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171 わんわんお!
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「おいおい、大丈夫なのかよ」
「なにビビってんだよ、どうせ出て来てもラッチ程度だろうし、そうでなくても、森の魔物なんて、どうとでもなるだろ」
「そうだけどよぅ、ギルドから何言われるか、わかんねじゃん」
「結果出せばいいんだよ、お前は黙って付いてこい」
ダンジョンの中に入った事に全く気が付いていない一行は、通い慣れた道を進む様に、自然体で森の中に足を踏み入れる。
「なんも居ねぇな」
「有るのはでけぇ木だけか」
「ま、燃料には最適だろうよ」
ペシペシと木の幹を叩きながら、雑談に興じる一行。木の根が張り巡らされた不安定な足場を、苦にせず進む姿は流石と言えなくはないが、警戒心が無いのは如何なものか。
「雑草ばっかだな、薬草の姿が見当たらねぇ」
「なんの草だこれ?」
「知るか、それよりも魔物だ、護衛だけじゃ大した稼ぎにならねぇんだから、しっかり呼び込め」
「へいへい、しっかしこんだけ音立ててんだから、そろそろ何匹か来ても良い頃なんだがな」
「そもそも、ギルドもケチだよな。あんな金額じゃ、飲み代にしかならねぇぜ」
「その分、この依頼期間中は飯出るけどな。他は碌な依頼も無いし」
どうやら、音をたてていたのはわざとだったらしい。彼等の狙いは魔物の素材であり、ギルドから支払われる低い報酬を、少しでも補おうとした結果の独断先行だったようだ。他の場所でも同じような愚痴をこぼしているグループが居る為、間違いないだろう。
「しかたねぇな。もう少し奥まで行ってみるか、そうすれば、獲物もばらけるだろうよ」
「他の連中に取られても、面白くないしな!」
魔物の数だって限られる、同時に同じ場所から入れば、尚の事である。
彼等が先に入ったのも、素材を確実に手に入れる為、他のチームに横槍を入れられトラブルになる事や、そもそも横取りをされないようにする為であった。
カッターナのハンターにとっての一番の敵は、魔物でも自然でも無く、同業者のハンターなのは彼等の常識である。
勘の鋭いものや、引き際を弁えている一部の者達は、この時点で引き返していた。
そうでない者達は、奥へ奥へと進んでいく。
森の外に居る者達の視界から完全に消え、気配も木々の騒めきによって掻き消える。距離を離し行動している、他のグループからも同様である。
つまり彼等が望んだ、横槍が入らない状態が完成したこととなる。それはハンターだけでなく、魔物側にも言える事であった。
― ガサガサ -
「お?」
「ようやく来たか」
「この感じは…中型だな、ぺプリオンか?」
「うっしゃ、今晩の飯が豪華になるな!」
進行方向の茂みが揺れ、枝葉が擦れ合う。
今までの経験から、彼等は近づいてくる魔物の正体を予測する。今まで散々狩って来た魔物、相手の行動も弱点も、完全に把握している。故に、余裕な態度を崩さない。
既に倒した後の事を考えている一同だが、彼等は理解していなかった。
此処が、今まで彼らが狩り場としていた森と、全く違う事を。
今まで彼等が戦って来た魔物と、根本的に違う事を。
本能のままに食らいついてくる、単調な存在でないことを。
「……んぁ? 出て来ねぇな。勘違いだったか? …………おい、何で黙っ」
先頭に立っていた者が、返答が無い事を不審に思い振り返る。
そんな彼の視界に入るのは、全身を真っ黒な毛で覆われた、見たことも無い四足歩行の魔物と、喉元にその鋭い牙を突き立てられ、地面へと引きずり倒された仲間の姿。
「なにをじギョッ!?」
驚愕と共に口から飛び出た言葉も、途中から意味のない音へと変わり果て、背後から気配を消し近づいて来た何者かによって、仲間と同様に引きずり倒される。
喉を潰され、気道を塞がれ、呼吸ができず血の流れも止まる。
混乱する頭とは異なり、体は反射的に動き出す。必死に視線を動かすと、視界の端に僅かに黒い影が映る。
その陰に対して、持っていた剣を突き立てようと、腕を動かそうとするも、爪だろうか、硬い何かが腕の肉に食い込み、上から押さえつけられたように動きを封じられる。
ならばと、もう一方の腕を腰に携えた短刀に伸ばすも、木の影から何かが急速に迫って来たかと思うと、彼の腕に激痛が走った。
鋭利で硬質な何かが腕の肉に突き刺さり、腕を引き千切らんばかりに、無茶苦茶に振り回されられる。
激痛の為か、腕の機能が失われた為か、持っていた短刀を、最後の希望を手放してしまう。
「~~~! ~~~! ~~~~~~!!」
両腕を塞がれ、身動きが取れない。声も出せず、呼吸もできない。
彼が最後に見たものは、痛みと苦しみと、絶望に濁り染まった瞳をした、赤紫色に変色した仲間の顔と、そんな仲間の頭に前足を乗せ、地面へと固定する様押し付ける真っ黒な魔物が、
ゴキッ
首を捻り、その首をへし折った瞬間だった。
「「「へへへ、ワッフゥ!」」」
―――
「よっわなの」
「こいつ等、警戒心無さすぎんだろ」
名称:上級影狼
氏名:
分類:現体
種族:獣族
LV:1~25
HP:300 ~1500
SP:300 ~1500
MP:170 ~1400
筋力:110 ~610 D
耐久:130 ~740 D+
体力:130 ~740 D+
俊敏:130 ~740 D+
器用:100 ~480 D-
思考:85 ~430 E+
魔力:75 ~675 D+(職業特性:3ランクアップ)
適応率:10
変異率:10
スキル
・肉体:<爪><牙><毛皮><影潜り>
・技術:<身体操作><見切り><急所突き><隠密><跳躍><疾走><気配感知>
<闇魔法><団結>
・技能:<身体強化><連撃><全力攻撃><集中><高速移動><威圧>
狼の順当進化種
常に集団で行動し、5~10体ほどの群れをつくる。その数は、統率するリーダーの能力に左右される。
待ち伏せや囮を使っての奇襲、数の利を生かして囲んで<威圧>し消耗を狙うなど、正面から戦う事は稀。
特に影は魔法への親和性と隠密性が高い為、奇襲による急所への一撃必殺がメインになる。
夜になるとその特性をさらに生かし、影に紛れながの奇襲だけでなく、一撃で仕留められないと判断した場合、夜通しヒット&アウェイを繰返して消耗を狙い、相手が疲弊するまで何日も執拗に追いかける。
対処できないのであれば、彼等が追って来ない範囲まで逃げ出すことを推奨する。その先に、何が居るかまでは保証できないが。
更に上位種に進化すると、群れを持ったリーダー格すら配下に加える為、その規模が爆発的に増加する。その為、群れを倒すことができたならば、すぐさまその場を離れた方が良い。もしその群れが、どこかの上位種の配下に入っていた場合、苛烈な報復が待って居る事だろう。それ程に、彼等は仲間思いなのだから。
「なにビビってんだよ、どうせ出て来てもラッチ程度だろうし、そうでなくても、森の魔物なんて、どうとでもなるだろ」
「そうだけどよぅ、ギルドから何言われるか、わかんねじゃん」
「結果出せばいいんだよ、お前は黙って付いてこい」
ダンジョンの中に入った事に全く気が付いていない一行は、通い慣れた道を進む様に、自然体で森の中に足を踏み入れる。
「なんも居ねぇな」
「有るのはでけぇ木だけか」
「ま、燃料には最適だろうよ」
ペシペシと木の幹を叩きながら、雑談に興じる一行。木の根が張り巡らされた不安定な足場を、苦にせず進む姿は流石と言えなくはないが、警戒心が無いのは如何なものか。
「雑草ばっかだな、薬草の姿が見当たらねぇ」
「なんの草だこれ?」
「知るか、それよりも魔物だ、護衛だけじゃ大した稼ぎにならねぇんだから、しっかり呼び込め」
「へいへい、しっかしこんだけ音立ててんだから、そろそろ何匹か来ても良い頃なんだがな」
「そもそも、ギルドもケチだよな。あんな金額じゃ、飲み代にしかならねぇぜ」
「その分、この依頼期間中は飯出るけどな。他は碌な依頼も無いし」
どうやら、音をたてていたのはわざとだったらしい。彼等の狙いは魔物の素材であり、ギルドから支払われる低い報酬を、少しでも補おうとした結果の独断先行だったようだ。他の場所でも同じような愚痴をこぼしているグループが居る為、間違いないだろう。
「しかたねぇな。もう少し奥まで行ってみるか、そうすれば、獲物もばらけるだろうよ」
「他の連中に取られても、面白くないしな!」
魔物の数だって限られる、同時に同じ場所から入れば、尚の事である。
彼等が先に入ったのも、素材を確実に手に入れる為、他のチームに横槍を入れられトラブルになる事や、そもそも横取りをされないようにする為であった。
カッターナのハンターにとっての一番の敵は、魔物でも自然でも無く、同業者のハンターなのは彼等の常識である。
勘の鋭いものや、引き際を弁えている一部の者達は、この時点で引き返していた。
そうでない者達は、奥へ奥へと進んでいく。
森の外に居る者達の視界から完全に消え、気配も木々の騒めきによって掻き消える。距離を離し行動している、他のグループからも同様である。
つまり彼等が望んだ、横槍が入らない状態が完成したこととなる。それはハンターだけでなく、魔物側にも言える事であった。
― ガサガサ -
「お?」
「ようやく来たか」
「この感じは…中型だな、ぺプリオンか?」
「うっしゃ、今晩の飯が豪華になるな!」
進行方向の茂みが揺れ、枝葉が擦れ合う。
今までの経験から、彼等は近づいてくる魔物の正体を予測する。今まで散々狩って来た魔物、相手の行動も弱点も、完全に把握している。故に、余裕な態度を崩さない。
既に倒した後の事を考えている一同だが、彼等は理解していなかった。
此処が、今まで彼らが狩り場としていた森と、全く違う事を。
今まで彼等が戦って来た魔物と、根本的に違う事を。
本能のままに食らいついてくる、単調な存在でないことを。
「……んぁ? 出て来ねぇな。勘違いだったか? …………おい、何で黙っ」
先頭に立っていた者が、返答が無い事を不審に思い振り返る。
そんな彼の視界に入るのは、全身を真っ黒な毛で覆われた、見たことも無い四足歩行の魔物と、喉元にその鋭い牙を突き立てられ、地面へと引きずり倒された仲間の姿。
「なにをじギョッ!?」
驚愕と共に口から飛び出た言葉も、途中から意味のない音へと変わり果て、背後から気配を消し近づいて来た何者かによって、仲間と同様に引きずり倒される。
喉を潰され、気道を塞がれ、呼吸ができず血の流れも止まる。
混乱する頭とは異なり、体は反射的に動き出す。必死に視線を動かすと、視界の端に僅かに黒い影が映る。
その陰に対して、持っていた剣を突き立てようと、腕を動かそうとするも、爪だろうか、硬い何かが腕の肉に食い込み、上から押さえつけられたように動きを封じられる。
ならばと、もう一方の腕を腰に携えた短刀に伸ばすも、木の影から何かが急速に迫って来たかと思うと、彼の腕に激痛が走った。
鋭利で硬質な何かが腕の肉に突き刺さり、腕を引き千切らんばかりに、無茶苦茶に振り回されられる。
激痛の為か、腕の機能が失われた為か、持っていた短刀を、最後の希望を手放してしまう。
「~~~! ~~~! ~~~~~~!!」
両腕を塞がれ、身動きが取れない。声も出せず、呼吸もできない。
彼が最後に見たものは、痛みと苦しみと、絶望に濁り染まった瞳をした、赤紫色に変色した仲間の顔と、そんな仲間の頭に前足を乗せ、地面へと固定する様押し付ける真っ黒な魔物が、
ゴキッ
首を捻り、その首をへし折った瞬間だった。
「「「へへへ、ワッフゥ!」」」
―――
「よっわなの」
「こいつ等、警戒心無さすぎんだろ」
名称:上級影狼
氏名:
分類:現体
種族:獣族
LV:1~25
HP:300 ~1500
SP:300 ~1500
MP:170 ~1400
筋力:110 ~610 D
耐久:130 ~740 D+
体力:130 ~740 D+
俊敏:130 ~740 D+
器用:100 ~480 D-
思考:85 ~430 E+
魔力:75 ~675 D+(職業特性:3ランクアップ)
適応率:10
変異率:10
スキル
・肉体:<爪><牙><毛皮><影潜り>
・技術:<身体操作><見切り><急所突き><隠密><跳躍><疾走><気配感知>
<闇魔法><団結>
・技能:<身体強化><連撃><全力攻撃><集中><高速移動><威圧>
狼の順当進化種
常に集団で行動し、5~10体ほどの群れをつくる。その数は、統率するリーダーの能力に左右される。
待ち伏せや囮を使っての奇襲、数の利を生かして囲んで<威圧>し消耗を狙うなど、正面から戦う事は稀。
特に影は魔法への親和性と隠密性が高い為、奇襲による急所への一撃必殺がメインになる。
夜になるとその特性をさらに生かし、影に紛れながの奇襲だけでなく、一撃で仕留められないと判断した場合、夜通しヒット&アウェイを繰返して消耗を狙い、相手が疲弊するまで何日も執拗に追いかける。
対処できないのであれば、彼等が追って来ない範囲まで逃げ出すことを推奨する。その先に、何が居るかまでは保証できないが。
更に上位種に進化すると、群れを持ったリーダー格すら配下に加える為、その規模が爆発的に増加する。その為、群れを倒すことができたならば、すぐさまその場を離れた方が良い。もしその群れが、どこかの上位種の配下に入っていた場合、苛烈な報復が待って居る事だろう。それ程に、彼等は仲間思いなのだから。
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