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7話 今日から俺は
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予定していた日曜日になり、引っ越しを済ませ、沙羅は今日からシェアハウスの一員になった。
みんなで沙羅の入居祝いを兼ねて夜ご飯を一緒に食べようということで、リビングには慧の他に2人集まっていた。
「いらっしゃーーい!」
「今日からよろしくお願いします!寺町 沙羅といいます。24歳です」
「あ!僕より3歳年上だね!僕は萩野 水輝(はぎの みずき)。みんな『みーちゃん』とか『みずき』て呼んでるよ!よろしくね⭐」
水輝はサラサラの髪をした可愛い感じの子で、10代の学生にも見える。元気で愛嬌があって、誰からも好かれそうなタイプだ。
「お前俺と同じ年だったんだな!前も言ったけど、俺のことはユウってよんでいいよ!」
この前初めて会った時以来、沙羅はこのユウという人物には気をつけなければならないと思っていた。
なんとなくだが、ユウからは俺様キャラのようなオーラが漂っている。裏表がなく言いたいことをはっきり言ってくるようなところもそうだ。
(きっとこういうタイプの人は女の人からウケるんだろうな~顎クイとか壁ドンとか足ドンとか腕ゴールとかされてみたいもんな……あれ?いや、されたい?まさか!?ないない!俺少女マンガの見すぎか!?妹から結構見せられたからな~)
「ねぇねぇ、沙羅くん大丈夫?今意識がどこかにいってたような」
「あ、はい、なんでもないです!大丈夫です」
「次、紹介するね!今呼んでくる」
そういうと慧はリビングから近い部屋のドアをノックした。
「キラくーん!今日から一緒に住む人来たよー!出て来てー!」
……応答がない。もう一度呼んでみた。
「キラくーん!聞こえるー?来てーー!」
少しして扉が開いた。
「ヘッドフォンしてて気づかなかった。あ、どうも。涼風 煌(すずかぜ きら)です。今まだ仕事中なので 、また後でいきます」
そういうとすぐに扉を閉めた。
チラッとしか見えなかったが、黒髪のクールそうな色の白い人だった。
「もう1人いるんだ。今呼んでくるね」
そういうと奥の部屋から慧が1人連れてきた。
端正な顔立ちにヒゲの生えたワイルドな感じの人だった。
「こちらは八神 玲央(やがみ れお)くん」
「はじめまして、寺町沙羅です。よろしくお願いします」
「こちらこそよろしく」
沙羅は異変に気付いた。
「あの……何で玲央さんは服着てないんですか?」
みんなで沙羅の入居祝いを兼ねて夜ご飯を一緒に食べようということで、リビングには慧の他に2人集まっていた。
「いらっしゃーーい!」
「今日からよろしくお願いします!寺町 沙羅といいます。24歳です」
「あ!僕より3歳年上だね!僕は萩野 水輝(はぎの みずき)。みんな『みーちゃん』とか『みずき』て呼んでるよ!よろしくね⭐」
水輝はサラサラの髪をした可愛い感じの子で、10代の学生にも見える。元気で愛嬌があって、誰からも好かれそうなタイプだ。
「お前俺と同じ年だったんだな!前も言ったけど、俺のことはユウってよんでいいよ!」
この前初めて会った時以来、沙羅はこのユウという人物には気をつけなければならないと思っていた。
なんとなくだが、ユウからは俺様キャラのようなオーラが漂っている。裏表がなく言いたいことをはっきり言ってくるようなところもそうだ。
(きっとこういうタイプの人は女の人からウケるんだろうな~顎クイとか壁ドンとか足ドンとか腕ゴールとかされてみたいもんな……あれ?いや、されたい?まさか!?ないない!俺少女マンガの見すぎか!?妹から結構見せられたからな~)
「ねぇねぇ、沙羅くん大丈夫?今意識がどこかにいってたような」
「あ、はい、なんでもないです!大丈夫です」
「次、紹介するね!今呼んでくる」
そういうと慧はリビングから近い部屋のドアをノックした。
「キラくーん!今日から一緒に住む人来たよー!出て来てー!」
……応答がない。もう一度呼んでみた。
「キラくーん!聞こえるー?来てーー!」
少しして扉が開いた。
「ヘッドフォンしてて気づかなかった。あ、どうも。涼風 煌(すずかぜ きら)です。今まだ仕事中なので 、また後でいきます」
そういうとすぐに扉を閉めた。
チラッとしか見えなかったが、黒髪のクールそうな色の白い人だった。
「もう1人いるんだ。今呼んでくるね」
そういうと奥の部屋から慧が1人連れてきた。
端正な顔立ちにヒゲの生えたワイルドな感じの人だった。
「こちらは八神 玲央(やがみ れお)くん」
「はじめまして、寺町沙羅です。よろしくお願いします」
「こちらこそよろしく」
沙羅は異変に気付いた。
「あの……何で玲央さんは服着てないんですか?」
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