10 / 124
お兄様のお仕置き※
しおりを挟む
僕を見下ろすお兄様にびっくりして見上げると、お兄様は楽しげにニッコリと微笑んだ。
「リオンにはやっぱりお仕置きしなくちゃいけないみたいだね?リオンもダメとは言わないでしょう?」
何だかお兄様の目元が赤らんでる気がしてちょっと怖い様な、ドキドキするような、なんとも言えない気持ちになってしまった。でも僕が悪かったみたいだから、やっぱりお仕置きやめてとは言えないよね。
「…お兄様、僕が悪かったみたいです。でもお仕置きはちょっぴり怖いです。」
お兄様はクスクスと笑うと僕の頬を首筋に向かって撫でながら囁いた。
「痛いことはしないよ。ちょっとしたくすぐりだけど、我慢しなきゃいけないよ?大きな声出したら、お兄様が口を塞いであげるね。」
僕はそれを聞いて元々くすぐったがりなので、まだくすぐられてもいないのに身体がビクッとしてしまった。
「んっ、あ…お兄様、イヤっ……、ダメっ」
僕の身体をそれこそ頭の上から足の先までゆっくりとなぞって行くお兄様。お顔は暗くてよく見えないけれど、時々僕の顔を見つめている気がする。
お兄様の剣だこのある硬い指先にゆっくりなぞられると、僕の皮膚は何だかゾワゾワとして我慢しきれなくて声が出ちゃう。なぞられてる間にすっかり僕のローブははだけてしまって、腰回りに巻きついてるだけだ。
「あんっ、あ、ぇ…、ああぁっ!」
何度目かのなぞられかはわからないけれど、胸のポッチに触れられた途端、痺れるような衝撃を感じて思わず大きな声が出てしまった。
「…リオン、大きな声を出したらダメだって言っただろう?私がお口を塞いだ方がいいかい?」
「ああっ、…お兄様、ぼ、ぼく、大きな声我慢できません…。お願い、塞いで…?」
お兄様はうぐっとちょっと苦しそうな表情をして動かなくなった後、急に僕の唇にお兄様の唇を強く触れ合わせた。でも重ねただけじゃ、僕の胸のポッチに触れるお兄様の指先が動く度に僕の声が漏れ出てしまう。
お兄様は喘ぐ僕の口の中に温かなぬるりとした舌先を押し込んで、ゆっくりと僕の口の中までもくすぐり始めた。お口を塞がれて、全身をじわじわとなぞられて、あまつさえ胸のポッチを執拗に撫でられてる僕は、何だかもう息も絶え絶えで。
でもどこかうっとりするような心持ちで、ゾクゾクとするような痺れるような不思議な感覚を味わっていた。僕の動きが弱くなった事に気づいたお兄様は、ゆっくりと僕の唇の中を舌でひと回しすると唇に軽く音を立てて口づけて離れていった。
僕はそんなお兄様の濡れた唇をぼんやりと見つめながら、その唇がやっぱりゆっくりと僕の胸元のポッチに向かうのを追いかけていた。
お兄様の唇はゆっくりと開くと赤い舌を覗かせながら、僕のポッチを優しく挟んで交互に一回づつ、やっぱりチュッと音を立てて軽く吸い上げた。
僕はその度にビクッと背中を逸らせてうめいたけれど、もう何だか朦朧としてぼんやりしてしまっていて、お兄様の優しい微笑みを瞼に残しながらゆっくりと暗闇に意識を埋もれさせていった。
「リオンにはやっぱりお仕置きしなくちゃいけないみたいだね?リオンもダメとは言わないでしょう?」
何だかお兄様の目元が赤らんでる気がしてちょっと怖い様な、ドキドキするような、なんとも言えない気持ちになってしまった。でも僕が悪かったみたいだから、やっぱりお仕置きやめてとは言えないよね。
「…お兄様、僕が悪かったみたいです。でもお仕置きはちょっぴり怖いです。」
お兄様はクスクスと笑うと僕の頬を首筋に向かって撫でながら囁いた。
「痛いことはしないよ。ちょっとしたくすぐりだけど、我慢しなきゃいけないよ?大きな声出したら、お兄様が口を塞いであげるね。」
僕はそれを聞いて元々くすぐったがりなので、まだくすぐられてもいないのに身体がビクッとしてしまった。
「んっ、あ…お兄様、イヤっ……、ダメっ」
僕の身体をそれこそ頭の上から足の先までゆっくりとなぞって行くお兄様。お顔は暗くてよく見えないけれど、時々僕の顔を見つめている気がする。
お兄様の剣だこのある硬い指先にゆっくりなぞられると、僕の皮膚は何だかゾワゾワとして我慢しきれなくて声が出ちゃう。なぞられてる間にすっかり僕のローブははだけてしまって、腰回りに巻きついてるだけだ。
「あんっ、あ、ぇ…、ああぁっ!」
何度目かのなぞられかはわからないけれど、胸のポッチに触れられた途端、痺れるような衝撃を感じて思わず大きな声が出てしまった。
「…リオン、大きな声を出したらダメだって言っただろう?私がお口を塞いだ方がいいかい?」
「ああっ、…お兄様、ぼ、ぼく、大きな声我慢できません…。お願い、塞いで…?」
お兄様はうぐっとちょっと苦しそうな表情をして動かなくなった後、急に僕の唇にお兄様の唇を強く触れ合わせた。でも重ねただけじゃ、僕の胸のポッチに触れるお兄様の指先が動く度に僕の声が漏れ出てしまう。
お兄様は喘ぐ僕の口の中に温かなぬるりとした舌先を押し込んで、ゆっくりと僕の口の中までもくすぐり始めた。お口を塞がれて、全身をじわじわとなぞられて、あまつさえ胸のポッチを執拗に撫でられてる僕は、何だかもう息も絶え絶えで。
でもどこかうっとりするような心持ちで、ゾクゾクとするような痺れるような不思議な感覚を味わっていた。僕の動きが弱くなった事に気づいたお兄様は、ゆっくりと僕の唇の中を舌でひと回しすると唇に軽く音を立てて口づけて離れていった。
僕はそんなお兄様の濡れた唇をぼんやりと見つめながら、その唇がやっぱりゆっくりと僕の胸元のポッチに向かうのを追いかけていた。
お兄様の唇はゆっくりと開くと赤い舌を覗かせながら、僕のポッチを優しく挟んで交互に一回づつ、やっぱりチュッと音を立てて軽く吸い上げた。
僕はその度にビクッと背中を逸らせてうめいたけれど、もう何だか朦朧としてぼんやりしてしまっていて、お兄様の優しい微笑みを瞼に残しながらゆっくりと暗闇に意識を埋もれさせていった。
113
お気に入りに追加
2,461
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
主人公のライバルポジにいるようなので、主人公のカッコ可愛さを特等席で愛でたいと思います。
小鷹けい
BL
以前、なろうサイトさまに途中まであげて、結局書きかけのまま放置していたものになります(アカウントごと削除済み)タイトルさえもうろ覚え。
そのうち続きを書くぞ、の意気込みついでに数話分投稿させていただきます。
先輩×後輩
攻略キャラ×当て馬キャラ
総受けではありません。
嫌われ→からの溺愛。こちらも面倒くさい拗らせ攻めです。
ある日、目が覚めたら大好きだったBLゲームの当て馬キャラになっていた。死んだ覚えはないが、そのキャラクターとして生きてきた期間の記憶もある。
だけど、ここでひとつ問題が……。『おれ』の推し、『僕』が今まで嫌がらせし続けてきた、このゲームの主人公キャラなんだよね……。
え、イジめなきゃダメなの??死ぬほど嫌なんだけど。絶対嫌でしょ……。
でも、主人公が攻略キャラとBLしてるところはなんとしても見たい!!ひっそりと。なんなら近くで見たい!!
……って、なったライバルポジとして生きることになった『おれ(僕)』が、主人公と仲良くしつつ、攻略キャラを巻き込んでひっそり推し活する……みたいな話です。
本来なら当て馬キャラとして冷たくあしらわれ、手酷くフラれるはずの『ハルカ先輩』から、バグなのかなんなのか徐々に距離を詰めてこられて戸惑いまくる当て馬の話。
こちらは、ゆるゆる不定期更新になります。
学院のモブ役だったはずの青年溺愛物語
紅林
BL
『桜田門学院高等学校』
日本中の超金持ちの子息子女が通うこの学校は東京都内に位置する野球ドーム五個分の土地が学院としてなる巨大学園だ
しかし生徒数は300人程の少人数の学院だ
そんな学院でモブとして役割を果たすはずだった青年の物語である
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
キミと2回目の恋をしよう
なの
BL
ある日、誤解から恋人とすれ違ってしまった。
彼は俺がいない間に荷物をまとめて出てってしまっていたが、俺はそれに気づかずにいつも通り家に帰ると彼はもうすでにいなかった。どこに行ったのか連絡をしたが連絡が取れなかった。
彼のお母さんから彼が病院に運ばれたと連絡があった。
「どこかに旅行だったの?」
傷だらけのスーツケースが彼の寝ている病室の隅に置いてあって俺はお母さんにその場しのぎの嘘をついた。
彼との誤解を解こうと思っていたのに目が覚めたら彼は今までの全ての記憶を失っていた。これは神さまがくれたチャンスだと思った。
彼の荷物を元通りにして共同生活を再開させたが…
彼の記憶は戻るのか?2人の共同生活の行方は?
Take On Me
マン太
BL
親父の借金を返済するため、ヤクザの若頭、岳(たける)の元でハウスキーパーとして働く事になった大和(やまと)。
初めは乗り気でなかったが、持ち前の前向きな性格により、次第に力を発揮していく。
岳とも次第に打ち解ける様になり…。
軽いノリのお話しを目指しています。
※BLに分類していますが軽めです。
※他サイトへも掲載しています。
【完結】僕の大事な魔王様
綾雅(要らない悪役令嬢1巻重版)
BL
母竜と眠っていた幼いドラゴンは、なぜか人間が住む都市へ召喚された。意味が分からず本能のままに隠れたが発見され、引きずり出されて兵士に殺されそうになる。
「お母さん、お父さん、助けて! 魔王様!!」
魔族の守護者であった魔王様がいない世界で、神様に縋る人間のように叫ぶ。必死の嘆願は幼ドラゴンの魔力を得て、遠くまで響いた。そう、隣接する別の世界から魔王を召喚するほどに……。
俺様魔王×いたいけな幼ドラゴン――成長するまで見守ると決めた魔王は、徐々に真剣な想いを抱くようになる。彼の想いは幼過ぎる竜に届くのか。ハッピーエンド確定
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/11……完結
2023/09/28……カクヨム、週間恋愛 57位
2023/09/23……エブリスタ、トレンドBL 5位
2023/09/23……小説家になろう、日間ファンタジー 39位
2023/09/21……連載開始
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
モテる兄貴を持つと……(三人称改訂版)
夏目碧央
BL
兄、海斗(かいと)と同じ高校に入学した城崎岳斗(きのさきやまと)は、兄がモテるがゆえに様々な苦難に遭う。だが、カッコよくて優しい兄を実は自慢に思っている。兄は弟が大好きで、少々過保護気味。
ある日、岳斗は両親の血液型と自分の血液型がおかしい事に気づく。海斗は「覚えてないのか?」と驚いた様子。岳斗は何を忘れているのか?一体どんな秘密が?
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
この道を歩む~転生先で真剣に生きていたら、第二王子に真剣に愛された~
乃ぞみ
BL
※ムーンライトの方で500ブクマしたお礼で書いた物をこちらでも追加いたします。(全6話)BL要素少なめですが、よければよろしくお願いします。
【腹黒い他国の第二王子×負けず嫌いの転生者】
エドマンドは13歳の誕生日に日本人だったことを静かに思い出した。
転生先は【エドマンド・フィッツパトリック】で、二年後に死亡フラグが立っていた。
エドマンドに不満を持った隣国の第二王子である【ブライトル・ モルダー・ヴァルマ】と険悪な関係になるものの、いつの間にか友人や悪友のような関係に落ち着く二人。
死亡フラグを折ることで国が負けるのが怖いエドマンドと、必死に生かそうとするブライトル。
「僕は、生きなきゃ、いけないのか……?」
「当たり前だ。俺を残して逝く気だったのか? 恨むぞ」
全体的に結構シリアスですが、明確な死亡表現や主要キャラの退場は予定しておりません。
闘ったり、負傷したり、国同士の戦争描写があったります。
本編ド健全です。すみません。
※ 恋愛までが長いです。バトル小説にBLを添えて。
※ 攻めがまともに出てくるのは五話からです。
※ タイトル変更しております。旧【転生先がバトル漫画の死亡フラグが立っているライバルキャラだった件 ~本筋大幅改変なしでフラグを折りたいけど、何であんたがそこにいる~】
※ ムーンライトノベルズにも投稿しております。
【完結】ここで会ったが、十年目。
N2O
BL
帝国の第二皇子×不思議な力を持つ一族の長の息子(治癒術特化)
我が道を突き進む攻めに、ぶん回される受けのはなし。
(追記5/14 : お互いぶん回してますね。)
Special thanks
illustration by おのつく 様
X(旧Twitter) @__oc_t
※ご都合主義です。あしからず。
※素人作品です。ゆっくりと、温かな目でご覧ください。
※◎は視点が変わります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる