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3話 猫舌
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「へーい、らっしゃ~い!」
2人はラーメン屋に着くと奥のテーブル席に座った。
「ここ醤油ラーメンがうまいんだ。俺チャーシュー麺の醤油にするけど同じのでいいか?」
「はい。ありがとうございます!」
注文をすませると、あっという間に目の前にラーメンがきた。
和都はさっさと食べ終わると、猫舌でフゥフゥして食べてる沙羅を凝視していた。
「あまりじっと見ないでください…食べにくいです」
ラーメンが熱いせいか、照れてるせいか、沙羅の頬や耳がほんのり赤くなっていた。
少しにらみつけるような目も和都に刺激を与えて胸を苦しませた。
「沙羅の顔 ほんといいよね」
たまらず言葉がでる。
「先輩なんか話あるって言ってませんでした?なんですか?」
沙羅も居心地の悪さにたまらなくなり言葉がでた。
「あ!そうそう!お前最近劇団の稽古時々休むようになったろ?あれって金困っててバイト増やしたせいなんだよな?」
「そうです。家賃も滞納してて…
俺もう実家帰ったほうがいいのかなって最近思 うんです」
「そんなお前にいい話があるんだ!
お前YouTuberにならないか!?」
「へ? YouTuber? 先輩と?」
「ちがうちがう!俺とじゃないよ!
シェアハウスでの生活を配信してる感じのYouTuberの知り合いがいて、一緒に住むやつ探しているんだ。家賃とか食費も心配いらないらしいんだけど、お前やる?」
「完全にやらせていただきます!」
沙羅は即答した。
「な!いい話しだろ!でもまず、その代表のやつと会って、OKにならないとな!今そいつに電話してみるよ。待ってて。」
和都はそう言うとスマホを持って外へ出た。
数分後…
和都が戻ってきた。
「今から迎えに来るって!お前この後予定ないだろ?」
「え?今から?まぁ、夜からバイトなんでそれまで予定ないですけど。でも、心の準備ができてないっていうかなんていうか」
「じゃあ迎えにきてくれる予定の近くのコンビニまで移動しようか」
沙羅はドキドキしたまま、ただ和都についていった。
待ち合わせのコンビニに着いて20分ほどたつと目の前にピカピカの高級車がきた。
「お!きたきた!」と和都が言った。
「えー!?まじで!どうしよ!俺こんなシワシワのTシャツだし!」
沙羅は何も考えずついてきたことを後悔した。
車から高身長の塩顔イケメンが降りてきた。
2人はラーメン屋に着くと奥のテーブル席に座った。
「ここ醤油ラーメンがうまいんだ。俺チャーシュー麺の醤油にするけど同じのでいいか?」
「はい。ありがとうございます!」
注文をすませると、あっという間に目の前にラーメンがきた。
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「あまりじっと見ないでください…食べにくいです」
ラーメンが熱いせいか、照れてるせいか、沙羅の頬や耳がほんのり赤くなっていた。
少しにらみつけるような目も和都に刺激を与えて胸を苦しませた。
「沙羅の顔 ほんといいよね」
たまらず言葉がでる。
「先輩なんか話あるって言ってませんでした?なんですか?」
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「あ!そうそう!お前最近劇団の稽古時々休むようになったろ?あれって金困っててバイト増やしたせいなんだよな?」
「そうです。家賃も滞納してて…
俺もう実家帰ったほうがいいのかなって最近思 うんです」
「そんなお前にいい話があるんだ!
お前YouTuberにならないか!?」
「へ? YouTuber? 先輩と?」
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「完全にやらせていただきます!」
沙羅は即答した。
「な!いい話しだろ!でもまず、その代表のやつと会って、OKにならないとな!今そいつに電話してみるよ。待ってて。」
和都はそう言うとスマホを持って外へ出た。
数分後…
和都が戻ってきた。
「今から迎えに来るって!お前この後予定ないだろ?」
「え?今から?まぁ、夜からバイトなんでそれまで予定ないですけど。でも、心の準備ができてないっていうかなんていうか」
「じゃあ迎えにきてくれる予定の近くのコンビニまで移動しようか」
沙羅はドキドキしたまま、ただ和都についていった。
待ち合わせのコンビニに着いて20分ほどたつと目の前にピカピカの高級車がきた。
「お!きたきた!」と和都が言った。
「えー!?まじで!どうしよ!俺こんなシワシワのTシャツだし!」
沙羅は何も考えずついてきたことを後悔した。
車から高身長の塩顔イケメンが降りてきた。
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