131 / 330
123 説教
しおりを挟む
「ご主人……リリーちゃん運ぶ話、どうするの?」
「攫われちゃいましたからね~……」
本当なら、この後ビャクヤさんにお願いして、リリーさんを仲間の元まで運んでもらう予定だったのですがね。
本人を連れて行った上で、説明したかったのですがね~。
「取り敢えず、リリーさんが無事な事を教えておきましょう」
「僕が行く?」
「いえ、リリーさんが一番慣れているのはビャクヤさんでしょうから、側に居てあげて貰えますか?」
「分かったー、行って来るね~」
「はい、お願いします」
さて、どれだけ時間が掛かるか、分からないですからね~。明日に持ち越す覚悟はしておきましょう。
だがしかし、保護とはいえ、余所の子をこれ以上黙って預かるのも不味。
それに、魔力濃度の高いこの空間に、長居させるのも避けたい。直ちに影響はないが、数日も居ると体調を崩しかねないですからね。どうにかして、親元に知らせないとな~。
俺が行くのは無い。流石に護衛なしで外に出る程、楽観していません。
それに相手は、人間を絶対的に敵視している可能性が高いです、危険を冒すことも無い。
残りは、コアさんを通しての<念話>って手段も有りますが、この前使った時は気が付かず、後の報告で知りましたけど、あれ、ダンジョン内全てに響くんですよね~。
身内なら、魂の繋がりってラインが有りますけど、部外者には無いですからね、かと言って、容量を割いて機能を取る程の事でも無い。う~ん、痒いところに手が届かない。
うん、誰かに伝言を頼むので良いか。適当且つ、暇そうな子は居ませんかね~~~。
こういう時、映像を見て良さげな子を探していますけど、これってプライベートガン無視な行為ですよね~。気にしないとか言っていたけど、こっちが気にするんですよ。
その内、相手の状態が分かる様な工夫でもしましょうかね? もしくは、利便性と応用性が高い、利用できそうな機能が有ったら、取るのもありですね。
……お、丁度暇そうにしている子を発見。
身内ならコアさん経由の<念話>でいけますけど、折角スキルを使える様になったんです、今回は直接御願いに行きますか。
日常に取り入れて適度に使って行けば、少しずつ成長するでしょう。訓練なんて、そうそう長続きしませんからね。
コアさんと繋がり、スキルを使う。
今回は、さっきよりも多めに処理を負担してみる。こうやって、少しずつ負荷をかけて行けば、それに合わせて成長するのは確認済み。
筋肉と違って、加減とか限界とか、良く分からないですからね。程々に、のんびりやって行きましょう。
<神出鬼没>が発動し、視界が歪む。先ほどは一瞬で切り替わったが、今回は自分で処理する分が多いですからね。コアさんの凄さが分かるってもんですよ。
目を回した様な感覚を覚える。勝手に体が傾くように、重心がずれる様に、まるで球体が引き延ばされて、巻き取られる様な……って、ヤバいヤバいヤバイ! 引き千切れるーーー!?
ヘルプ! コアさんヘルプ~~~!!!
~ 承知しました。魂の回路を再拡張。スキルの処理を請け負います ~
「ぜーぜーぜー」
一瞬で処理が終わり、視界が切り替わる。
し、死ぬかと思った。さ、流石上位スキル、軽い気持ちでやっちゃダメですね。全体の処理量を考えたら、1%も満たない処理量だと言うのに、危険すぎる。
……始めて使った時よりはましでしたけど。
やはり始めは、下級スキルから始めましょう。負荷を掛けたいなら、中級のスキルで……、<念話>に挑戦するのも有りかな?
「ダレダ?」
薄暗い洞の中。
丸い輪郭をした、空間に溶け込む様に揺らめく体躯が、音も無く、気配も無く佇み、光の灯っていない真ん丸な二つの目が、こちらに向いていた。
「どうも、ホロウさん。お邪魔しています」
「……主!? どうして、いや、大丈夫ですか? 顔色が悪いですぞ!?」
「あはは、大丈うブフ!?」
一瞬で間合いを詰められ、抱え込む様に、翼と体の羽毛で挟まれる。本当に大丈夫ですから、モフモフの羽毛で飲み込もうとしないで!
「あわわわわ、如何したら如何したら!? 主が、主が~!! ハッ! ま、まずは落ち着かなければ!す~~~~~は~~~~~……」
羽毛が逆立ち、更にフワフワ度が増す。あ~~~、羽毛に沈む~~~~~~…………
ハッ!? イカンイカン、体調も合わせて、このままだと本当に寝てしまう。
押しのけようと腕を伸ばす……が、最後まで抵抗がなく、腕が伸びきってしまう。本体どこぉ!?
―――
「それで、吾輩に伝言を頼みに来たと」
「はい、御願いできますか?」
「えぇ、問題ありませんぞ。お任せあれ」
ホロウさんが慌てふためいて、手当たり次第に周りに救援要請を掛けるもんですから、一時迷宮内が騒然となった。何だ何だと話が周り、あっという間に、俺の今日一日の行動が知れ渡って仕舞った。
しっかし、いきなりだったのに、良く混乱も錯綜もしないで鎮静化したもんです。<念話>による情報の高速収集に加え、情報精査と統合が速い速い。
それもこれも、クロスさんが俺の容態が悪いと、聞きつけたのが始まりだった。そこからは一瞬でしたからね、クロスさんの全力を見ましたよ。
「では、行って参ります……早めにクロス殿の元に向かわれて下され」
「あーうん。分かりました」
誤報な事は、理解して貰えているとは思いますけど、何を言われることか。
近くに居た子は、既にクロスさんが居る広場に集まっているらしいのですけど、クロスさんの様子を聞いても教えてくれ無いんですよね~。なに? そんなに怒っているの? ちょっと憂鬱なんですけど……
―――
伝言の為に、ホロウが飛び立って直ぐの事。
世界樹の中にある、いつもは魔物達が集う広場。普段は魔物たちの交流の場であるが、今はその姿を一変させていた。その原因は、一目瞭然。
広場の中心で正座する迷宮主と、その前に立つクロス。
彼等が原因である。
周りの者たちは、そんな二人を、固唾を飲んで見守っていた。
「護衛も付けずに外に出るなど、それも、侵入者の元に向かうなど、言語道断です!」
「えっと、ビャクヤさんも居ましたし、ダンジョンで周りに他の魔物が居な「問答無用です!!」ア、ハイ」
彼が敬愛する主に対し、声を荒げるなど、今までに無かったことである。普通では有り得ない事。そう、今、彼は普通では無かった。
「もし主様に何かあっだら、我は、我あ˝~~~!!」
「分か、分かりましたから! 外に出る時は一声掛けますし、護衛も付けます。だから、怒りながら泣くのを止めて下さい。せめてどっちかにして、ね?」
「お~~~ん! 主ざま~~~!!」
「あ~、はいはいはい、心配をお掛けしました。申し訳ありません。よ~しよしよし」
結局、最後は錯乱したクロスを慰める、迷宮主であった。
「攫われちゃいましたからね~……」
本当なら、この後ビャクヤさんにお願いして、リリーさんを仲間の元まで運んでもらう予定だったのですがね。
本人を連れて行った上で、説明したかったのですがね~。
「取り敢えず、リリーさんが無事な事を教えておきましょう」
「僕が行く?」
「いえ、リリーさんが一番慣れているのはビャクヤさんでしょうから、側に居てあげて貰えますか?」
「分かったー、行って来るね~」
「はい、お願いします」
さて、どれだけ時間が掛かるか、分からないですからね~。明日に持ち越す覚悟はしておきましょう。
だがしかし、保護とはいえ、余所の子をこれ以上黙って預かるのも不味。
それに、魔力濃度の高いこの空間に、長居させるのも避けたい。直ちに影響はないが、数日も居ると体調を崩しかねないですからね。どうにかして、親元に知らせないとな~。
俺が行くのは無い。流石に護衛なしで外に出る程、楽観していません。
それに相手は、人間を絶対的に敵視している可能性が高いです、危険を冒すことも無い。
残りは、コアさんを通しての<念話>って手段も有りますが、この前使った時は気が付かず、後の報告で知りましたけど、あれ、ダンジョン内全てに響くんですよね~。
身内なら、魂の繋がりってラインが有りますけど、部外者には無いですからね、かと言って、容量を割いて機能を取る程の事でも無い。う~ん、痒いところに手が届かない。
うん、誰かに伝言を頼むので良いか。適当且つ、暇そうな子は居ませんかね~~~。
こういう時、映像を見て良さげな子を探していますけど、これってプライベートガン無視な行為ですよね~。気にしないとか言っていたけど、こっちが気にするんですよ。
その内、相手の状態が分かる様な工夫でもしましょうかね? もしくは、利便性と応用性が高い、利用できそうな機能が有ったら、取るのもありですね。
……お、丁度暇そうにしている子を発見。
身内ならコアさん経由の<念話>でいけますけど、折角スキルを使える様になったんです、今回は直接御願いに行きますか。
日常に取り入れて適度に使って行けば、少しずつ成長するでしょう。訓練なんて、そうそう長続きしませんからね。
コアさんと繋がり、スキルを使う。
今回は、さっきよりも多めに処理を負担してみる。こうやって、少しずつ負荷をかけて行けば、それに合わせて成長するのは確認済み。
筋肉と違って、加減とか限界とか、良く分からないですからね。程々に、のんびりやって行きましょう。
<神出鬼没>が発動し、視界が歪む。先ほどは一瞬で切り替わったが、今回は自分で処理する分が多いですからね。コアさんの凄さが分かるってもんですよ。
目を回した様な感覚を覚える。勝手に体が傾くように、重心がずれる様に、まるで球体が引き延ばされて、巻き取られる様な……って、ヤバいヤバいヤバイ! 引き千切れるーーー!?
ヘルプ! コアさんヘルプ~~~!!!
~ 承知しました。魂の回路を再拡張。スキルの処理を請け負います ~
「ぜーぜーぜー」
一瞬で処理が終わり、視界が切り替わる。
し、死ぬかと思った。さ、流石上位スキル、軽い気持ちでやっちゃダメですね。全体の処理量を考えたら、1%も満たない処理量だと言うのに、危険すぎる。
……始めて使った時よりはましでしたけど。
やはり始めは、下級スキルから始めましょう。負荷を掛けたいなら、中級のスキルで……、<念話>に挑戦するのも有りかな?
「ダレダ?」
薄暗い洞の中。
丸い輪郭をした、空間に溶け込む様に揺らめく体躯が、音も無く、気配も無く佇み、光の灯っていない真ん丸な二つの目が、こちらに向いていた。
「どうも、ホロウさん。お邪魔しています」
「……主!? どうして、いや、大丈夫ですか? 顔色が悪いですぞ!?」
「あはは、大丈うブフ!?」
一瞬で間合いを詰められ、抱え込む様に、翼と体の羽毛で挟まれる。本当に大丈夫ですから、モフモフの羽毛で飲み込もうとしないで!
「あわわわわ、如何したら如何したら!? 主が、主が~!! ハッ! ま、まずは落ち着かなければ!す~~~~~は~~~~~……」
羽毛が逆立ち、更にフワフワ度が増す。あ~~~、羽毛に沈む~~~~~~…………
ハッ!? イカンイカン、体調も合わせて、このままだと本当に寝てしまう。
押しのけようと腕を伸ばす……が、最後まで抵抗がなく、腕が伸びきってしまう。本体どこぉ!?
―――
「それで、吾輩に伝言を頼みに来たと」
「はい、御願いできますか?」
「えぇ、問題ありませんぞ。お任せあれ」
ホロウさんが慌てふためいて、手当たり次第に周りに救援要請を掛けるもんですから、一時迷宮内が騒然となった。何だ何だと話が周り、あっという間に、俺の今日一日の行動が知れ渡って仕舞った。
しっかし、いきなりだったのに、良く混乱も錯綜もしないで鎮静化したもんです。<念話>による情報の高速収集に加え、情報精査と統合が速い速い。
それもこれも、クロスさんが俺の容態が悪いと、聞きつけたのが始まりだった。そこからは一瞬でしたからね、クロスさんの全力を見ましたよ。
「では、行って参ります……早めにクロス殿の元に向かわれて下され」
「あーうん。分かりました」
誤報な事は、理解して貰えているとは思いますけど、何を言われることか。
近くに居た子は、既にクロスさんが居る広場に集まっているらしいのですけど、クロスさんの様子を聞いても教えてくれ無いんですよね~。なに? そんなに怒っているの? ちょっと憂鬱なんですけど……
―――
伝言の為に、ホロウが飛び立って直ぐの事。
世界樹の中にある、いつもは魔物達が集う広場。普段は魔物たちの交流の場であるが、今はその姿を一変させていた。その原因は、一目瞭然。
広場の中心で正座する迷宮主と、その前に立つクロス。
彼等が原因である。
周りの者たちは、そんな二人を、固唾を飲んで見守っていた。
「護衛も付けずに外に出るなど、それも、侵入者の元に向かうなど、言語道断です!」
「えっと、ビャクヤさんも居ましたし、ダンジョンで周りに他の魔物が居な「問答無用です!!」ア、ハイ」
彼が敬愛する主に対し、声を荒げるなど、今までに無かったことである。普通では有り得ない事。そう、今、彼は普通では無かった。
「もし主様に何かあっだら、我は、我あ˝~~~!!」
「分か、分かりましたから! 外に出る時は一声掛けますし、護衛も付けます。だから、怒りながら泣くのを止めて下さい。せめてどっちかにして、ね?」
「お~~~ん! 主ざま~~~!!」
「あ~、はいはいはい、心配をお掛けしました。申し訳ありません。よ~しよしよし」
結局、最後は錯乱したクロスを慰める、迷宮主であった。
21
お気に入りに追加
5,444
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
レベルが上がらない【無駄骨】スキルのせいで両親に殺されかけたむっつりスケベがスキルを奪って世界を救う話。
玉ねぎサーモン
ファンタジー
絶望スキル× 害悪スキル=限界突破のユニークスキル…!?
成長できない主人公と存在するだけで周りを傷つける美少女が出会ったら、激レアユニークスキルに!
故郷を魔王に滅ぼされたむっつりスケベな主人公。
この世界ではおよそ1000人に1人がスキルを覚醒する。
持てるスキルは人によって決まっており、1つから最大5つまで。
主人公のロックは世界最高5つのスキルを持てるため将来を期待されたが、覚醒したのはハズレスキルばかり。レベルアップ時のステータス上昇値が半減する「成長抑制」を覚えたかと思えば、その次には経験値が一切入らなくなる「無駄骨」…。
期待を裏切ったため育ての親に殺されかける。
その後最高レア度のユニークスキル「スキルスナッチ」スキルを覚醒。
仲間と出会いさらに強力なユニークスキルを手に入れて世界最強へ…!?
美少女たちと冒険する主人公は、仇をとり、故郷を取り戻すことができるのか。
この作品はカクヨム・小説家になろう・Youtubeにも掲載しています。

凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。

生活魔法しか使えない少年、浄化(クリーン)を極めて無双します(仮)(習作3)
田中寿郎
ファンタジー
壁しか見えない街(城郭都市)の中は嫌いだ。孤児院でイジメに遭い、無実の罪を着せられた幼い少年は、街を抜け出し、一人森の中で生きる事を選んだ。武器は生活魔法の浄化(クリーン)と乾燥(ドライ)。浄化と乾燥だけでも極めれば結構役に立ちますよ?
コメントはたまに気まぐれに返す事がありますが、全レスは致しません。悪しからずご了承願います。
(あと、敬語が使えない呪いに掛かっているので言葉遣いに粗いところがあってもご容赦をw)
台本風(セリフの前に名前が入る)です、これに関しては助言は無用です、そういうスタイルだと思ってあきらめてください。
読みにくい、面白くないという方は、フォローを外してそっ閉じをお願いします。
(カクヨムにも投稿しております)

最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※

ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。

僕の秘密を知った自称勇者が聖剣を寄越せと言ってきたので渡してみた
黒木メイ
ファンタジー
世界に一人しかいないと言われている『勇者』。
その『勇者』は今、ワグナー王国にいるらしい。
曖昧なのには理由があった。
『勇者』だと思わしき少年、レンが頑なに「僕は勇者じゃない」と言っているからだ。
どんなに周りが勇者だと持て囃してもレンは認めようとしない。
※小説家になろうにも随時転載中。
レンはただ、ある目的のついでに人々を助けただけだと言う。
それでも皆はレンが勇者だと思っていた。
突如日本という国から彼らが転移してくるまでは。
はたして、レンは本当に勇者ではないのか……。
ざまぁあり・友情あり・謎ありな作品です。
※小説家になろう、カクヨム、ネオページにも掲載。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる