83 / 124
変化
ユアと僕の婚約生活※
しおりを挟む
「麗しの婚約者さま、今日は研究室へ行ったのかい?」
燻るアンニュイなグレーの瞳をひそませて、顎を指先でくすぐりながらユアは僕の顔を覗き込んだ。最近のユアは妙な色気が出ていて、僕はじっとりと見つめられると身体の奥が痺れるようだ。
僕は何だか落ち着かない気持ちになって、ユアの唇から目を離せなくなってしまう。ユアはクスリと笑うと待ちかねた僕に口づけしてくれた。
週末は閨のレッスンが始まってるユアは、こうして平日は毎日部屋に来て僕の身体を熱くしていく。ユアも熱くなっているはずなのに、僕が焦れるのを見て楽しんでいるのか熱い口づけだけで部屋を出て行ってしまうんだ。
一方、僕の閨のレッスンはお父様とお兄様の話し合いで、講義的なものは専門家に実技的なものはお兄様が手ほどきする事になったらしい。クラスメイトたちも、ちらほらそんな話をしてるので、何となく高等院の一年生は浮ついた空気が漂っている。
ユアと僕は皆の知るところの婚約者同士なので、そんな中でイチャイチャするのは憚られて僕は益々焦れる感じがして、落ち着かないんだ。
なのに毎晩ユアは僕を熱くさせるだけで発散させてくれない。…何だかユアが恨めしいよ。
今夜もユアは僕の部屋に来た。ふふふ、今夜の僕はちょっと違うんだ。最近のユアへの鬱憤?を晴らしてやろうと考えてた。
ユアが部屋に入ると、僕はユアの手を引いてベッドに押し倒した。
「最近のユアは僕に意地悪だよね?だから今日は僕がユアに意地悪する日。」
僕は胸を高まらせながらユアに跨って、興奮して増える唾液を抑えようと唇をぺろりと舐めた。僕の唇を凝視するユアの首筋をやわやわと唇で喰みながら、僕はシャツの上からユアの胸を撫で回した。
吐息を漏らしたユアの胸の立ち上がりを強く摘んで、潤んだユアの瞳を覗き込んだ。
「ユア、気持ちいい?気持ちよかったらそう言って。」
「…リオンが口づけもしてくれたら、もっと気持ちいい….。」
僕は嬉しくなって身体を伸ばしてユアを愛おしく口づけた。婚約してから、僕はユアに口づけるのがもっと好きになった。気持ちよさだけじゃなくて、身体の奥から疼くような愛しい感情が溢れてきてたまらない。
僕は口づけながらシャツの中に手を入れて直接ユアのコリコリとした乳首を指先で楽しんだ。
ユアが時々ビクッと動くのがたまらなく嬉しくて、一方で僕の身体はどんどん熱くなってしまって、胸が痛いほどだった。息を弾ませながら、顔を顰める僕にユアは微笑んで言った。
「リオンの身体…、熱いな。あぁ、リオンを可愛がりたいのに。こんなにずっと我慢してるのに、酷い婚約者だ。」
僕はユアの上に身を起こして言った。
「ユアは勝手に我慢していて。僕が沢山可愛がってあげるよ、僕の愛しい婚約者様?」
燻るアンニュイなグレーの瞳をひそませて、顎を指先でくすぐりながらユアは僕の顔を覗き込んだ。最近のユアは妙な色気が出ていて、僕はじっとりと見つめられると身体の奥が痺れるようだ。
僕は何だか落ち着かない気持ちになって、ユアの唇から目を離せなくなってしまう。ユアはクスリと笑うと待ちかねた僕に口づけしてくれた。
週末は閨のレッスンが始まってるユアは、こうして平日は毎日部屋に来て僕の身体を熱くしていく。ユアも熱くなっているはずなのに、僕が焦れるのを見て楽しんでいるのか熱い口づけだけで部屋を出て行ってしまうんだ。
一方、僕の閨のレッスンはお父様とお兄様の話し合いで、講義的なものは専門家に実技的なものはお兄様が手ほどきする事になったらしい。クラスメイトたちも、ちらほらそんな話をしてるので、何となく高等院の一年生は浮ついた空気が漂っている。
ユアと僕は皆の知るところの婚約者同士なので、そんな中でイチャイチャするのは憚られて僕は益々焦れる感じがして、落ち着かないんだ。
なのに毎晩ユアは僕を熱くさせるだけで発散させてくれない。…何だかユアが恨めしいよ。
今夜もユアは僕の部屋に来た。ふふふ、今夜の僕はちょっと違うんだ。最近のユアへの鬱憤?を晴らしてやろうと考えてた。
ユアが部屋に入ると、僕はユアの手を引いてベッドに押し倒した。
「最近のユアは僕に意地悪だよね?だから今日は僕がユアに意地悪する日。」
僕は胸を高まらせながらユアに跨って、興奮して増える唾液を抑えようと唇をぺろりと舐めた。僕の唇を凝視するユアの首筋をやわやわと唇で喰みながら、僕はシャツの上からユアの胸を撫で回した。
吐息を漏らしたユアの胸の立ち上がりを強く摘んで、潤んだユアの瞳を覗き込んだ。
「ユア、気持ちいい?気持ちよかったらそう言って。」
「…リオンが口づけもしてくれたら、もっと気持ちいい….。」
僕は嬉しくなって身体を伸ばしてユアを愛おしく口づけた。婚約してから、僕はユアに口づけるのがもっと好きになった。気持ちよさだけじゃなくて、身体の奥から疼くような愛しい感情が溢れてきてたまらない。
僕は口づけながらシャツの中に手を入れて直接ユアのコリコリとした乳首を指先で楽しんだ。
ユアが時々ビクッと動くのがたまらなく嬉しくて、一方で僕の身体はどんどん熱くなってしまって、胸が痛いほどだった。息を弾ませながら、顔を顰める僕にユアは微笑んで言った。
「リオンの身体…、熱いな。あぁ、リオンを可愛がりたいのに。こんなにずっと我慢してるのに、酷い婚約者だ。」
僕はユアの上に身を起こして言った。
「ユアは勝手に我慢していて。僕が沢山可愛がってあげるよ、僕の愛しい婚約者様?」
35
お気に入りに追加
2,461
あなたにおすすめの小説
学院のモブ役だったはずの青年溺愛物語
紅林
BL
『桜田門学院高等学校』
日本中の超金持ちの子息子女が通うこの学校は東京都内に位置する野球ドーム五個分の土地が学院としてなる巨大学園だ
しかし生徒数は300人程の少人数の学院だ
そんな学院でモブとして役割を果たすはずだった青年の物語である
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
キミと2回目の恋をしよう
なの
BL
ある日、誤解から恋人とすれ違ってしまった。
彼は俺がいない間に荷物をまとめて出てってしまっていたが、俺はそれに気づかずにいつも通り家に帰ると彼はもうすでにいなかった。どこに行ったのか連絡をしたが連絡が取れなかった。
彼のお母さんから彼が病院に運ばれたと連絡があった。
「どこかに旅行だったの?」
傷だらけのスーツケースが彼の寝ている病室の隅に置いてあって俺はお母さんにその場しのぎの嘘をついた。
彼との誤解を解こうと思っていたのに目が覚めたら彼は今までの全ての記憶を失っていた。これは神さまがくれたチャンスだと思った。
彼の荷物を元通りにして共同生活を再開させたが…
彼の記憶は戻るのか?2人の共同生活の行方は?
Take On Me
マン太
BL
親父の借金を返済するため、ヤクザの若頭、岳(たける)の元でハウスキーパーとして働く事になった大和(やまと)。
初めは乗り気でなかったが、持ち前の前向きな性格により、次第に力を発揮していく。
岳とも次第に打ち解ける様になり…。
軽いノリのお話しを目指しています。
※BLに分類していますが軽めです。
※他サイトへも掲載しています。
【完結】僕の大事な魔王様
綾雅(要らない悪役令嬢1巻重版)
BL
母竜と眠っていた幼いドラゴンは、なぜか人間が住む都市へ召喚された。意味が分からず本能のままに隠れたが発見され、引きずり出されて兵士に殺されそうになる。
「お母さん、お父さん、助けて! 魔王様!!」
魔族の守護者であった魔王様がいない世界で、神様に縋る人間のように叫ぶ。必死の嘆願は幼ドラゴンの魔力を得て、遠くまで響いた。そう、隣接する別の世界から魔王を召喚するほどに……。
俺様魔王×いたいけな幼ドラゴン――成長するまで見守ると決めた魔王は、徐々に真剣な想いを抱くようになる。彼の想いは幼過ぎる竜に届くのか。ハッピーエンド確定
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/11……完結
2023/09/28……カクヨム、週間恋愛 57位
2023/09/23……エブリスタ、トレンドBL 5位
2023/09/23……小説家になろう、日間ファンタジー 39位
2023/09/21……連載開始
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
モテる兄貴を持つと……(三人称改訂版)
夏目碧央
BL
兄、海斗(かいと)と同じ高校に入学した城崎岳斗(きのさきやまと)は、兄がモテるがゆえに様々な苦難に遭う。だが、カッコよくて優しい兄を実は自慢に思っている。兄は弟が大好きで、少々過保護気味。
ある日、岳斗は両親の血液型と自分の血液型がおかしい事に気づく。海斗は「覚えてないのか?」と驚いた様子。岳斗は何を忘れているのか?一体どんな秘密が?
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
この道を歩む~転生先で真剣に生きていたら、第二王子に真剣に愛された~
乃ぞみ
BL
※ムーンライトの方で500ブクマしたお礼で書いた物をこちらでも追加いたします。(全6話)BL要素少なめですが、よければよろしくお願いします。
【腹黒い他国の第二王子×負けず嫌いの転生者】
エドマンドは13歳の誕生日に日本人だったことを静かに思い出した。
転生先は【エドマンド・フィッツパトリック】で、二年後に死亡フラグが立っていた。
エドマンドに不満を持った隣国の第二王子である【ブライトル・ モルダー・ヴァルマ】と険悪な関係になるものの、いつの間にか友人や悪友のような関係に落ち着く二人。
死亡フラグを折ることで国が負けるのが怖いエドマンドと、必死に生かそうとするブライトル。
「僕は、生きなきゃ、いけないのか……?」
「当たり前だ。俺を残して逝く気だったのか? 恨むぞ」
全体的に結構シリアスですが、明確な死亡表現や主要キャラの退場は予定しておりません。
闘ったり、負傷したり、国同士の戦争描写があったります。
本編ド健全です。すみません。
※ 恋愛までが長いです。バトル小説にBLを添えて。
※ 攻めがまともに出てくるのは五話からです。
※ タイトル変更しております。旧【転生先がバトル漫画の死亡フラグが立っているライバルキャラだった件 ~本筋大幅改変なしでフラグを折りたいけど、何であんたがそこにいる~】
※ ムーンライトノベルズにも投稿しております。
【完結】ここで会ったが、十年目。
N2O
BL
帝国の第二皇子×不思議な力を持つ一族の長の息子(治癒術特化)
我が道を突き進む攻めに、ぶん回される受けのはなし。
(追記5/14 : お互いぶん回してますね。)
Special thanks
illustration by おのつく 様
X(旧Twitter) @__oc_t
※ご都合主義です。あしからず。
※素人作品です。ゆっくりと、温かな目でご覧ください。
※◎は視点が変わります。
貧乏大学生がエリート商社マンに叶わぬ恋をしていたら、玉砕どころか溺愛された話
タタミ
BL
貧乏苦学生の巡は、同じシェアハウスに住むエリート商社マンの千明に片想いをしている。
叶わぬ恋だと思っていたが、千明にデートに誘われたことで、関係性が一変して……?
エリート商社マンに溺愛される初心な大学生の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる