80 / 187
再びの学校生活へ
聖side雪の手触り※
しおりを挟む
言うつもりのなかった、雪が消えた時のあの辛い気持ちを伝えたせいか、俺は何だか恥ずかしいやら、ホッとしたやらで、落ち着かなかった。雪の男にしては細い腰に手を回して甘い香りを吸い込むと、直ぐに手の中の存在を自分のものにしたくなった。
俺の髪を優しく撫でる雪の手の暖かさを感じながら、俺は黙ってその手を掴むと抱き上げて、ベッドルームへ連れて行こうと立ち上がった。いつもなら文句のひとつも言いそうな雪は、黙って柔らかい眼差しで俺を見つめると、歩き出した俺の顔中に優しくキスした。
その優しい触れ方に、俺は今までわだかまっていた気持ちがひとつひとつこぼれ落ちていく様な気がした。リビングからベッドへ続くその道筋に、俺の凍りついた気持ちが溶け出して、足跡の様に水たまりが出来てるかもしれない。
ベッドに雪を抱えたまま座ると、俺は雪の甘い唇を吸った。雪の少しひんやりした指先が俺の首筋や背中をなぞって、俺はゾクゾクするような興奮を感じた。自分に発情期が来てから、ただの発散として女とも、男とも、気が向けば身体は重ねてきた。でもこんなに興奮して、ゾクゾクするのは初めてだった。
雪のうっとりして、むせかえるような甘いフェロモンの匂いが、既に昂った俺を更に追い立てた。俺は気持ち良いような、苦しいような快感に身体を支配されつつあった。
雪の柔らかな舌が俺の口の中で焦らすように、追いかけっこのように動き回っている。捕まえた雪の舌を甘く噛むと、雪は堪えきれないように甘く喘いだ。耳に届く普段聞いたことのない、甘えるような雪の喘ぎ声は俺を益々熱くさせた。
俺は雪の着ているシャツを引きちぎるように剥ぎ取ると、自分も着ていたカットソーをサッと脱いだ。肌に触れる俺より低めの雪の体温が気持ち良くて、俺はグッと肌と肌を触れ合わせた。雪の名前通りのなめらかで白い肌が、うっすらと見える筋肉を浮き彫りにして、俺は夢中で雪の肌に口づけた。
俺の愛撫に感じて喉を曝けだす雪を舌で辿れば、ピクピクと震えるしなやかな身体は、俺の目の前に赤らんだ胸の尖りを見せつけた。唇で摘べば、雪は俺の髪に手を差し込んで強請るように押し付けた。
「ああっ、ん、い、あああんッ。もっと。あっ。」
雪の甘やかな強請る声に、俺はもう爆発寸前だった。
「…雪、…ゆき。入れていいか。もう、我慢できない。」
俺の髪を優しく撫でる雪の手の暖かさを感じながら、俺は黙ってその手を掴むと抱き上げて、ベッドルームへ連れて行こうと立ち上がった。いつもなら文句のひとつも言いそうな雪は、黙って柔らかい眼差しで俺を見つめると、歩き出した俺の顔中に優しくキスした。
その優しい触れ方に、俺は今までわだかまっていた気持ちがひとつひとつこぼれ落ちていく様な気がした。リビングからベッドへ続くその道筋に、俺の凍りついた気持ちが溶け出して、足跡の様に水たまりが出来てるかもしれない。
ベッドに雪を抱えたまま座ると、俺は雪の甘い唇を吸った。雪の少しひんやりした指先が俺の首筋や背中をなぞって、俺はゾクゾクするような興奮を感じた。自分に発情期が来てから、ただの発散として女とも、男とも、気が向けば身体は重ねてきた。でもこんなに興奮して、ゾクゾクするのは初めてだった。
雪のうっとりして、むせかえるような甘いフェロモンの匂いが、既に昂った俺を更に追い立てた。俺は気持ち良いような、苦しいような快感に身体を支配されつつあった。
雪の柔らかな舌が俺の口の中で焦らすように、追いかけっこのように動き回っている。捕まえた雪の舌を甘く噛むと、雪は堪えきれないように甘く喘いだ。耳に届く普段聞いたことのない、甘えるような雪の喘ぎ声は俺を益々熱くさせた。
俺は雪の着ているシャツを引きちぎるように剥ぎ取ると、自分も着ていたカットソーをサッと脱いだ。肌に触れる俺より低めの雪の体温が気持ち良くて、俺はグッと肌と肌を触れ合わせた。雪の名前通りのなめらかで白い肌が、うっすらと見える筋肉を浮き彫りにして、俺は夢中で雪の肌に口づけた。
俺の愛撫に感じて喉を曝けだす雪を舌で辿れば、ピクピクと震えるしなやかな身体は、俺の目の前に赤らんだ胸の尖りを見せつけた。唇で摘べば、雪は俺の髪に手を差し込んで強請るように押し付けた。
「ああっ、ん、い、あああんッ。もっと。あっ。」
雪の甘やかな強請る声に、俺はもう爆発寸前だった。
「…雪、…ゆき。入れていいか。もう、我慢できない。」
20
お気に入りに追加
1,204
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
食事届いたけど配達員のほうを食べました
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
なぜ自転車に乗る人はピチピチのエロい服を着ているのか?
そう思っていたところに、食事を届けにきたデリバリー配達員の男子大学生がピチピチのサイクルウェアを着ていた。イケメンな上に筋肉質でエロかったので、追加料金を払って、メシではなく彼を食べることにした。
新しいパパは超美人??~母と息子の雌堕ち記録~
焼き芋さん
BL
ママが連れてきたパパは超美人でした。
美しい声、引き締まったボディ、スラリと伸びた美しいおみ足。
スタイルも良くママよりも綺麗…でもそんなパパには太くて立派なおちんちんが付いていました。
これは…そんなパパに快楽地獄に堕とされた母と息子の物語…
※DLsite様でCG集販売の予定あり
姫を拐ったはずが勇者を拐ってしまった魔王
ミクリ21
BL
姫が拐われた!
……と思って慌てた皆は、姫が無事なのをみて安心する。
しかし、魔王は確かに誰かを拐っていった。
誰が拐われたのかを調べる皆。
一方魔王は?
「姫じゃなくて勇者なんだが」
「え?」
姫を拐ったはずが、勇者を拐ったのだった!?
αなのに、αの親友とできてしまった話。
おはぎ
BL
何となく気持ち悪さが続いた大学生の市ヶ谷 春。
嫌な予感を感じながらも、恐る恐る妊娠検査薬の表示を覗き込んだら、できてました。
魔が差して、1度寝ただけ、それだけだったはずの親友のα、葛城 海斗との間にできてしまっていたらしい。
だけれど、春はαだった。
オメガバースです。苦手な人は注意。
α×α
誤字脱字多いかと思われますが、すみません。
学院のモブ役だったはずの青年溺愛物語
紅林
BL
『桜田門学院高等学校』
日本中の超金持ちの子息子女が通うこの学校は東京都内に位置する野球ドーム五個分の土地が学院としてなる巨大学園だ
しかし生徒数は300人程の少人数の学院だ
そんな学院でモブとして役割を果たすはずだった青年の物語である
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる