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僕の未来
僕たちの一番の愛は※
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ウィルに満たされて、僕は浅い息を吐き出した。相変わらずの圧迫感は、直ぐに動き出したウィルによって気にならなくなった。自分の中に有ると知らなかった疼く場所をズルリと擦られてなぶられると、僕はギュッと身体を絞られる様な気持ち良さでどうにかなってしまう。
自分の喉から出る甘い声は、ウィルの動きを激しくさせるみたいで、僕はますます悲鳴の様な声を部屋に響かせてしまうんだ。
「ハルマ、ああ、最高だ。ハルマの中がうねって、私を愛撫してくる…。」
ウィルに耳元でそんな風に囁かれて、僕は自分ではどうしようもなくなる。腹の奥にもっと良い場所があるって知ってる今は、ウィルにそこまで可愛がって欲しい様な、恐い様な、矛盾した気持ちでウィルの唇に舌を這わせた。
「…もっと欲しいの?」
僕はYESともNOとも言えずに、ウィルを抱きしめた。
ウィルは僕をベッドへ抑え込むと、僕をこじ開ける様にじわじわと腰を突き出した。
「あ、ああっ!ウィルっ、怖いっ。」
僕をじっと見つめながら、ウィルは額からぽたりと汗を垂らした。透明感のある緑色の瞳に囚われて、僕は甘く息を吐いた。その瞬間グッと身体を腰から浮き上がらせる様な衝撃が来て、僕はチカチカする快感に放り出された。
「くっ!すっぽりとはまって、私を締め付けて吸い上げる様だ。」
ウィルがそう言うと、僕を見つめながらゆっくり動き出した。僕は声も押し殺せず、悲鳴の様な嬌声をあげ続けながら、ウィルに快感の海に放り出された様な気持ちだった。
どこまでも広がっていくその海は終わりがなくて、僕は何度もビクビクと快感を貪った。そんな僕にウィルもまた限界の様で、僕の脚を抱えると身体を重ねる様にグチグチと強く腰を動かした。
「んんーっ!」
僕は止まらない何か水っぽいものをビクビクと飛ばしながら、ウィルにしがみつく事しか出来なかった。ウィルもまた、僕の中に温かなものを吐き出して、ぐったりと僕に重なった。
僕たちはしばらく茫然自失で、二人の荒い息遣いだけが部屋を撫でていった。
「…ウィル、凄かった…。僕…。」
お互いに汗ばんだ身体で抱き合いながら、僕たちはどちらともなく笑い出した。僕たちに言葉など必要なかった。今ここで、二人の汗にまみれた愛を交わし合ったという、ただそれだけが僕たちには大事な事だったのだから。
自分の喉から出る甘い声は、ウィルの動きを激しくさせるみたいで、僕はますます悲鳴の様な声を部屋に響かせてしまうんだ。
「ハルマ、ああ、最高だ。ハルマの中がうねって、私を愛撫してくる…。」
ウィルに耳元でそんな風に囁かれて、僕は自分ではどうしようもなくなる。腹の奥にもっと良い場所があるって知ってる今は、ウィルにそこまで可愛がって欲しい様な、恐い様な、矛盾した気持ちでウィルの唇に舌を這わせた。
「…もっと欲しいの?」
僕はYESともNOとも言えずに、ウィルを抱きしめた。
ウィルは僕をベッドへ抑え込むと、僕をこじ開ける様にじわじわと腰を突き出した。
「あ、ああっ!ウィルっ、怖いっ。」
僕をじっと見つめながら、ウィルは額からぽたりと汗を垂らした。透明感のある緑色の瞳に囚われて、僕は甘く息を吐いた。その瞬間グッと身体を腰から浮き上がらせる様な衝撃が来て、僕はチカチカする快感に放り出された。
「くっ!すっぽりとはまって、私を締め付けて吸い上げる様だ。」
ウィルがそう言うと、僕を見つめながらゆっくり動き出した。僕は声も押し殺せず、悲鳴の様な嬌声をあげ続けながら、ウィルに快感の海に放り出された様な気持ちだった。
どこまでも広がっていくその海は終わりがなくて、僕は何度もビクビクと快感を貪った。そんな僕にウィルもまた限界の様で、僕の脚を抱えると身体を重ねる様にグチグチと強く腰を動かした。
「んんーっ!」
僕は止まらない何か水っぽいものをビクビクと飛ばしながら、ウィルにしがみつく事しか出来なかった。ウィルもまた、僕の中に温かなものを吐き出して、ぐったりと僕に重なった。
僕たちはしばらく茫然自失で、二人の荒い息遣いだけが部屋を撫でていった。
「…ウィル、凄かった…。僕…。」
お互いに汗ばんだ身体で抱き合いながら、僕たちはどちらともなく笑い出した。僕たちに言葉など必要なかった。今ここで、二人の汗にまみれた愛を交わし合ったという、ただそれだけが僕たちには大事な事だったのだから。
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