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本編
もう1ヶ月経ちました
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「おはよう、ルシー」
「にいしゃま、おはよ」
あの怒涛の1日から早くも1ヶ月が経った。
あの日、パーティーの途中で寝てしまい気付けばギル兄様と同じベットで寝ていた。
夜中に目が覚め、目の前に麗しのギル兄様のご尊顔があった時は吃驚しすぎて息が止まった。
そのまま昇天してもおかしくない出来事だったと今でも思う。
今でも思っているのに、毎晩一緒のベットで休んでしまうのは何故だろうか。
ギル兄様のお隣に自室を貰ったのだが、使用した事は今のところ1度も無い。
起床したらそのままギル兄様と一緒に朝の準備をする。
勿論自分は1人では何も出来ないのでギル兄様に手伝ってもらい着替えと洗面を済ますのだ。
その後は抱っこ、もしくは手を繋いでもらい食堂へ移動する。
食後はギル兄様が騎士団へ行かれる時は団長と3人で出勤するが、お勉強の日は団長と2人きりだ。
ちょっと寂しいが仕方がない。
騎士団の隊舎では、獣達と遊んだりもしているが大体は団長室の片隅で過ごしている。
1人でウロウロするとルイに叱られるのもあるが、ギル兄様がとても心配するのだ。
帰宅後はギル兄様が居れば、熊や虎と庭で遊んだりもするが、いない時はセイバースさんが本を読んでくれたりシェフがオヤツをくれたりする。
談話室で過ごしていれば、庭師がオモチャや花を持ってきてくれるので退屈はしない。
メイドさんもお話をたくさんしてくれるし、従僕さんも尻尾や耳を触らせてくれるので毎日とても楽しく過ごしている。
夕食を食べた後はギル兄様と一緒にお風呂に入り、そのままギル兄様の部屋へ連行されるので、自室に行く暇が無いのだ。
「朝ごはん、食べに行こうね」
今日は白いパーカーに膝丈のオーバーオール、ショートブーツを履かせてもらったのだが、当然のようにフードには顔が付いている。
今日は白熊だ。
オーバーオールの尻部分には丸い尻尾も付いているのだが、白熊専用なのだろうか。
例のキノコの妖怪な髪型は少しは伸びてきたのだが、まだ切れる程では無いので毎日結んでもらっている。
編み込みなど手の込んでいる時もありギル兄様の器用さには脱帽だ。
今日はちょんまげスタイルである。
リボンに小さな蜂の人形が付いているのはセイバースさんの仕業で間違いないと思う。
手を繋いでもらいゆっくり歩く。
部屋を出た所で熊と虎が待ってくれていた。
今日も小さいバージョンで可愛い。
「おはよ。シーちゃ、ソラちゃ」
2匹にもみくちゃにされるが、これも毎日の事なので慣れた。
その後、食堂まで自分で歩くには遠くとても時間がかかってしまう為、お休みの日以外は安定の抱っこで移動である。
「にいしゃま、おはよ」
あの怒涛の1日から早くも1ヶ月が経った。
あの日、パーティーの途中で寝てしまい気付けばギル兄様と同じベットで寝ていた。
夜中に目が覚め、目の前に麗しのギル兄様のご尊顔があった時は吃驚しすぎて息が止まった。
そのまま昇天してもおかしくない出来事だったと今でも思う。
今でも思っているのに、毎晩一緒のベットで休んでしまうのは何故だろうか。
ギル兄様のお隣に自室を貰ったのだが、使用した事は今のところ1度も無い。
起床したらそのままギル兄様と一緒に朝の準備をする。
勿論自分は1人では何も出来ないのでギル兄様に手伝ってもらい着替えと洗面を済ますのだ。
その後は抱っこ、もしくは手を繋いでもらい食堂へ移動する。
食後はギル兄様が騎士団へ行かれる時は団長と3人で出勤するが、お勉強の日は団長と2人きりだ。
ちょっと寂しいが仕方がない。
騎士団の隊舎では、獣達と遊んだりもしているが大体は団長室の片隅で過ごしている。
1人でウロウロするとルイに叱られるのもあるが、ギル兄様がとても心配するのだ。
帰宅後はギル兄様が居れば、熊や虎と庭で遊んだりもするが、いない時はセイバースさんが本を読んでくれたりシェフがオヤツをくれたりする。
談話室で過ごしていれば、庭師がオモチャや花を持ってきてくれるので退屈はしない。
メイドさんもお話をたくさんしてくれるし、従僕さんも尻尾や耳を触らせてくれるので毎日とても楽しく過ごしている。
夕食を食べた後はギル兄様と一緒にお風呂に入り、そのままギル兄様の部屋へ連行されるので、自室に行く暇が無いのだ。
「朝ごはん、食べに行こうね」
今日は白いパーカーに膝丈のオーバーオール、ショートブーツを履かせてもらったのだが、当然のようにフードには顔が付いている。
今日は白熊だ。
オーバーオールの尻部分には丸い尻尾も付いているのだが、白熊専用なのだろうか。
例のキノコの妖怪な髪型は少しは伸びてきたのだが、まだ切れる程では無いので毎日結んでもらっている。
編み込みなど手の込んでいる時もありギル兄様の器用さには脱帽だ。
今日はちょんまげスタイルである。
リボンに小さな蜂の人形が付いているのはセイバースさんの仕業で間違いないと思う。
手を繋いでもらいゆっくり歩く。
部屋を出た所で熊と虎が待ってくれていた。
今日も小さいバージョンで可愛い。
「おはよ。シーちゃ、ソラちゃ」
2匹にもみくちゃにされるが、これも毎日の事なので慣れた。
その後、食堂まで自分で歩くには遠くとても時間がかかってしまう為、お休みの日以外は安定の抱っこで移動である。
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