除雪師・雪雄は今日も「かく」!

長野県に住む、高校2年生の米持和美(よねもち かずみ)は祖父から雪かきを依頼されたものの、雪の多さに悪戦苦闘。
そこに「雪かき、しようか?」と除雪師を名乗る男性が現れて……。

除雪師・雪雄と雪、そして「見えない何か」が関わるその先とは――?
これからの時期にピッタリ&役立つ(かもしれない)、雪かきがテーマの話です。

毎週土曜日、お昼の12時に更新します!
24h.ポイント 0pt
0
小説 192,105 位 / 192,105件 現代文学 8,150 位 / 8,150件

あなたにおすすめの小説

ゴーストライター

岡部麒仙
現代文学
大学教授が発表する論文のゴーストライターとして生計を立てていた男。非常勤講師という不安定な身分にあえいでいた彼にも、やがて大学の専任講師の辞令が舞い込む。そこで垣間見た大学の裏側とは……。大学という魔境で暗躍するアウトローな男たちの生き様。

まみはらまさゆきの短編小説館

まみはらまさゆき
現代文学
在宅ワークのさなかに気分転換したい時。 休日の午後になんとなく暇つぶししたい時。 仕事帰りの電車の中でとりあえずなにか活字を読みたい時。 そんな瞬間・瞬間に、短編小説はいかがですか? 「小説家になろう」に投稿した短編の中から、一定の評価をいただいた作品をまとめました。 ★印は1,000文字以下のショートショートです。 ◎印はSFもしくはファンタジー要素を含みます。 ■印はホラー(怪談)要素を含みます。

水の獣(みずのけもの)

鈴木 了馬
現代文学
 渓流魚イワナ(岩魚)は、渓流に棲むあらゆる生物を食べてしまう性質から「獣」と呼ばれることがある。  主人公、守は、仕事でメンタルを病み、帰省した田舎で久しぶりの渓流釣りに出かけた。  そこは、人のあまり入らない穴場。  守は、そこで、水浴びをする女の幻にあう。  その女は、守の幼なじみ、ヒトミ。

【明日からスタート‼️】「脆弱能力巫女の古代女王「卑弥呼たん」門真市ニコニコ商店街に転生す!」

M‐赤井翼
現代文学
赤井です。 今回は、いつもの「ニコニコ商店街」と「こども食堂」を舞台に「邪馬台国」から「女王 卑弥呼たん」がなつ&陽菜の「こっくりさん」で召喚! 令和の世では「卑弥呼たんの特殊の能力」の「予言」も「天気予知」も「雨乞い能力」もスマホや水道の前には「過去の遺物」(´・ω・`)ショボーン。 こども食堂で「自信」を持って提供した「卑弥呼たん」にとっての最高のご馳走「塩むすび」も子供達からは「不評」…( ノД`)シクシク…。 でも、「女王 卑弥呼たん」はくじけない! 「元女王」としてのプライドをもって現代っ子に果敢にチャレンジ! いつぞや、みんなの人気者に! そんな「卑弥呼たん」になじんだ、こども食堂の人気者「陽葵ちゃん」に迫る魔の手…。 「陽葵ちゃん」が危機に陥った時、「古代女王 卑弥呼たん」に「怒りの電流」が流れる! 歴史マニア「赤井翼」の思う、「邪馬台国」と「卑弥呼」を思う存分に書かせてもらった「魏志倭人伝」、「古事記」、「日本書記」に「ごめんなさい!」の一作! 「歴史歪曲」と言わずに、「諸説あり」の「ひとつ」と思って「ゆるーく」読んでやってください! もちろん最後は「ハッピーエンド」はお約束! では、全11チャプターの「短期集中連載」ですのでよーろーひーこー! (⋈◍>◡<◍)。✧♡

野水仙の咲く丘には

鈴木 了馬
現代文学
 かつて不幸な大戦が人々をさらっていったように、津波が多くの人をさらっていった。  その大戦が人々を帰さなかったように、放射能が帰りたい魂を帰さない。  古代から人はこの海に育まれて暮らしてきた。  大昔から、人は海を畏れ、崇めてきた。  その子孫が海をもう元に戻せないほどに汚した。  自分たちの魂を引き裂いた。  せめて霊となって、戻っておいで。  引き裂かれた親子の霊は再び巡り合えるのだろうか。

【ことば】紡ぐ【ひとかけら】

コロ(coro)/向日葵/兼高貴也
現代文学
dNoVeLsやE★エブリスタから移植してきた短編集です。随時更新していきます。 各サイト同時連載となります。

甘い幻親痛

相間つくし
現代文学
人間関係を煩わしく思い、できるだけ避けて生きてきた秦海優梨(はたみゆり)が数ヶ月の間に経験する、地味でいて衝撃的、退屈であり刺激的、ありふれていてここにしかない、そんな日常のお話。

凍え、溶ける

北緒りお
現代文学
 雪が降り、そして止み、また降り、風に流され、そして、また、止む。  その宿は特急停車駅から送迎バスで一時間半ほど、ネット上では温泉と山菜が客人を迎える宿、という惹句で紹介されていたが、実際に泊まってみると、それ以外のものは特になく、客の存在に一喜一憂せず、静かに温泉宿として数十年以上の時間をやり過ごすかのように佇んでいた。  とりあえずの一泊で部屋を取ったが、想定以上の大雪が降り積もり、このあたりの公共交通機関はほぼ動かなくなってしまった。  旧交の仲間と酒を呑もうかと土日にかけて松本まで足を伸ばし、月曜の朝に間に合えばいいからと夕方まで遊んでいたところに大雪のニュースでにわかに騒がしくなった。急な仕事もあるわけでもなしと、チャットで職場に事情を投げ、雪に阻まれ帰れなくなった旨を伝え、ひとまずは月曜の有給を申請している。  日曜の夜から大雪でバスが動かないとのニュースが流れていたのは知っているが、ここまで積もるのは近年ではあまり聞かないのだという。  雪も誤算だったが、誤算の上乗せは、うかつに移動したことだった。  電車に乗って少しでも東京に近づこうとしたのが良くなかった。普段は客に優しさを見せない鉄道会社が、こういうときに限り安全に考慮し始め、計画的に運転を中止するという決断をしたのだった。  しかも、寝てれば着くだろうと車両の端の席で深く寝てしまっていたのもあり、気付いたときには、電車は止まり、車掌に起こされ雪だらけのホームに放り出された。  駅舎からも出るように言われ、渋々駅を出る。  大雪とは言え、まだ日が暮れるのには早く夕方と言うよりは昼下がりに近い時間帯なのに薄暗い。少しは人が居るだろうと思っていたが、人影はほとんどなく、駅前商店街らしきシャッターの並びの景観が閑散というか殺風景というか、この世から人が消えてしまったのではないかと妙な心配をしてしまうような景色だけがあった。  かろうじて一台、温泉宿の送迎バスがあった。

処理中です...