古い炎

雨ましろ

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道しるべ

深夜のまちで

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時には「ルシファーの涙」を使い、
深い夜に目を大きくひらいて記憶を重ねていく、
その正体。

正しいかどうか、適切かどうか秘密で、
城をゆるがすその直感だけ頼りにはんだんしている。
あたらしく城を築くため、ひらけるその情報のために。
敵のアジトを出て姿を消していかないとならない。

水滴がもやになり街をつつんでも。
そのスパイの真実は誰にも決してあかせはしない。
祝いの月が始まりを知らせる。
指をからませかたくにぎりしめたって、
その瞳が艶っぽくひどくひかったって平和のため、
今変わりゆく世界情勢で、ひとしれずあらをさがしてしらべたって、
丈夫でくらしていける。
旅のキャリアはいつの時代も十分やくにたつのです。

いいたくないけど、未来も。いつの時も。
君はひどく離れても見守ってくれるのだろうから。
ひとしれず東風に吹かれて、あの明星が消えるように。
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