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再びの学校生活へ
店長匠side綺麗な男の子
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目の前で、無頓着に坊主でも良いんだけど…と言ってる雪弥くんを見つめながら、私はこの出会いにとっても感謝していたわ。絶対雪弥くんのプロジュースは私のものよ!ま、その意味では聖に足元見られたっていうか、絶対私が雪弥くんを気にいるのを見越して連れてくるんだから。
雪弥くんが聖と、これまた芸能界にいるようなイケメン椿くんと、一緒にお店に入ってきた時は空いた口が塞がらなかったわ。だって、雪弥くんのオーラが凄まじいったらないんですもの。雪弥くんレベルの綺麗な男の子は、芸能界にそこそこ居るわ。でもね、この人の目を惹きつけるオーラを伴ってる子は見たことないわね。もし、芸能人になったら爆発的人気になるのは間違い無いでしょうけど、そんな安っぽい感じでもないのよね。
私は孔雀の家系だから、美しいものへの美意識は高いけれど、雪弥くんの美しさは奥行きがあるのよね。ああ、あの奥底に眠る美しさを、私の力で引き出したいわぁ。
髪を切ってサッパリしたい雪弥くんと、綺麗な長い髪を愛でたい二人と意見が割れちゃって、さっきから全然平行線なのよね。ここは私の出番かしら。
「じゃあ、こうしない?雪弥くんのサッパリさせたい気持ちを優先して、プロの私に任せてもらうってのはどうかしら?二人にも絶対切って良かったって思わせる髪型にするから、ね?」
私がウインクすると雪弥くんはホッとしたようににっこり頷いたわ。わぁ、こんな顔も可愛いわぁ。二人をさっさと追い出すと私は鏡越しに雪弥くんに聞いたの。
「雪弥くんが髪を切りたいのはどうしてかしら。」
「俺、今まで目立たないようにって眼鏡かけて髪で顔隠してて。でももうそんな事しても関係ないってある人に言われて、まぁ、発情期も終わったし、本来の自分を出して行こうかなと思ったからです。なんか青臭くて恥ずいな…。」
雪弥くんが目を伏せて恥ずかしがるその顔、フォトりたかった…。ああ。
「了解!じゃあ私に任せて!絶対後悔させないから。ふふ。」
「じゃーん!どう?」
呆気に取られて見惚れる聖と椿くんの前で、恥ずかしげにもじもじしながら髪を指ですく雪弥くんはとっても眼福だったわ。結局切った感の欲しい雪弥くんの願い通り、後ろは首に這わせる感じでばっさりショート。でもトップはサラサラな黒髪にシルバーのハイライト風を活かして、頬にかかる感じで綺麗めの束感前下がりボブ。内側にツーブロ仕様で軽くふんわりだけど。
1:9で綺麗な額を見せたんだけど、前髪が長いからアンニュイになって、ブロー終わった時に私もちょっとヤバいと思ったのは内緒。だって凄いセクシーになっちゃったんですもの!
雪弥くんが聖と、これまた芸能界にいるようなイケメン椿くんと、一緒にお店に入ってきた時は空いた口が塞がらなかったわ。だって、雪弥くんのオーラが凄まじいったらないんですもの。雪弥くんレベルの綺麗な男の子は、芸能界にそこそこ居るわ。でもね、この人の目を惹きつけるオーラを伴ってる子は見たことないわね。もし、芸能人になったら爆発的人気になるのは間違い無いでしょうけど、そんな安っぽい感じでもないのよね。
私は孔雀の家系だから、美しいものへの美意識は高いけれど、雪弥くんの美しさは奥行きがあるのよね。ああ、あの奥底に眠る美しさを、私の力で引き出したいわぁ。
髪を切ってサッパリしたい雪弥くんと、綺麗な長い髪を愛でたい二人と意見が割れちゃって、さっきから全然平行線なのよね。ここは私の出番かしら。
「じゃあ、こうしない?雪弥くんのサッパリさせたい気持ちを優先して、プロの私に任せてもらうってのはどうかしら?二人にも絶対切って良かったって思わせる髪型にするから、ね?」
私がウインクすると雪弥くんはホッとしたようににっこり頷いたわ。わぁ、こんな顔も可愛いわぁ。二人をさっさと追い出すと私は鏡越しに雪弥くんに聞いたの。
「雪弥くんが髪を切りたいのはどうしてかしら。」
「俺、今まで目立たないようにって眼鏡かけて髪で顔隠してて。でももうそんな事しても関係ないってある人に言われて、まぁ、発情期も終わったし、本来の自分を出して行こうかなと思ったからです。なんか青臭くて恥ずいな…。」
雪弥くんが目を伏せて恥ずかしがるその顔、フォトりたかった…。ああ。
「了解!じゃあ私に任せて!絶対後悔させないから。ふふ。」
「じゃーん!どう?」
呆気に取られて見惚れる聖と椿くんの前で、恥ずかしげにもじもじしながら髪を指ですく雪弥くんはとっても眼福だったわ。結局切った感の欲しい雪弥くんの願い通り、後ろは首に這わせる感じでばっさりショート。でもトップはサラサラな黒髪にシルバーのハイライト風を活かして、頬にかかる感じで綺麗めの束感前下がりボブ。内側にツーブロ仕様で軽くふんわりだけど。
1:9で綺麗な額を見せたんだけど、前髪が長いからアンニュイになって、ブロー終わった時に私もちょっとヤバいと思ったのは内緒。だって凄いセクシーになっちゃったんですもの!
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