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152 竜の使者
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(……よし)
せっせと交渉要員を準備していると、何かを決断したのか、大きく息を吸い込みだした。
これは…ブレスの予備動作?
(((我が名はセスティア!! ここより北の地、竜の谷より参った!! ここの主との面会を所望する!!)))
画面を通して、セスティアと名乗った竜の叫び声が、大音量で響き渡る。
おぉう、み、耳が……音響攻撃とは、恐れ入りました。対空からの攻撃は、世界樹さんの<障壁>で、その大半を対処できると思っていましたが、考えが甘かったですね。
これは、唯の声では無いでしょうね。恐らくですが、ブレスを応用して、声に魔力を乗せて放ったのでしょう、<風魔法>でも同じような事ができますし。
……威力と範囲が比較になりませんがね。これは間近で放たれたら、防ぎようがないですね。迷宮内に避難していてよかった。
それよりも、これを何度もやられたら堪ったもんじゃありません。コアさん、画面からの音量調整ってできますか? 一定以上の音……と、ついでに光も、下げて表示できないでしょうか?
~ 肯定、<選択・予約>機能がありますので、可能です。調整致しますか? ~
はい、お願いします。あ~耳痛。
(ぱぱ~、じゅんびできた~)
よし、早速行ってもらいましょう。またやられたら、堪ったもんじゃないですからね。
「う~ん、スライムじゃ無くて、フワフワに行かせれば良かったんじゃないなの?」
「相手が敵なら、それでも良かったんですがね~」
雲に紛れて、フワフワさんに捕まえて貰うのもありでしたが、相手によっては内側から破られる可能性も有りますし、そもそも捕まえる前にバレたら危ないですからね、そう言うのは、敵対してからでも遅くはない。
敵なら、容赦の必要が無いです。<鑑定>も掛け放題。相手の能力を見て、それに合わせた対処をするのが良いでしょう、無駄に危険を冒す必要はないですしね。
空中で滞空している、セスティアさんの下の方。地上部部分では、カブトさんの角の先端に、真っ白な粘液が乗っかっていた。あの子が、<念話>の中継係りなのでしょう。
あれは~…雲粘液ですか。
名称:雲粘液
氏名:―――
分類:半虚現体
種族:粘液族
LV: 10 / 10
HP: 115 / 115
SP: 115 / 115
MP:1200 / 1200(500)
筋力:52
耐久:52
体力:52
俊敏:52
器用:86
思考:86
魔力:848
適応率:50(Max100)
変異率:10(Max100)
スキル
肉体:<融合LV10><浮遊LV10><包魔LV5><群体LV10>
技術:<魔力操作LV10>
技能:<念話LV10>
称号:<全の一>
おう、<念話>しか考えていない無駄のない、無駄なこだわりが光る構成ですね。
雲のように、空を漂う粘液族の雲粘液さん。その雲のように真っ白な体は、雲に擬態するには最適な姿で、時折魔石が雲から顔をのぞかせる。
雲の中に居れば、遠目からではまず見つからない。そうやって潜みながら、雲の中に侵入してきた相手を捕食するのが、彼等のスタイルになる。
本来なら<水魔法>や<風魔法>(住処の雲を作製)、<隠密>や<擬態>、<吸収>とかを持っているのが普通ですが、警戒されない為でしょうけど、全て削ぎ落していますね。<融合>と<分裂>を駆使すれば、こんなことまでできるのですから、末恐ろしい限りです。
……<一の全>たるプルさんが居てこそできる事であり、野生ではこんな事できないでしょうけどね。ここに来て、プルさんの…プルさんが持つ称号とスキルの組み合わせによるチート化が加速しているな~。
(では、行くぞ? フンヌ!)
カブトさんが角を振り上げると、先端に引っ付いていた雲粘液さんが、勢いよく上空へと吹っ飛んでいく…けど、この速度大丈夫か?
「ん?」
(わ~~~! とめて、とめて~~~!)
「うぉ? っとと」
何かがこちらに向かって飛んでくるのを察知したセスティアさんが、遥か彼方まで飛んで行きそうな雲粘液さんを、避ける事をせずプルンと受け止める。警戒心が無いというか、攻撃だったらどうするつもりだったのか…
(ありがと~、たすかった~)
「う、うむ。雲粘液……魔物…なのか?」
核心を持てないのか、困り顔で頭を捻ねるセスティアさん。
名前が分かっているという事は、咄嗟に<鑑定>でも掛けたのでしょうかね? それで、大丈夫と判断して受け止めたとしたら、中々の判断速度ですね。
<鑑定>を掛けたことについては、この状況なら普通の事でしょう。突然自分に向かって何かが飛んで来たら、確認するのは当たり前、誰だってそうします。俺でもそうします。
……俺もこっちに突っ込んできたときに、<鑑定>を掛けても良かったかもしれない。
(そうだよ~…あ、そうだ。カブトさ~ん、とばしすぎ~)
(うむ…………すまん)
(もう…改めまして、こんにちは~。僕、雲粘液。よろしくね~。これから、主との会話を中継するね~)
「おぉ、使者殿でしたか」
さてと、何だかんだ在りましたが、会話の場はでき上りましたね。友好的な相手で本当に良かった。ではコアさんや、<念話>の中継をお願いします。
~ 了解、雲粘液との<念話>を中継します ~
(あ~…あ~…聞こえていますか?)
「うむ! 其方がこの森の主で、間違いないか?」
(はい、その通りです)
壮大な物言いは、竜の標準語みたいですね、もしくは<翻訳>スキルが、俺のイメージを元にでもしているのでしょうかね? まぁ、向こうは誠意的なので、俺は気にしませんが、相手によっては誤解されそうだな~。
とと、話を始める前に……
(まずは最初に一つお願いが……領域に入った時点で気が付いていますので、奥まで来なくても会話はできますし、叫ばなくても聞こえています。先ほどの大声は、周りへの影響が大きいので……)
「む、それはすまなかった。何処から何処までが縄張りか、判断が付かなかったものだからな、以後気を付けよう」
(植物が有る場所は、大体こちらの領域なので、それを目安にすると判りやすいと思いますよ)
「……この森全部か?」
何故か驚いた様な、不信がる様な感じで聞き返された。エレンさん達から、聞いていなかったんですかね?
「あ~…うむ。ダンジョンに入ると、周りとの環境や魔力濃度の違いが顕著に表れるからな、その差が把握できなくて、少々困惑した。エレンから聞いたよりも、広大であったのもあって、な。属性の偏りも感じんし」
(あの速度で突っ込んできたら、周囲の魔力も巻き込んでいるでしょうし、そのせいでは?今度来るときは、ゆっくり来てください。あの速度は、周囲への影響も大きく、此方としても警戒せざるを得ませんので)
「そうであったか、我からしたら、それ程でも無かったのだが……」
― ギリ ー
あれより速いんですか? おう、怖い怖い。やっぱり竜を侮ってはいけないですね。
そんでルナさんや、悔しいのは何となく分かりますが喰いしばらないの。牙が欠けますよ?
貴女ならすぐにでも追いつけますからね、俺が保証します。
それよりも、そんな凄いセスティアさんよりも、もっとヤバイ方がこっちに向かっているとの方が重要です…竜王? 聞き間違いだったりしません?
「うむ! 竜の谷の主! 我らが王! 竜王エゼルディア様が、こちらに向かわれている! 足の遅いモノと共に向かっている為、少々時間が掛かっているがな。我はその事を伝えるために、先に赴いたのだ。竜王様が、訪問の許可申請を求めておられる」
おぉ、事前に訪問の許可を取次に来た訳ですか。今まで全て突然の訪問だけでしたし、新鮮ですね~。
う~ん、断る理由はないかな? 近所付き合いは大事、田舎ならば尚の事です。その内接触しようかと思っていましたし、手間が省けたと考えられますね。エレンさん達の話では、竜王のゼルディア様はかなりの良識じ…竜の様ですし、一度見ておきたいとも思っていました。
最高位の竜。この世界の上位者。実力の目安としては最適でしょう。
「竜王…竜族の頂点…ふふふ、ふふふふふ!」
何よりも、ルナさんが興味津々ですしね。他の方にも、このダンジョンだけでなく、この世界の実力を知ってもらいたい。中には「もしかして俺達って強い?」的な感じで、油断している子も少なくないですしね。現実を突きつけて貰いたいものです。
あ、俺達が名付けした<幹部>クラスには、何故かそう言った子がいないんですよね~。何故でしょう?
「回答はいかほどか?」
(あ、問題ありません。大体で良いので到着時間と、どれ位の大きさの方が、何名来るかを教えていてもらえれば、場所を準備させていただきます。流石に何十体と来られると、その辺でとはいきません。周りへの影響もあります。野生の魔物のちょっかいも、避けられるでしょう)
「うむ、気遣い感謝する!」
話を纏めると、明日の日の出頃には到着する予定。数は、小型(1~3m)中型(3~5m)、大型(5~10m)合わせて30体程との事。正確な数については…
「む…むぅ。幹部クラスは分かるが、同伴していた者達は、影が薄くてな…正直、分からん」
との事。何でも、そんなに強く無いんだとか。
うん、良く分かった。この方脳筋だ。
ま、それは置いておいて、時間無い上に多いな~。
いや、飛竜タイプでもないエレンさんでも、当日には着ける位の速度と考えれば、むしろ遅いのかな?
ですが、それだけ時間が有れば、会場作りは間に合いますね。さてさて、テンプレートは既にある筈なので、問題は何処に用意するかですね~。
(敵じゃない?)
(お客さん!?)
(団体様ですか!?)
(((おもてなしの用意だーーー!!)))
(食料準備―!)
(お土産も忘れるな!)
(((わーーーーーー!!!)))
……うん。さっさと場所、決めて仕舞いましょう。
せっせと交渉要員を準備していると、何かを決断したのか、大きく息を吸い込みだした。
これは…ブレスの予備動作?
(((我が名はセスティア!! ここより北の地、竜の谷より参った!! ここの主との面会を所望する!!)))
画面を通して、セスティアと名乗った竜の叫び声が、大音量で響き渡る。
おぉう、み、耳が……音響攻撃とは、恐れ入りました。対空からの攻撃は、世界樹さんの<障壁>で、その大半を対処できると思っていましたが、考えが甘かったですね。
これは、唯の声では無いでしょうね。恐らくですが、ブレスを応用して、声に魔力を乗せて放ったのでしょう、<風魔法>でも同じような事ができますし。
……威力と範囲が比較になりませんがね。これは間近で放たれたら、防ぎようがないですね。迷宮内に避難していてよかった。
それよりも、これを何度もやられたら堪ったもんじゃありません。コアさん、画面からの音量調整ってできますか? 一定以上の音……と、ついでに光も、下げて表示できないでしょうか?
~ 肯定、<選択・予約>機能がありますので、可能です。調整致しますか? ~
はい、お願いします。あ~耳痛。
(ぱぱ~、じゅんびできた~)
よし、早速行ってもらいましょう。またやられたら、堪ったもんじゃないですからね。
「う~ん、スライムじゃ無くて、フワフワに行かせれば良かったんじゃないなの?」
「相手が敵なら、それでも良かったんですがね~」
雲に紛れて、フワフワさんに捕まえて貰うのもありでしたが、相手によっては内側から破られる可能性も有りますし、そもそも捕まえる前にバレたら危ないですからね、そう言うのは、敵対してからでも遅くはない。
敵なら、容赦の必要が無いです。<鑑定>も掛け放題。相手の能力を見て、それに合わせた対処をするのが良いでしょう、無駄に危険を冒す必要はないですしね。
空中で滞空している、セスティアさんの下の方。地上部部分では、カブトさんの角の先端に、真っ白な粘液が乗っかっていた。あの子が、<念話>の中継係りなのでしょう。
あれは~…雲粘液ですか。
名称:雲粘液
氏名:―――
分類:半虚現体
種族:粘液族
LV: 10 / 10
HP: 115 / 115
SP: 115 / 115
MP:1200 / 1200(500)
筋力:52
耐久:52
体力:52
俊敏:52
器用:86
思考:86
魔力:848
適応率:50(Max100)
変異率:10(Max100)
スキル
肉体:<融合LV10><浮遊LV10><包魔LV5><群体LV10>
技術:<魔力操作LV10>
技能:<念話LV10>
称号:<全の一>
おう、<念話>しか考えていない無駄のない、無駄なこだわりが光る構成ですね。
雲のように、空を漂う粘液族の雲粘液さん。その雲のように真っ白な体は、雲に擬態するには最適な姿で、時折魔石が雲から顔をのぞかせる。
雲の中に居れば、遠目からではまず見つからない。そうやって潜みながら、雲の中に侵入してきた相手を捕食するのが、彼等のスタイルになる。
本来なら<水魔法>や<風魔法>(住処の雲を作製)、<隠密>や<擬態>、<吸収>とかを持っているのが普通ですが、警戒されない為でしょうけど、全て削ぎ落していますね。<融合>と<分裂>を駆使すれば、こんなことまでできるのですから、末恐ろしい限りです。
……<一の全>たるプルさんが居てこそできる事であり、野生ではこんな事できないでしょうけどね。ここに来て、プルさんの…プルさんが持つ称号とスキルの組み合わせによるチート化が加速しているな~。
(では、行くぞ? フンヌ!)
カブトさんが角を振り上げると、先端に引っ付いていた雲粘液さんが、勢いよく上空へと吹っ飛んでいく…けど、この速度大丈夫か?
「ん?」
(わ~~~! とめて、とめて~~~!)
「うぉ? っとと」
何かがこちらに向かって飛んでくるのを察知したセスティアさんが、遥か彼方まで飛んで行きそうな雲粘液さんを、避ける事をせずプルンと受け止める。警戒心が無いというか、攻撃だったらどうするつもりだったのか…
(ありがと~、たすかった~)
「う、うむ。雲粘液……魔物…なのか?」
核心を持てないのか、困り顔で頭を捻ねるセスティアさん。
名前が分かっているという事は、咄嗟に<鑑定>でも掛けたのでしょうかね? それで、大丈夫と判断して受け止めたとしたら、中々の判断速度ですね。
<鑑定>を掛けたことについては、この状況なら普通の事でしょう。突然自分に向かって何かが飛んで来たら、確認するのは当たり前、誰だってそうします。俺でもそうします。
……俺もこっちに突っ込んできたときに、<鑑定>を掛けても良かったかもしれない。
(そうだよ~…あ、そうだ。カブトさ~ん、とばしすぎ~)
(うむ…………すまん)
(もう…改めまして、こんにちは~。僕、雲粘液。よろしくね~。これから、主との会話を中継するね~)
「おぉ、使者殿でしたか」
さてと、何だかんだ在りましたが、会話の場はでき上りましたね。友好的な相手で本当に良かった。ではコアさんや、<念話>の中継をお願いします。
~ 了解、雲粘液との<念話>を中継します ~
(あ~…あ~…聞こえていますか?)
「うむ! 其方がこの森の主で、間違いないか?」
(はい、その通りです)
壮大な物言いは、竜の標準語みたいですね、もしくは<翻訳>スキルが、俺のイメージを元にでもしているのでしょうかね? まぁ、向こうは誠意的なので、俺は気にしませんが、相手によっては誤解されそうだな~。
とと、話を始める前に……
(まずは最初に一つお願いが……領域に入った時点で気が付いていますので、奥まで来なくても会話はできますし、叫ばなくても聞こえています。先ほどの大声は、周りへの影響が大きいので……)
「む、それはすまなかった。何処から何処までが縄張りか、判断が付かなかったものだからな、以後気を付けよう」
(植物が有る場所は、大体こちらの領域なので、それを目安にすると判りやすいと思いますよ)
「……この森全部か?」
何故か驚いた様な、不信がる様な感じで聞き返された。エレンさん達から、聞いていなかったんですかね?
「あ~…うむ。ダンジョンに入ると、周りとの環境や魔力濃度の違いが顕著に表れるからな、その差が把握できなくて、少々困惑した。エレンから聞いたよりも、広大であったのもあって、な。属性の偏りも感じんし」
(あの速度で突っ込んできたら、周囲の魔力も巻き込んでいるでしょうし、そのせいでは?今度来るときは、ゆっくり来てください。あの速度は、周囲への影響も大きく、此方としても警戒せざるを得ませんので)
「そうであったか、我からしたら、それ程でも無かったのだが……」
― ギリ ー
あれより速いんですか? おう、怖い怖い。やっぱり竜を侮ってはいけないですね。
そんでルナさんや、悔しいのは何となく分かりますが喰いしばらないの。牙が欠けますよ?
貴女ならすぐにでも追いつけますからね、俺が保証します。
それよりも、そんな凄いセスティアさんよりも、もっとヤバイ方がこっちに向かっているとの方が重要です…竜王? 聞き間違いだったりしません?
「うむ! 竜の谷の主! 我らが王! 竜王エゼルディア様が、こちらに向かわれている! 足の遅いモノと共に向かっている為、少々時間が掛かっているがな。我はその事を伝えるために、先に赴いたのだ。竜王様が、訪問の許可申請を求めておられる」
おぉ、事前に訪問の許可を取次に来た訳ですか。今まで全て突然の訪問だけでしたし、新鮮ですね~。
う~ん、断る理由はないかな? 近所付き合いは大事、田舎ならば尚の事です。その内接触しようかと思っていましたし、手間が省けたと考えられますね。エレンさん達の話では、竜王のゼルディア様はかなりの良識じ…竜の様ですし、一度見ておきたいとも思っていました。
最高位の竜。この世界の上位者。実力の目安としては最適でしょう。
「竜王…竜族の頂点…ふふふ、ふふふふふ!」
何よりも、ルナさんが興味津々ですしね。他の方にも、このダンジョンだけでなく、この世界の実力を知ってもらいたい。中には「もしかして俺達って強い?」的な感じで、油断している子も少なくないですしね。現実を突きつけて貰いたいものです。
あ、俺達が名付けした<幹部>クラスには、何故かそう言った子がいないんですよね~。何故でしょう?
「回答はいかほどか?」
(あ、問題ありません。大体で良いので到着時間と、どれ位の大きさの方が、何名来るかを教えていてもらえれば、場所を準備させていただきます。流石に何十体と来られると、その辺でとはいきません。周りへの影響もあります。野生の魔物のちょっかいも、避けられるでしょう)
「うむ、気遣い感謝する!」
話を纏めると、明日の日の出頃には到着する予定。数は、小型(1~3m)中型(3~5m)、大型(5~10m)合わせて30体程との事。正確な数については…
「む…むぅ。幹部クラスは分かるが、同伴していた者達は、影が薄くてな…正直、分からん」
との事。何でも、そんなに強く無いんだとか。
うん、良く分かった。この方脳筋だ。
ま、それは置いておいて、時間無い上に多いな~。
いや、飛竜タイプでもないエレンさんでも、当日には着ける位の速度と考えれば、むしろ遅いのかな?
ですが、それだけ時間が有れば、会場作りは間に合いますね。さてさて、テンプレートは既にある筈なので、問題は何処に用意するかですね~。
(敵じゃない?)
(お客さん!?)
(団体様ですか!?)
(((おもてなしの用意だーーー!!)))
(食料準備―!)
(お土産も忘れるな!)
(((わーーーーーー!!!)))
……うん。さっさと場所、決めて仕舞いましょう。
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