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8:魔導師として宮廷入りしたので、国のために頑張ります!

だから、ここは外だから 3

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「か、考え直してください! あたし、ベッドに戻りたい!」
「こんなにビショビショにして、期待しているのでしょう? 遠慮しなくていいですよ。精霊王に見せつけるのも兼ねていますから」

 リシャールはアルフォンシーヌの耳に囁きかけながら、濡れた秘裂に指を沿わせる。

「どうせお二人の中に精霊王がいるんですから、わざわざそんなことをしなくたって……や、あ、だから、ね、ねえ……あっ」

 すっかり膨れた粒をリシャールは見つけるなりクリクリと転がしてくる。それだけで力が抜けて、リシャールに身体を委ねてしまう。

「で、殿下……ま、待って……」

 下腹部がジンジンと疼く。また達しそうになっているのだ。

「メル、中からも刺激をしてあげて」
「ええ……そんな蕩けた顔をして……アル」

 メルヒオールの長い指が蜜壺に差し込まれた。今度は二本。質量があるおかげか、きゅうっと締め付ける。緩い抽挿の後に指先が曲げられて、くぼみを刺激された。

「や、やあっ、そ、それは、だめぇっ!」

 二人によって同時に刺激されると、雷撃魔法を食らったみたいな痺れが全身を駆け巡り、視界が真っ白に爆ぜた。

「ああああっ!」

 身体が緊張し、ビクビクと震え、弛緩した。大量の発汗に、乱れた呼吸。
 アルフォンシーヌは気だるい身体をリシャールに預けたままでいた。なお、足は大きく広げられたままだ。

「後ろも開発しておけば、同時に差し込めますかね?」

 メルヒオールの視線が局部を丁寧に見ている。指を入れられていた蜜壺の入り口はひくひくと収縮を繰り返しているところだろう。

「急にやる気になったみたいじゃないですか。渋っていたのに、どういう心境の変化ですか?」
「アルがそういうつもりであるなら、応えてあげたいじゃないですか。殿下個人に抱かれることに対して後ろめたさはあっても、三人でなら許容できるようなので」
「そういう……」

 リシャールが何やら唸っている。何か思うところがあるようだ。
 そんな彼をよそに、メルヒオールはアルフォンシーヌに手を差し出す。

「――ベッドに連れて行って差し上げましょう。続きはそれからで」
「え、あの、あたし、寝たい……」
「気絶していたら考えて差し上げたのですが、起きていらしたので」

 こんなことなら寝たふりをするんだった……。

 意識を手放している間に何かされたらと考えて必死に堪えていたつもりだったが、裏目に出たようだ。

「それとも、ここで寝ますか? 気絶するまで抱いてもいいのですよ」
「し、師匠、なんでそんなに元気なんですか……」

 天才魔導師だ。なにか秘訣があるか、魔法を使っているか、あるいは媚薬のようなもので、活力を得ているのか、そのいずれかと言わず全てを行なっている可能性は否定できない。
 アルフォンシーヌがあきれた声を出していたそのときだ。
 周囲の火の精霊がざわめくのを感じ取った。
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