7 / 39
第一章 奔走冒険者編
第七話 チーン
しおりを挟む
「おい・・・・・・いくらなんでも飛ばしすぎだろうが・・・・・・・・・!!」
フレスタさんが止まってくれたのは、召喚された城が見えなくなったところだった。
『逃げるんだったら徹底的にしたほうがいいでしょ』
あーあ。おばあちゃんにお礼言えなかったなー。
しばらくはのらりくらりと歩いて旅でもしようかなー。
まあ、しばらくは歩いて適当に進んでいくか。どこに行くにしろ、俺に到着地点なんか無いんだし。ガチャでもして暇つぶしでもしようっと。
とりあえずスキルガチャのエクストラを10連続するか。スキル少ないから、ある程度物事に対応できるようにしないと。
あーあ。ポイントはあと99か。
・昇天脚 ☆8
・青火淵鎧生成 ☆9
・神域創造 ☆10
・時間停止 ☆9
・重力操作 ☆9
・覇眼 ☆9
・液体支配 ☆10
・光速思考 ☆9
・竜眼 ☆8
・気体支配 ☆10
「ゴフッ!ゴフォッ!」
ちょっと待ってこれスキルだから魔力は消費しないよねだったらこれだけのバケモノスキル使い放題とかマジでどうなってんだっていうかそれよりもこの力の使い方間違ったら世界がひっくり返るんじゃ?ていうか絶対ひっくり返るわこれやりたい放題のチート生活が出来るんじゃ?しないけれどももう最強になったような気がする頭痛い誰か嘘だといってくれないかなあ。
・・・・・・全部試すか。
一時間後。平原の一部が消滅しました。
実験1 昇天脚
地面を蹴ると大空に吹き飛びました。地面が消滅しました。空気までけることが出来る。岩に向かって蹴ると離れていても空間ごと蹴りだすように岩に穴が開きました。
実験2 青火淵鎧生成
青黒い炎を纏った鎧を体から創り出す(生やす?)ことができるようになりました。しかし脱ぐことは不可。スキルを解除すると霧のように消える。
実験3 神域創造
その名の通り神域を創り出すことが出来るようになりました。時間の流れも操作可能。初めて作った神域は日本の自然地帯を広大にしたような世界でした。時間の流れはこっちの一秒があっちの一日でした。一時間で3600日(約10年)。
実験4 時間停止
時間を止められます。時間が止まっても動けるのは、強者や止めた本人だけ。その間は真っ暗。
実験5 重力操作
重力を操れます。ただし、物に効果を及ぼす際には触れなければならない。
実験6 覇眼
相手をビビらせる(格下限定)。動けなくする(同格以下限定)。恐怖を感じさせる。威圧する。殺意を感じさせることが出来る。眼が、薄い灰色のかかった白色になる。
実験7 液体支配
液体を造り、操ることが出来る。液体になった金属や水銀まで作れる。
実験8 光速思考
一秒で数時間分の思考が可能になる。常時発動すると頭が割れそうなくらい痛くなる。
実験9 竜眼
自然のものなら透けて見える。相手の考えてることがある程度分かる。生物の感情が把握できる。格下を支配下における。使うと眼が赤色になる。
実験10 気体支配
気体を造り、操ることが出来る。酸素を作って酸素濃度を濃くさせたりすることもできる。
大体こんな感じ。ただ、昇天脚を使うと信じられないくらいの筋肉痛に見舞われる。一時間である程度収まり、5時間で完全に治る。それまで地獄なんだけどネ。
で、今は紫色の城っぽい奴が見えたからそれに向かってる。フレスタさんには戻ってもらって歩いてる。
にしてもまだ足がびりびりする。歩くたびに痛いし、本当に疲れるよ。
そろそろかなー。そう思った矢先だった。☆O・TO・SHI・A・NA☆に嵌ってしまった。
チキショウ!ユダンシテタ!
とりあえずぬけるか。足に変なつた?が絡まってるから、とりあえず液体窒素で凍らして、叩いて砕いて自由になる。あとはどうやって抜け出すかなんだけど、自分の体にかかっている重力を重力操作で重力を5分の1に変え、らくらく脱出!
さーて、あの城に住んでる人は良い人かなあ。そう考えながら大きな扉を開ける。
「おじゃましまー・・・・・・」
わー。とっても強そうな人が何人もいるよー。今の俺じゃ死んじゃうよー。袋叩きにされて死んじゃうよー。今すぐ逃げなきゃ死んじゃうよー。
「・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・し、失礼しました。バショヲマチガエタミタイデスネ。サヨウナラ」
うん。俺、強運と幸運を持ってるのに運が無いよー。
走るー逃げるー「待て」はい。
「お前は誰だ?」
うーん。竜眼を使って感情を見たけど、14人中怒ってる人3人。疑ってる人7人。なんとも思ってない人2人。比較的には好意的な感情を持ってる人2人。
今俺に質問したのは、疑ってる人の中で一番強そうな、ていうかこの場では一番強い人だ。
「すいませんでした申し訳ございません今すぐ立ち去るので許してください何も知らない田舎物ですのでご容赦くださいお願いします」
「お前は誰なんだ」
俺の渾身の土下座も意味を成さずにただ淡々と言葉を投げかけてくるお姉さん。まあ大人っぽい魅力も有るし出るとこ出てるし、ああ。もう考えるのもめんどくさいヤケクソだ。
「あ~。一応異世界から召喚されて、逃げ出してきた勇者ですケド」
「そうか。まあいい。ちょうどヒマだったんだ。お前もこっちに来て座れ」
「・・・・・・は?」
え?何で俺が?とりあえず感情を読み取ると、怒ってる人14/1。なんとも思ってない人14/0。好意的な人14/8。疑ってる人14/5。
「今お前竜眼を使ってるだろう?しかも、他にも強力な能力を隠しもってそうだ。面白そうだから、このつまらない魔王の会議に参加しろといってるんだ」
魔王?会議?面白そう?参加?ていうかなんで竜眼を使ってるって・・・・・・ああ、眼が赤くなるもんな。
「マジか・・・・・・」
とりあえずおとなしく座る。召喚されて1週間で魔王の会議に参加とかありかよ。
「まず、こいつの魔王会議の参加に反対の者は?」
4人、手を上げた。もう全員手を上げて。俺をこの状況から助けて。
「間違って入ったら魔王がいた。そんな目にあうこいつが哀れだ」
「右に同じ」
「俺よりも弱いから」
「忌々しい人間だから」
最後の人腹立つなあ。よし決めた。今最後に喋った奴とは二度と口を聞かない。次なんだかんだ言ったら液体窒素ぶっ掛けてやる。あと竜眼と覇眼を両方使ってやる。
「クエル。お前の人間嫌いは直したほうが良いぞ。こいつはお前よりも弱い。総合的にはな。だが実際に戦ってみろ。お前死ぬぞ」
「ああ。どうせ会議のいすは14個しかないのだ。お前が抜けてこいつを入れればいい。お前はどう思う?」
いきなり俺に振られて、戸惑いました。ただ。こいつは嫌いだし、人だからってあんなに嫌う奴とか差別する奴とか嫌いだから、俺はこんな案を出した。
「俺と・・・・・・誰だっけ?「クエンだ」俺とクエンが、闘って勝った方が入れば良いんじゃ?」
「反対の者は挙手を」
誰も手を上げない。クエンはくっくっくと笑ってる。
「うっわ、気持ちわる」
早口に小声でボソッと言った。本人以外全員気付いて笑いをこらえていたが、肝心の本人が気付いていない。
そんな中で、異世界人VS魔王最弱(?)のバトルが始まった。
フレスタさんが止まってくれたのは、召喚された城が見えなくなったところだった。
『逃げるんだったら徹底的にしたほうがいいでしょ』
あーあ。おばあちゃんにお礼言えなかったなー。
しばらくはのらりくらりと歩いて旅でもしようかなー。
まあ、しばらくは歩いて適当に進んでいくか。どこに行くにしろ、俺に到着地点なんか無いんだし。ガチャでもして暇つぶしでもしようっと。
とりあえずスキルガチャのエクストラを10連続するか。スキル少ないから、ある程度物事に対応できるようにしないと。
あーあ。ポイントはあと99か。
・昇天脚 ☆8
・青火淵鎧生成 ☆9
・神域創造 ☆10
・時間停止 ☆9
・重力操作 ☆9
・覇眼 ☆9
・液体支配 ☆10
・光速思考 ☆9
・竜眼 ☆8
・気体支配 ☆10
「ゴフッ!ゴフォッ!」
ちょっと待ってこれスキルだから魔力は消費しないよねだったらこれだけのバケモノスキル使い放題とかマジでどうなってんだっていうかそれよりもこの力の使い方間違ったら世界がひっくり返るんじゃ?ていうか絶対ひっくり返るわこれやりたい放題のチート生活が出来るんじゃ?しないけれどももう最強になったような気がする頭痛い誰か嘘だといってくれないかなあ。
・・・・・・全部試すか。
一時間後。平原の一部が消滅しました。
実験1 昇天脚
地面を蹴ると大空に吹き飛びました。地面が消滅しました。空気までけることが出来る。岩に向かって蹴ると離れていても空間ごと蹴りだすように岩に穴が開きました。
実験2 青火淵鎧生成
青黒い炎を纏った鎧を体から創り出す(生やす?)ことができるようになりました。しかし脱ぐことは不可。スキルを解除すると霧のように消える。
実験3 神域創造
その名の通り神域を創り出すことが出来るようになりました。時間の流れも操作可能。初めて作った神域は日本の自然地帯を広大にしたような世界でした。時間の流れはこっちの一秒があっちの一日でした。一時間で3600日(約10年)。
実験4 時間停止
時間を止められます。時間が止まっても動けるのは、強者や止めた本人だけ。その間は真っ暗。
実験5 重力操作
重力を操れます。ただし、物に効果を及ぼす際には触れなければならない。
実験6 覇眼
相手をビビらせる(格下限定)。動けなくする(同格以下限定)。恐怖を感じさせる。威圧する。殺意を感じさせることが出来る。眼が、薄い灰色のかかった白色になる。
実験7 液体支配
液体を造り、操ることが出来る。液体になった金属や水銀まで作れる。
実験8 光速思考
一秒で数時間分の思考が可能になる。常時発動すると頭が割れそうなくらい痛くなる。
実験9 竜眼
自然のものなら透けて見える。相手の考えてることがある程度分かる。生物の感情が把握できる。格下を支配下における。使うと眼が赤色になる。
実験10 気体支配
気体を造り、操ることが出来る。酸素を作って酸素濃度を濃くさせたりすることもできる。
大体こんな感じ。ただ、昇天脚を使うと信じられないくらいの筋肉痛に見舞われる。一時間である程度収まり、5時間で完全に治る。それまで地獄なんだけどネ。
で、今は紫色の城っぽい奴が見えたからそれに向かってる。フレスタさんには戻ってもらって歩いてる。
にしてもまだ足がびりびりする。歩くたびに痛いし、本当に疲れるよ。
そろそろかなー。そう思った矢先だった。☆O・TO・SHI・A・NA☆に嵌ってしまった。
チキショウ!ユダンシテタ!
とりあえずぬけるか。足に変なつた?が絡まってるから、とりあえず液体窒素で凍らして、叩いて砕いて自由になる。あとはどうやって抜け出すかなんだけど、自分の体にかかっている重力を重力操作で重力を5分の1に変え、らくらく脱出!
さーて、あの城に住んでる人は良い人かなあ。そう考えながら大きな扉を開ける。
「おじゃましまー・・・・・・」
わー。とっても強そうな人が何人もいるよー。今の俺じゃ死んじゃうよー。袋叩きにされて死んじゃうよー。今すぐ逃げなきゃ死んじゃうよー。
「・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・し、失礼しました。バショヲマチガエタミタイデスネ。サヨウナラ」
うん。俺、強運と幸運を持ってるのに運が無いよー。
走るー逃げるー「待て」はい。
「お前は誰だ?」
うーん。竜眼を使って感情を見たけど、14人中怒ってる人3人。疑ってる人7人。なんとも思ってない人2人。比較的には好意的な感情を持ってる人2人。
今俺に質問したのは、疑ってる人の中で一番強そうな、ていうかこの場では一番強い人だ。
「すいませんでした申し訳ございません今すぐ立ち去るので許してください何も知らない田舎物ですのでご容赦くださいお願いします」
「お前は誰なんだ」
俺の渾身の土下座も意味を成さずにただ淡々と言葉を投げかけてくるお姉さん。まあ大人っぽい魅力も有るし出るとこ出てるし、ああ。もう考えるのもめんどくさいヤケクソだ。
「あ~。一応異世界から召喚されて、逃げ出してきた勇者ですケド」
「そうか。まあいい。ちょうどヒマだったんだ。お前もこっちに来て座れ」
「・・・・・・は?」
え?何で俺が?とりあえず感情を読み取ると、怒ってる人14/1。なんとも思ってない人14/0。好意的な人14/8。疑ってる人14/5。
「今お前竜眼を使ってるだろう?しかも、他にも強力な能力を隠しもってそうだ。面白そうだから、このつまらない魔王の会議に参加しろといってるんだ」
魔王?会議?面白そう?参加?ていうかなんで竜眼を使ってるって・・・・・・ああ、眼が赤くなるもんな。
「マジか・・・・・・」
とりあえずおとなしく座る。召喚されて1週間で魔王の会議に参加とかありかよ。
「まず、こいつの魔王会議の参加に反対の者は?」
4人、手を上げた。もう全員手を上げて。俺をこの状況から助けて。
「間違って入ったら魔王がいた。そんな目にあうこいつが哀れだ」
「右に同じ」
「俺よりも弱いから」
「忌々しい人間だから」
最後の人腹立つなあ。よし決めた。今最後に喋った奴とは二度と口を聞かない。次なんだかんだ言ったら液体窒素ぶっ掛けてやる。あと竜眼と覇眼を両方使ってやる。
「クエル。お前の人間嫌いは直したほうが良いぞ。こいつはお前よりも弱い。総合的にはな。だが実際に戦ってみろ。お前死ぬぞ」
「ああ。どうせ会議のいすは14個しかないのだ。お前が抜けてこいつを入れればいい。お前はどう思う?」
いきなり俺に振られて、戸惑いました。ただ。こいつは嫌いだし、人だからってあんなに嫌う奴とか差別する奴とか嫌いだから、俺はこんな案を出した。
「俺と・・・・・・誰だっけ?「クエンだ」俺とクエンが、闘って勝った方が入れば良いんじゃ?」
「反対の者は挙手を」
誰も手を上げない。クエンはくっくっくと笑ってる。
「うっわ、気持ちわる」
早口に小声でボソッと言った。本人以外全員気付いて笑いをこらえていたが、肝心の本人が気付いていない。
そんな中で、異世界人VS魔王最弱(?)のバトルが始まった。
11
あなたにおすすめの小説
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。
もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。
異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。
ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。
残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、
同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、
追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、
清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……
追放された私の代わりに入った女、三日で国を滅ぼしたらしいですよ?
タマ マコト
ファンタジー
王国直属の宮廷魔導師・セレス・アルトレイン。
白銀の髪に琥珀の瞳を持つ、稀代の天才。
しかし、その才能はあまりに“美しすぎた”。
王妃リディアの嫉妬。
王太子レオンの盲信。
そして、セレスを庇うはずだった上官の沈黙。
「あなたの魔法は冷たい。心がこもっていないわ」
そう言われ、セレスは**『無能』の烙印**を押され、王国から追放される。
彼女はただ一言だけ残した。
「――この国の炎は、三日で尽きるでしょう。」
誰もそれを脅しとは受け取らなかった。
だがそれは、彼女が未来を見通す“預言魔法”の言葉だったのだ。
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
異世界に召喚されたが勇者ではなかったために放り出された夫婦は拾った赤ちゃんを守り育てる。そして3人の孤児を弟子にする。
お小遣い月3万
ファンタジー
異世界に召喚された夫婦。だけど2人は勇者の資質を持っていなかった。ステータス画面を出現させることはできなかったのだ。ステータス画面が出現できない2人はレベルが上がらなかった。
夫の淳は初級魔法は使えるけど、それ以上の魔法は使えなかった。
妻の美子は魔法すら使えなかった。だけど、のちにユニークスキルを持っていることがわかる。彼女が作った料理を食べるとHPが回復するというユニークスキルである。
勇者になれなかった夫婦は城から放り出され、見知らぬ土地である異世界で暮らし始めた。
ある日、妻は川に洗濯に、夫はゴブリンの討伐に森に出かけた。
夫は竹のような植物が光っているのを見つける。光の正体を確認するために植物を切ると、そこに現れたのは赤ちゃんだった。
夫婦は赤ちゃんを育てることになった。赤ちゃんは女の子だった。
その子を大切に育てる。
女の子が5歳の時に、彼女がステータス画面を発現させることができるのに気づいてしまう。
2人は王様に子どもが奪われないようにステータス画面が発現することを隠した。
だけど子どもはどんどんと強くなって行く。
大切な我が子が魔王討伐に向かうまでの物語。世界で一番大切なモノを守るために夫婦は奮闘する。世界で一番愛しているモノの幸せのために夫婦は奮闘する。
平民令嬢、異世界で追放されたけど、妖精契約で元貴族を見返します
タマ マコト
ファンタジー
平民令嬢セリア・アルノートは、聖女召喚の儀式に巻き込まれ異世界へと呼ばれる。
しかし魔力ゼロと判定された彼女は、元婚約者にも見捨てられ、理由も告げられぬまま夜の森へ追放された。
行き場を失った境界の森で、セリアは妖精ルゥシェと出会い、「生きたいか」という問いに答えた瞬間、対等な妖精契約を結ぶ。
人間に捨てられた少女は、妖精に選ばれたことで、世界の均衡を揺るがす存在となっていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる