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49 ダンジョン運営は順調?
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「な~の、な~の♪」
「み~、み~♪」
世界樹さんの発狂も落ち着き、のほほーんとしている。アニマルセラピーって、木にも有効だったんですね。癒しかー、世界樹さんの許可は貰っているし、余裕ができたら娯楽施設でも造ろうかな? 追加のモフモフは、今出すには危険だ。
(ただいま~)
「お? お帰りなさい、プルさん」
外に出ていたプルさんが、定位置となった俺の胡坐の上に収まる。う~ん、相変わらず良い感じのプルプルだ…粘液…水辺…癒し…
「そうだ、“あれ”作りましょうか」
「なの?」
(な~に?)
「この世界に来てから一度も入って無いですね。半分魔力の体になって、代謝が殆ど無くなっていたから忘れていました」
「なのなの? 一体なんなの!?」
「決まったら、早速設計図を造りますか、必要なものは【魔力結晶】の水と、火と~」
「何を造るなの~!? 答えるなの~~~!!」
ポコポコと、世界樹さんが殴りかかってくる。負の感情でも無いですし、この程度の感情の動きなら、むしろ元気に成るってもんでしょう。
それに世界樹さん、いい反応するんですもん。俺って、Sじゃ無いと思っていたんですけどね~。何と言いましょうか、弄りがいが有ると言いましょうか。向こうも、本気で嫌がってない感じがするからですかね? 口角が上がって、ちょっと楽しげなんですもん…もしかして、世界樹さんってM?
「な~の~!! いい加減応えるなの~!!」
世界樹さんが飛びかかってきて、首へ腕を回す。締まってます! 締まっってます!! すみません! ごめんなさい! ギブです、ギブギブ!! 助けて~~~!
~経験値が一定値を超えました。ダンジョンがLV3からLV4になりました~
「「来たーーーー(なの)!!」」
ナイスタイミングです、コアさん!
現在時刻20:18:32
蟲の迷宮(仮) 残り猶予 733:38:24(停止中)
LV(レベル):3→4
特性:植物・水
DP: 2,584,266
迷宮 創造 作成 倉庫 その他
処理能力: 5,800/6,000(使用率97%)
機能容量:5,000/6,000
来ましたレベルアップ! これで、更に効率が良くなりますよ!
「なのなの! 容量は何に使うなの?」
「まずは、領域拡張の速度アップに使おうかと思っています」
「やったーなの!!」
世界樹さんは、満面の笑みでバンザイし、体全体で喜びを表現する。そこまで嬉しいですか。
「随分嬉しそうですね?」
「なの! 領域が広がると、開放感が違うなの! 自分が世界に広がる感じ? 感覚も広がるし、安心感が違うなの!」
安心感。他の事も嘘ではないだろうけど、最後に出た言葉に、全てが集約されている気がした。
―――
~容量250を使用しました。【領域】<速度LV1>を習得しました~
~容量250を使用しました。【領域】<速度LV1>が<速度LV2>になりました~
「クロスさん、拡張速度はどうですか?」
(ハ! 速度の上昇を確認いたしました! この速度でしたら、処理は間に合います!)
「これより早くなったらどうですか?」
(……掘り起こしに多少時間が掛かる為、間に合わないと思われます)
「そうですか。では、この速度のままで行きますね」
(お任せください!!)
「無理はくれぐれもしないようにして下さい」
さてさて、後はクロスさんにお任せです。できる部下は違いますね! 俺? 俺は、俺にしかできない事を、ダンジョンマスターの仕事をしますとも。…実際に処理するのはコアさんですけどね。
「残った容量をどうしましょうか。世界樹さん的にはやっぱり領域の拡張速度アップが良いですか?」
「広がる速度が変わらないなら、別に良いなの」
さいですか。なら【迷宮】の方ですかね…他に欲しかった機能ってありましたっけ?
今までに欲しくて取れなかった機能は…<選別>機能と<範囲指定>機能、<量調整>がありましたね。
<選別>は、水と一緒に流れ込んだ毒だけを、【倉庫】に収納しようとしたときに、<範囲指定>と<量調整>機能は、植物を領域内に散布しようとしたときに、それぞれできなかったものだ。両方共、今すぐ必要と言うわけでも無いですね。ちなみにコアさん、容量はどれ程掛かりますか?
<選別>:500
<範囲選択>:500
<規模選択>:500
あ、<量調整>でなくて<規模選択>でしたか。今までの傾向から、新機能が500、能力アップは250、で間違いなさそう。残り容量は500……悩ましい。
「なんでもいいって言ったけど、実際どんな機能が有るなの?」
「どんな? ダンジョン運営に関係したものですかね?」
「ダンジョンに、どんな機能があるかなんて分からないなの。それに、何か思いもつかない機能とか、あるかもしれないなの」
「確かに……」
世界樹さんの言うことも、もっともですね。俺はダンジョンと言ったらこれって、どんな事ができるか何となく分かりますけど、世界樹さんは分からないですよね。それに、思いもよらない機能も確かに有りそうです。意見は多い方が良い、ここは世界樹さんの迷宮でもありますからね。
「コアさん、機能の一覧を出してください」
~<一覧化>には、容量500を使用します。機能を追加いたしますか?~
え? 容量食うの? マジで…? <数値化>といい、本当に機能が細かいですね~、容量足りないわ!
これは、全部取るとかは考えないほうがよさそうですね。個性を持たせるためですかね? ここで容量を使うのは痛いですけど、世界樹さんの事もありますし、どんな機能があるか把握したほうが得策ですかね? 確認を取る様に世界樹さんの方を見る。
「任せるなの!」
「了解です」
~容量500を使用しました。<一覧化>を習得しました~
さぁ、どんな機能がある!
「「………」」
「…どうしましょう?」
「…どうするなの?」
【創造】 <効率><速度><容量><イメージ補正><自動調節><項目選択><生態選択><身体選択>――――
<魔物創造><植物創造><物質創造><道具創造><スキル創造><能力設定><スキル設定><追加設定>―――
【迷宮】 <効率><速度><容量><吸収><回収><修繕効率><修繕速度><強化効率>――――
<設置><収納><修復><張替><扉><罠><鉱脈><水源>――――
【領域】 <効率><速度><容量><吸収><成長補正><魔力生産補正><回復補正><習得補正>――――
<散布><感知><濃度選択><規模選択><範囲選択><エリア設定><属性設定><環境設定>――――
【作成】 <効率><速度><容量><変換><品質><付与><刻印><染魔>――――
<道具作成><素材作成><武具作成><装置作製><数量選択><規模選択><規格選択><品質選択>――――
【機能】 <マップ><タイマー><鑑定><情報中継><カメラ><数値化><一覧化><選別>――――
<セッティング><権限譲渡><情報共有><情報整理><情報保存><魔法><マイク><空間操作>――――
合計数軽く三桁いっているんですけど!?
「み~、み~♪」
世界樹さんの発狂も落ち着き、のほほーんとしている。アニマルセラピーって、木にも有効だったんですね。癒しかー、世界樹さんの許可は貰っているし、余裕ができたら娯楽施設でも造ろうかな? 追加のモフモフは、今出すには危険だ。
(ただいま~)
「お? お帰りなさい、プルさん」
外に出ていたプルさんが、定位置となった俺の胡坐の上に収まる。う~ん、相変わらず良い感じのプルプルだ…粘液…水辺…癒し…
「そうだ、“あれ”作りましょうか」
「なの?」
(な~に?)
「この世界に来てから一度も入って無いですね。半分魔力の体になって、代謝が殆ど無くなっていたから忘れていました」
「なのなの? 一体なんなの!?」
「決まったら、早速設計図を造りますか、必要なものは【魔力結晶】の水と、火と~」
「何を造るなの~!? 答えるなの~~~!!」
ポコポコと、世界樹さんが殴りかかってくる。負の感情でも無いですし、この程度の感情の動きなら、むしろ元気に成るってもんでしょう。
それに世界樹さん、いい反応するんですもん。俺って、Sじゃ無いと思っていたんですけどね~。何と言いましょうか、弄りがいが有ると言いましょうか。向こうも、本気で嫌がってない感じがするからですかね? 口角が上がって、ちょっと楽しげなんですもん…もしかして、世界樹さんってM?
「な~の~!! いい加減応えるなの~!!」
世界樹さんが飛びかかってきて、首へ腕を回す。締まってます! 締まっってます!! すみません! ごめんなさい! ギブです、ギブギブ!! 助けて~~~!
~経験値が一定値を超えました。ダンジョンがLV3からLV4になりました~
「「来たーーーー(なの)!!」」
ナイスタイミングです、コアさん!
現在時刻20:18:32
蟲の迷宮(仮) 残り猶予 733:38:24(停止中)
LV(レベル):3→4
特性:植物・水
DP: 2,584,266
迷宮 創造 作成 倉庫 その他
処理能力: 5,800/6,000(使用率97%)
機能容量:5,000/6,000
来ましたレベルアップ! これで、更に効率が良くなりますよ!
「なのなの! 容量は何に使うなの?」
「まずは、領域拡張の速度アップに使おうかと思っています」
「やったーなの!!」
世界樹さんは、満面の笑みでバンザイし、体全体で喜びを表現する。そこまで嬉しいですか。
「随分嬉しそうですね?」
「なの! 領域が広がると、開放感が違うなの! 自分が世界に広がる感じ? 感覚も広がるし、安心感が違うなの!」
安心感。他の事も嘘ではないだろうけど、最後に出た言葉に、全てが集約されている気がした。
―――
~容量250を使用しました。【領域】<速度LV1>を習得しました~
~容量250を使用しました。【領域】<速度LV1>が<速度LV2>になりました~
「クロスさん、拡張速度はどうですか?」
(ハ! 速度の上昇を確認いたしました! この速度でしたら、処理は間に合います!)
「これより早くなったらどうですか?」
(……掘り起こしに多少時間が掛かる為、間に合わないと思われます)
「そうですか。では、この速度のままで行きますね」
(お任せください!!)
「無理はくれぐれもしないようにして下さい」
さてさて、後はクロスさんにお任せです。できる部下は違いますね! 俺? 俺は、俺にしかできない事を、ダンジョンマスターの仕事をしますとも。…実際に処理するのはコアさんですけどね。
「残った容量をどうしましょうか。世界樹さん的にはやっぱり領域の拡張速度アップが良いですか?」
「広がる速度が変わらないなら、別に良いなの」
さいですか。なら【迷宮】の方ですかね…他に欲しかった機能ってありましたっけ?
今までに欲しくて取れなかった機能は…<選別>機能と<範囲指定>機能、<量調整>がありましたね。
<選別>は、水と一緒に流れ込んだ毒だけを、【倉庫】に収納しようとしたときに、<範囲指定>と<量調整>機能は、植物を領域内に散布しようとしたときに、それぞれできなかったものだ。両方共、今すぐ必要と言うわけでも無いですね。ちなみにコアさん、容量はどれ程掛かりますか?
<選別>:500
<範囲選択>:500
<規模選択>:500
あ、<量調整>でなくて<規模選択>でしたか。今までの傾向から、新機能が500、能力アップは250、で間違いなさそう。残り容量は500……悩ましい。
「なんでもいいって言ったけど、実際どんな機能が有るなの?」
「どんな? ダンジョン運営に関係したものですかね?」
「ダンジョンに、どんな機能があるかなんて分からないなの。それに、何か思いもつかない機能とか、あるかもしれないなの」
「確かに……」
世界樹さんの言うことも、もっともですね。俺はダンジョンと言ったらこれって、どんな事ができるか何となく分かりますけど、世界樹さんは分からないですよね。それに、思いもよらない機能も確かに有りそうです。意見は多い方が良い、ここは世界樹さんの迷宮でもありますからね。
「コアさん、機能の一覧を出してください」
~<一覧化>には、容量500を使用します。機能を追加いたしますか?~
え? 容量食うの? マジで…? <数値化>といい、本当に機能が細かいですね~、容量足りないわ!
これは、全部取るとかは考えないほうがよさそうですね。個性を持たせるためですかね? ここで容量を使うのは痛いですけど、世界樹さんの事もありますし、どんな機能があるか把握したほうが得策ですかね? 確認を取る様に世界樹さんの方を見る。
「任せるなの!」
「了解です」
~容量500を使用しました。<一覧化>を習得しました~
さぁ、どんな機能がある!
「「………」」
「…どうしましょう?」
「…どうするなの?」
【創造】 <効率><速度><容量><イメージ補正><自動調節><項目選択><生態選択><身体選択>――――
<魔物創造><植物創造><物質創造><道具創造><スキル創造><能力設定><スキル設定><追加設定>―――
【迷宮】 <効率><速度><容量><吸収><回収><修繕効率><修繕速度><強化効率>――――
<設置><収納><修復><張替><扉><罠><鉱脈><水源>――――
【領域】 <効率><速度><容量><吸収><成長補正><魔力生産補正><回復補正><習得補正>――――
<散布><感知><濃度選択><規模選択><範囲選択><エリア設定><属性設定><環境設定>――――
【作成】 <効率><速度><容量><変換><品質><付与><刻印><染魔>――――
<道具作成><素材作成><武具作成><装置作製><数量選択><規模選択><規格選択><品質選択>――――
【機能】 <マップ><タイマー><鑑定><情報中継><カメラ><数値化><一覧化><選別>――――
<セッティング><権限譲渡><情報共有><情報整理><情報保存><魔法><マイク><空間操作>――――
合計数軽く三桁いっているんですけど!?
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