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行きたい学部
これが噂の…※
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覚悟は決めたものの、二人総掛かりで快楽に突き落とされるのは辛かった。快すぎて辛いという感覚は今までにもあったけれど、ノンストップでそれが成されると死にそうだ…。
祥一朗の股間に顔をうずめて、一生懸命重みのある剛直をねぶっている俺の耳や首を、柔らかくなぞり回す祥一朗の堅い指先。それと一緒に感じる、柔らかく突き上げられるゾクゾクとした快感。俺の腰をがっしりと掴んで、俺の浅いところを優しくこねくり回すように突き入れる秋良の昂り。どこもかしこも甘ったるい、もどかしい快感で、口の中まで痺れていく。
「あぁ、雪弥気持ちよさそうだ…。」
祥一朗が俺の頬を指先で撫でて、俺の好きな低い声で囁いた。俺は伏せていた重たい瞼を力なく開けて祥一朗を見上げた。甘い声と裏腹に俺を見つめる眼差しはギラついていて、俺を獲って喰わんとする肉食のそれで。俺は思わずゾクリと感じて震えた。
「うっ、雪!急に締め付けるな…。ああ、もうダメだ、我慢出来ない…。」
そう秋良は言うと、ぐっと腰を押しつけて俺を深くえぐった。俺は目の前がチカチカするような強烈な快感に追い詰められて、祥一朗のそれを喉奥へと自分で押し込んでしまった。秋良の動きに連動して、俺は無意識に祥一朗のそれを喉と上顎で愛撫する形になってしまっていた。
俺の頭を柔らかく掴んだ祥一朗の手が強くなって、口の中のそれが太増しくいっぱいになって息が出来なくなった。誰かが俺の名前を呼んだ気がしたけれど、口の中に溢れんばかりに注がれる祥一朗のそれを受け止めるのに精一杯だった。
喉に絡みつくそれをあぐあぐと飲み込んで、ホッとした瞬間、秋良が大きく唸って俺に執拗に叩きつけてきた。俺はあっという間に痺れるような気持ちよさに吹き飛ばされて、背中を仰け反ってビクビクと身体を硬直させた。ああ、もう死んだ…。むり…。
多分ちょっと意識を飛ばしてたみたいで、気がつけば俺はベッドの上でベッドボードに寄りかかっている祥一朗に抱き抱えられていた。
「…ん。祥一朗…?」
甘やかな眼差しで俺を覗き込んだ祥一朗は、優しくささやいた。
「雪弥、無理させて悪かった。無理に飲まなくて良かったんだ…。」
そう言いながらも嬉しそうな祥一朗に、俺は無理して正解だったかなと微笑んだ。祥一朗はそんな俺を瞬きもせずに見つめ続けた。そしてハッと気を取り直して、手に持っていたドリンクをゴクゴクと口に含むと、柔らかく俺の唇を覆って飲ませた。
喉に染み渡る命の水が美味しくて何度も強請ってしまった。
「随分な溺愛だな、兄貴。」
祥一朗の股間に顔をうずめて、一生懸命重みのある剛直をねぶっている俺の耳や首を、柔らかくなぞり回す祥一朗の堅い指先。それと一緒に感じる、柔らかく突き上げられるゾクゾクとした快感。俺の腰をがっしりと掴んで、俺の浅いところを優しくこねくり回すように突き入れる秋良の昂り。どこもかしこも甘ったるい、もどかしい快感で、口の中まで痺れていく。
「あぁ、雪弥気持ちよさそうだ…。」
祥一朗が俺の頬を指先で撫でて、俺の好きな低い声で囁いた。俺は伏せていた重たい瞼を力なく開けて祥一朗を見上げた。甘い声と裏腹に俺を見つめる眼差しはギラついていて、俺を獲って喰わんとする肉食のそれで。俺は思わずゾクリと感じて震えた。
「うっ、雪!急に締め付けるな…。ああ、もうダメだ、我慢出来ない…。」
そう秋良は言うと、ぐっと腰を押しつけて俺を深くえぐった。俺は目の前がチカチカするような強烈な快感に追い詰められて、祥一朗のそれを喉奥へと自分で押し込んでしまった。秋良の動きに連動して、俺は無意識に祥一朗のそれを喉と上顎で愛撫する形になってしまっていた。
俺の頭を柔らかく掴んだ祥一朗の手が強くなって、口の中のそれが太増しくいっぱいになって息が出来なくなった。誰かが俺の名前を呼んだ気がしたけれど、口の中に溢れんばかりに注がれる祥一朗のそれを受け止めるのに精一杯だった。
喉に絡みつくそれをあぐあぐと飲み込んで、ホッとした瞬間、秋良が大きく唸って俺に執拗に叩きつけてきた。俺はあっという間に痺れるような気持ちよさに吹き飛ばされて、背中を仰け反ってビクビクと身体を硬直させた。ああ、もう死んだ…。むり…。
多分ちょっと意識を飛ばしてたみたいで、気がつけば俺はベッドの上でベッドボードに寄りかかっている祥一朗に抱き抱えられていた。
「…ん。祥一朗…?」
甘やかな眼差しで俺を覗き込んだ祥一朗は、優しくささやいた。
「雪弥、無理させて悪かった。無理に飲まなくて良かったんだ…。」
そう言いながらも嬉しそうな祥一朗に、俺は無理して正解だったかなと微笑んだ。祥一朗はそんな俺を瞬きもせずに見つめ続けた。そしてハッと気を取り直して、手に持っていたドリンクをゴクゴクと口に含むと、柔らかく俺の唇を覆って飲ませた。
喉に染み渡る命の水が美味しくて何度も強請ってしまった。
「随分な溺愛だな、兄貴。」
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