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コントロール
椿とお試し実験
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「いい?じゃあ、今からゆきちゃんを発情させるからね?」
もの凄いいい顔で、椿は俺に近づいてきた。結局、高山助教授の研究室での実験は幸先の良いものだったので、俺たちは祝杯をあげる気分であっという間に椿の寮室へ連れ込まれたんだ。
まぁ、俺も早速フェロモンコントロールは試してみたかったし、上手くいけば俺の生活が生きやすくなる。俺は頷くとちょっとだけ緊張しながら椿のフェロモンを待った。
椿は俺をそっと抱き寄せると、首筋の匂いを深呼吸して大きく吸い込んだ。そう言えば、こいつらよく俺の匂い嗅いでるな…。
途端に俺はゾクゾクと背中を駆け上がる何とも言えない焦燥感を感じた。実験の時は慣れない異質なものに侵略される様なザワザワ感だったけれど、このゾクゾクするものは気持ちいいものだと俺は知っている。
心臓のドキドキは急に煩く感じて、俺は熱いため息を吐き出した。椿は赤らんだ顔でにっこり笑って言った。
「やっぱり。実験の時とは違うフェロモンだ。さっき実験室で出たフェロモンは確かに凄まじい量だったけど、直接俺の股間を刺激する様なピリピリするものだったんだ。
でも今ゆきちゃんが出してるフェロモンは甘くて、柔らかくて、俺にまとわりつく様な、それでいて身体を熱くさせる素敵なものだよ。もしかしてこれが鎖の関係のフェロモンなのかな?
ゆきちゃんはどう感じる?」
俺はぼうっと椿のフェロモンに包まれて、ヒタヒタと温かい海の波打ち際にいる様な緩んだ気分だった。時々ゾクゾクとする快感が俺の身体を走り抜けていくので、俺の股間はすっかりビクビクと脈打っていた。
「…うん。気持ちいい。つばきのフェロモン、好き。」
俺はもう呂律も回らない感じで、ぼんやりしていた。椿はそんな俺を見て、ギラついた眼差しをしかめると、ため息をついて言った。
「ああ、もう頭から喰いたいのに、実験の検証しなきゃいけないなんて辛い!ゆきちゃん、どーする?フェロモンのコントロール頑張れそう?」
俺は椿の言葉に段々覚醒してきて、ハッと目を見開くと、大きく息を吸って吐いた。
「悪い。実験する…。ちょっと支えてて。」
椿に支えてもらいながら、俺は椿のもたらした柔らかなものを手の先へと集めていった。手の中に凄く熱いものが溜まっていく感覚があって、それと同時にぼんやりとした意識がハッキリしてきた。
「ゆきちゃん、出来たみたいじゃない?さっきよりゆきちゃんのフェロモン薄くなった気がする。ゆきちゃんもスッキリしちゃったし。
…じゃあ、実験はここまでで、これからはご褒美タイムって事で大丈夫だよね?」
そう言って機嫌良く笑う椿の笑顔が怖かった…。
~お知らせ~
新作公開開始しました♡
ほのぼの系オメガバース三兄弟BL『三好家の末っ子は今日もご機嫌』です♪
悲壮感の無いポップなオメガバースの世界を書いてみました笑
良かったら覗いてみてくださいね☆
よろしくお願いします!
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途端に俺はゾクゾクと背中を駆け上がる何とも言えない焦燥感を感じた。実験の時は慣れない異質なものに侵略される様なザワザワ感だったけれど、このゾクゾクするものは気持ちいいものだと俺は知っている。
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「やっぱり。実験の時とは違うフェロモンだ。さっき実験室で出たフェロモンは確かに凄まじい量だったけど、直接俺の股間を刺激する様なピリピリするものだったんだ。
でも今ゆきちゃんが出してるフェロモンは甘くて、柔らかくて、俺にまとわりつく様な、それでいて身体を熱くさせる素敵なものだよ。もしかしてこれが鎖の関係のフェロモンなのかな?
ゆきちゃんはどう感じる?」
俺はぼうっと椿のフェロモンに包まれて、ヒタヒタと温かい海の波打ち際にいる様な緩んだ気分だった。時々ゾクゾクとする快感が俺の身体を走り抜けていくので、俺の股間はすっかりビクビクと脈打っていた。
「…うん。気持ちいい。つばきのフェロモン、好き。」
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「ああ、もう頭から喰いたいのに、実験の検証しなきゃいけないなんて辛い!ゆきちゃん、どーする?フェロモンのコントロール頑張れそう?」
俺は椿の言葉に段々覚醒してきて、ハッと目を見開くと、大きく息を吸って吐いた。
「悪い。実験する…。ちょっと支えてて。」
椿に支えてもらいながら、俺は椿のもたらした柔らかなものを手の先へと集めていった。手の中に凄く熱いものが溜まっていく感覚があって、それと同時にぼんやりとした意識がハッキリしてきた。
「ゆきちゃん、出来たみたいじゃない?さっきよりゆきちゃんのフェロモン薄くなった気がする。ゆきちゃんもスッキリしちゃったし。
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