる。
想いをのせて予定通り本当の姿に、
失われた物事がうまくいかなくても。
思い通りの印象にうつるなら、
もてなすし、まじめな料理でごちそうするのだろう。
根拠となる人の気持ちは、残されて
1585年にローマの教皇に届いていたはず。
大事に扱ってくれただろうし、不明になることなど。
ふつうならモデルチェンジなどありえても、
手本となる代表だから。
目印の石垣に映るその姿。
そばで心寄せてよりどころに暮らしたのだろう過去。
正確に再現することで、時空をこえて。
きちんとした計画のもと、かざすことで始まる当時の姿。
めぐらせたものは、心だけでなく。
ここには城があった。
天守を支えて、その城のために石垣がつくられた。
ときには崩れた石垣から、観音様がみつかった過去。
よくみるとまざって身代わりみたいに。
使う石は領内からという決まりがあるためだが。
苦労が尽きないが目を向ければ、
天主とよんで支えるほど、ほこりが残されている。
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