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本編
あの日のゼウスローゼン家②
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そして昼前に再度連絡が届いたのだが、そこには衝撃の事実が書かれていた。
『追加情報だよ。名前はファルシュター君です。すごく小さくて可愛い子なんだ。もう本当に妖精さんだよ。今日から私の息子になります。部屋はギルバートの隣にしてあげて。なんとギルバートが執着してるんだ。キラキラの笑顔まで見せてくれて、もう大丈夫だって。やっと呪縛から解放されたんだよ。それも全部、ファルシュター君のおかげなんだ。だから今日はパーティーをしようと思う。みんなでお祝いしよう。あと、誰か世話係を決めておいてね。たぶんギルバートが離さないけど、必要だと思うんだ。夕方には帰るからみんなで楽しみに待ってて!』
外ずらの良いアルバートがこんなに素の状態で連絡をして来る事自体が異常だが、書かれている内容にセイバースは衝撃を受けた。
(ギルバート様が笑った!?しかも執着しているなんて…)
セイバースは急いで使用人全員を集めた。
ゼウスローゼン家の使用人は住み込みで働いている為、休日の者にも声をかける事を忘れない。
「旦那様から連絡が来ました。とても喜ばしい事が起こった様です。ギルバート様が笑顔を取り戻したとの事です」
「本当ですか!?」
「一体何があったのですか!?」
全員が驚き慌てたが、じわじわと喜びが湧き上がってくるのが隠しきれず、次第に笑顔が溢れた。
手紙の内容を伝えると、興味は次第に男の子に移っていった。
「妖精ですか…」
「小さな男の子…」
アルバートが亡くなった妻をとても愛していた事を誰もが知っていた。
後継となるギルバートが類稀なる才能を持ちながらも人を遠ざけている以上、次子を望む声も上がっていたのだが、それはギルバートを支えて一緒にゼウスローゼン家を盛り立てて欲しいという希望からであり、再婚をする気のないアルバートに対し望める物ではない事も重々承知していた。
そこへ降って湧いた様に男の子が現れたのだ。
しかもギルバートの心を解き放ってくれ、笑顔まで取り戻してくれた恩人だと言う。
「妖精のように小さく可愛らしい男の子が、ゼウスローゼン家に坊っちゃまとして来てくださる。正直に申しましょう、これは奇跡です」
セイバースは集まった使用人全員を見回した。
「私達のお子様を愛でてお手伝いがしたいという夢が叶ったのです!」
男達は拳を空に突き上げ吠え、女達は神に感謝の祈りを捧げている。
『追加情報だよ。名前はファルシュター君です。すごく小さくて可愛い子なんだ。もう本当に妖精さんだよ。今日から私の息子になります。部屋はギルバートの隣にしてあげて。なんとギルバートが執着してるんだ。キラキラの笑顔まで見せてくれて、もう大丈夫だって。やっと呪縛から解放されたんだよ。それも全部、ファルシュター君のおかげなんだ。だから今日はパーティーをしようと思う。みんなでお祝いしよう。あと、誰か世話係を決めておいてね。たぶんギルバートが離さないけど、必要だと思うんだ。夕方には帰るからみんなで楽しみに待ってて!』
外ずらの良いアルバートがこんなに素の状態で連絡をして来る事自体が異常だが、書かれている内容にセイバースは衝撃を受けた。
(ギルバート様が笑った!?しかも執着しているなんて…)
セイバースは急いで使用人全員を集めた。
ゼウスローゼン家の使用人は住み込みで働いている為、休日の者にも声をかける事を忘れない。
「旦那様から連絡が来ました。とても喜ばしい事が起こった様です。ギルバート様が笑顔を取り戻したとの事です」
「本当ですか!?」
「一体何があったのですか!?」
全員が驚き慌てたが、じわじわと喜びが湧き上がってくるのが隠しきれず、次第に笑顔が溢れた。
手紙の内容を伝えると、興味は次第に男の子に移っていった。
「妖精ですか…」
「小さな男の子…」
アルバートが亡くなった妻をとても愛していた事を誰もが知っていた。
後継となるギルバートが類稀なる才能を持ちながらも人を遠ざけている以上、次子を望む声も上がっていたのだが、それはギルバートを支えて一緒にゼウスローゼン家を盛り立てて欲しいという希望からであり、再婚をする気のないアルバートに対し望める物ではない事も重々承知していた。
そこへ降って湧いた様に男の子が現れたのだ。
しかもギルバートの心を解き放ってくれ、笑顔まで取り戻してくれた恩人だと言う。
「妖精のように小さく可愛らしい男の子が、ゼウスローゼン家に坊っちゃまとして来てくださる。正直に申しましょう、これは奇跡です」
セイバースは集まった使用人全員を見回した。
「私達のお子様を愛でてお手伝いがしたいという夢が叶ったのです!」
男達は拳を空に突き上げ吠え、女達は神に感謝の祈りを捧げている。
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