ブチ切れ世界樹さんと、のんびり迷宮主さん

月猫

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256 アルサーン解放⑨(敗北)

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「……」
「……」

 見つめ合う一人と一体。

 ウォー隊長が放った術に晒された剣が、跡形もなく崩れさり、周囲に溢れる攻撃の群れも次々に魔力となって霧散して行く。
 遠くには、未だに白い群れが溢れているが、ウォー隊長を中心に、ぽっかりと空白地帯が出来上がる

 それは、術の中心たる術者の消失を意味し、白い魔物の敗北を、ウォー隊長の勝利を意味していた。

「……はぁ」
「わん!」

 周囲の変化を感じ取り、そこに相手がウォー隊長の肩に残った手を置き、労うように一声上げ……

「……ぇ」

 ……そのまま、跡形もなく消え去った。

「え、あ、なん……なん? え?」
「隊長!」

 目の前で起きた光景が信じられないと、言葉にならない声を漏らしながら、精根尽き果てたウォー隊長は膝から崩れ落ちる。

「はは、ははは、は……こ、れすら、も、本物では、無いと? これでは、今まで私がしたことは、私は……私は、一体何と?」 
「隊長! しっかりしてください、隊長!!」

 仲間の兵が駆けつけ呼びかけるも、ウォー隊長に応える余裕などなかった。

 魂からすら魔力を引き出した反動と、渾身の一撃を持って倒した相手が作り物だった失望……周りの音など耳に入っていなかった。

「今の内だ、引け! 撤退だ!」
「治療師ぃ! 早く来てくれ!!」

 周りが慌ただしく動く中、放心状態へと陥っていたウォー隊長は、されるがまま肩に担がれ、項垂れた状態でその場を後にする。

 ……その時だ。

 ― トン ―

 遠退く意識の中……その音は、ウォー隊長に残っていた意識を、全て持って行った。

「た、隊長?」

 ウォー隊長が突然、頭を上げる。

 ここだよと、こっちだよと、優しく諭す様に、誘う様に……歩み寄る様に、一定のリズムで、ウォー隊長の下へと届けられる音。

 本能的に反射的に……残り少ない機能を総動員し、視線を動かし音の発生源を追い求める。

 不要な情報が排除され、他の音が遠退き、色を失い灰色に染まる。

「……あ」

 そして、焦点が合わず揺れ動く瞳が、その姿を捉える。揺れる視界が定まり一点に絞り込まれ、それ以外の全てが背景と化す。

 極限まで集中し、引き延ばされる時間の中……同じ姿をした白い群れの中のそれ・・はゆっくり首を動かし、ウォー隊長へと視線を向け、口を開いた。

 ― わん -

 朦朧とする意識の中、相手の鳴き声を合図とばかりに、ウォー隊長は駆け出していた。

「隊長!?」

 元凶だ。あれがこの術の中心だ。

 脇目も降らず駆け出し、前へ前へ……ウォー隊長の行動に反応し、未だ燻ぶっていた術が、不完全ながらも発動する。

 残り少ない魔力を術にべ、風を纏い、無理やり速度を底上げする。

 直接相手を視界に収めたウォー隊長は、直感する。<鑑定>などなくとも分かる。

 異常だ、あれを、世に解き放ってはいけない! 絶対にだ! 取り逃してはならない、ここで仕留めなければならない!

 暴風で小型の攻撃を吹き飛ばし、道中で割って入った大型を飛び超えやり過ごし、追いかけ飛び掛かる獣型の攻撃を踏み台に、更に上へ。群れを飛び越え、元凶の元へと飛び掛かる。

 一瞬の躊躇いの後、腰の短剣に手を伸ばす。引き抜いた短剣には刀身は無く、代わりに青白い水晶が露になる。

「あああーーー! 『食え、喰え、貪りつくせ! 我が命贄としその名を示せ』!!」


 それは、使用者の命を代償に、持ち主の想いを成す、贄の剣。魂からすら強制的に力を引き出し、それすら飽き足らず、そのすら燃料にする……命を武器にする、狂気の剣。

栄光を切り開く一振りグローリー・ザッパー!!」

 文字通り命を燃やし、燃え尽きる寸前のウォー隊長は、出来上がった魔力の刃剣を、避ける事も防ぐこともせず、ただ眺める真っ白な魔物へと振り下ろす。

 よしんばこの一撃で倒せたとしても、剣を抜いた以上、死は避けられない。結果を知る事すらなく終わるだろう。

 故郷の者達、慕ってくれる配下に同僚、家、親族、仕える国……朦朧とする意識の中、言葉にならない心残りが、走馬燈のように駆け巡る。

 ここで死ねば、ウォー家の名を汚す事無く、名誉の死が……最後に浮かぶのは、死と、死ぬ事による現状からの解放、死ぬ言い訳。自暴自棄にも似た想いが流れ、途切れ、意識が沈んで行く。

「あぁ、流石にそれはダメね」
「え、ぁ?」

 魔力の刃が白い魔物を切り裂く直前、そんな想いすら、否定する様に……場違いな凛とした声色が割り込む。

 消えかけのウォー隊長の意識を引っ張り上げるも、その声に反応する間もなく、認識する間もなく、視界を埋める白に、極彩色の黒が混じる。

「当たらなければどうということはないし、そもそも撃てなきゃどうしようもないわよねぇ」

 極彩色の黒が伸び、迫り……今度こそ完全に、意識が途切れた。

 ―――

 数秒か数瞬か……ウォー隊長は意識を取り戻す。

「う、グゴボァ」
「おぉ!? もう起きた。無理しない方が良いわよ~。内臓と、背骨も逝っているはずよ?」

 うつ伏せに倒れ伏す体を起こそうとするも、体が動かず、代わりに口から血が溢れる様に流れ出す。

 だが痛みはない。不快感も、流れ頬を伝う血の感覚すらもない。

 フワフワと揺れる感覚に、溺れそうになるなか、視線の端に、極彩色の光沢を放つ黒い毛を纏った何かが移り込む。

「てかアンタ、魔力スッカスカね、<枯渇状態>? <限界突破>でも使ったの? あぁ、魔物魔石じゃ無いから<開魂>か。そんな状態で、更にこんな、魂から魔力を搾り取る剣なんて使って、私が中断させなかったら、そのまま死んでたわよ?」

 尾に持った短剣を、フリフリと振り放り投げ捨てると、感謝しても良いのよ? と、冗談めかして締めくくる。
 辛うじて動く目を動かすと、そこには幾本もの尾を持った黒い獣型の魔物の姿があった。

「亜人が鎧も無く魔物に突っ込むとか、自殺行為よ。お陰で手加減を間違える所だったじゃない! 尻尾で突いた時柔らかくて、ぞっとしたわ」
「……へ、へへへ、はぁ」

 決死の覚悟で放った一撃すら、手加減した上で撃退された事に、ウォー隊長の口から笑い声が漏れる。自殺行為と言われてしまえばそれまでなので、言い訳する気力も残ってなかった。

「大人しくしてなさい、回復はしてあげるけど、私じゃ延命が精々なんだから」

 黒いモフモフした尾に包まれると、回復すると言った事に偽りなく、失った血が戻る様に熱と失っていた感覚が戻ってくる。

 このまま微睡みに任せて眠ってしまいたいところだが、そうもいかない。未知の相手から受ける施し程、恐ろしいものも無い。何を仕込まれるされるか分かったものでは無いのだから。

「ぉ、ぁぇ」
「ん? おあえ? あぁ、お前おあえ、ね。そう言えば自己紹介がまだだったわね」

 相手はグイっと顔を近づけて、ウォー隊長の顔を見て答える。

「私の名前はキョクヤ。見ての通……目が見えているか分からないけど、最後にアンタをぶっ飛ばした黒いやつね。取り敢えず殺したりとかしないから、安心して休みなさい」
「な、ぇ?」
「ん? あぁ、なぜ、ね……だって~、ビャクヤがアンタの事気に入っちゃったんだから、仕方が無いじゃない」

 キョクヤと名乗った相手は、拗ねた様にプイっとそっぽを向きながら、回復する理由を語る。

 何が気に食わないのか、ビャクヤとは誰の事か、なぜ敵の、それも魔物が回復などするのか……その思考は、段々と鮮明になる意識と感覚の前に消えていく。

「? ??? ぁ、い、ぎ、ぃ~~~!!」
「あ、痛覚戻って来た? ごめんね、痛み止めも有るんだけど、使っていい状況か判断できないから……が、我慢できる?」
「く、くく、く。あぁ、大、丈夫……だ。この程度、動かなければ、な」

 心配そうに狼狽するキョクヤを見て、おかしくなったのか、喉を鳴らし笑いを零す。
 諦めと安堵……普段であれば、こんなに簡単に感情が露呈することは無いのだが、魔力枯渇の影響か、感情の抑制が効かなくなっていたのだ。

「隊長! 隊長―――!!」

 一人と一体の元に、遠くから野太い声と戦闘音が届き、ウォー隊長は、頭が痛そうに腕で目元を覆う。

「あ~、まだ残ってたっけ」
「あいつ等は……まったく、撤退と言ったのだがな」
「ほっぽり出したのがイケないと思います」
「う……い、いやしかし、あれを見たら、放置などできんだろう。つい、体がな?」
「あいつ?」
「白い魔物だ」
「あ~ビャクヤね、あれは、うん……うん」

 かの白い魔物……ビャクヤは、身内であるキョクヤから見ても規格外な存在なのか、ウォー隊長の答えにキョクヤは、言葉を濁し視線を逸らす。

 対してウォー隊長は、戦った相手の名を知り、その相手に気に入られていると分かり、何とも言えない気持ちになる。何もできずに敗れ悔しいような、かといって相手の実力を肌で感じた手前、認められて嬉しいような……複雑な気分だ。

「そうか、あいつはビャクヤと言う名か……くくく、気に入られたか」
「えぇえぇ、そりゃぁ大層気に入っておられましたとも!」
「あぁ、嫉妬か?」
「うっさいやぁい」
「くく」

 誰かと取り留めのない話をするのは、何時ぶりだろうか。誰の目も無い、他人だからだろうか、相手の緩い反応に、緊張しているのが馬鹿らしくなる。

「で、どうする? 攻撃しないなら、私はどうでも良いけど? 因みに私は、ビャクヤみたいに、手加減は得意じゃないからね」
「あぁ……ここに、呼べるか? 敵対しない様に私から言おう。足掻いてどうにかなる相手でも無いからな」
「はいはい、しっかり説得してね……ビャクヤ、道開けてー」
「わん」

 キョクヤの呼びかけに一声上がると、アルベリオンの兵達との間に犇めいていた白い攻撃が、跡形もなく霧散する。

「一度、放してくれ。自分で立つ」
「……イヤイヤ、無理だから、絶対安静だから、って、無理すんな!」

 警戒しながらも、駆け寄ってくる仲間の兵の姿を確認し、ウォー隊長は体を起こそうとする。
 宥めるキョクヤだが、無理に抑えることもできない。それすらも危険な状況なのだが、感覚が鈍っている本人は気付いていないのだ。

「あぁもう! 貴女、意地っ張りで、普段から一人で何でも抱えて、無理する人でしょ」
「む?」
「言っとくけどね、それは決して強さじゃ無いわよ。頼る能力がないだけよ」
「うぐ」
「そんなんだと、周りの大切な物とか人とか巻き込んで、最後には自滅するわよ ……今回みたいに」
「はぅ」

 ウォー隊長は両手で顔を覆い、抵抗を止める。自覚があったのか、最後の言葉が心に突き刺さったらしい。

「……で?」
「……支えてくれると、助かる」
「はいはい……はぁ、結局そこは意地張るのね」

 溜息を尽きつつも、尾を斜めに立たせ、寄り掛かるような状態にして、ウォー隊長を立たせた。





ーーーーーーーーーーーーーーーーー
キョクヤ「そう言えば、ビャクヤは危険視して、私は平気なのね」
ウォー 「……お前は何故か、魔物とは思えんらしい。はたまた、今の私がおかしいのか、人と話している気がするのだ」
キョクヤ「ん~まぁ、私、転生者だから中は人だしねぇ」
ウォー「え゛?」
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