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本編
お支払いは後日、必ず。
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「家に着いたら、一緒にお風呂にはいろうか?今日はシェフがご馳走作ってくれているはずだから、パーティーしようね。ルイも食べて行くだろう?」
団長は全く気にして無いと抱っこしてくれた。
やっぱり優しい人だ。
団長が虐待する訳なかったのだ。
それなら誰だ。
これからしっかりと見張っておこう。
「父上、僕が抱っこするので、勝手な行動は控えて頂きたいのですが」
「おっと、ごめんよ。……そうだった竜人族は独占欲が強いんだった」
団長からギル兄様の腕に渡されるのをニヤけた顔にならない様に待つ。
神々しいギル兄様が自分なんかを抱っこしてくれるのが信じられないが、嬉しいので黙って待つのだ。
図々しくも両手を差し出してしまったのは見逃してもらいたい。
「君の名前を考えたんだ。ファルシュターはどうかな?」
さすが、神様だ。
コロでもポックルでもなく、なんか凄くカッコいい名前を頂けてしまった。
「ふぁるしゅたー?」
「うん。どうかな?」
「かっこいい!ありがとぉ、ぎるにいしゃま!」
名付けのセンスまで素晴らしい。
もし記憶を取り戻したとしても今後はファルシュターと名乗ろう。
今から自分はファルシュターだ。
世界中に自慢して回りたい。
「だんちょ、ぼく、ふぁるしゅたー」
「似合ってるよ」
「ルイしゃ、ぼく、ふぁるしゅたーなのぉ」
「かっこいい名前だな、よかったじゃねえか」
自慢気に自己紹介してしまう。
「シーちゃ、ソラちゃ、ぼく、ふぁるしゅたーよ。ふぁる、よんでねぇ」
熊と虎が自分のあまりの喜び様に興奮しているのがわかる。
「気に入ってもらえてよかった。ルシー」
「るしー?」
「僕だけが呼ぶファルの愛称だよ。他の人に呼ばせちゃダメだからね」
「わかった、なのぉ。ぎるにいしゃま、だけの、とくべちゅねぇ」
神様から特別に呼んで頂ける名前まで頂戴してしまったが、高額なお布施が必要だろうか。
現在、一文なしなので出世払いでお願いします。
~…~…~…~…~…~…~
やっと主人公くんの名前が出せました。
ここまで、長らくモヤモヤしたと思います。
申し訳ありませんでしたm(_ _)m
団長は全く気にして無いと抱っこしてくれた。
やっぱり優しい人だ。
団長が虐待する訳なかったのだ。
それなら誰だ。
これからしっかりと見張っておこう。
「父上、僕が抱っこするので、勝手な行動は控えて頂きたいのですが」
「おっと、ごめんよ。……そうだった竜人族は独占欲が強いんだった」
団長からギル兄様の腕に渡されるのをニヤけた顔にならない様に待つ。
神々しいギル兄様が自分なんかを抱っこしてくれるのが信じられないが、嬉しいので黙って待つのだ。
図々しくも両手を差し出してしまったのは見逃してもらいたい。
「君の名前を考えたんだ。ファルシュターはどうかな?」
さすが、神様だ。
コロでもポックルでもなく、なんか凄くカッコいい名前を頂けてしまった。
「ふぁるしゅたー?」
「うん。どうかな?」
「かっこいい!ありがとぉ、ぎるにいしゃま!」
名付けのセンスまで素晴らしい。
もし記憶を取り戻したとしても今後はファルシュターと名乗ろう。
今から自分はファルシュターだ。
世界中に自慢して回りたい。
「だんちょ、ぼく、ふぁるしゅたー」
「似合ってるよ」
「ルイしゃ、ぼく、ふぁるしゅたーなのぉ」
「かっこいい名前だな、よかったじゃねえか」
自慢気に自己紹介してしまう。
「シーちゃ、ソラちゃ、ぼく、ふぁるしゅたーよ。ふぁる、よんでねぇ」
熊と虎が自分のあまりの喜び様に興奮しているのがわかる。
「気に入ってもらえてよかった。ルシー」
「るしー?」
「僕だけが呼ぶファルの愛称だよ。他の人に呼ばせちゃダメだからね」
「わかった、なのぉ。ぎるにいしゃま、だけの、とくべちゅねぇ」
神様から特別に呼んで頂ける名前まで頂戴してしまったが、高額なお布施が必要だろうか。
現在、一文なしなので出世払いでお願いします。
~…~…~…~…~…~…~
やっと主人公くんの名前が出せました。
ここまで、長らくモヤモヤしたと思います。
申し訳ありませんでしたm(_ _)m
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