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腹癒せにドラゴン退治に行ってきます!
調子に乗らないで 2
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見つめていたマッチョさんの顔に一瞬影ができたかと思うと、彼は決意を固めたような目をして唇を動かした。
「――俺としては、貴女が女性で、魔導師であることがとても喜ばしい。おかげでたくさん感じさせることができる」
彼の大きな手が内腿に入り込み、迷わず付け根まで進んで撫でた。下着は身につけていない。だから直に触れられてしまう。そこがまだ濡れていないことがわかったのか、優しく擦られた。的確な刺激に、私の身体は素直に従う。
抵抗! ちゃんと拒んでよっ!
自分に言い聞かせ、私は自由になる首を横に振ってイヤイヤをした。
「やっ……調子に乗らないで。私は――んっうっ」
口づけされて、言葉を封じられた。頭を動かしてもしっかりついてくる。抗議の言葉を告げるため、息つぎのために口を開けると、私の小さな舌は彼の分厚い舌に捕らえられてしまった。
粘膜を擦られると体内の魔力が反応し、酩酊状態に近づいていく。こればかりは予め魔法で対処するくらいしかどうにもできないことだ。
「んんっ……」
当然ながら、刺激は口だけではなかった。
彼の指先が私の敏感な粒をクリクリと転がし始め、覚えてしまった官能を求めて逃げられない。
ぬ、濡れちゃう……!
やっと唇が解放された。
「ああっ、ず、ずるいっ! 卑怯なことしないでぇっ……」
蜜が溢れ、クチュクチュと水音が響き始める。感じている。感じてしまっている。身体の素直な反応は、隠しきれない。自然と嬌声が漏れた。
「貴女が煽るからだ。俺は本気で好きだと伝えているのに、それをはぐらかそうとするから」
口調は乱暴になってきているのに、彼の手は私を案じているのか急激に攻めては来ない。一つ一つ、私を官能へと導いてくれる。
イってしまうまで丁寧にほぐしてくれるだろうと期待して求めてしまうが、だからといって流されてはいけない。
気持ちに向き合おうとしないことを非難されているのであれば、きちんと説明できればやめてもらえるということ。
私は自分の理性に呼びかけて、必死に言葉を集める。
「――俺としては、貴女が女性で、魔導師であることがとても喜ばしい。おかげでたくさん感じさせることができる」
彼の大きな手が内腿に入り込み、迷わず付け根まで進んで撫でた。下着は身につけていない。だから直に触れられてしまう。そこがまだ濡れていないことがわかったのか、優しく擦られた。的確な刺激に、私の身体は素直に従う。
抵抗! ちゃんと拒んでよっ!
自分に言い聞かせ、私は自由になる首を横に振ってイヤイヤをした。
「やっ……調子に乗らないで。私は――んっうっ」
口づけされて、言葉を封じられた。頭を動かしてもしっかりついてくる。抗議の言葉を告げるため、息つぎのために口を開けると、私の小さな舌は彼の分厚い舌に捕らえられてしまった。
粘膜を擦られると体内の魔力が反応し、酩酊状態に近づいていく。こればかりは予め魔法で対処するくらいしかどうにもできないことだ。
「んんっ……」
当然ながら、刺激は口だけではなかった。
彼の指先が私の敏感な粒をクリクリと転がし始め、覚えてしまった官能を求めて逃げられない。
ぬ、濡れちゃう……!
やっと唇が解放された。
「ああっ、ず、ずるいっ! 卑怯なことしないでぇっ……」
蜜が溢れ、クチュクチュと水音が響き始める。感じている。感じてしまっている。身体の素直な反応は、隠しきれない。自然と嬌声が漏れた。
「貴女が煽るからだ。俺は本気で好きだと伝えているのに、それをはぐらかそうとするから」
口調は乱暴になってきているのに、彼の手は私を案じているのか急激に攻めては来ない。一つ一つ、私を官能へと導いてくれる。
イってしまうまで丁寧にほぐしてくれるだろうと期待して求めてしまうが、だからといって流されてはいけない。
気持ちに向き合おうとしないことを非難されているのであれば、きちんと説明できればやめてもらえるということ。
私は自分の理性に呼びかけて、必死に言葉を集める。
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