ブチ切れ世界樹さんと、のんびり迷宮主さん

月猫

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13 ひもじいのはいけないと思います

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つい最近にも言ったような気がするけど、もう一度言おう。君達になにがあった!?
とりあえず、何に進化したか確認かな・・・。

「コアさん、進化した子のステータス出して」

~ダンジョンLVが不足しています。現在一度に表示できる項目は5つまでです~

え、またですか? じゃあ、前にも試したし、これならいけるでしょ。

「現在の魔物の種類と数を一覧にして出して」

粘液族
純粘液(ピュア・スライム)系:311匹
粘液(スライム)系:895匹

虫族
純蟲(ピュア・キャピター)系:271匹
蟲(キャピター)系:23匹
蟻(アルト)系:35匹
蝶(バタリー)系:3匹
甲虫(ビールト)系:3匹
蟷螂(マンティア)系:2匹
飛蝗(グランパー)系:3匹
蚯蚓(ワーズ)系:10匹
蜂系(ドビー):12匹
団子虫(ボール)系:7匹
蜘蛛(タラント)系:2匹

あれ? スライムの種類少なくね?

「・・・これって粘液(スライム)族の一覧って出る?」

粘液族
純粘液(ピュア・スライム):311匹
粘液(スライム):37匹
吸収粘液(バキューム・スライム):35匹
水粘液(ウォーター・スライム):2匹
毒粘液(ポイズン・スライム):821匹

あ~、やっぱり、毒粘液ポイズン・スライムが無い時点で変だと思ったんだ。どうやら【ポイズン】などの特徴を表す部分は一まとめにされるようだ。でもこれって全部まとめて出ないのか?

~ダンジョンLVが不足しています~

またですか?! ここまで続くのはさすがにおかしい。・・・今まではたまたま必要としなかっただけ? それとも・・・

「もしかして、機能の拡張とかに何かあったりする?」

~ダンジョンLVが上がるごとに機能拡張、情報の適合のための容量が増加します~

「つまり、容量が切れたと?」

~肯定~

まじか・・・。こんな状態で確認しろと? ま、まぁそれは後でもいいか。それよりも切迫した問題がある。
それは食糧問題。今までは粘液(スライム)系蟲(キャピター)系だけだったが、蟻(アルト)系を始めとして草食、肉食、雑食といろいろ増えてしまった。魔力が満ちていれば餓死することはないらしい。・・・餓死はしないが、空腹が無くなる訳ではない。ひもじい思いなんてさせたくないしね。
こんなに多くの種類が生まれる予定ではなかったから、食料の確保は完全に後回しになっていた。生まれたとして、土を食べる蚯蚓(ワーズ)系だと思ってたからな~。その代わり、DP的には結構余裕がある・・・と思う。
 では、何を【生産】しようか。外は領域も毒抜きが終わった範囲も全然ない。となると、日光が無くても育つやつや、魔力で成長するやつとかがいいかな? となると・・・。

~各々、現物1kgを生産する場合13,000DPを消費します~
~領域内に散布する場合、3,000DPを消費します~

適当に選んでみたが・・・やべ、欲張りすぎた。てか散布?

~領域内にランダムに設置いたします~

お~。そんな機能もあるのか! ・・・ちなみに、現物を100gだけ【生産】とかは?

~ダンジョンLVが不足しています~

ですよね!
まあ、DP的にも生産的にも散布一択かな。あ、散布の方も密度とか設定できなかったです。
なるべく早く供給するために、成長が早いものを優先してっ・・・と。

~50DPを使用して【光苔(ヒカリゴケ)】を領域内に散布します~
~100DPを使用して【光茸(ヒカリダケ)】を領域内に散布します~
~100DPを使用して【闇茸(ヤミダケ)】を領域内に散布します~
~100DPを使用して【熱茸(ネツダケ)】を領域内に散布します~
~100DPを使用して【冷茸(ヒエダケ)】を領域内に散布します~
~100DPを使用して【風茸(カゼダケ)】を領域内に散布します~
~100DPを使用して【水茸(ミズダケ)】を領域内に散布します~
~100DPを使用して【土茸(ツチダケ)】を領域内に散布します~

ダンジョン定番?の一つ光る苔と、魔力が濃いところだと成長が早いキノコを中心にしてみた。さすがにすぐ生えてくるわけではない、皆には数日は我慢してもらうことになるな。
そういえばスポナーって魔物でなくても使えたっけ。魔物の数も大分増えたし、今あるスポナーをしまって違うのを置くのもありかな?スライム達は<分裂>スキル持っているし、蟲(キャピター)も今のところ十分かな?てか、余裕があった分を使ったから、DPが不安になってきた。設置している純粘液(ピュア・スライム)のスポナー1つと、純蟲(ピュア・キャピター)のスポナー3つの内2つを倉庫に収納して・・・

~ダンジョンLVが不足しています。現在施設の収納は出来ません~

「ふぁ!?」

その後、純蟲(ピュア・キャピター)のスポナー1つだけを残し、他を停止。数時間かけて新種の魔物の状態を確認し、その日はそのまま就寝した。
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