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それでもなお
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青也は今朝ハーブの音色で起き、時間を見た。かけていないはずのタイムに音色が流れた。
半分夢の中、あさの6時ころに起きるつもりが、マイナス1時間である。
救済を求める着信音なのかと思った。
青也はまゆのに何かあったのかと思った。
夜明けの強い光が遠くまで照らすには早すぎなのに、データやプログラムの提供エラーでもほぼありえないことだから。
――迎えにきての電話なのかと
ただ、コーラをのみたいにしても、暗闇すぎるし。
災害に巻き込まれたわけでもなく朝5時。
おかげでハーブの音色で目覚められたのは、まゆののかけてきたハーブ音だろうと判断。しかし違った。
幸福や不幸は次々と移り変わってくし、まゆのの「青也命」の世界がきえるかと思った。
夕闇の中の設定ミス。単にヒューマンエラー。
生き残れないのかもしれないと感じた。
青也は場がしらけるようで、きまずくてまゆのからの連絡をさけていたが。
数の水増しが明らかになった。国税の調査で気が付かないはずない。通帳を見なくても金の流れを見れば明白。その額総売り上げの2割だと概算された。
「もう、にげられない、まゆのごめん、オレは追徴課税が億を超えたらおわる」
電話がつながらない用意があったし。電話番号は混雑をみせかけかけてつながらないのだ。「家宅捜索」をさける。さらに調査で逃れるために消費で、青也はブラックな会社である。
「金を脱税で数千万円隠していた」
いくつか持つ青也の会社のうち、摘発を受けたのはその7社のうち1社だ。青也が座を退く必要があったし,支払う額は億をこえずにましだった。
国税からは、追徴課税がかけられたから。修正申告をすまし、更正処分をうけた。
情けない話だが。実はしかたなかったのである。
今回「がさ入れ」をうけた1社は、鑑査がつぎつぎ入れ替わりそこでどうなるかわからないという状態もあった。
大けがをしたが、しかしそのおかげで悪の積み上げが限りにきて、落ち止めになった。
青也のソファーにはまゆのが似合うし、同じ失敗を繰り返すようなことはできない。
まゆのは、ふつうなら進めないようなコースを進む青也が心配で、細かいことだけれど、まゆのには寄り添う権利があるし、そばで支えたいし。まゆのは青也の生きる手だすけがしたい。
青也はこのうえなくまゆのの出会いを大事にしたくて。
「まゆのは許してくれるか。こんなオレでも一緒にいて、ごめん」
「わかっています。隣にいるのはまゆのだけだし」
超えられない果てに、苦労でもいいとおもう。
青也に尽くしたいまゆの。
なりひびく音色が青也の部屋でした。
今朝はハーブ音のまゆののスマホが繰り返し鳴り響く。心地よい音。
まゆののスマホのハーブ音は体がしびれるほど癒されそうな音だった。
青也もすぎたことは罪を償って生きていくほかない。
もう一度始めること。
青也はずるいから、まゆのと生きてほんの少しだけ人の2倍だけ、幸せに生きたかった。
だから、青也も恋は盲目でありしあわせを分け合えると思ったし。
半分夢の中、あさの6時ころに起きるつもりが、マイナス1時間である。
救済を求める着信音なのかと思った。
青也はまゆのに何かあったのかと思った。
夜明けの強い光が遠くまで照らすには早すぎなのに、データやプログラムの提供エラーでもほぼありえないことだから。
――迎えにきての電話なのかと
ただ、コーラをのみたいにしても、暗闇すぎるし。
災害に巻き込まれたわけでもなく朝5時。
おかげでハーブの音色で目覚められたのは、まゆののかけてきたハーブ音だろうと判断。しかし違った。
幸福や不幸は次々と移り変わってくし、まゆのの「青也命」の世界がきえるかと思った。
夕闇の中の設定ミス。単にヒューマンエラー。
生き残れないのかもしれないと感じた。
青也は場がしらけるようで、きまずくてまゆのからの連絡をさけていたが。
数の水増しが明らかになった。国税の調査で気が付かないはずない。通帳を見なくても金の流れを見れば明白。その額総売り上げの2割だと概算された。
「もう、にげられない、まゆのごめん、オレは追徴課税が億を超えたらおわる」
電話がつながらない用意があったし。電話番号は混雑をみせかけかけてつながらないのだ。「家宅捜索」をさける。さらに調査で逃れるために消費で、青也はブラックな会社である。
「金を脱税で数千万円隠していた」
いくつか持つ青也の会社のうち、摘発を受けたのはその7社のうち1社だ。青也が座を退く必要があったし,支払う額は億をこえずにましだった。
国税からは、追徴課税がかけられたから。修正申告をすまし、更正処分をうけた。
情けない話だが。実はしかたなかったのである。
今回「がさ入れ」をうけた1社は、鑑査がつぎつぎ入れ替わりそこでどうなるかわからないという状態もあった。
大けがをしたが、しかしそのおかげで悪の積み上げが限りにきて、落ち止めになった。
青也のソファーにはまゆのが似合うし、同じ失敗を繰り返すようなことはできない。
まゆのは、ふつうなら進めないようなコースを進む青也が心配で、細かいことだけれど、まゆのには寄り添う権利があるし、そばで支えたいし。まゆのは青也の生きる手だすけがしたい。
青也はこのうえなくまゆのの出会いを大事にしたくて。
「まゆのは許してくれるか。こんなオレでも一緒にいて、ごめん」
「わかっています。隣にいるのはまゆのだけだし」
超えられない果てに、苦労でもいいとおもう。
青也に尽くしたいまゆの。
なりひびく音色が青也の部屋でした。
今朝はハーブ音のまゆののスマホが繰り返し鳴り響く。心地よい音。
まゆののスマホのハーブ音は体がしびれるほど癒されそうな音だった。
青也もすぎたことは罪を償って生きていくほかない。
もう一度始めること。
青也はずるいから、まゆのと生きてほんの少しだけ人の2倍だけ、幸せに生きたかった。
だから、青也も恋は盲目でありしあわせを分け合えると思ったし。
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