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第一章 復讐の下準備の下準備
第一話 変わっていく脇役
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まずは、このアイテムを使って記憶と時間をリセットしようか。
いや、もう少しあとの方が良さそうだな。
っと、その前に確認しておかないと。
「ステータスオープン」
名前 ダイチ・タギ 重疲労 睡眠不足 精神疲労 飢餓
年齢 20
種族 人間 男 【⇒強化人間、上位人間、堕黒人、闇獄堕人】
職業 村人 LV99-MAX- 【⇒料理人、武人、旅人、鍛冶師、錬金術師、放浪者、暗殺者、復讐者】
レベル 99-MAX-
レベルp 99999p
スキルp 99999p
振り分けp 99999p
HP 9999
MP 9999
STR 999
DEX 999
VIT 999
AGI 999
INT 999
MND 999
LUK 999
CRI 999
ユニークスキル
『万色幻夢LV--』
(光色、薄色、濃色、深色シリーズ)
(闇黒、闇紅、闇紫)
『無限の可能性LV--』
カーススキル
『闇紅憤怒LV-1-』
マジックスキル
『魔力精密操作LV-EX-』『回復魔法LV-MAX-』『魔力纏化LV-MAX-』
『魔素循環LV-MAX-』『加速魔法LV-MAX-』『補助魔法LV-MAX-』
『強化魔法LV-MAX-』
ノーマルスキル
『鑑定LV-MAX-』『家事LV-MAX-』『料理LV-EX-』『鍛冶LV-MAX-』
『錬金LV-MAX-』『武具修復LV-MAX-』『細工LV-EX-』『棒術LV-MAX-』
『剣術LV-MAX-』『弓術LV-MAX-』『杖術LV-MAX-』『盾術LV‐MAX‐』
『棍術LV-MAX-』『体術LV-MAX-』『武舞LV-MAX-』『加速LV-MAX-』
『隠密LV-MAX-』『気配消滅LV-MAX-』『徒手空拳LV-MAX-』
なんだこれは?どういうことだ?一番原因の可能性が高いのは『無限の可能性』、か・・・・・・。
進化?や転職?もなかったし、LV-EX-もなかったし。それ以外はそのまま。
ボロボロの状態だなぁ。
でもまあ、何度見ても申し訳なくなるステータスだなあ。勇者、賢者、剣聖の仲間に居たから受けることの出来た加護のおかげでここまで強くなれた。
村人としての限界にまで達しているし、下級ドラゴンくらいならソロで戦える力量だ。
さて、これならおそらく大丈夫だろう。
「なあ、おい。どこかで聞いてるんだろうけどな、先に言っておいてやるよ。管理者とやら。俺はお前も許さない。いつか絶対に復讐してやる。」
そう、自分の心に刻み込むように言葉を口に出した次の瞬間信じられないものを見た。
「いたぞ! 勇者のおまけだ! 仕留めれば一人1千万Gだぞ!」
おかしい。この場所はまず知っていなければ来ることの出来ない場所のはずだ。誰かから情報を得ない限りは・・・・・・、!!
ふと頭の中に、ついさっきまでここにいたリース、いや第一王女が言った言葉が響いた。
『見逃してあげましょう。』
つまりは、遊んでいるのだ。
仲間の居ない勇者の仲間がどう足掻くのかを。
「・・・・・・! ふざけるな、リース・オルクレアァァァァァアアアア!!」
許さない。許さない! 許さない!!
アイツだけは、何があっても、許さない。
俺は脇役だ。今までもこれからも。主役の居ない物語の脇役だ。
主役はお前らだ。俺を裏切った奴ら全員、俺を嵌めた奴ら全員、復讐してやる!
「まずはお前らだ・・・!『剣術』百花猟乱・・・!」
『カーススキル『闇紅憤怒』の自動発動の条件が揃いました。』
『『一角獣の怒気』が発動しました。』
何か聞こえたような気がしたが、今はそんなことどうでも良かった。
俺が使う剣は『鬼剣』と呼ばれる切れば切るほど切れ味を増していく剣。
『剣術』スキル最大レベルで覚えることが出来る『百花猟乱』は延々と敵を斬り続け、次から次へと斬り殺す技だ。
だが手を抜けば、なぶり殺しに等しい。
「ぎゃあ! いでぇ!」
これだけで終わらすと思うなよクズ共が。
その後一時間以上次々とやってくる奴らから切り刻んでは一旦引き、切り刻んでは一旦引きを繰り返した。
誰もいなくなったと思ったころには、血溜りに映った死体の山で月を背に血塗られた男が自分だと今更気付いた。
これだけやったのに、遠くからごみのように沸いてくる奴らが見えた。
*****
ああ、くそ。この場所にいれば大丈夫だろうが、一応隠れておこうか。
暗く深い森のそこそこ深いあたりで体を休めていた俺は、体に鞭打って細工を仕掛ける。
「『万色幻夢・茶』濃色大地、まずは【堀】。」
濃色は支配、大地を操るというよりは地面を操って半径5mくらいのところに1mくらい外側に言葉通りの【堀】を作らせる。
「次は【穴】。『万色幻夢・緑』濃色大樹、【擬態】。」
深さ1,5mほどの【穴】を造りその中に飛び込む。【擬態】は何かに紛れたりする能力を発揮させる。ここら一帯にありふれた光景を作らせる。
「これでいいか。で、今のうちに出来ることをして、時間を戻して復讐の下準備、早くしないとな。この復讐心を抑えきれないとただ衝動のままに殺しそうだなあ・・・・・・! くはハッ、ふはははハハハハハハハ!!」
笑いが止まらない、俺のユニークスキルは異質だ。どんな効果よりも優先順位が高い。つまり、俺が知る限りはどんな力も効かない。
あのクソ共には大半の能力は効かないと嘘を言っておいてよかった。
でもまあ、今考えてみれば、俺を目の前で裏切った拓也達、違うか。勇者はが死んだと聞いた時、俺は何で泣いたんだ?何で絶望した?
・・・・・・まあ、まだ信用していた時のことのせいだろうな。まあ今は良いか。
「ステータスオープン」
何度も唱えた言葉をまた唱えて、ただの人間から変われるであろう種族に指を走らせる。種族にタップするたびに説明が現れる。
強化人間・・・・・・一般的な人間の倍は強い。ただし潜在能力は下がる。
上位人間・・・・・・一般的な人間の軽く十倍は強い。潜在能力は少ない。
堕黒人・・・・・・上位人間と同等の力を得る。力に特化し、暗い感情のままに生きる。
闇獄堕人・・・・・・上位人間の数倍強い。強さはその本人の滾る感情次第。目的の為にどんなこともするが、多少の誇りは持っている。
闇獄堕人で決定だなあ。その他は論外。
職業はどうする?おそらく可能だろうが、出来なくても期待はしてないから良いだろう。
・・・・・・まあ、うん。復讐者しかないから説明文とか見る必要ないけど。
『進化先の決定を確認しました。進化先の進化中の条件として記憶が逆流します。』
『転職先の決定を確認しました。転職先の転職中の条件として契約が発生します。』
『固体名ダイチ・タギへ問いま・・・ザ・・・・・・ザザザザザ・・・ザザ・・・・・・ザザザザ・・・・・・。』
頭の中を、裏切られた記憶が蘇り続ける。だが、復讐を誓い熱くドロドロとした冷たい炎に焼かれ続ける俺の心は、それを当然のようにもう一度心に刻んでいく。
『お前へ問う。復讐を誓うか?』
とっくに誓っている。復讐するためならどんな誓いでも何度でもしてやろう。
『復習するための力が欲しいか?』
必要ならばどんなことをしてでも奪う。復讐する力はどんな時でも欲している。
『お前は何がしたいんだ?』
当たり前なことを聞くな。今も頭の中を記憶が繰り返していく。
勇者を殺したい。賢者を殺したい。剣聖を殺したい。王女を殺したい。国王を殺したい。女王を殺したい。騎士を殺したい。魔法使いを殺したい。商人を殺したい。神父を殺したい。聖女を殺したい。冒険者を殺したい。踊り子を殺したい。料理人を殺したい。鍛冶氏を殺したい。薬屋を殺したい。村長を殺したい。貴族を殺したい。王族を殺したい。俺を裏切った、俺を騙した奴ら全てを殺したい。
武器を買えなくて碌に戦えなくなった。防具がなくて死に掛けた。薬がなくて逃げ切れなくなった。野宿をして襲われた。飯が食えなくて極限まで餓え続けた。助けられたと思った人に殺されかけた。
俺を襲った奴らの中に、俺が知っている奴らは全員居た。
今の自分の状態を良く見てみれば、防具はもうすぐ壊れそうだ。剣には傷まみれでひびも入っている。眼はくぼみかけ、アバラも浮き出ている。体の節々は悲鳴を上げている。疲労感はまるで重い鎖のように体に取り付いている。
よくよく考えてみればボロボロだ。
俺は何をした?何もしなかったから裏切られたか?
違う。何も知らなかったからじゃなくて、何もしなかったからだ。
例え既に死んでいても、無理やり蘇らしてでも復讐してやろう。
『進化が完了しました。』
『転職が完了しました。』
『ステータスを強制表示します。』
名前 ダイチ・タギ
年齢 20
種族 闇獄堕人 男
職業 復讐者 LV99
レベル 99
レベルp 999990p
スキルp 999990p
振り分けp 999990p
HP 10000
MP 10000
STR 1000
DEX 1000
VIT 1000
AGI 1000
INT 1000
MND 1000
LUK 1000
CRI 1000
ネイチャースキル
『闇の黒眼LV-1-』『復讐の誓いLV-1-』
ユニークスキル
『万色幻夢LV--』
(光色、薄色、濃色、深色シリーズ)
(闇黒、闇紅、闇紫)
『無限の可能性LV--』
カーススキル
『闇紅憤怒LV-1-』
マジックスキル
『魔力精密操作LV-EX-』『回復魔法LV-MAX-』『魔力纏化LV-MAX-』
『魔素循環LV-MAX-』『加速魔法LV-MAX-』『補助魔法LV-MAX-』
『強化魔法LV-MAX-』『死霊魔法‐1-』
ノーマルスキル
『鑑定LV-MAX-』『料理LV-EX-』『家事LV-MAX-』『鍛冶LV-MAX-』
『錬金LV-MAX-』『武具修復LV-MAX-』『細工LV-EX-』『棒術LV-MAX-』
『剣術LV-MAX-』『弓術LV-MAX-』『杖術LV-MAX-』『盾術LV‐MAX‐』
『棍術LV-MAX-』『体術LV-MAX-』『武舞LV-MAX-』『加速LV-MAX-』
『隠密LV-MAX-』『気配消滅LV-MAX-』『徒手空拳LV-MAX-』『惨殺術LV-1-』
いや、もう少しあとの方が良さそうだな。
っと、その前に確認しておかないと。
「ステータスオープン」
名前 ダイチ・タギ 重疲労 睡眠不足 精神疲労 飢餓
年齢 20
種族 人間 男 【⇒強化人間、上位人間、堕黒人、闇獄堕人】
職業 村人 LV99-MAX- 【⇒料理人、武人、旅人、鍛冶師、錬金術師、放浪者、暗殺者、復讐者】
レベル 99-MAX-
レベルp 99999p
スキルp 99999p
振り分けp 99999p
HP 9999
MP 9999
STR 999
DEX 999
VIT 999
AGI 999
INT 999
MND 999
LUK 999
CRI 999
ユニークスキル
『万色幻夢LV--』
(光色、薄色、濃色、深色シリーズ)
(闇黒、闇紅、闇紫)
『無限の可能性LV--』
カーススキル
『闇紅憤怒LV-1-』
マジックスキル
『魔力精密操作LV-EX-』『回復魔法LV-MAX-』『魔力纏化LV-MAX-』
『魔素循環LV-MAX-』『加速魔法LV-MAX-』『補助魔法LV-MAX-』
『強化魔法LV-MAX-』
ノーマルスキル
『鑑定LV-MAX-』『家事LV-MAX-』『料理LV-EX-』『鍛冶LV-MAX-』
『錬金LV-MAX-』『武具修復LV-MAX-』『細工LV-EX-』『棒術LV-MAX-』
『剣術LV-MAX-』『弓術LV-MAX-』『杖術LV-MAX-』『盾術LV‐MAX‐』
『棍術LV-MAX-』『体術LV-MAX-』『武舞LV-MAX-』『加速LV-MAX-』
『隠密LV-MAX-』『気配消滅LV-MAX-』『徒手空拳LV-MAX-』
なんだこれは?どういうことだ?一番原因の可能性が高いのは『無限の可能性』、か・・・・・・。
進化?や転職?もなかったし、LV-EX-もなかったし。それ以外はそのまま。
ボロボロの状態だなぁ。
でもまあ、何度見ても申し訳なくなるステータスだなあ。勇者、賢者、剣聖の仲間に居たから受けることの出来た加護のおかげでここまで強くなれた。
村人としての限界にまで達しているし、下級ドラゴンくらいならソロで戦える力量だ。
さて、これならおそらく大丈夫だろう。
「なあ、おい。どこかで聞いてるんだろうけどな、先に言っておいてやるよ。管理者とやら。俺はお前も許さない。いつか絶対に復讐してやる。」
そう、自分の心に刻み込むように言葉を口に出した次の瞬間信じられないものを見た。
「いたぞ! 勇者のおまけだ! 仕留めれば一人1千万Gだぞ!」
おかしい。この場所はまず知っていなければ来ることの出来ない場所のはずだ。誰かから情報を得ない限りは・・・・・・、!!
ふと頭の中に、ついさっきまでここにいたリース、いや第一王女が言った言葉が響いた。
『見逃してあげましょう。』
つまりは、遊んでいるのだ。
仲間の居ない勇者の仲間がどう足掻くのかを。
「・・・・・・! ふざけるな、リース・オルクレアァァァァァアアアア!!」
許さない。許さない! 許さない!!
アイツだけは、何があっても、許さない。
俺は脇役だ。今までもこれからも。主役の居ない物語の脇役だ。
主役はお前らだ。俺を裏切った奴ら全員、俺を嵌めた奴ら全員、復讐してやる!
「まずはお前らだ・・・!『剣術』百花猟乱・・・!」
『カーススキル『闇紅憤怒』の自動発動の条件が揃いました。』
『『一角獣の怒気』が発動しました。』
何か聞こえたような気がしたが、今はそんなことどうでも良かった。
俺が使う剣は『鬼剣』と呼ばれる切れば切るほど切れ味を増していく剣。
『剣術』スキル最大レベルで覚えることが出来る『百花猟乱』は延々と敵を斬り続け、次から次へと斬り殺す技だ。
だが手を抜けば、なぶり殺しに等しい。
「ぎゃあ! いでぇ!」
これだけで終わらすと思うなよクズ共が。
その後一時間以上次々とやってくる奴らから切り刻んでは一旦引き、切り刻んでは一旦引きを繰り返した。
誰もいなくなったと思ったころには、血溜りに映った死体の山で月を背に血塗られた男が自分だと今更気付いた。
これだけやったのに、遠くからごみのように沸いてくる奴らが見えた。
*****
ああ、くそ。この場所にいれば大丈夫だろうが、一応隠れておこうか。
暗く深い森のそこそこ深いあたりで体を休めていた俺は、体に鞭打って細工を仕掛ける。
「『万色幻夢・茶』濃色大地、まずは【堀】。」
濃色は支配、大地を操るというよりは地面を操って半径5mくらいのところに1mくらい外側に言葉通りの【堀】を作らせる。
「次は【穴】。『万色幻夢・緑』濃色大樹、【擬態】。」
深さ1,5mほどの【穴】を造りその中に飛び込む。【擬態】は何かに紛れたりする能力を発揮させる。ここら一帯にありふれた光景を作らせる。
「これでいいか。で、今のうちに出来ることをして、時間を戻して復讐の下準備、早くしないとな。この復讐心を抑えきれないとただ衝動のままに殺しそうだなあ・・・・・・! くはハッ、ふはははハハハハハハハ!!」
笑いが止まらない、俺のユニークスキルは異質だ。どんな効果よりも優先順位が高い。つまり、俺が知る限りはどんな力も効かない。
あのクソ共には大半の能力は効かないと嘘を言っておいてよかった。
でもまあ、今考えてみれば、俺を目の前で裏切った拓也達、違うか。勇者はが死んだと聞いた時、俺は何で泣いたんだ?何で絶望した?
・・・・・・まあ、まだ信用していた時のことのせいだろうな。まあ今は良いか。
「ステータスオープン」
何度も唱えた言葉をまた唱えて、ただの人間から変われるであろう種族に指を走らせる。種族にタップするたびに説明が現れる。
強化人間・・・・・・一般的な人間の倍は強い。ただし潜在能力は下がる。
上位人間・・・・・・一般的な人間の軽く十倍は強い。潜在能力は少ない。
堕黒人・・・・・・上位人間と同等の力を得る。力に特化し、暗い感情のままに生きる。
闇獄堕人・・・・・・上位人間の数倍強い。強さはその本人の滾る感情次第。目的の為にどんなこともするが、多少の誇りは持っている。
闇獄堕人で決定だなあ。その他は論外。
職業はどうする?おそらく可能だろうが、出来なくても期待はしてないから良いだろう。
・・・・・・まあ、うん。復讐者しかないから説明文とか見る必要ないけど。
『進化先の決定を確認しました。進化先の進化中の条件として記憶が逆流します。』
『転職先の決定を確認しました。転職先の転職中の条件として契約が発生します。』
『固体名ダイチ・タギへ問いま・・・ザ・・・・・・ザザザザザ・・・ザザ・・・・・・ザザザザ・・・・・・。』
頭の中を、裏切られた記憶が蘇り続ける。だが、復讐を誓い熱くドロドロとした冷たい炎に焼かれ続ける俺の心は、それを当然のようにもう一度心に刻んでいく。
『お前へ問う。復讐を誓うか?』
とっくに誓っている。復讐するためならどんな誓いでも何度でもしてやろう。
『復習するための力が欲しいか?』
必要ならばどんなことをしてでも奪う。復讐する力はどんな時でも欲している。
『お前は何がしたいんだ?』
当たり前なことを聞くな。今も頭の中を記憶が繰り返していく。
勇者を殺したい。賢者を殺したい。剣聖を殺したい。王女を殺したい。国王を殺したい。女王を殺したい。騎士を殺したい。魔法使いを殺したい。商人を殺したい。神父を殺したい。聖女を殺したい。冒険者を殺したい。踊り子を殺したい。料理人を殺したい。鍛冶氏を殺したい。薬屋を殺したい。村長を殺したい。貴族を殺したい。王族を殺したい。俺を裏切った、俺を騙した奴ら全てを殺したい。
武器を買えなくて碌に戦えなくなった。防具がなくて死に掛けた。薬がなくて逃げ切れなくなった。野宿をして襲われた。飯が食えなくて極限まで餓え続けた。助けられたと思った人に殺されかけた。
俺を襲った奴らの中に、俺が知っている奴らは全員居た。
今の自分の状態を良く見てみれば、防具はもうすぐ壊れそうだ。剣には傷まみれでひびも入っている。眼はくぼみかけ、アバラも浮き出ている。体の節々は悲鳴を上げている。疲労感はまるで重い鎖のように体に取り付いている。
よくよく考えてみればボロボロだ。
俺は何をした?何もしなかったから裏切られたか?
違う。何も知らなかったからじゃなくて、何もしなかったからだ。
例え既に死んでいても、無理やり蘇らしてでも復讐してやろう。
『進化が完了しました。』
『転職が完了しました。』
『ステータスを強制表示します。』
名前 ダイチ・タギ
年齢 20
種族 闇獄堕人 男
職業 復讐者 LV99
レベル 99
レベルp 999990p
スキルp 999990p
振り分けp 999990p
HP 10000
MP 10000
STR 1000
DEX 1000
VIT 1000
AGI 1000
INT 1000
MND 1000
LUK 1000
CRI 1000
ネイチャースキル
『闇の黒眼LV-1-』『復讐の誓いLV-1-』
ユニークスキル
『万色幻夢LV--』
(光色、薄色、濃色、深色シリーズ)
(闇黒、闇紅、闇紫)
『無限の可能性LV--』
カーススキル
『闇紅憤怒LV-1-』
マジックスキル
『魔力精密操作LV-EX-』『回復魔法LV-MAX-』『魔力纏化LV-MAX-』
『魔素循環LV-MAX-』『加速魔法LV-MAX-』『補助魔法LV-MAX-』
『強化魔法LV-MAX-』『死霊魔法‐1-』
ノーマルスキル
『鑑定LV-MAX-』『料理LV-EX-』『家事LV-MAX-』『鍛冶LV-MAX-』
『錬金LV-MAX-』『武具修復LV-MAX-』『細工LV-EX-』『棒術LV-MAX-』
『剣術LV-MAX-』『弓術LV-MAX-』『杖術LV-MAX-』『盾術LV‐MAX‐』
『棍術LV-MAX-』『体術LV-MAX-』『武舞LV-MAX-』『加速LV-MAX-』
『隠密LV-MAX-』『気配消滅LV-MAX-』『徒手空拳LV-MAX-』『惨殺術LV-1-』
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