7 / 38
魔導師として宮廷入りしたので、殿下の愛人にはなりません?
君は何もしなくていい
しおりを挟む
彼の手つきは優しくて労わりを感じた。あらゆるところから快感を引き出され、ぐずぐずに溶かしてゆく。
何もしなくていいと言われてベッドに横になった私は、口づけをされながら服を脱がされた。露出した肌に口づけをされて、赤い花びらを飾られる。
大きな膨らみがあらわになれば、赤く色づいて硬くなった頂きを口で含まれる。吸われたり、食まれたり、舐められたりと様々な刺激を送り込まれるたびに身体を震わせ、私は声を上げた。
あまりの心地よさを彼に返したくて手を伸ばすが、それは拒まれて指先への口づけに変わる。
「殿下……あの、私……」
されるがままになるのが歯がゆい。身体がムズムズしてくる。
「全部任せて。君は感じたままを伝えてくれればいいから」
「私、おかしくなりそう……」
意識がぼうっとしている。熱に浮かされているのだ。だから、自分で能動的に動いて感覚を呼び戻したい。
助けを求めるように告げると、リシャール殿下は私の指を根元から先へと舐めて、妖艶に笑んだ。
「そう。そろそろ準備もできたかな?」
スカートの中に手を差し込まれ、下着が引き抜かれる。力が抜けたままの膝を左右に開かれてしまえば、人目に晒されることのない秘部が露わになった。
「ああ、いいねえ、すっかり濡れている」
スカートの中に彼の頭が入る。すると温かくてぬるっとしたものが秘部をなぞった。
「ひゃあっ!」
驚いて、私は変な悲鳴をあげる。色気がないことについては見逃してほしい。
「君が私をくわえてくれたから、お返しに。トロトロに溶かしてから挿れますね」
「あ、そんな、もう、じゅうぶ、ふぁっ!」
じゅるっと音を立てて吸われ、腰が浮いた。ふだん私が慰めるために刺激している場所を探り当てて、吸い付いたらしい。
「や、あ、殿下っ!」
足を閉じようとしたがかなわず。ペロペロと舐められ、時々吸われ、そうこうしているうちに指先でカリカリとされると嬌声が上がった。びくんと身体を震わせると、その隙に指が中に入ってくる。
「あ、あっ……」
指一本分であれば、自分の指で試したことがある。だから異物感は多少あっても痛みはない。
彼にもそれは伝わったのだろう。指が二本に増えて中を探り出す。壁面をなぞり、指先が曲げられた。
「あ、んっ」
身体が反応する。くぼみになったその場所を丁寧にこすられると、指が挿し込まれたままの穴がキュッと締まった。抜かれない指はさらにそこを擦り、そして舌先で心地のよい膨らみをグリグリと擦られる。抗えない感覚が、刺激される両方の場所から湧き上がった。
「あ、あ、や、やぁっ!」
迫り来る快感から逃れられない。ジンジンとする疼きが全身に波及し、目の前が真っ白に爆ぜた。頭の奥がキィンと痛み、思わず手持ち無沙汰だった手で両肩を抱く。身体が雷撃魔法を喰らった後のように痙攣し、息が上がり、汗が吹き出した。
何もしなくていいと言われてベッドに横になった私は、口づけをされながら服を脱がされた。露出した肌に口づけをされて、赤い花びらを飾られる。
大きな膨らみがあらわになれば、赤く色づいて硬くなった頂きを口で含まれる。吸われたり、食まれたり、舐められたりと様々な刺激を送り込まれるたびに身体を震わせ、私は声を上げた。
あまりの心地よさを彼に返したくて手を伸ばすが、それは拒まれて指先への口づけに変わる。
「殿下……あの、私……」
されるがままになるのが歯がゆい。身体がムズムズしてくる。
「全部任せて。君は感じたままを伝えてくれればいいから」
「私、おかしくなりそう……」
意識がぼうっとしている。熱に浮かされているのだ。だから、自分で能動的に動いて感覚を呼び戻したい。
助けを求めるように告げると、リシャール殿下は私の指を根元から先へと舐めて、妖艶に笑んだ。
「そう。そろそろ準備もできたかな?」
スカートの中に手を差し込まれ、下着が引き抜かれる。力が抜けたままの膝を左右に開かれてしまえば、人目に晒されることのない秘部が露わになった。
「ああ、いいねえ、すっかり濡れている」
スカートの中に彼の頭が入る。すると温かくてぬるっとしたものが秘部をなぞった。
「ひゃあっ!」
驚いて、私は変な悲鳴をあげる。色気がないことについては見逃してほしい。
「君が私をくわえてくれたから、お返しに。トロトロに溶かしてから挿れますね」
「あ、そんな、もう、じゅうぶ、ふぁっ!」
じゅるっと音を立てて吸われ、腰が浮いた。ふだん私が慰めるために刺激している場所を探り当てて、吸い付いたらしい。
「や、あ、殿下っ!」
足を閉じようとしたがかなわず。ペロペロと舐められ、時々吸われ、そうこうしているうちに指先でカリカリとされると嬌声が上がった。びくんと身体を震わせると、その隙に指が中に入ってくる。
「あ、あっ……」
指一本分であれば、自分の指で試したことがある。だから異物感は多少あっても痛みはない。
彼にもそれは伝わったのだろう。指が二本に増えて中を探り出す。壁面をなぞり、指先が曲げられた。
「あ、んっ」
身体が反応する。くぼみになったその場所を丁寧にこすられると、指が挿し込まれたままの穴がキュッと締まった。抜かれない指はさらにそこを擦り、そして舌先で心地のよい膨らみをグリグリと擦られる。抗えない感覚が、刺激される両方の場所から湧き上がった。
「あ、あ、や、やぁっ!」
迫り来る快感から逃れられない。ジンジンとする疼きが全身に波及し、目の前が真っ白に爆ぜた。頭の奥がキィンと痛み、思わず手持ち無沙汰だった手で両肩を抱く。身体が雷撃魔法を喰らった後のように痙攣し、息が上がり、汗が吹き出した。
0
お気に入りに追加
383
あなたにおすすめの小説

お腹の子と一緒に逃げたところ、結局お腹の子の父親に捕まりました。
下菊みこと
恋愛
逃げたけど逃げ切れなかったお話。
またはチャラ男だと思ってたらヤンデレだったお話。
あるいは今度こそ幸せ家族になるお話。
ご都合主義の多分ハッピーエンド?
小説家になろう様でも投稿しています。

愛人をつくればと夫に言われたので。
まめまめ
恋愛
"氷の宝石”と呼ばれる美しい侯爵家嫡男シルヴェスターに嫁いだメルヴィーナは3年間夫と寝室が別なことに悩んでいる。
初夜で彼女の背中の傷跡に触れた夫は、それ以降別室で寝ているのだ。
仮面夫婦として過ごす中、ついには夫の愛人が選んだ宝石を誕生日プレゼントに渡される始末。
傷つきながらも何とか気丈に振る舞う彼女に、シルヴェスターはとどめの一言を突き刺す。
「君も愛人をつくればいい。」
…ええ!もう分かりました!私だって愛人の一人や二人!
あなたのことなんてちっとも愛しておりません!
横暴で冷たい夫と結婚して以降散々な目に遭うメルヴィーナは素敵な愛人をゲットできるのか!?それとも…?なすれ違い恋愛小説です。
※感想欄では読者様がせっかく気を遣ってネタバレ抑えてくれているのに、作者がネタバレ返信しているので閲覧注意でお願いします…
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

白い結婚は無理でした(涙)
詩森さよ(さよ吉)
恋愛
わたくし、フィリシアは没落しかけの伯爵家の娘でございます。
明らかに邪な結婚話しかない中で、公爵令息の愛人から契約結婚の話を持ち掛けられました。
白い結婚が認められるまでの3年間、お世話になるのでよい妻であろうと頑張ります。
小説家になろう様、カクヨム様にも掲載しております。
現在、筆者は時間的かつ体力的にコメントなどの返信ができないため受け付けない設定にしています。
どうぞよろしくお願いいたします。

私の手からこぼれ落ちるもの
アズやっこ
恋愛
5歳の時、お父様が亡くなった。
優しくて私やお母様を愛してくれたお父様。私達は仲の良い家族だった。
でもそれは偽りだった。
お父様の書斎にあった手記を見た時、お父様の優しさも愛も、それはただの罪滅ぼしだった。
お父様が亡くなり侯爵家は叔父様に奪われた。侯爵家を追い出されたお母様は心を病んだ。
心を病んだお母様を助けたのは私ではなかった。
私の手からこぼれていくもの、そして最後は私もこぼれていく。
こぼれた私を救ってくれる人はいるのかしら…
❈ 作者独自の世界観です。
❈ 作者独自の設定です。
❈ ざまぁはありません。

この度、皆さんの予想通り婚約者候補から外れることになりました。ですが、すぐに結婚することになりました。
鶯埜 餡
恋愛
ある事件のせいでいろいろ言われながらも国王夫妻の働きかけで王太子の婚約者候補となったシャルロッテ。
しかし当の王太子ルドウィックはアリアナという男爵令嬢にべったり。噂好きな貴族たちはシャルロッテに婚約者候補から外れるのではないかと言っていたが

【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041

貴方が側妃を望んだのです
cyaru
恋愛
「君はそれでいいのか」王太子ハロルドは言った。
「えぇ。勿論ですわ」婚約者の公爵令嬢フランセアは答えた。
誠の愛に気がついたと言われたフランセアは微笑んで答えた。
※2022年6月12日。一部書き足しました。
※架空のお話です。現実世界の話ではありません。
史実などに基づいたものではない事をご理解ください。
※話の都合上、残酷な描写がありますがそれがざまぁなのかは受け取り方は人それぞれです。
表現的にどうかと思う回は冒頭に注意喚起を書き込むようにしますが有無は作者の判断です。
※更新していくうえでタグは幾つか増えます。
※作者都合のご都合主義です。
※リアルで似たようなものが出てくると思いますが気のせいです。
※爵位や言葉使いなど現実世界、他の作者さんの作品とは異なります(似てるモノ、同じものもあります)
※誤字脱字結構多い作者です(ごめんなさい)コメント欄より教えて頂けると非常に助かります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる