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道しるべ
懐かしい雨
しおりを挟む人の言葉をまねて、ほかよりも似ていた。
そのやや小さい全身が、急な病気やけがで見えなくて、
必要とされていたのに、
いつ連れてこられても、もとの家にいたのに。
慌てて出たって、最後にたどり着くのはいつものところ。
きっちり思い出がつまっていて、
動けないほど。
そうして休まないで、時間を過ごし
求めているような丸い心で、
里芋の葉を傘にして、
激しい雨の中で突然を過ごしてきた。
害だなんて時には手当をしてくれて、
世話をしてくれた。
君は昔からの付き合いだし久しぶりだし。
その雨の中で会ったときの表情は、
昔のような雰囲気で今でもやさしい。
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