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133 神様、貴方ハ敵デスカ?
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ショタ神様の言葉を聞くに、俺が元々居た世界は、今いる世界よりも上位の世界みたいですね。何を基準に判断しているかは知りませんけど。
ダンマスになった時に、【魂の間】でコアさんに聞きましたが、世界はあらゆる形で繋がっている。その繋がりを辿れば、俺が居た世界を探り当てる位は、それ程難しい事では無いのでしょう。
「いや、うん、当然だよ。自分が担当している世界に異物が入ってきたら、誰だって警戒するでしょ? 君を見つけた時に、真っ先に調べたよ」
「それもそうですね。意図して招いた訳でもない異物が、自分の“担当”世界に入ってきたら、調べるのが普通ですね」
俺が同じ立場でもそうします。それも担当って事は、どこかの組織に属しているって事でしょう。他の世界を担当している神格にまで迷惑が掛かったら、大変ですもんね?
ですが、これには感謝しないといけないですかね? わざわざ調べないで、排除する事だって、選択肢に有ったでしょうから。
神は、直接世界に干渉できないみたいですけど、やり様は幾らでも有るのでしょう、今回だって干渉していますし。
条件次第でできなかったのか、費用対効果を考えてしなかったのか……それによって、対応を変える必要がありますね。消されるのは勘弁です。
「ん、ん˝! 僕の事は良いんだ……そんな訳で、僕は君が居た世界の場所を知っているんだよ」
「はぁ」
にやにやしながら、そんなことを言って来るショタ神様。調べたんだから、知っていて当然でしょうね、何が言いたいんでしょうか?
「元の世界に帰せるって言ったら、帰り「あ、いいです」えぇ!?」
そんな事ですか、どうでも良いですね。
元の世界に未練も無いですし、此処には家族が居ますからね。帰る理由がない。いや、戻らない理由が有ると言ったほうが正しいですね。
寧ろ、追い出すとか言ってきたら、例え格上相手だろうと抵抗させてもらいます。
しかし、そのネタを元に、何を要求して来る心算だったのやら。それだけでも。俺の事を全く理解していないことが分かる……これがブラフでない事を願う。
これだから、圧倒的な格上を相手にするのは嫌なんですよ。相手の感覚を操作するとか、普通にできそうですからね。自分が感じている感覚すら、疑わなければならないのは怖いものです。
「ぐぬぬ……はぁ~~~、まぁ、君がやった事を考えれば、分からなくも無いけどね」
ショタ神様が、目の前の空間を弄り出す。
この感じは……ダンジョンの画面を操作する時の動作に似ている。そこに情報でも乗っているのでしょうか? てか、神格も端末操作なんですね。
「地球の日本生まれ、日本育ち、共働きの両親と、姉が一人。小中高と教員の覚えもよく、模範生として過ごす。卒業後は中小企業に就職。数年後、業務上横領罪で逮捕、示談の後に退社。その後は、アルバイトを転々とした後再就職。約一か月前に住居が焼失。遺体は発見されておらず、失踪扱いとなっている……と。横領とか何やってるんだか」
ショタ神様が、呆れながら内容を読み上げる。
それは俺の経歴、俺の人生。俺の、人としての一生。それを羅列したもの。
調べたと言っていましたが……中身は空っぽですね、どっかのデータベースから、丸々持ってきた感じです。
てか、なんで家燃えているんでしょうか? ……あ、風呂。大家さんごめんなさい。
「どこか間違っていたかな?」
「まぁ、間違いでは無いですけど……内容スッカスカですね」
それがどうかしたんですかとしか、言いようがない。調べたならば、もう少し踏み込んだ情報は無いのでしょうか、このままだと、幻滅モノですね。
「時間が無かったんだから、仕方が無いだろう? 僕だって忙しいし、君が居た世界は大きすぎて、世界(ワールド)の(・)記憶(レコード)から君の情報を抜き取るとか、無理だったんだよ。だから、君が居た星の人類の、情報媒体から検索を掛けて調べたの!」
成る程、俺自身の情報ではなく、世間から見た時の俺の情報でしたか。だったら訂正する箇所は特にないですね。しかし、神様が検索しきれないって、俺が居た世界って、そんなに大きいんですか?
「大きい大きい、飛びぬけて大きいよ。この付近にある世界では一番だね。なんせ、複数の上級神が、下級神の頃から管理して作り上げた世界だから、規模が段違いだよ。僕があの方々に問い合わせる時、どれだけ怖かったか分かるかい?」
おぉう、それはまた、一般人が各国の重鎮、大統領に問い合わせるようなもんか、ご苦労様でした。
「同じ世界の管理者ならともかく、派閥違いの上級神が複数だよ? そんな世界の魂が、こっちに流れてきたと報告しなければならないとか。生きた心地がしなかったよ……」
心底疲れたと言った感じで、愚痴るショタ神様。何だろう、昔の同僚の姿を思い出すよ。
しかし、神にも派閥なんてものが有るんですね……面倒な。
ふむ……魂が一つ紛れたことを報告する程度、そんなに怯える事なんでしょうか?
そもそも、漏れ出す方が悪いのであって、ショタ神様が悪い訳では無いでしょう?
「いや、うん、その…ねぇ」
「歯切れが悪いですね? つまりは、そちらが何か犯したミスで起きた、事故だったという事ですか?」
「ミスじゃないよ、むしろこっちが一番の被害者なの!」
「何があったんですか?」
「……この話は、下界の住人に話す様な内容じゃないからね。そうだ、僕の≪使徒≫になってくれるなら、話せるけど?」
俺がこの世界に来る、切っ掛けみたいですからね、問題が無ければ、聞いて損は無いでしょう。しかし、神の使徒ですか……何するんでしょうね?
称号≪使徒≫
神の配下に加わる代わりに、神の権限を一部執行することができる。
まぁ、要約すると、コアさんと同じような立場になるって事ですかね?
「普段は、何かを要求することは無いよ。それこそ、世界規模で何かが起きた時くらいかな? 中には、使徒を大量に作って、世界を管理している神格も居るけど、稀だね。管理が無駄に大変だし、成長の阻害に繋がる。よっぽど自尊心が強いか、その世界を使い捨てにする位の奴しか、遣らないね」
「神格も色々いるんですね。で? 結局、俺が使徒になったら、何をして、どんな制限が掛かるんですか?」
「今回だと……話した内容の流出禁止程度かな? それ以上の制限はかけないよ。要求も、お願い程度かな? 強制力は無いよ」
う~~~ん、俺が居る世界に何かあったら、対処する位はやぶさかでない。身内に害が出ない程度にはね?
「じゃぁ、契約成立って事で! これに名前記入して?」
「そこまでする事ですか?」
「契約して<使徒>になって貰うと、繋がりができるからね。後々交流する事がある時に役に立つよ」
魂の繋がりができる様なもんですかね?
渡されたのは、縁に幾何学模様が描かれた紙。契約書か何かでしょう。内容は………何が書かれているか、さっぱりである。
「内容はさっき言ったとおりだから、後はそこにサインするだけで終わるよ」
ふむふむ、成る程……
…………
「コアさん、内容の翻訳をお願いします」
「おい」
ショタ神様が怒気を放ってきますが…ふん、知りませんね~。契約書なんですから、そう易々とサインできる訳無いでしょうに。
~ 翻訳不能。上位クリアランスによってロックが掛かっています ~
「へ~……なんの為のロックですか?」
「……契約を他者に書き換えられない様にする為だね」
「なら、内容の確認位できても良いのでは? 分からなければ、書き換えられていても気が付きませんからね。それで、中身は?」
「それは、さっき言った通りだよ」
「回答になっていません、内容の開示、又は翻訳した契約書の作成をお願いします」
「……神である僕の言葉を信用できないと?」
「信用? できる訳無いでしょ。初対面、重要な書類、内容は開示せず、問いただせは口頭のみで回答、詐欺も良い所でしょう」
「お前……下界の住人風情が、いい気になるなよ」
感情が駄々洩れですね~、さっきまでの余裕が消えていますよ?
~ 解析完了。内容を開示します ~
「は?」
「有難うございます」
やはり、コアさんは優秀ですね、“翻訳”はできなくても、権限に接触しない“解析”は引っ掛からなかったようですね。どれどれ内容はっと
――――――――――――――――――――――――――――――――
Lkhafiahergdvnshoaefkmand;fnvbseroighnao;gvnmdfhsadfhaiphgah
①契約者(以降甲)が開示した情報に対して、被契約者(以降乙)は、
下界に対しての情報開示を禁止するモノとする。
②甲に対して、乙は虚偽の申請を禁止する。
③甲は、乙に対して、称号《使徒》を与える。
dgadffadf甲にasf対しaeて、kl乙dlkは絶対従fa属wqすfaる。fa
――――――――――――――――――――――――――――――――
「「…………………」」
ん~~~? 周りの幾何学模様の中に~~~、変な一文が~~~混じっているんですが~~~、これは~~~何ですか~~~おぉん?
ダンマスになった時に、【魂の間】でコアさんに聞きましたが、世界はあらゆる形で繋がっている。その繋がりを辿れば、俺が居た世界を探り当てる位は、それ程難しい事では無いのでしょう。
「いや、うん、当然だよ。自分が担当している世界に異物が入ってきたら、誰だって警戒するでしょ? 君を見つけた時に、真っ先に調べたよ」
「それもそうですね。意図して招いた訳でもない異物が、自分の“担当”世界に入ってきたら、調べるのが普通ですね」
俺が同じ立場でもそうします。それも担当って事は、どこかの組織に属しているって事でしょう。他の世界を担当している神格にまで迷惑が掛かったら、大変ですもんね?
ですが、これには感謝しないといけないですかね? わざわざ調べないで、排除する事だって、選択肢に有ったでしょうから。
神は、直接世界に干渉できないみたいですけど、やり様は幾らでも有るのでしょう、今回だって干渉していますし。
条件次第でできなかったのか、費用対効果を考えてしなかったのか……それによって、対応を変える必要がありますね。消されるのは勘弁です。
「ん、ん˝! 僕の事は良いんだ……そんな訳で、僕は君が居た世界の場所を知っているんだよ」
「はぁ」
にやにやしながら、そんなことを言って来るショタ神様。調べたんだから、知っていて当然でしょうね、何が言いたいんでしょうか?
「元の世界に帰せるって言ったら、帰り「あ、いいです」えぇ!?」
そんな事ですか、どうでも良いですね。
元の世界に未練も無いですし、此処には家族が居ますからね。帰る理由がない。いや、戻らない理由が有ると言ったほうが正しいですね。
寧ろ、追い出すとか言ってきたら、例え格上相手だろうと抵抗させてもらいます。
しかし、そのネタを元に、何を要求して来る心算だったのやら。それだけでも。俺の事を全く理解していないことが分かる……これがブラフでない事を願う。
これだから、圧倒的な格上を相手にするのは嫌なんですよ。相手の感覚を操作するとか、普通にできそうですからね。自分が感じている感覚すら、疑わなければならないのは怖いものです。
「ぐぬぬ……はぁ~~~、まぁ、君がやった事を考えれば、分からなくも無いけどね」
ショタ神様が、目の前の空間を弄り出す。
この感じは……ダンジョンの画面を操作する時の動作に似ている。そこに情報でも乗っているのでしょうか? てか、神格も端末操作なんですね。
「地球の日本生まれ、日本育ち、共働きの両親と、姉が一人。小中高と教員の覚えもよく、模範生として過ごす。卒業後は中小企業に就職。数年後、業務上横領罪で逮捕、示談の後に退社。その後は、アルバイトを転々とした後再就職。約一か月前に住居が焼失。遺体は発見されておらず、失踪扱いとなっている……と。横領とか何やってるんだか」
ショタ神様が、呆れながら内容を読み上げる。
それは俺の経歴、俺の人生。俺の、人としての一生。それを羅列したもの。
調べたと言っていましたが……中身は空っぽですね、どっかのデータベースから、丸々持ってきた感じです。
てか、なんで家燃えているんでしょうか? ……あ、風呂。大家さんごめんなさい。
「どこか間違っていたかな?」
「まぁ、間違いでは無いですけど……内容スッカスカですね」
それがどうかしたんですかとしか、言いようがない。調べたならば、もう少し踏み込んだ情報は無いのでしょうか、このままだと、幻滅モノですね。
「時間が無かったんだから、仕方が無いだろう? 僕だって忙しいし、君が居た世界は大きすぎて、世界(ワールド)の(・)記憶(レコード)から君の情報を抜き取るとか、無理だったんだよ。だから、君が居た星の人類の、情報媒体から検索を掛けて調べたの!」
成る程、俺自身の情報ではなく、世間から見た時の俺の情報でしたか。だったら訂正する箇所は特にないですね。しかし、神様が検索しきれないって、俺が居た世界って、そんなに大きいんですか?
「大きい大きい、飛びぬけて大きいよ。この付近にある世界では一番だね。なんせ、複数の上級神が、下級神の頃から管理して作り上げた世界だから、規模が段違いだよ。僕があの方々に問い合わせる時、どれだけ怖かったか分かるかい?」
おぉう、それはまた、一般人が各国の重鎮、大統領に問い合わせるようなもんか、ご苦労様でした。
「同じ世界の管理者ならともかく、派閥違いの上級神が複数だよ? そんな世界の魂が、こっちに流れてきたと報告しなければならないとか。生きた心地がしなかったよ……」
心底疲れたと言った感じで、愚痴るショタ神様。何だろう、昔の同僚の姿を思い出すよ。
しかし、神にも派閥なんてものが有るんですね……面倒な。
ふむ……魂が一つ紛れたことを報告する程度、そんなに怯える事なんでしょうか?
そもそも、漏れ出す方が悪いのであって、ショタ神様が悪い訳では無いでしょう?
「いや、うん、その…ねぇ」
「歯切れが悪いですね? つまりは、そちらが何か犯したミスで起きた、事故だったという事ですか?」
「ミスじゃないよ、むしろこっちが一番の被害者なの!」
「何があったんですか?」
「……この話は、下界の住人に話す様な内容じゃないからね。そうだ、僕の≪使徒≫になってくれるなら、話せるけど?」
俺がこの世界に来る、切っ掛けみたいですからね、問題が無ければ、聞いて損は無いでしょう。しかし、神の使徒ですか……何するんでしょうね?
称号≪使徒≫
神の配下に加わる代わりに、神の権限を一部執行することができる。
まぁ、要約すると、コアさんと同じような立場になるって事ですかね?
「普段は、何かを要求することは無いよ。それこそ、世界規模で何かが起きた時くらいかな? 中には、使徒を大量に作って、世界を管理している神格も居るけど、稀だね。管理が無駄に大変だし、成長の阻害に繋がる。よっぽど自尊心が強いか、その世界を使い捨てにする位の奴しか、遣らないね」
「神格も色々いるんですね。で? 結局、俺が使徒になったら、何をして、どんな制限が掛かるんですか?」
「今回だと……話した内容の流出禁止程度かな? それ以上の制限はかけないよ。要求も、お願い程度かな? 強制力は無いよ」
う~~~ん、俺が居る世界に何かあったら、対処する位はやぶさかでない。身内に害が出ない程度にはね?
「じゃぁ、契約成立って事で! これに名前記入して?」
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魂の繋がりができる様なもんですかね?
渡されたのは、縁に幾何学模様が描かれた紙。契約書か何かでしょう。内容は………何が書かれているか、さっぱりである。
「内容はさっき言ったとおりだから、後はそこにサインするだけで終わるよ」
ふむふむ、成る程……
…………
「コアさん、内容の翻訳をお願いします」
「おい」
ショタ神様が怒気を放ってきますが…ふん、知りませんね~。契約書なんですから、そう易々とサインできる訳無いでしょうに。
~ 翻訳不能。上位クリアランスによってロックが掛かっています ~
「へ~……なんの為のロックですか?」
「……契約を他者に書き換えられない様にする為だね」
「なら、内容の確認位できても良いのでは? 分からなければ、書き換えられていても気が付きませんからね。それで、中身は?」
「それは、さっき言った通りだよ」
「回答になっていません、内容の開示、又は翻訳した契約書の作成をお願いします」
「……神である僕の言葉を信用できないと?」
「信用? できる訳無いでしょ。初対面、重要な書類、内容は開示せず、問いただせは口頭のみで回答、詐欺も良い所でしょう」
「お前……下界の住人風情が、いい気になるなよ」
感情が駄々洩れですね~、さっきまでの余裕が消えていますよ?
~ 解析完了。内容を開示します ~
「は?」
「有難うございます」
やはり、コアさんは優秀ですね、“翻訳”はできなくても、権限に接触しない“解析”は引っ掛からなかったようですね。どれどれ内容はっと
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Lkhafiahergdvnshoaefkmand;fnvbseroighnao;gvnmdfhsadfhaiphgah
①契約者(以降甲)が開示した情報に対して、被契約者(以降乙)は、
下界に対しての情報開示を禁止するモノとする。
②甲に対して、乙は虚偽の申請を禁止する。
③甲は、乙に対して、称号《使徒》を与える。
dgadffadf甲にasf対しaeて、kl乙dlkは絶対従fa属wqすfaる。fa
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「「…………………」」
ん~~~? 周りの幾何学模様の中に~~~、変な一文が~~~混じっているんですが~~~、これは~~~何ですか~~~おぉん?
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