【R-18】ザマァされた悪役令嬢ですが、腹癒せにドラゴン（ラスボス）退治に行ってきます！

腹癒せにドラゴン退治に行ってきます！

不本意なショー ３

　ほどよく筋肉がついた太腿を蜜が流れ落ちる。見られて興奮しているわけではないと思いたい。想定以上にこの体勢での行為が気持ちいいのだ。マッチョさんにしてもらったあの行為と近い姿勢だったから、身体が勝手に思い出しているのではないか――うん、そうであってほしい。

「や、やぁっ……んんんっ……」

　アーデルベルトに自分の喘ぎ声を聞かれたくなくて、私は顔を枕に埋める。このくらい許してほしい。
　自分の声がなくなるとグチュグチュと水音がやたらと耳に響く。恥ずかしい。こんな姿をアーデルベルトに見せつけているなんて。

「こら、ルツィエ。声を聞かせろよ。すごくいい声じゃないか」

　聞かせろと命じられれば逆らえない。私は顔を再び横に向けて喘いだ。

「やぁっ……許してぇ……」
「愛する男の名前を呼ぶまでは、しっかり声を出せよ」
「あっ……はぁっ……」
「ナカに指先を入れて動かしてみたらどうだ？　抱かれたときのことをもっとよく思い出せるだろう？」

　アーデルベルトの提案に、私の身体は逆らえない。あと少しで達せそうな気配があったのに、秘玉への刺激から蜜壺への刺激に変えられてしまった。

「ひゃぁっ……っ！」

　自分の人差し指があっさりと蜜壺の中に埋まっていく。中は熱くてトロトロしていた。一本だけでは物足りなくて、すぐに中指も加わる。きゅうっと締まって、蠢くのがわかった。

「ああ、入り口がヒクヒクしているな。気持ちがいいのか？」

　アーデルベルトの問いに、私は素直に頷く。私の手のひらは自分の蜜でビショビショに濡れていた。両手首につけられた封魔錠も蜜まみれだろう。

「……い、イきたいの……もう、命令しないで……」

　ナカに触れるのもそれなりに気持ちがよくて、指を動かすたびにグチュグチュと水音が立っている。自分でしているのに、犯されているみたいな気分だ。いや、やらされているのだから、似たようなものか。
　ここまで来てしまったら邪魔をされたくはない。せわしく指の抽挿を繰り返しながら、私は必死に訴えた。