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3:魔導師として宮廷入りしたので、これは予期せぬ事態です。
疑っているわけではないの 1
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いつもよりも丁寧で優しい愛撫に、アルフォンシーヌは幸せを感じる。触れられた場所から身体の隅々まで流れていくメルヒオールの魔力はうっとりするほど気持ちがいい。
「メルヒオールさま……」
「いけませんよ、アル。そんな惚けた顔でこちらを見ては」
「でも、すごく気持ちがよくて……」
「揉みほぐしているだけですよ?」
あきれた声を返される。
そんなことを言われても、気持ちがいいのは本当なんだからしょうがないじゃない。
軽い食事を済ませたあと、メルヒオールはアルフォンシーヌの服を脱がしてベッドに横たわらせた。身に纏っているべき魔力が極端に落ち込んでしまっているため、それを補う処置をしようというのだ。
アルフォンシーヌはてっきり身体を重ねるとばかり考えていた。それが一番手っ取り早いし、触れ合うこと自体を期待していたからだ。
なのに、そうはならなかった。アルフォンシーヌの仰向けにされた裸身を、メルヒオールは慣れた手つきで揉みほぐしにかかってきたから。
優しい手つきに下心は微塵も感じられず、ただただ労りの気持ちが込められているのが伝わる。血液が巡ると同時に、魔力が全身にくまなく広がる。それがまた、ぬるめの湯に浸かっているみたいに安らぐのだ。
「メルヒオールさまだから、触られるだけで気持ちよくなってしまうの」
「そうですか」
メルヒオールの手が止まる。
終わったのかな? もっとして欲しかったけど。
爪先から足の付け根までのマッサージが終わったようだ。これで全身に触れたことになるので、揉みほぐす作業は終了なのだろう。
感謝を述べようと思い身体を少しよじったところで、メルヒオールの手が秘所に伸びる。かと思えば、指先がつっと割れ目をなぞった。
「あっ……」
「こんなに濡らして……素直な身体ですね」
ぐっしょりと濡れて、ぬるぬるしているのがメルヒオールの指の動きでわかる。恥ずかしい。
「……いやらしいですか?」
「俺に触れられたくて濡らす分には構いませんよ。でも、誰にでも身体を開くなら話は別です」
蜜を指先にたっぷりと絡め取ると、その指をペロリと舐めた。状態を確認するその仕草が色っぽい。
「あ、あたし、受け入れたのはあなただけですからっ! メルヒオールさまに身体を開かれてから、なんだか急に襲われるようになりましたけど、本当にっ!」
「未遂で済むように駆けつけていますからね、一応」
手のひらがアルフォンシーヌの秘部を覆って愛液を全体に伸ばし始めた。くちゅっという水音が時折聞こえる。
「んんっ……メルヒオールさまはあたしに魔法をかけないんですね、男避けの」
「俺だって男ですよ? 触れるたびに魔法をかけ直すのは手間ではありませんか」
愛液をまぶされた指先が三本、蜜壺に突き立てられる。アルフォンシーヌは指の付け根まで咥えさせられた指をきゅうっと締め付けた。
「メルヒオールさま……」
「いけませんよ、アル。そんな惚けた顔でこちらを見ては」
「でも、すごく気持ちがよくて……」
「揉みほぐしているだけですよ?」
あきれた声を返される。
そんなことを言われても、気持ちがいいのは本当なんだからしょうがないじゃない。
軽い食事を済ませたあと、メルヒオールはアルフォンシーヌの服を脱がしてベッドに横たわらせた。身に纏っているべき魔力が極端に落ち込んでしまっているため、それを補う処置をしようというのだ。
アルフォンシーヌはてっきり身体を重ねるとばかり考えていた。それが一番手っ取り早いし、触れ合うこと自体を期待していたからだ。
なのに、そうはならなかった。アルフォンシーヌの仰向けにされた裸身を、メルヒオールは慣れた手つきで揉みほぐしにかかってきたから。
優しい手つきに下心は微塵も感じられず、ただただ労りの気持ちが込められているのが伝わる。血液が巡ると同時に、魔力が全身にくまなく広がる。それがまた、ぬるめの湯に浸かっているみたいに安らぐのだ。
「メルヒオールさまだから、触られるだけで気持ちよくなってしまうの」
「そうですか」
メルヒオールの手が止まる。
終わったのかな? もっとして欲しかったけど。
爪先から足の付け根までのマッサージが終わったようだ。これで全身に触れたことになるので、揉みほぐす作業は終了なのだろう。
感謝を述べようと思い身体を少しよじったところで、メルヒオールの手が秘所に伸びる。かと思えば、指先がつっと割れ目をなぞった。
「あっ……」
「こんなに濡らして……素直な身体ですね」
ぐっしょりと濡れて、ぬるぬるしているのがメルヒオールの指の動きでわかる。恥ずかしい。
「……いやらしいですか?」
「俺に触れられたくて濡らす分には構いませんよ。でも、誰にでも身体を開くなら話は別です」
蜜を指先にたっぷりと絡め取ると、その指をペロリと舐めた。状態を確認するその仕草が色っぽい。
「あ、あたし、受け入れたのはあなただけですからっ! メルヒオールさまに身体を開かれてから、なんだか急に襲われるようになりましたけど、本当にっ!」
「未遂で済むように駆けつけていますからね、一応」
手のひらがアルフォンシーヌの秘部を覆って愛液を全体に伸ばし始めた。くちゅっという水音が時折聞こえる。
「んんっ……メルヒオールさまはあたしに魔法をかけないんですね、男避けの」
「俺だって男ですよ? 触れるたびに魔法をかけ直すのは手間ではありませんか」
愛液をまぶされた指先が三本、蜜壺に突き立てられる。アルフォンシーヌは指の付け根まで咥えさせられた指をきゅうっと締め付けた。
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