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16話 体調を整えたいです
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沙羅は考えようとしたが頭痛と吐き気で、考えるのをやめ、ソファーでぐったりしていた。
「どうした?少年」
リビングにきた玲央が話しかけてきた。
「玲央さん、もう俺、少年て歳でもないし、その話しかけかた、もはや藤岡弘です。今俺、頭痛くて体調悪いんです」
「そんな時こそ、ヨガだ」
「いやいや、ムリムリ。全然動けそうな気がしません」
「んー、よし!わかった。こんな時こそアーユルヴェーダだ」
「何ですか?そのア、ア、アヴリルラビィーンとかいうのは?」
「アーユルヴェーダだ。さあ、私の部屋へおいで、治してあげよう」
沙羅はうさんくさい気がしたが、少しでも早く良くなりたくて、玲央の部屋へ言われるがまま付いていった。
「さあ、全部脱いで」
「え?全部?」
「そうだ、脱いだらベッド上にうつ伏せになって」
「え?あ、はい。じゃあ」
沙羅は全部脱いでベッドに横になった時に気付いてしまった。
「あ、あのぉ、玲央さんパンツ1枚だし、俺裸でベッドに横になってるし、なんか変なことしようとかはしてないですよね?」
「変なこととは?アーユルヴェーダはインドで昔から伝わる伝統医学だ。オイルで全身をマッサージしてドーシャの乱れを整える。」
「へ~なるほど。玲央さんそんなこともできるんですね!疑ってすみません。よろしくお願いします!」
「では始める」
玲央はオイルを沙羅の体に塗り、マッサージをしはじめた。背中、肩、腕、手のひら、腰、太もも、ふくらはぎ、指の間、沙羅の体の隅々までオイルが塗られていく。
絶妙な力加減でゆっくりと玲央の指、手のひらが沙羅の体をはっていく。
「ぁあ、す、凄い……気持ちいいです」
「どうした?少年」
リビングにきた玲央が話しかけてきた。
「玲央さん、もう俺、少年て歳でもないし、その話しかけかた、もはや藤岡弘です。今俺、頭痛くて体調悪いんです」
「そんな時こそ、ヨガだ」
「いやいや、ムリムリ。全然動けそうな気がしません」
「んー、よし!わかった。こんな時こそアーユルヴェーダだ」
「何ですか?そのア、ア、アヴリルラビィーンとかいうのは?」
「アーユルヴェーダだ。さあ、私の部屋へおいで、治してあげよう」
沙羅はうさんくさい気がしたが、少しでも早く良くなりたくて、玲央の部屋へ言われるがまま付いていった。
「さあ、全部脱いで」
「え?全部?」
「そうだ、脱いだらベッド上にうつ伏せになって」
「え?あ、はい。じゃあ」
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「あ、あのぉ、玲央さんパンツ1枚だし、俺裸でベッドに横になってるし、なんか変なことしようとかはしてないですよね?」
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「では始める」
玲央はオイルを沙羅の体に塗り、マッサージをしはじめた。背中、肩、腕、手のひら、腰、太もも、ふくらはぎ、指の間、沙羅の体の隅々までオイルが塗られていく。
絶妙な力加減でゆっくりと玲央の指、手のひらが沙羅の体をはっていく。
「ぁあ、す、凄い……気持ちいいです」
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